
バイクには乗りたい…でも昼間は暑すぎて命に関わる😵
早朝と夕方だったらどっちのほうがいいかな?
連日の猛暑日にツーリング計画を立てては諦める。そんな夏を過ごしているライダーは多いのではないでしょうか。
気象庁のデータによると、夏の気温のピークは14時前後。つまり真夏の昼間を避け、『朝』か『夕方』に走る時間をずらすだけで、夏のツーリングは一気に快適になります。
本記事では、朝ツーリングと夕方ツーリングのメリット・デメリットを横並びで徹底比較。九州の夏を走るライダーとしての実感も交えつつ解説しますので、ご自身のスタイルに合う時間帯を見つける参考にしてください。
【警告】真夏の『昼間』ツーリングが危険な理由

まず大前提として、真夏の昼間に走るのがなぜ危険なのかを整理しておきましょう。
夏の気温のピークは14時前後。そして怖いのは気温そのものより、路面からの照り返しです。真夏のアスファルトの路面温度は60℃近くに達することもあり、ライダーはその熱気の真上を、エンジンという熱源を抱えて走ります。
ヘルメットにジャケット、グローブという装備も加わって、体感温度は表示気温よりはるかに高くなるのです。
さらにバイク特有の落とし穴が、走行風で汗が乾くので、脱水に気づきにくいこと。「風があるから涼しい」は錯覚で、体からは想像以上の水分が奪われています。
信号待ちのたびに全身を包む熱気で、集中力もじわじわ削られていきます。こまめな休憩と水分・塩分補給を忘れないで下さい!
⚠️ 出発前には環境省の熱中症予防情報サイトで『暑さ指数(WBGT)』の確認を。「危険」レベルの時間帯の走行は、そもそも計画から外すのが大人の判断です。
【結論】正解は『使い分け』

先に結論を言ってしまいます。絶景と1日をフルに楽しみたいなら『朝』、仕事や用事のあとに気軽に走るなら『夕方』。どちらが上ではなく、その日の目的で使い分けるのが正解です。
| 朝ツーリング | 夕方ツーリング | |
|---|---|---|
| 向いている目的 | 絶景・写真・ロングツーリング | 仕事後のリフレッシュ・グルメ |
| 暑さのタイプ | 日差しが弱く路面も冷えている | 日は傾くが路面に熱が残る |
| 時間の自由度 | 帰宅後に1日を使える | その日の予定を消化してから走れる |
それぞれの詳しい中身をこれから検証していきます。自分がどちら向きかは、最後の【タイプ別おすすめ】でチェックしてみてください。
【検証】朝ツーリングのメリット・デメリット

ここで、筆者の住む福岡のリアルな数字をお見せします。梅雨が開けて本格的な夏を迎えたある日曜日の予報は、朝4時の時点で気温29℃・湿度79%。(この日は雲があったのでまだ涼しい朝でした。)
8月にもなれば最低気温が30度超えという超熱帯夜の日もざらにあり、福岡の夏は「朝なら涼しい」が通用しないのです😵
「早朝なら20℃台前半で爽やか」という地域の方とは、まったく別の世界を走っています。

この様なエリアに住んでいるので、もしかしたら読者の皆さんとは感覚が違うところがあるかもしれませんが一つの参考にしてみて下さい!
✅️早朝ツーリングのメリット

- 日差しが弱い。同じ29℃でも、日差しの矢が刺さらないだけで体感はまるで別物です
- 路面が一晩かけて放熱している。昼間の照り返し地獄がなく、下からの熱気を受けません
- 道がガラガラ。信号待ちの「熱気の釜茹で時間」が最小限で済みます
- 帰宅してもまだ午前中。家族との時間や用事に1日を使えます
⚠️早朝ツーリングのデメリット

- 飲食店や観光スポットが開いていない。24時間営業のチェーン店や無料施設しか選択肢がありません。
- 寝起きの体は思っているより鈍い。出発前の水分補給と、最初の10分は慣らし運転のつもりで。
- 早起きそのものが最大の壁。夜型生活の人にはキツイかも。
- 撤退ラインを見誤ると帰りが地獄の暑さに。何時までに帰宅したいかを逆算して計画を立てましょう。
この日は、日の出とともに福岡ツーリングの定番スポット『志賀島(福岡市東区)』を走ってきましたが、交通量も少なく快適にツーリングを楽しむことが出来ました。
同じ事を考えて、早朝から志賀島に走りに来たライダー同士の交流も盛んに行われ、それぞれが思い思いの時間を過ごしていました。
【検証】夕方ツーリングのメリット・デメリット

一方の夕方派。7月の福岡は日の入りが19時半頃と遅く、17時に出発しても2時間以上明るいのが強みです。ただし明るいということはまだまだ暑いということ。
また、帰宅ラッシュ等に巻き込まれると渋滞にハマって蒸し焼きにされてしまうので、どの時間にどこへ向かうかが重要なポイントです。

✅️夕方ツーリングのメリット

- 仕事や用事を済ませてから走れる。仕事終わりのストレス発散に!
- 夕焼けから薄暮への時間はドラマチック。海に沈む夕日は夏の特権です
- 飲食店がまだまだ営業中。ツーリング先の選択肢が多い
⚠️夕方ツーリングのデメリット

