みなさんこんにちは。
バイクで日本一周記を発信しているこつぶです。
さて前回、熱い青森ねぶた祭編は見ていただけましたか?
祭りを終え、たくさんの旅人仲間と共に青森港からフェリーで北海道函館に渡りました。
ということで今回からはいよいよライダーの聖地北海道編!なのですが…
なんとこのあと北海道には48日間も滞在してしまい、約7000km走りました。
↑実際に走ったGPSの記録です
きっとこのまま時系列順に執筆をしていると、北海道編だけで1年がかりの長期連載になってしまう予感がするので…(笑)
北海道編は、道南・道央・道北・道東の4つのエリアにわけて、それぞれ印象に残ったテーマごとにランキング形式で書いていきます!
(このエリアの分け方も諸説あるのですが、今回は観光サイトなどで一般的に多く使われている下図のエリア分けで考えています)
引用:旅ぐるたびHP
夏に向けて北海道ツーリングを考えている方の参考になれば幸いです♪
それでは今月は、『道南』エリアからお伝えします!
北海道の道南地方ってどんな場所?
私が北海道へ入ったのは8月上旬。
約7000kmの北海道旅は函館から始まり、函館で終わりました。
暑くてたまらない8月から時計回りに一周し(走行距離で言うとほぼ2周していますが)
再び道南エリアに戻ってきたころには9月下旬になり、道内の標高の高い山では初冠雪に見舞われていました。
道南エリアは、地図でいうと、『しっぽ』の部分。
青森から北海道へ渡ってくる場合は必ずここから北海道ツーリングが始まります。
函館を始め、古くから本州や外国の文化が入ったエリアで、レトロな観光名所や函館山の夜景、迫力の火山など、乗り物がなくても楽しめるスポットがたくさんあります。
道南で印象的だった絶景ツーリングスポット ベスト3
3位 トラピスト修道院
こちらは修道院自体というよりは、建物に至るまでの大きな木々と建造物のセットがとっても絵になるフォトスポット!
「当別トラピスト修道院」は北海道函館市の西隣、北斗市にあります。
「ローマへの道」と呼ばれるおよそ800mのポプラ並木がまっすぐ修道院へと続き、辺りは厳粛な空気が漂っているのを感じます。
ドライブ観光客から歴史探訪の方々までたくさんの方で賑わっていましたが、修道院周辺の雰囲気は厳かで不思議な空気感でした。
ポプラ並木をバイクで走り抜けるのは爽快です!
2位 恵山〜水無浜海浜温泉
北海道のしっぽの右側にはこんな大迫力の火山があります。
函館市街地からは地味に遠いので、車やバイクで訪れたい観光スポットです。
恵山の峠道を走るのも、もちろん気持ちいいのですが…
今回のメインは麓の野湯!♨️
水無浜海浜温泉という、干潮の時だけ入れる温泉があるのです。
潮が満ちると海に沈みます。
ここは夏季ど真ん中だと、海水浴に来ている家族連れで賑わっていましたが、
9月中旬再び戻って来た際には温泉として静かに楽しんでいる方がちらほらいるようで、雰囲気が違っていました。
峠ツーリングを楽しんだついでに海が目の前(というかもはや海)の大露天風呂に浸かって帰る…
素晴らしいツーリングルートです!お湯加減もばっちりでした!
(ここから野湯巡りにハマり、北海道や東北ではここに書ききれないたくさんの温泉に入ったので、機会があればまた紹介したいです)
1位 城岱スカイライン〜きじひき高原
北海道に渡って最初に目にした『The 北海道!』な場所です。
ここは道南エリアのライダーの定番ツーリングスポットのようです。
城岱スカイラインは比較的距離の短い峠道。
登りきると、こじんまりした展望台にたくさんのバイクがとまっていました。
ここからの景色も充分綺麗なのですが、近場のきじひき高原へさらに足を伸ばします。
晴れていると函館山までばっちり見えて、爽快なツーリングスポットでした。
道南で印象的だったキャンプ場・ライダーハウス ベスト2位
ごめんなさい!
