冬のツーリングは寒さとの戦いと思われがちですが、九州では冬も絶景と快走を楽しめます。
空気が澄み、海と山のコントラストが一層際立つこの時期、南国らしい穏やかな気候と温泉、地元グルメがライダーを迎えてくれますよ。
ただし、南国九州といえども、阿蘇や霧島など標高の高いエリアでは凍結のリスクもあるため、装備を整え、ルートは慎重に選びましょう。
この記事では、地元のベテランライダーが厳選した「冬でも走りやすいおすすめルート」と「絶景・温泉・グルメ情報」を徹底紹介します。
寒さを吹き飛ばして、冬の九州ツーリングをお楽しみください。
- 冬でも快適に走れる!九州ツーリングおすすめルートと厳選スポット
- 冬だからこそ味わえる!絶景・温泉・グルメで叶える九州バイク旅
- 九州の冬ツーリングを楽しむための必須ポイント【防寒・安全・魅力】
- 冬ツーリング必須の防寒アイテム|電熱グローブ・ネックウォーマー・インナー
- 路面凍結を避ける走行エリアと時間帯の選び方
- 冬ツーリングで立ち寄りたい「温泉休憩スポット」活用術
- ソロツーリングとグループツーリングで注意すること
- よくある質問(FAQ)
- Q:冬の九州ツーリングでおすすめのルートはどこですか?
- Q:九州の冬ツーリングは何月まで快適に走れますか?
- Q:冬の九州ツーリングで凍結に注意すべき場所はありますか?
- Q:九州の冬ツーリングに必要な防寒装備は何ですか?
- Q:冬の九州ツーリングで立ち寄れるおすすめ温泉はありますか?
- まとめ:冬の九州ツーリングを最高の思い出にしよう!
【この記事でわかること】
✅冬でも快適に走れる九州のおすすめツーリングルート
✅冬の九州で訪れるべき絶景スポット・温泉・グルメ情報
✅安全に冬ツーリングを楽しむための防寒対策と装備
✅路面凍結を避けるための走行エリアや時間帯の工夫
✅ソロでも仲間でも楽しめる冬ツーリングのポイント
冬でも快適に走れる!九州ツーリングおすすめルートと厳選スポット

九州は本州に比べて冬も温暖な気候が魅力です。
中でも海沿いや南部エリアには、寒さを気にせず快走できる絶景ルートが点在しています。
ここでは、地元ライダーが厳選した「冬でも快適に走れるおすすめルート」を紹介します。
長崎・雲仙温泉ルート|温泉と海景色を楽しむ冬ツーリング

長崎県南部の雲仙温泉ルートは、冬でも比較的温暖で走りやすい定番コースです。
国道57号線から県道128号線を経由し、海を望みながらゆったりと走れるのが魅力。
途中には展望スポットや温泉街が点在し、特に「雲仙地獄」周辺は冬の湯けむりと硫黄の香りが旅情を誘います。
峠道では気温が下がるため、早朝や夕方の走行は避け、防寒装備を万全に整えましょう。
走ったあとは、「よしちょう」で心も温まる小浜ちゃんぽんを食べて、温泉に浸かり、冷えた体をしっかり温めるのがおすすめです。
「よしちょう」の詳細は、後述します。
鹿児島・指宿スカイライン|南国気候で快適に走れるおすすめスポット

鹿児島の指宿スカイラインは、冬も温暖で楽しく走れる南国ルートです。
このルートでは、錦江湾越しにそびえる桜島を望みながら、滑らかなワインディングを楽しめます。
展望台からの絶景は圧巻で、澄んだ冬空の日には遠くまで見渡せますよ。
走ったあとは、名物の「砂蒸し風呂」で全身を温めるのはいかがですか。
冷えた体を芯から温めながら、南九州ならではのゆったりした時間を堪能しましょう。
宮崎・日南海岸ツーリングコース|冬でも温暖な海沿いルート