- 路面に熱が残っている。気温は下がり始めるが、路面はまだ熱い。走り出しの体感は朝より暑い。
- 帰宅ラッシュと重なる。市街地の渋滞は熱気と疲労の二重苦
- 薄暮の時間帯は1日で最も事故が起きやすい。日没前後は視認性が急激に落ちます。
- 虫アタックが激しい。シールドの虫対策はお忘れなく。
夕方は人も車もまだまだ多いので、交通事故には十分気をつけなければなりません。特にバイクは加害者にも被害者にもなり得ます。周囲の状況をよく確認し、視認性の良い服装でツーリングを楽しみましょう。
ここまでの検証を、ひと目でわかる表にまとめます(気温は7月中旬・福岡の実例です)。
| 項目 | 朝(4〜8時) | 夕方(16〜19時) |
|---|---|---|
| 気温の目安 | 29〜30℃ | 31〜33℃ |
| 日差し・照り返し | ◎ ほぼ無し(路面も放熱済み) | △ 傾くが路面に蓄熱あり |
| 交通量 | ◎ 最少 | × 帰宅ラッシュと重なる |
| 景色 | 朝焼け・澄んだ空気 | 夕焼け・マジックアワー |
| 食事・給油 | × ほぼ営業前 | ◎ 選び放題 |
| 体のコンディション | △ 寝起きで鈍い | ◎ 完全に覚醒 |
| 時間の使い方 | 帰宅後に丸1日残る | 用事を済ませてから走れる |
| 注意すべきリスク | 交通量の少なさによる速度超過 | 薄暮の事故・渋滞・虫 |
純粋な「暑さ回避」性能なら朝の勝ち。利便性と現実的な続けやすさなら夕方の勝ち。やはり優劣ではなく、性格の違いです。
【タイプ別おすすめ】朝派or夕方派 あなたはどっち?

ここまで読んで、「で、結局どっちが自分に合うの?」と思った方へ。よくあるライダー像を5タイプに分けて、それぞれにおすすめの時間帯と、具体的な一日の過ごし方まで提案します。あなたに一番近いのはどれでしょうか?
① 絶景や愛車の写真をSNSに上げたい人 → 断然、朝派
日の出直後の空気は驚くほど澄んでいて、朝日もやわらかく、写真のクオリティが一段変わります。しかも人気の展望台や海岸線も、朝6時なら貸し切り状態。
三脚を立てても、絶景ポイントの真ん中に愛車を停めて撮っても、誰にも気を使いません。
② 走った先で美味しいものも食べたい人 → 夕方派
朝ツーリングの唯一にして最大の弱点が「店が開いていない」こと。せっかく峠を越えても、名物の食堂もカフェも準備中では、走って帰るだけになりがちです。
その点、夕方なら飲食店は営業真っ最中。グルメが目的の半分を占めるなら、迷わず夕方がおすすめです。
③ 仕事終わりにしか乗れない人 → 夕方派一択
これは選ぶというより、現実的にこうなる人が多いはず。夏は日の入りが19時半頃と遅いので、18時に仕事を終えても、そこから1時間以上は明るいまま走れます。
近所の海沿いや川沿いを軽く流して、頭を空っぽにして帰ってくるだけでも、一日の疲れがすっと抜けます。「休日は別の予定が詰まっている」ライダーには、夕方がおすすめです。
④ 家族との時間も大事にしたい人 → 朝派
「趣味に一日使うと、家族に申し訳ない…」——そんな罪悪感を抱えているなら、朝が答えです。5時に出て午前中に帰宅すれば、午後はまるまる家族との時間。
家族がまだ寝ている間に走って戻れば、誰にも文句を言われません。
⑤ とにかく暑さだけは絶対に無理な人 → 朝派+「涼しい道」選び
近年の夏は時間帯を選ぶだけでは、暑さを和らげるのにも限界があります。そこで、『暑さが大の苦手』という人には、路面の熱も落ち着いた早朝に涼しい場所へ行くのがおすすめ。
海沿いの潮風が抜ける道、標高の高い高原ワインディング、木陰の続く林道「涼しい時間」に「涼しい道」を掛け合わせるのが、酷暑を生き延びるポイントです。
まとめ
60℃近くに達する真夏のアスファルト。その上を抱え込んだエンジンと共に走る行為は、もはやレジャーではなくサバイバルです。
「14時前後の気温ピーク」という絶対的な自然の脅威に対し、ライダーが取れる最強の対策は「時間をずらす」ことに他なりません。
目的別の最適解は、以下の2つ。
- 朝ツーリング(4〜8時):朝陽とともに放熱済みの路面と交通量の少ない快走路を堪能
- 夕方ツーリング(17〜19時):日の入り前のマジックアワーとご当地グルメで夕食を堪能
最低気温が30℃を超えるような過酷なエリアでは、時間をずらしても決して「涼しい」わけではありません。しかし、直射日光という暴力的な熱源を避けるだけで、体力の消耗と集中力の低下は劇的に抑えられます。
出発前には必ず『暑さ指数(WBGT)』をチェックし、危険レベルの日は潔くエアコンの効いた部屋で愛車を磨くのも、立派な大人の判断。
自身のライフスタイルに合わせて時間をハックし、過酷な日本の夏を賢く駆け抜けてください。あなたの夏のバイクライフが、より涼しく自由なものになることを願っています!
関連記事:
投稿者プロフィール
-
【✨ライダーを子どもたちの憧れに✨】
Mister Clean こと えもです!🏍️💨
ロイヤルエンフィールドのカフェレーサー「コンチネンタルGT650」とともに、九州を中心としたツーリングスポット、バイクの魅力、ライダーのライフスタイルを発信しています!
最新の投稿
ツーリング2026年7月30日真夏のバイクツーリングは朝派?夕方派?時間帯ごとのメリット・デメリットを徹底比較
まとめ2026年7月17日【ライダーの義務】ツーリングで食べたい九州のおすすめソフトクリーム【5選】
ウェア2026年7月9日【2026年最新】バイク用ハイテク冷却ガジェットまとめ【熱中症対策】
コラム2026年7月3日【スメハラ寸前⁉️】ライダーの汗・排ガス・ガソリン臭を消す3つの対策