振り返ってみたら、道南エリアでは2箇所しか泊まっていなかったので、2位からの発表です!w
その主な原因は1位のライダーハウスなのですが、、、
2位 大成町野営場
こちらは北海道旅も終わりかけの9月下旬頃に泊まったキャンプ場です。
このあたりの地域は絶妙に格安キャンプ・ライダーハウスがなく、宿探しに苦労しました。
国民宿舎あわび山荘に隣接する野営地ですが、シーズンが過ぎていたこともあり、草の管理や人気がほとんどなくとにかく怖かった、、
本来ならここはキャンパーの間でも人気な場所なのですが、閑散期は寂しいですね。
(9月下旬でしたが焚き火をしないと凍えるくらい寒かったです)
実は近隣の別のキャンプ場に行く予定だったのですが、なんとヒグマ出没多数のため閉鎖中とのことで、急遽こちらへ、、
しかし、管理人のおじちゃんに「え、ほんとに泊まるの!?熊出るけど大丈夫!?」
と言われてさらに恐怖でしたw
ヒグマの生息数が多い場所といえば、知床のイメージでしたが、実は道南もかなり多いらしく、熊に襲われる事件がたくさん起きているらしいのです。
お手洗いに行く度、風が吹き葉が擦れる音がする度、声や拍手で音を出していました。
そんなハラハラエピソードはありましたが、ここで初めて旅中焚き火をして、BGMにゆるキャンのテーマを流し、焚き火で暖めたワインを飲む、なんて憧れのことをやってみました。
上を向けばキラキラの星空で、寒さと熊の恐怖がなければ完璧でした。
みなさんは7.8月の良い時期に行くことをオススメします!
隣接の国民宿舎も良い雰囲気でしたので、貧乏長期旅でもなければお金に余裕を持たせて室内泊にしましょう!w
1位 ライダーハウス らいむらいと
函館の市街地にある老舗ライダーハウスです。
北海道にはたくさんの有名ライダーハウスがありますが、ここも知っている人が多いのではないでしょうか。
青森から函館へ渡ってきた旅人ライダーはほとんどがここへたどり着くでしょう。
ねぶた祭が終わり、そのままらいむらいとへ移動するのが定番なようで、北海道へ渡ってきた当初はたくさんのライダーで毎晩賑やかでした。
オーナー夫婦はとても面倒見がよく地元のコアなスポットやグルメを教えてくれたり、夜はご飯を振舞ってくれたり、実家のような楽しい時間を提供してくれます。
バイクの知識もあるので、旅先でのちょっとした整備もできます。
看板犬は人懐っこく接客ができる賢い子ですw
動物が苦手な人のためにリビングからは絶対に出ないようしっかりしつけされています!
毎朝出発するライダーを見送り、時にはオーナー夫婦とランチに出かけ、、
おかげで1週間近く函館に滞在してしまい、スタートダッシュが遅れました。
旅人界隈では居心地のいい格安宿泊地に長期滞在して旅が進まなくなることを「沈没する」
と言うのですが、らいむらいとは間違いなく沈没宿です。皆様ご注意を!
北海道旅の最後もここへ戻ってきて、40日間の思い出を語りながら数日フェリーに乗るのをためらいましたw
道南のグルメ ベスト3
3位 IZAKAYA HAKOYAの海鮮丼
らいむらいとオーナーさんに教えてもらった地元で人気の居酒屋さん。
居酒屋なんですがランチの海鮮丼が人気なのです!
