四国の南東に位置する徳島県。「祖谷渓(いやけい)」や「「大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」」など、雄大な自然と秘境感あふれるスポットが点在するエリアです。
でも、ほかの四国エリアと比べると派手さは控えめで、山深い道も多いため『徳島はサッと通過するくらいでいいかも』なんて思っていませんか?
四国を何度も旅してきた私からすると、素通りするなんてモッタイナイ!
そこでこの記事では、関西をバイクで走り回っていると気づけば全国を走り回っていたカゲモトが選んだ、徳島県オススメのツーリングスポットと、ツーリングに欠かせない!近所のおいしいごはん屋さんをまとめてご紹介します。
徳島ツーリングのプランに迷ったら、この記事を読めば間違いなし!気になったスポットを保存して、自分好みのルート作りにぜひ役立ててください。
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「徳島ツーリングを満喫したい」「ご当地グルメを食べたい」その欲望、叶えます

徳島県は、鳴門の渦潮や阿波おどりといった有名な見どころがある一方で、山へ入れば日本三大秘境のひとつ「祖谷(いや)」をはじめとする、手つかずの自然が色濃く残る地域です。
オフロード好きなら一度は走ってみたい「剣山スーパー林道」や、切り立った崖沿いを走るスリリングなワインディングロードも大きな魅力。
しかし、県内の山道には、いわゆる「酷道(国道)」や「険道(県道)」も多く、10kmほどの距離を進むのに30分以上かかる区間もあります。
徳島ツーリングを楽しむコツは、地図上の見た目の距離感に騙されず、出発前に使用するルートや所要時間を確認すること。 余裕を持ったプランを立てて、安全に秘境ツーリングを楽しみましょう。
読むだけでルート完成!旅ライダーが実走して厳選
実は、この記事でご紹介しているスポットは、1日で回れる範囲から厳選しています。 つまり、ご紹介するスポットを巡るだけで簡単にツーリングルートが完成します!
すべてのスポットを巡る場合の目安
- 走行距離:344km
- 所要時間:7時間14分
※実際のルートや滞在時間によって前後します。
バイク乗りさんによって、スタート位置や心地のいい走行距離は異なります。気になるスポットをいくつか選んでルートに組み込むなど、お好みでカスタマイズしてみてください。
適切な走行距離の目安はこちらの記事をチェック。事前に読んでおくと、ルート作りのヒントになります。
【徳島ツーリング×グルメ】実走して見つけた穴場スポット&絶景ルート
ここからは、実際に私が徳島県を走って「訪れて良かった」「また食べに行きたい」と感じた場所を厳選してご紹介します。一部、次こそは必ず訪れたいスポットもあわせてお届けします。
竜宮城の入口はこちら|竜宮の磯

鳴門の渦潮で賑わうエリアのすぐそばにありながら、ナビを頼りに探さなければまず辿り着けない。そんな穴場スポットが「竜宮の磯」です。
県道11号線の脇道を進んだその先には、波に削られた荒々しい岩礁と、透き通った青い海が織りなす開放的な景色。室町時代の書物『太平記』にも、竜宮城の入り口と記された伝説の地で、今もなお神秘的な雰囲気が漂っています。
もし、浜辺でいじめられているウミガメを見つけたとしても、助けるか助けないかは、あなた次第です。
竜宮の磯の先に見えるのは、一周ツーリング『アワイチ』が人気の淡路島。こちらの記事では、定番の海岸ルートから隠れた穴場まで、ライダー必見のオススメスポットをまとめています。
藍商人が築いた粋な街|うだつの町並み

鳴門から吉野川沿いを西へ走れば、美馬市脇町の伝建地区「うだつの町並み」に到着。
白漆喰の壁に、瓦の黒が映えるモノトーンな景色と「うだつが上がらない」の語源になった、隣家との間にある仕切り壁が並ぶのが特徴的です。
バイクは、町並みに隣接する「道の駅 藍ランドうだつ」に駐めれば、江戸時代へタイムスリップしたかのような散策が始まります。


道の駅内にある、古民家を改装した粋なカフェ「うだつemon茶房」では、美馬市の特産品を使ったご当地グルメ「みまからフランクタコス」が味わえます。
ハバネロ級の辛さとメロン級の甘さをもつ「みまから唐辛子」を練り込んだフランクと、たっぷり野菜をトルティーヤで包んだ一品。甘みが強い阿波美豚のおかげか、身構えるほどの辛さはなく、とにかく旨みが押し寄せてきます。
静かな町並みの中で、あえて刺激的なタコスを頬張る。そんなギャップのある休憩も、旅のいいスパイスです。
うだつemon茶房の基本情報
| 電話番号 | 080-2976-5532 |
| 営業時間 | 11:00〜22:00 |
| 定休日 | 水・木曜日 |
| 駐車場 | あり(舗装) |
| 公式サイト | https://www.instagram.com/udatsu_emon_sabou/ |
酷道の秘境に架かる橋|奥祖谷二重かずら橋