宮崎県の代表的なツーリングロード「日南海岸コース」は、冬でも晴天率が高く走りやすいルートです。
国道220号線沿いは南国の植物と青い海が続き、心地よい潮風が冬のライダーを迎えます。
人気の「堀切峠」からは太平洋を一望でき、まさに絶景ロードです。
休憩には人気のライダーズカフェ「ROUTE220」で、ランチやコーヒーを楽しみましょう。
日南海岸は、陽射しに包まれながら冬も暖かく走れる、九州屈指の快走ルートです。
「ROUTE220」の詳細は、後述します。
冬だからこそ味わえる!絶景・温泉・グルメで叶える九州バイク旅

冬の澄んだ空気と静けさの中で楽しむツーリングは、九州の自然と美しさをより深く感じられる特別な時間です。
海と山の絶景、体を温める温泉、そして地元グルメが、冬の九州ツーリングを忘れられない旅に変えてくれるでしょう。
冬の九州で楽しめる絶景ロード|おすすめは海岸線!
冬の九州は空気が澄み、青空と海のコントラストが美しい季節です。
とくにおすすめなのが、長崎や宮崎、鹿児島などの海沿いルート。
日南海岸では国道220号線を走りながら太平洋を一望でき、朝日に照らされる水平線は感動的です。
山間部と違い海岸沿いは、路面凍結のリスクが低く、快適に走れますよ。
潮風と陽射しを感じながら走る海岸線は、冬も楽しく走れるコースです。
ライダーに人気!ツーリング途中で立ち寄れるご当地グルメ厳選

ツーリングの楽しみといえば、やはり地元グルメです。
ここでは、筆者が実際に行って食べて、美味しすぎて超お気に入りになってしまったお店を紹介します。
よしちょう(長崎県雲仙市)

長崎県雲仙市の小浜地区は、地元名物「小浜ちゃんぽん」の名店が軒を連ねるエリアとして知られています。
その中でも人気が高いのが、元温泉旅館を改装した「よしちょう」です。
野菜がたっぷり入った白濁スープはコクがありながらもまろやかで、思わず飲み干してしまうほどの美味しさ。
食後には、店内の温泉に無料で入れるサービスもあり、ツーリング途中の冷えた体をじんわり癒してくれます。
走りの合間に立ち寄れば、美味しさと温泉の両方で満たされる、ライダーにはありがたい一軒です。
みそや堂 別庵(鹿児島県鹿児島市)

鹿児島市にある「みそや堂 別庵」は、九州では珍しいみそラーメンの専門店です。
定番の「みそ」と、ピリッと刺激的な「辛みそ」の2種類があり、どちらも味わい深く、リピーターの間では「どちらを選ぶか毎回悩む」と言われるほど。
辛みそはただ辛いだけでなく、濃厚な旨味が後を引くクセになる一杯です。
実は餃子も評判で、ラーメンとセットで楽しむのがおすすめ。
店内は家族連れやサラリーマンで賑わい、大将ご自身がバイク乗りということもあり、ツーリング途中に立ち寄るライダーも多い人気店です。
ROUTE220(宮崎県宮崎市)

宮崎市の国道220号線を海沿いに快走していると、突然現れるのが「ROUTE220」。
青い海のそばにたたずむ外観が目を引きます。
駐車や出入りもしやすく、ライダーにとって理想的な立地です。
店内は海を眺めながらゆったり過ごせる雰囲気で、筆者イチオシの「チキン南蛮」はふっくらジューシーな鶏肉に、オリジナルのタルタルソースが絶妙にマッチする逸品。
さらに、実はパスタメニューも人気で、ツーリング途中のランチにもぴったりです。
絶景と絶品料理が一度に味わえる、まさにライダーにとって「オアシス」ですよ。
体を芯から温める!ライダーにおすすめの温泉地ベストセレクト

九州には、名だたる温泉地が多くあります。
その中から、筆者のベストセレクトをご案内します。
砂蒸し風呂(鹿児島県指宿市)

