ツーリングに出かけた時に、スマホでツーリングの様子を記録したい、いい写真を撮っておきたいというライダーは多いことでしょう。一眼レフカメラや高価な撮影道具がなくても、スマホがあればわかりやすいツーリングの記録ができます。
バイクでツーリングに行った時、ツーリングの楽しさや景色の良さが伝わり、あとから見返して思い出がよみがえるように、うまく写真を撮るコツをお伝えします。
スマホでツーリングを記録するメリット
- 撮影が簡単
- 大きな機材がいらない
- SNSにすぐアップできる
撮影が簡単
スマホユーザーは普段からスマホを使っているので、カメラ操作もわかっていて撮影しやすい機材といえるでしょう。最近のスマホはカメラ性能が高いものが多くなっており、画素数が高く、レンズ性能もよく、さらに状況に応じた撮影モードがあるなど、便利機能が充実しています。
大きな機材がいらない
バイクでのツーリングでは、大きな荷物は少しでも減らしたいものです。一眼レフなど撮影機材を持ち歩くライダーもいますが、スマホに比べるとやはりかさばります。ツーリングを楽しみ、記録をしてちょっと良い写真も撮りたいという場合にはスマホ機能で充分に目的を果たすことができます。
SNSにすぐアップできる
スマホがあれば、リアルタイムでツーリングの様子をSNSにアップロードすることができます。SNSにアップするために写真を撮るライダーも多いでしょうから、スマホ一台で撮影と投稿ができて手軽で便利です。
スマホでツーリングをうまく記録撮影するコツ5選
ツーリング時の記録では、次の5つのコツを心がけると良いでしょう。
- どんな場所かすぐわかる写真を撮る
- バイクを必ず入れて撮る
- 食べたものを撮る
- モデルのようにバイクを撮る
- 景色をメインにバイクを撮る
どんな場所かすぐわかる写真を撮る
■全体を撮る
ツーリングの目的地に着いたら、全体がわかる写真を撮りましょう。どこに行ってきたかがこれを見ればわかる、という写真だと考えて撮ります。何かイベントがあれば、その時期しか撮れない写真を撮ることができます。
■文字・看板を入れて撮る
目的地はもちろん、経由地、休憩したところを撮影する際には、看板や立て札などのその場所を表す文字があったら、それを入れて写真を撮りましょう。場所を表す文字があれば、考えなくてもどこに行ったかがわかります。
レジャー施設の名前、パワースポットの名前、◯◯山、◯◯展望台、◯◯ダム、◯◯公園、◯◯温泉、◯◯館など。道ならば◯◯峠、◯◯道路、◯◯ラインなど、道路標識にあるものや駐車場の地図にあるものでも良いでしょう。
■特徴のある物を入れて撮る
目的地の特徴的な背景の写真を撮りましょう。看板など、場所の表記がないところでも、紅葉の名所・橋・川・海など景色があれば、どんな場所にいったかがわかります。海であれば島や灯台、公園や峠なら石碑やモニュメント、特徴的な建物、街並み、泊まる宿など、文字がなくても雰囲気がわかる写真、どこなのか連想される写真はとてもよい記録となります。
バイクを入れて撮る
バイクツーリングなので、バイクと景色をできるだけ一緒に撮りましょう。
■バイクから離れて撮る
バイクツーリングなので、できるだけバイクが入った写真を撮りたいものです。バイクの全体と景色を撮影したい時、とにかくバイクと目的地(物)から離れて全体を入れて撮るのがいちばん簡単です。
離れて撮影することで、目的地の広さや目的物との大きさをバイクと比較できることにもなり、その場所のイメージがしやすくなります。
■バイクにまたがったまま撮る
バイクにまたがったまま、見えるものを撮るというのも一つの方法です。ハンドルとメーターなどバイクの一部が一緒に映り込むようにすると、バイク乗りならではの写真が撮れます。バイクから降りないで楽をして撮影できるというメリットもあります。
■バイクをトリミングして撮る
バイクからあまり距離を取れない時でも、バイクを入れて撮影したい時にはあえてバイクの一部分だけ入れて撮影してみましょう。バイクのカウル部分と背景、バイクのタンク上部分と背景、バイクの後ろからタイヤからナンバーの裏部分の角度と背景など、バイクをトリミングすることでより魅力のある写真になります。
食べたものを撮る
ご当地名物や特産品など、食事が目的でツーリングに行くこともあるでしょう。ツーリング先で食べたものの写真は、良い記録にもなりますし、とても記憶に残る思い出です。
■食べる前に撮る
食べる前の綺麗な状態を忘れずに撮るようにしましょう。盛り付けの様子や、温かいものから湯気が出る雰囲気などは出されてすぐが一番綺麗で美味しそうです。
■フラッシュを焚かずに撮る
お店などで撮影する時なら、他のお客さんやお店の迷惑にもなりかねないのでフラッシュは焚かずに撮りましょう。窓からの光など、食べ物の少し後ろや横が明るい状態で斜め上から撮影すると、立体感と色がわかるようになっておいしそうに撮ることができます。
■真上から撮る