徳島県には『かずら橋』が2か所あり、秘境感を味わうなら断然「奥祖谷二重かずら橋」がオススメです。ただ、たどり着くには、酷道として知られる国道439号(通称:ヨサク)を攻略する必要があります。
たどり着いた先には、男橋(おばし)と女橋(めばし)の2本が寄り添うように架かる美しい渓谷。観光地として賑わう「祖谷のかずら橋」とは対照的に、聞こえてくるのは川のせせらぎと鳥の声だけ。
かずら橋は踏み出すたびにギシギシと揺れ、高所恐怖症の私の心と足を震わせます。「もう橋は渡りたくない!」と人力ロープウェイ「野猿(やえん)」に逃げようとするも、実はこっちもスリル満点……なのですが、現在は残念ながら故障中で利用できません。
それでも、険しい道を越えた先にあるこの静けさと絶景のために、わざわざ酷道を選んで走る価値は十分にあります。
奥祖谷二重かずら橋の基本情報
| 電話番号 | 0883-76-0877 |
| 料金 | 大人(中学生以上):550円 小人(小学生):350円 幼児:無料 |
| 営業時間 | 4月~6月:9:00~17:00 7月〜8月:8:00~18:00 9月~11月:9:00~17:00 12月~3月:冬季休業 |
| 定休日 | 12月~3月 |
| 駐車場 | あり(舗装) |
| 公式サイト | https://miyoshi-tourism.jp/spot/24353/ |
愛される素朴な郷土飯|食事処 祖谷橋

引用元:三好市公式観光サイト

かずら橋を堪能した後は、西祖谷方面にある「食事処 祖谷橋」へ。ここで味わえる「祖谷そば」は、一般的なツルッとした蕎麦とは一線を画す伝統的な郷土の味です。
ジャンルとして例えるなら、あの三重の「伊勢うどん」のような独自の立ち位置。
つなぎを一切使っていないため、箸で持ち上げるとブツッと切れ、口に含むとザラザラとした独特の舌触り。その分、噛み締めるたびに、そば粉本来の香りがしっかりと立ち上ります。
洗練された絶品グルメを期待すると驚くかもしれません。でも、この飾らない武骨な食感と香りは、不思議と今でも鮮明に記憶に残る一杯です。
食事処 祖谷橋の基本情報
| 電話番号 | 0883-86-1178 |
| 営業時間 | 11:00〜16:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | あり(舗装) |
| 公式サイト | https://miyoshi-tourism.jp/spot/820/ |
崖で笑う伝説の悪ガキ|祖谷渓の小便小僧

国道を避けて山深い道を進むと、命知らずな「祖谷渓の小便小僧」が現れます。
かつて地元の子供たちや旅人が、ここで度胸試しをしていたという逸話にちなんで建てられたそうです。もちろん、今すると迷惑になるのでやめましょう。
はるか200m下を流れる祖谷川を覗き込む勇気は私にはないので、ぜひその目でご覧ください。そんな絶壁のフチで、涼しい顔をして笑っている小僧の肝の据わりっぷりは必見です。気が知れません。
滝壺の底に大蛇が住む|大釜の滝

次回は絶対に立ち寄りたい!と心に決めているのが、那賀町にある「大釜の滝」。落差約20mの断崖から、エメラルドグリーンの滝壺へと一気に水が流れ落ちる、日本の滝100選にも選ばれる名瀑です。
この滝の底には、古くから大蛇が住み、5kmほど離れた隣町の滝「蛇渕(じゃぶち)」とつながっているという伝説が残っています。徳島のあの深い山々を知っていると『本当にありそう』と思わずにいられません。
そして、滝のすぐそばの「大釜隧道」も隠れた見どころ。ゴツゴツとした岩肌が剥き出しになった素掘りのトンネルで、バイクでくぐるだけでも冒険心をくすぐってくれそうです。
大釜の滝へ行く際は、トンネルとセットにして、五感で秘境の空気を味わってみてください。私も次こそは必ず訪れてみたいと思います!
無限ご飯&無料たまご|徳島ラーメン 大孫 本店

引用元:徳島ラーメン 大孫

徳島県で有名なご当地グルメといえば、間違いなく徳島ラーメンでしょう。3系統ある徳島ラーメンの中でも、イメージに近い味が楽しめる「大孫(だいそん) 本店」をご紹介します。
甘辛く煮込まれた豚バラ肉がのった濃いめのスープは、おかわり自由のご飯と相性がバツグン!さらに、無料の卵を落として絡めれば、すき焼き風になってご飯が止まりません。
ちなみに、地元では「徳島ラーメン」ではなく単に「中華そば」と呼ばれ、誰もが行きつけを持つほど身近な存在。
ただ、徳島出身の友人いわく「県民全員が大好きというわけではない」そうです。味が濃く甘辛いため、たまに食べたくなるくらいの距離感の人も多いんだとか。ソウルフードだと思っていたので意外です。
しかし、遊びすぎて夜遅くなってしまった日ほど、この濃いめの味がたまらなく体に染みます。大阪方面に帰る際は、淡路島を縦断するためのエネルギーをここでがっつりチャージしていきましょう!
徳島ラーメン 大孫 本店の基本情報
| 電話番号 | 088-663-5353 |
| 営業時間 | 11:00〜23:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | あり(舗装) |
| 公式サイト | https://dai-son.jp/index.html |
「中華そば」といえば、海を挟んだ対岸の和歌山県のも忘れてはいけません。徳島港からフェリーで渡れる和歌山の、ご当地ラーメン&ツーリングスポットはこちら!
まとめ
今回は、カゲモトが厳選した徳島県のツーリングスポットと、オススメのご飯屋さんをご紹介しました。
四国のなかでは少し地味なイメージを持たれがちですが、実際に走ってみると、一癖も二癖もディープな魅力にあふれたスポットばかりです。
有名な観光地を巡る定番の旅もいいですが、バイクだからこそ出会える徳島をぜひ体験してみてください。
ではまた!
投稿者プロフィール

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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。

































