今度の元旦は、バイクで初日の出を拝みに行きませんか?
でも、どこに行けばよいのか分からないライダーや、場所選びに迷っているライダーも多いことでしょう。
そこで今回は、バイクで行ける初日の出スポットを九州在住のベテランライダーが厳選してご紹介します。路面凍結に弱いというバイクの特性を考え、標高の高い山を避け、海を中心に選択しました。
初日の出スポットのほかに、初日の出ツーリングの注意点や装備などについても解説しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
バイクで行く初日の出スポット【九州編】
まずは、九州の初日の出スポットをご紹介します。筆者が九州在住のため、九州を最初にご紹介することをお許しください。
九州でメジャーな初日の出スポット
潮見公園展望台(福岡県福岡市)
金印で有名な福岡市の志賀島の中にある展望台。初日の出スポットとしても、超人気です。
- 住所:〒811-0323 福岡県福岡市東区志賀島
- 緯度経度:33.67450828454052, 130.3071382159114
- 初日の出時刻(例年)7:22頃
クルスの海展望台(宮崎県日向市)
「クルスの海」とは、岩に挟まれた海面がクロス(十字)に見えることから名付けられています。願いが叶うともいわれているスポットです。
- 住所:〒883-0001 日向市細島1-1付近
- 緯度経度:32.419441164077355, 131.6787617803592
- 初日の出時刻(例年)7:14頃
重富海岸・海水浴場(鹿児島県姶良市)
白い砂浜が美しい海岸です。錦江湾に昇る幻想的な初日の出を見ることができます。
- 住所:〒899-5652 鹿児島県姶良市平松7703-4
- 緯度経度:31.708382647888584, 130.62241280427293
- 初日の出時刻(例年)7:17頃
九州でマイナーな初日の出スポット
白木海水浴場(大分県大分市)
静かであまり混雑しないので、筆者が個人的に好きな海岸です。この辺りの海岸線には、穴場の初日の出スポットが多いですよ。筆者は実際にこの場所から初日の出を拝んだことがあります。
- 住所:〒879-2202 大分県大分市白木
- 緯度経度:33.23340247907058, 131.87098043924166
- 初日の出時刻(例年)7:15頃
バイクで行く初日の出スポット【全国編】
筆者の独断で選んだ、全国的に有名な初日の出スポットをご紹介します。
メジャーな初日の出スポット
犬吠埼灯台(千葉県銚子市)
犬吠崎灯台は銚子半島の東端にあります。初日の出スポットとしてはもちろん、銚子観光のシンボルとしても有名です。
- 住所:〒288-0012 千葉県銚子市犬吠埼9576
- 緯度経度:35.70788671151314, 140.86852686699783
- 初日の出時刻(例年)6:59頃
伊良湖岬(愛知県田原市)
渥美半島の先端にある伊良湖岬。太平洋のほか、伊勢湾や三河湾も見渡せる岬です。ロマンチックに沈む夕日が有名ですが、初日の出スポットとしても人気の場所ですよ。
- 住所:〒441-3403田原市伊良湖町
- 緯度経度:34.58028612195292, 137.01777895234721
- 初日の出時刻(例年)6:46頃
マイナーな初日の出スポット
大浜海岸(徳島県)
日本の渚百選にも選ばれている大浜海岸。太平洋に昇る初日の出を拝めます。大浜海岸は、ウミガメが産卵する美しい砂浜としても有名です。
- 住所:〒779-2304 徳島県海部郡美波町日和佐浦374-4
- 緯度経度:33.73322714842651, 134.54111381957563
- 初日の出時刻(例年)7:06頃
バイクで初日の出スポットへツーリングするときの注意点
とにかく寒いです。寒さ対策をメインに考えて準備しましょう。
路面凍結しないスポットを選ぶ
初日の出スポットは、路面凍結しない(またはしにくい)スポットを選びましょう。目的地へ向かう際は路面凍結しにくいルートを選ぶことも大切です。
いうまでもなく、バイクにとって路面凍結は超危険。事前に目的地周辺の気温や気象状況を確認して出発しましょう。
路面凍結を避けたいなら、海岸線で初日の出を拝むのがおすすめです。
筆者の失敗談
1990年…大晦日の夜中に突然思い立って、熊本県の阿蘇で初日の出を拝もうと考え、スポットに向かっていたら…途中から道路が凍結。見事にコケました。
目的地に標高の高い山を選んだことと、現地の気温や道路状況などのリサーチ不足が敗因です。
当時乗っていたGPz900Rのカウルを破損し、トホホな正月でした。
初日の出の時間を調べて出発する
初日の出を拝むスポットを決めたら、事前に日の出の時間を調べて出発しましょう。初日の出スポットの日の出時間は、Googleで検索すれば簡単に調べられます。