真上から撮ると、食事の配置や盛り付けの様子がよくわかり、おしゃれな感じや、イラストで描いたようなかわいい感じが出せます。スマホを水平にして料理の真上に移動させて撮ります。料理がいくつかある時には、少しお皿同士を近づけると画面の余白が目立たず、にぎやかな写真が撮れます。
モデルのようにバイクを撮る
バイクはいつも見ている目線から少し外して撮ると、かっこよさが引き立つ場合があります。バイクが主役と考えてモデルのように撮ることを心がけてみましょう。
■下から撮る
バイクにできるだけ近づいて、バイクを見上げるように撮ります。カメラの画角は広角にして、バイク全体がおさまるようにすると、手前の大きさが引き立ちます。
■逆光で撮る
海や高い山などで日差しが強い時、また時間が夕方や夜など暗い時に、あえて逆光でバイクを撮影するとシルエットに近くなり、かっこよく撮影することができます。バイクを逆光で撮るとは、バイクの後ろから光が当たっている状態です。手前が影になるのでバイクは暗くなりシルエットに見えます。
夜はバイクの後ろに街頭などのライトがある状態で、バイクのライトも点灯して撮影することで逆光ぎみになります。夜景撮影モードがあればそれを使って撮るのもおすすめです。
■ライダーと一緒に撮る
写真に人物が入ると、ぐっと写真の魅力が増します。被写体がカメラ目線の記念写真はよく撮るかもしれませんが、かっこよく撮るには少しポーズをつけて撮るのもおすすめします。かっこよく見えるコツは、カメラ目線だけはなく、後ろ姿や目線を外して映っている景色を見ているポーズを撮ることです。
自分一人でバイクとのツーショットを撮りたい時には、どこかにカメラを置いてタイマーで撮ることになります。バッグを利用してカメラを置く方法もありますが、ミニ三脚を使うとしっかり固定できて便利です。
景色をメインにバイクを撮る
景色とバイクを同じように考えて画面に撮影するのも良い記録となります。バイクが景色の一部のように捉えると良いかも知れません。
■駐車場から撮る
素敵な景色だけを撮っても十分記録となりますが、バイクを停めた時に駐車場から見える景色を自分のバイクと一緒に撮ってみると、バイクで行ったことがわかる自分だけのツーリング記録写真となります。
■パノラマで撮る
多くのスマホにはパノラマ機能があるので、それを利用して撮影してみるのもおすすめです。海や山など、雄大な自然を撮影する時には使いたい機能です。
■広角で撮る
バイクを手前にして、景色を広角で撮影すると、広がりがありながら遠くまで景色が見え、バイクの存在感が出る写真が撮影できます。長く続く並木道や川岸などを撮る時に、バイクの背景としてできるだけ全体を捉えて撮影します。バイクと背後に見せたいものとの距離があるほうが、バイクの存在感が増します。
スマホで撮影する時にはこの3つに注意!
バッテリー残量に気をつける
スマホは良い撮影機材となりますが、同時に大切な通信手段でもあります。いざという時に使えないことにならないよう、バッテリー残量に気を配って撮影しましょう。ツーリング先で充電できるようにモバイルバッテリーを持っていくと安心できます。
人の迷惑にならないよう撮影する
良い写真を撮りたいからといって、道路の真ん中にバイクを停めたり、入ってはいけない所にバイクを乗り入れたりなど、他の人の迷惑になるようなことをしないようにしましょう。
ツーリングを楽しむ
当然ですが、撮影がメインではなくバイクで楽しくツーリングするのが一番の目的です。あまり撮影することにこだわりすぎない気持ちも大切です。
スマホでツーリング撮影するときのおすすめ便利グッズ
スマートフォン対応グローブ
いちいち外すのが面倒なグローブですが、グローブをつけたままスマホが操作できるバイク用のグローブがあればとても便利。
ミニ三脚
ソロツーリングの時や集合写真の時など、三脚があれば自分を入れた写真撮影ができます。スマホの固定ができるので、夜景やタイムラプスなども撮影が可能です。
モバイルバッテリー
写真撮影だけでなく、ナビや通信手段としても使用するスマホなので、モバイルバッテリーがあると安心。
まとめ
持ち歩くのが苦にならないスマホで、ツーリングの様子を記録しましょう。見返すとツーリングの楽しさが伝わってくるような、素敵な写真が撮影できると良いですね!
投稿者プロフィール
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GPZ750R改に乗っているねこにんじゃと申します。
ライターでイラストレーターです。
「おすすめグッズを知りたいけど面倒だから誰かまとめて」
「整備について知りたいけど難しいから簡単に知りたい」
などなどのバイクライダーの希望をかなえます。
バイクライフがより楽しくなるような情報を、できるかぎりわかりやすくお届けしていきます。
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