はい、元バイク屋のフォアグラさんです。こんにちは。
さて、今回は夏のツーリングの楽しみ方のコツを中心に解説していきます。
よくバイクに乗らない人から「夏のバイクって気持ち良さそう」なんて言われることがありますが、すでに乗っている皆さんだったらご存知のことでしょう。ツーリングは地獄であるということ。 ただそんな夏だからこそ、夏しかできないツーリングの楽しみ方というものもあるのです。
そこで今回は夏ツーリングだからできる楽しみ方、夏ツーリングだからこそ気をつけたい注意点、そして夏ツーリングではどのような場所に行くのがおすすめなのか?具体的なおすすめスポットや楽しみ方のコツもお伝えします。
それでは早速行ってみましょう。
夏だからできること
はい。ではまず夏だからこそできること、夏ならではの楽しみ方について解説をしていきましょう。
自分は主に2つあると考えています。
1:距離ガバツーリング

夏はとにかく1日が長いです。1年で最も日の長い夏至の日だと東京における日の出は4時25分、そして日の入りは19時と、昼の長さはなんと14時間半にも及びます。
対して冬至は日の出が6時47分、日の入りは16時32分ですので、昼の長さは9時間45分。
つまり約5時間もツーリングに当てられる時間が長いわけです。
さらに冬の朝ともなると凍結の恐れもありますし、走れたとしてもその朝や夕方というのは寒さの厳しい時間帯で、連続した高速走行は厳しく危険です。対して夏であれば朝や夕方はむしろ涼しくて走りやすい時間帯。暑さの厳しい日中も熱中症対策さえして休みながら走れば、1日の走行距離を大きく伸ばすことができます。

また走りの面においても、夏はタイヤの温度低下を気にすることなく走れますので、ワインディングも楽しみやすいです。
冬の場合はタイヤの温度が下がり、高額なハイグリップタイヤ履いていても、本来のグリップ力を発揮しづらく、危険なケースがありますからね。
自分もまだ20代前半の若い頃、事情があって島根県の浜田市から東京都調布市の自宅までの約950kmを1日で走破したことがあります。安全面の観点から褒められた話ではありませんし、こんな無茶な走り方をしても楽しくも何ともないわけですが、1日あたりの距離を伸ばしやすいということは事実です。
とにかく1日中バイクに乗っていたい、バイクに乗っている時間が1番の幸せだという距離ガバ勢の皆さんにとっては最高の楽しみ方と言えるかもしれません。
2:夏ならではの気持ちよさ
そしてもう1つ、夏ならではの気持ちよさとアクティビティです。

暑い中を長時間走ると、もうとにかく疲れます。そう、だから昼の冷たいポカリが旨い!夕飯のビールが旨い!宿の温泉が沁みる! 汗をかく気持ちよさ、心地よい疲労。疲れてビールを呑んで、風呂入って、強めに冷房をつけて布団に潜れば10秒で寝落ちするあの気持ちよさ。
同じことを他の季節にやったとしても、あの何とも言えない快楽は味わえないのです。暑くて汗だくで疲れているのに気持ちイイという、何とも悪魔的で変態的な快楽です。
さらにその快楽をより強く味わえるのがキャンプです。
おまけ:フォアグラさん流キャンプの楽しみ方

前述の夏キャンプですが、自分の場合はこんなパターンです。
キャンプ場はチェックインの締め切り時刻が早く、暗くなる前に調理の準備も済ませておきたいので、自分は大体16時頃にはチェックインするようにしています。
そして設営をしたらすぐに風呂に行って、帰りがけに冷えたビールを3本買って保冷バックに放り込みます。そして17時半くらいから1時間くらいかけて、道の駅やスーパーで買った地元の食材を焼きながら、ヌルくなる前にビールを3本飲み干します。
そして18時台。夏ですのでまだうっすらと明るく少し汗ばむくらいの気温。この時間が最高なのです。夏にしか感じられないこの感覚。
晴れていればそのままカメラと三脚をセットし、星空の撮影の準備をします。星空の撮影中はキャンプ場のセンターハウスで発泡酒と簡単なおつまみを買ってくるのが自分のパターン。もうこの頃になると味なんか分からないので、冷えてれば発泡酒でいいのです。多少の節約になりますからね。
ちょっと汗をかきながら、酒を飲みながら、30秒のスローシャッターでゆっくりと1枚ずつ出来上がる星空の写真とバイクの写真を楽しむ。これが自分の夏ならではの楽しみ方です。
夏ツーリングの注意点と対策
夏のツーリングというのは良いことばかりなのかと言うと、必ずしもそうではありません。では夏のツーリング特有の注意点とその対策方法について解説をしていきましょう。
一番危険な「熱中症」と「疲労」
夏のツーリングの危険といえば熱中症と疲労です。自分も経験ありますが、だんだん気持ち悪くなっていって、眩暈がしたり、大量の汗が吹き出してきたり、足がつったりと、そんな症状が出てくる頃には結構危なく、とてもバイクの運転なんかしてはいけない状態です。
そうなってしまったら、まずはバイクを止めて、できるだけ涼しいところに避難することが重要です。
フォアグラさんの熱中症対策アイテム