また、目的地周辺は混雑する場合があるので、余裕を持って出発することも大切です。
寒さ対策を万全にする
寒さ対策を万全にして出発しましょう。夜明け前は、1日のうちで最も冷える時間帯です。寒さをガマンして運転することは、安全運転にもよくありません。
防寒ウェアなど、しっかり準備して出発しましょう。
バイク用 フルイヤージャケット(コミネ)
着脱可能な2種類のライナー(透湿防水と保温)を装備しているコミネの防寒ジャケット。着脱透湿防水ライナーと着脱保温ライナー付属で透湿防水仕様です。
カーゴ オーバーパンツ(RSタイチ)
カジュアルなカーゴスタイルながら、防寒や防水にすぐれるRSタイチのオーバーパンツ。安全面にも配慮し、CE規格レベル2のプロテクターを標準で装備しています。
カウレザーロングウインターグローブ(デイトナ)
ツヤ感のあるしっとりとした牛革を全面に使用している、デイトナのカウレザーロングウインターグローブ。レザーと防風防水透湿フィルムによる防風性に、裏地ボアを組み合わせることで高い防寒性を発揮するウィンターグローブです。
雨予報であれば、行かない
雨が雪に変わったり、雨で濡れた路面が凍結したりする恐れがあります。それに、雨天であれば雲に阻まれて初日の出を見れません。
天気予報をよくチェックして、出発するかしないかを判断しましょう。
トイレは事前に済ませておく
初日の出を拝むスポットは、トイレがないことが多いです。目的地に着くまでに、道の駅やコンビニなどでトイレを済ませておきましょう。
初日の出に温かい飲み物、食べ物は最高!
初日の出を待つ間は、何もすることがありません。そんなときに温かい飲み物や食べ物を準備しておくと、初日の出までの待ち時間を楽しく過ごせますよ。
温かい物のほかに、あると便利なアイテムも紹介します。
水筒
タンクバッグやパニアケースを装備しているなら、ホットドリンクを準備して出かけるのもオススメ。保温できる水筒にお気に入りの温かい飲み物を入れて、ホットドリンクを飲みながら夜明けを待つのは至福のひとときです。
スポーツボトル水筒(キャプテンスタッグ)
キャプテンスタッグのスポーツボトルは直飲みできるタイプの水筒です。スリムでかさばらず、飲み物を600ml入れることができます。
ステンレスマグカップ(キャプテンスタッグ)
中空の二重構造で、保温性にすぐれるキャプテンスタッグのステンレスマグカップ。ハンドルを折りたためるから、コンパクトに収納できて便利です。
カップ麺セット
アウトドア用のバーナーとカップ麺も超オススメ。初日の出を待つ間は小腹が減ることが多いのです。
そんなときにアウトドア用のバーナーとカップ麺があれば、小腹を満たせて温まることができますよ!
ただし、おはしを忘れず持っていきましょう!
ジュニアコンパクトバーナー(イワタニ)
ベストセラーに選ばれている、イワタニのジュニアコンパクトバーナーCB-JCB。入手しやすいガスボンベを使うところが最大の魅力です。コンパクトに収納できるケースも付属。実は筆者も長年使ってます。
ケトル(スノーピーク)
外でカップ麺を食べるためにはケトルが必要です。スノーピークのケトルはステンレス製で、耐久性バツグン。コンパクトサイズながら、カップ麺を食べるための十分な量のお湯を沸かすことができます。
折りたたみチェア
バイクに積載できるサイズの折りたたみチェアを積んで出発しましょう。チェアに座って悠々と初日の出を待つ。そして温かい飲み物や食べ物を食べる…最高です。
アウトドア グラウンドチェア(ヘリノックス)
座面が低いロータイプモデルのヘリノックス・チェア。収納サイズは11×11×30cmだから、バイクに積みやすいサイズです。ヘリノックス・チェアに座って、優雅に初日の出を待ちましょう。
折りたたみテーブル
アウトドアテーブル(キャプテンスタッグ)
コーヒーやカップ麺を作るとき、テーブルがあれば何かと便利です。キャプテンスタッグのアウトドアテーブルは、天板がアルミ製だから熱に強くて丈夫。収納サイズは(約)50×40×長さ300mmだからバイクに積載可能な大きさです。チェアの横に置いて使いましょう。筆者も愛用しています。
初日の出ツーリングには、寒さ対策などしっかり準備して出発しましょう!
今回は、バイクで行ける初日の出スポットを厳選してご紹介しました。初日の出を拝み、気持ちも新たに新年を過ごしましょう。
ただし初日の出ツーリングは、寒さ対策などをしっかり準備して、くれぐれも注意して走行してくださいね。
この記事がライダーの皆さんのお役に立てば嬉しいです。
読者の皆さまのバイクライフを応援しています。
投稿者プロフィール
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熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。
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