鹿児島県指宿市の名物「砂蒸し風呂」は、海岸の砂浜に湧き出る地熱を利用した全国的にも珍しい温泉です。
砂の上に浴衣姿で寝転がると、スタッフがスコップで温かい砂を体にかけてくれます。
最初は心地よい温もりですが、次第に熱が体の奥まで伝わり、15分もすれば汗が止まらないほど。
全身の血行が促進され、まさに体の芯から温まる感覚を味わえます。
最後は通常の温泉に入り、砂を洗い流すと全身がポカポカに。
冬ツーリングの冷えを癒すには、これ以上ない極上の体験です。
不老泉(大分県別府市)

世界的にも有名な温泉地・別府の中心部にある「不老泉」は、別府市が管理する市営温泉です。
館内は清潔で管理が行き届いており、地元住民にも観光客にも愛されています。
掛け流しの温泉なのに、入浴料は驚くほどリーズナブル。そして泉質は本格派。
さらっとした肌触りの湯は、湯上がり後も体が冷めにくいのが特徴です。
浴槽は「熱湯」と「ぬる湯」に分かれていますが、ぬる湯でもしっかり熱く、冬の冷えた体を一気に温めてくれます。
ツーリングの途中に立ち寄れば、心も体もリフレッシュできること間違いなしの温泉です。
道の駅 東陽交流センター「せせらぎ」(熊本県八代市)

熊本県八代市にある道の駅・東陽交流センター「せせらぎ」は、ツーリング途中に立ち寄るのにぴったりの温泉施設です。
館内は清潔で管理が行き届いており、快適に過ごせる環境が整っています。
お湯は熱すぎずぬるすぎず、さらっとした泉質が心地よく、露天風呂からは自然の風を感じながらゆったりと癒やされます。
併設の食事処では地元の食材を使った料理も楽しめ、ライダーがのんびりとくつろげる憩いのスポットですよ。
冬のツーリングは「足湯」も最高!

冬のツーリングで冷えた体を手軽に温めたいなら、長崎・小浜温泉の「足湯ほっとふっと105」がおすすめです。
ここは小浜温泉の源泉温度105度にちなんで造られた、全長105メートルの「日本一長い足湯」。
湯けむりが立ち上る迫力ある光景の中、橘湾に沈む夕日を眺めながら足湯に浸かる時間は、まさに極上の癒しです。
ツーリング途中の休憩にもぴったりで、無料で利用できるのも嬉しいポイント。
走りの合間に立ち寄れば、心も体もぽかぽかに温まる冬のご褒美スポットです。
九州の冬ツーリングを楽しむための必須ポイント【防寒・安全・魅力】