・経口補水液
まずは経口補水液。 これはその時飲んでいるお茶などのペットボトル1本に加え、未開封の500mlの経口補水液も別にもう1本携帯しています。「OS-1」などに代表される、飲む点滴みたいなやつです。自分は非常に足をつりやすい体質でして、しかも結構な汗っかきなので、この経口補水液は日常生活でも就寝時に枕元に置いています。
・芍薬甘草湯
また足がつってしまうとバイクの操作に影響を及ぼすため、この芍薬甘草湯という漢方を常に携帯しています。足に限らず指がつる時などにも有効なので、つりやすい体質の方には携行することを強くおすすめします。ただこちらは医薬品ですので、ご使用の際は必ず付属の添付文章をよくご覧になってください。
・ヒヤロン
ヒヤロンは休憩をしている時や急いで体温を下げたい時にのみ使用します。緊急用に近いイメージです。このヒヤロンというのは、強く叩くと瞬時に氷のように冷たくなるので、それを頸動脈に押し当てることで体全体を巡る血液を冷やし、短時間で効率的に体全体を冷やすことができます。コンビニやドラッグストアでも買えますので、単純に涼を取りたい時にもおすすめです。
・ネッククーラー
自分はペルチェ式のネッククーラーを運転中も首にかけています。バイク専用に設計されたものではないのですが、まず落下するような心配はないはずです。ただ防水仕様ではないので、雨が降り始めたらすぐに仕舞うようにしましょう。
自分が愛用しているのは、価格は4万円台とソコソコ良い値段なのですが、日常生活においても非常に役立つものなのでおすすめしています。
・ハンディーファン
最近こんな腰に付けるハンディーファンが出てきました。走行中も常に使い続けることができるので、めちゃくちゃおすすめです。

いわば空調服のようなイメージですが、空調服ほど強くはありません。ただ、空調服のようにブクブクと膨れ上がることもなく、お手持ちのメッシュジャケットや私服と組み合わせて使えるというのがメリットなのです。価格も5000円台と手頃で空調服よりもだいぶ安く購入することができます。
夏ツーリングおすすめスポットの共通点とその楽しみ方
最後に夏のツーリングにおすすめしたいツーリングスポットの共通点と、そのスポットでの楽しみ方のコツをお伝えします。
夏ツーリング向けの場所
まず夏ツーリングに向いているスポットというのはどのような場所なのでしょうか? それは標高が高いところです。

標高が高いところ、つまり涼しいところでもあります。さらに言うとバイクで行くと楽しいワインディングが多く、かつ夏だったらタイヤの温度も気にしなくてよい。そのような場所は冬だとそもそも通行止め、春や秋でも肌寒かったりしますし、景色も緑ではなく茶色かったりします。夏は最も景色が良く、かつ走りも楽しめて涼しく快適です。
例えば長野県の有名なビーナスラインなどは夏が最高でしょう。
自分が大好きなのは岩手県の八幡平アスピーテライン。春の雪の回廊が有名なこの道ですが、夏も気持ちいい快走路です。真夏でも気温は約20℃と、逆に夏じゃないと寒いくらいです。
また個人的には那須高原道路や霧降高原道路などの北関東エリアのワインディングも結構夏はアリだと思っています。少々標高が高くても暑いエリアではあるのですが、気持ちの良い春に行くと花粉がすごいのです。なので花粉症の自分としては、少々暑くても夏の方が断然快適なのです。
北海道へ行くなら
多くのライダーが憧れる北海道。
夏の盆休みの期間に行くという方が多いと思うのですが、間違ってもバイクで札幌なんて目指してはいけません。もちろん定山渓など札幌周辺にもツーリングスポットとか良いホテルなどはあるのですが、小樽生まれ、かつ数年前まで釧路に住んでいた自分の感覚からすると、札幌とか函館・小樽といった街は整備されすぎた観光地で、あえてバイクで行くところではないと感じます。

昔からの原風景、ダダっ広い牧草地帯、水平線まで見えそうな大きな湖、そんな景色を求めて北海道に来るはずです。せっかくバイクで北海道に来るのなら、まずは是非道北と道東を中心に回ってください。きっと北海道ツーリングに求めていた景色に出会えるはず
札幌という街は飛行機に乗って家族旅行で行くようなところです。ススキノで飲みたいのなら出張で来て楽しんでください。それはそれで楽しいし、美味しいお店もたくさんありますから。
海沿いを走る時のコツ
そして北海道ツーリングに限った話ではないのですが、ちょっとしたコツをお伝えしましょう。
海沿いを走る際は、是非時計周りに走ってみてください。

日本は左側通行ですから、時計周りに走ると海が近く、1車線挟んで反時計周りに走って見るのでは、景色がまるで違うのです。特にアクションカメラで撮影しながら走るような場合は、意識して時計周りの予定を組んでみてください。きっとツーリングの満足度が変わってくると思います。
まとめ
今回は夏のツーリングの楽しみ方を解説してみましたがいかがでしたか? フォアグラさん自身は「こんな風にしていますよ」という、あくまで楽しみ方の1つの提案なのですが、「免許を取って初めての夏をどう過ごそう?」という方や「最近マンネリなんだよな」という方の参考になれば幸いです。
この記事は下の動画でも詳しく解説していますので、こちらも是非ご視聴ください。そして他にも自分なりの楽しみ方があるよという方は、是非コメント欄に残していってください
というわけで、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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投稿者プロフィール
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元バイク屋のYouTuber。
バイクライフに役立つ情報を毎週配信。
メカの話やバイク購入アドバイスはもちろん、用品レビューやバイク屋裏話まで、バイク乗りなら誰もが気になるテーマばかり。
ちなみに中身はアラフォーのおっさん。
好物はサッポロ黒ラベルとキャベツ太郎だが、子どもができて以来、ふるさと納税で貰った無糖レモンサワーで節約している。
最近、血糖値と血圧を気にしているらしい。
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