新鮮なボリュームたっぷりの海鮮丼・定食が安い!コスパ最強の海鮮丼だと思います。
函館に行ったらまた行きたい、、
2位 ハセガワストアのやきとり弁当
函館近郊のコンビニエンスチェーン店なのですが、なんと店内にオープンキッチンがあり、注文を受けてから豚バラ串を焼いてくれます。
やきとり弁当なのに豚バラなんです。
道外の人からすると色々と意味がわからない状況ですw
しかしこれ、1度食べるとやみつきになります。函館滞在中のお昼はほとんどハセストのやきとり弁当でした。
1位 ラッキーピエロ
函館を中心とした道南エリアで展開するローカルハンバーガーショップです。
1番人気のチャイニーズチキンバーガーに、マグカップにフライドポテトが入ったオリジナルラキポテセットは最強です、、
ラッキーピエロの前にはダイエットの決意なんて秒で崩れ落ちます。
どの店舗もド派手な建物なのでちょっとした遊園地のようです。
メインのツーリングスポットにもなりそうです。
本州に戻ってきても、ラッキーピエロのオリジナルTシャツを着ている人をたまに見かけますw
きっと全国にラッピファンが潜んでいるはずです。あなたの周りにも…
番外編 時期が合えば参加して欲しいイベント!
北海道に行く前に噂を耳にして密かに楽しみにしていたイベントがあります。
その名も松前城下時代まつり バイク武者行列!
松前城下時代まつりは、毎年お盆の3日間に渡って松前町内で開催される各種イベントの総称です。
主なイベントとして、バイク武者行列、山車行列、花火大会があります。
特に初日に行われるバイク武者行列が目玉で、松前藩時代の鎧武者姿を再現した鎧を着てバイクにまたがり町内各所を疾走するという、他には無いイベントです。
バイク乗りかつ歴女な私にはたまらないイベントを見つけてしまいました!!
しかし残念ながらエントリーした時期が遅く、参加が叶いませんでした。人気のイベントのようです。
…ということで見学だけ行ってみました。
甲冑を来た武者がドコドコとエンジンの音を立て走り去って行く姿、面白い!
馬が時代を経てバイクに………
サイドカーで着物姿のまさしく『姫ライダー』もいて、見学だけでも楽しめました。
暑い時期に1日町内を走り回るので中々体力がいるようですが、時期が合えばぜひ参加してみてほしいイベントです!
わたしも次回チャレンジしたいですね!
番外編 道南で起こったハプニング
らいむらいとに宿泊中、台風の影響で大雨続きになった時期がありました。
1日激しく雨が打ち付けた翌日、駐輪場のバイクを見に行くと、なんとDIYでキャリアに取り付けていたホムセン箱の中が水浸し!
水槽のように水が溜まっていました…
ネジ止めしている僅かな穴からちょっとずつ水が染みていたようです。
雨でもカバーをかける必要がない優れものだったのですが、桁違いの暴風雨には勝てませんでした。
濡れた中身を1日がかりで干したり箱を取り外したりと大変なことになり、おかげで青森行きのフェリーを逃し、めでたく沈没続行となった思い出です。
その日、他の宿泊者さんやオーナーさんと共にホットボンドでネジ周りの隙間を埋める作業をし、無敵の箱に返り咲きました!
ロングツーリングでは思わぬ天候に見舞われることもあるので、積載や車両の調子も、念には念をで確認したり何かしらの対策グッズを持っていたほうが良さそうですね!
最後に
道南編はいかがでしたか?
北海道の中でもレトロな文化的観光スポットの多い函館を中心に、自然と街とバランスのいい観光ができる地域だと思います。
また道内の中でも比較的温暖なので(とはいえ北海道なので寒いのですが!)快適に過ごせる期間も長いと思います。
まだまだ書ききれない場所や体験がたくさんありますが、私も今年再び北海道ツーリングにチャレンジすべく準備を進めていますので、また共有していきたいです。
一部の抜粋ですが、YouTubeを始める前のこの北海道編の様子を撮影した映像をまとめて公開しましたので、そちらもぜひご覧ください。
こつぶの日本一周の続きはこちら↓
投稿者プロフィール
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バイク旅のYouTuberとして活動している、こつぶと申します。
2019年から愛車のCBR250RRで日本一周を開始し、一年半かけて達成しました。
現在はその体験記をYouTubeやSNSに投稿しています。
私の日本一周記を通して、全国のおすすめツーリングスポットや、
ぜひバイクで走って欲しい日本の絶景道、キャンプ地、そしてバイクで旅する楽しさを、
皆さんにお届けしていきます。
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