快適な冬ツーリングには、気温や道路状況に合わせた準備が欠かせません。
防寒対策から安全走行のコツ、そして寒い季節だからこそ楽しめる工夫まで、冬の九州を思いきり満喫するためのポイントを紹介します。
冬ツーリング必須の防寒アイテム|電熱グローブ・ネックウォーマー・インナー
冬の九州ツーリングでは、快適さを左右するのが防寒対策です。
とくに指先の冷えを防ぐ電熱グローブは必須。
ハンドル操作の安全性が格段に上がります。
さらに首元の冷気を遮るネックウォーマーは、体温低下を防ぎつつ長時間の走行を快適にします。
インナーは吸湿発熱素材や防風タイプを選び、重ね着で温度調整できるようにするのがポイントです。
外気温が10℃を下回ることも多い冬の九州では、これらの装備があるかどうかでツーリングの快適度が大きく変わります。
路面凍結を避ける走行エリアと時間帯の選び方
九州といえども冬は油断できません。
阿蘇や久住、霧島などの山岳エリアは標高が高く、朝晩の路面凍結リスクがあります。
走るなら、沿岸部や南九州(宮崎・鹿児島)など、比較的暖かいエリアを選ぶのがおすすめです。
時間帯も重要で、午前10時以降〜夕方前が安全。
早朝や日没後は路面温度が急激に下がるため避けましょう。
万が一に備えて、出発前には最新の気象情報と道路状況をチェックすることが大切です。
冬ツーリングで立ち寄りたい「温泉休憩スポット」活用術
冬のツーリングでは、冷えた体をリセットできる温泉休憩が欠かせません。
長崎・雲仙や大分・別府、鹿児島・指宿などは、ツーリング途中でも立ち寄りやすい人気温泉地です。
とくに、道の駅に併設された施設を活用すれば、駐車も便利で休憩時間を有効に使えます。
温泉で血行を促し、体を温めることで次のルートも快適に走行できますよ。
ただし、湯冷めにはご注意を!
完全に体と髪を乾かしてから出発しましょう。
ソロツーリングとグループツーリングで注意すること
冬ツーリングでは、寒さや天候の変化によりトラブルが起きやすいため、走行スタイルに応じた注意が必要です。
ソロツーリングでは、こまめな休憩と体温管理を心がけ、万が一に備えてモバイルバッテリーや連絡手段を確保しておきましょう。
グループツーリングの場合は、ペースを無理に合わせず、こまめな停車ポイントを決めておくことが重要です。
とくに冬場は日没が早いため、早めの出発・早めの帰着を意識することで、安全で快適なツーリングを楽しめます。
よくある質問(FAQ)
ここでは、冬の九州ツーリングを安全かつ最大限に楽しむために、読者の皆様からよく寄せられる疑問にお答えします。
この記事で紹介したルートやスポット、必要な装備について、さらに詳しくチェックして、出発前の準備を万全にしましょう。
Q:冬の九州ツーリングでおすすめのルートはどこですか?
A:冬におすすめなのは、比較的温暖で凍結の心配が少ない海沿いのルートです。
とくに「宮崎・日南海岸」や「鹿児島・指宿スカイライン」は、晴天率が高く快適に走れます。
長崎・雲仙温泉ルートも温泉と絶景を両立できる人気コースです。
Q:九州の冬ツーリングは何月まで快適に走れますか?
A:九州では、12月〜2月でも沿岸部を中心にツーリングが可能です。
3月になると気温が安定し、より快適に走れるようになります。
阿蘇などの山岳地帯は、3月中旬までは凍結リスクがあるため注意が必要です。
Q:冬の九州ツーリングで凍結に注意すべき場所はありますか?
A:注意が必要なのは、阿蘇・久住・霧島などの標高が高い山岳エリアです。
朝晩は路面温度が下がりやすく、橋の上や日陰は特に滑りやすくなります。
出発前に気象情報を確認し、気温が5℃以下の日は無理をしないようにしましょう。
Q:九州の冬ツーリングに必要な防寒装備は何ですか?
A:必須なのは電熱グローブ、ネックウォーマー、防風インナーの3点です。
とくに指先や首元の冷え対策を怠ると、長距離走行で集中力が低下します。
さらに、インナーに吸湿発熱素材を重ねると体温を効率よく保てます。
Q:冬の九州ツーリングで立ち寄れるおすすめ温泉はありますか?
A:長崎の「雲仙温泉」や鹿児島の「指宿温泉」、熊本の「東陽交流センターせせらぎ」などがおすすめです。
いずれもアクセスがよく、駐車場完備でライダーに人気の温泉地です。
ツーリングで冷えた体を温泉で癒せば、旅の満足度が一気に上がります。
まとめ:冬の九州ツーリングを最高の思い出にしよう!
冬の九州ツーリングは、寒いけど魅力ある、不思議な旅になります。
沿岸を走れば凍結の心配も少なく、澄み切った空と海のコントラストはまさに冬だけのご褒美です。
温泉やご当地グルメを巡りながら、身体も心も温まるバイク旅を満喫できるのが九州の醍醐味。
防寒対策をしっかり整え、安全な時間帯とルートを選べば、冬でも思いきり走りを楽しめます。
あなたの愛機で冬の九州へ来ませんか?。
あなたのバイクライフに新しい感動が待っていますよ。
この記事が読者の皆様のお役に立てば嬉しいです。
読者の皆様のバイクライフを応援しています。
関連記事:
投稿者プロフィール

-
熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。



































