「人生最後のバイク選び」って、考えたことはありますか?
ハイパワーよりも、最後まで愛せる「相棒」と出会いたいですよね。
今回は、バイク歴40年超の筆者が、豊富な経験と「バイク乗りの哲学」にもとづき、たどり着いた「人生最後のバイク」の選び方を心を込めてお伝えします。
筆者が選んだ「終の相棒」3台から、価値観の変化や、軽さ・快適さがもたらす自由、バイクに宿る物語といった独自の視点を解説します。
あなたも「人生最後のバイク」を探して、最高の、そして最後の相棒と出会う喜びをぜひ体験してみてください。
【この記事でわかること】
✅ バイク歴40年超の筆者が選んだ「人生最後のバイク」3選
✅ 「終のバイク」選びに込めた筆者の深い哲学
✅ ライダーの価値観が「速さ」から「快適さ」へ変わる理由
✅ 複数台所有という「終のバイク」の賢い選び方
✅ あなたにとって最高の「終の相棒」を見つけるヒント
バイク歴40年超のベテランライダーが本気で選んだ「人生最後のバイク」厳選3選
ライダーにとって「人生最後のバイク」を選ぶのは、これまでのバイク人生の集大成です。
これからの未来への希望を込める、大切な選択でもあります。
バイク歴40年超のベテランライダーである筆者が、もし今「人生最後のバイク」を選ぶとしたら、この3台以外には考えられません。
それぞれのバイクに込めた特別な想いを、ご紹介します。
1. Kawasaki 250TR
【愛着こそ究極の性能。この「相棒」と最後まで共に】
筆者のバイク遍歴を語る上で欠かせないのが、現在の愛機であるKawasaki 250TRです。
2009年に購入して以来、15年以上も共に走り続けているまさに「終の相棒」。
その魅力は、スペックだけでは語り尽せません。
「軽い、燃費がいい、どこでも走れる、扱いやすい」という実用性はもちろんです。
しかし、何よりも長年連れ添った「女房のような愛着」こそが、最高の性能だと筆者は考えます。
ちょっとした買い物からツーリングまで、日常のあらゆるシーンで気兼ねなく付き合える、まさに筆者のバイクライフに溶け込んだ一台です。
飾らないスタイルと、どこへでも連れて行ってくれる頼もしさ。
このバイクとは、ライダー人生の最後まで共に歩んでいきたいと心から願っています。
2. ロイヤルエンフィールド ヒマラヤ(初期型 411cc)
【どこまでも旅をしたい。冒険心を満たす空冷の鼓動】
「人生最後のバイク」として選ぶなら、旅の喜びを最大限に感じられるバイクを…
ロイヤルエンフィールド ヒマラヤの初期型は、筆者のそんな冒険心を強く刺激する「終の相棒」として欲しいバイクです。
一度試乗して以来、その魅力にすっかり惚れ込んでしまいました。
「運転しやすい、どこまでも走れそう、疲れなさそう、ポジションが自然」と感じたのは、まさにこのバイクが持つ独特の設計思想からくるものです。
現代の日本製バイクにはない、空冷エンジンの素朴ながら力強い鼓動感も大きな魅力。
ハイパワーはもはや必要なく、軽くて乗りやすいバイクで、どこまでも旅を続けたい。
「バイクでヒマラヤ山脈を駆け抜ける」という、メーカーの開発コンセプトに込められた壮大なロマンが、歳を重ねたライダーの心をくすぐる、そんな特別なバイクです。
あぁ、欲しいなぁ…
「ヒマラヤ」のインプレッションは、下記の記事をご覧ください。⬇️
3. ホンダ ハンターカブ CT125
【日常も冒険も。ソロキャンプツーリングへの夢を叶える一台】
「人生最後のバイク」は、一台ですべてを賄う必要はありません。
ホンダ ハンターカブ CT125も、筆者のバイクライフに「ちょい乗り」と「ちょっとした冒険」という新たな扉を開いてくれる「終の相棒」候補であり、欲しいバイクです。
そのコンパクトな車体は、普段使いの足がわりとして最適。
しかし、単なる実用車に留まらないのがハンターカブの魅力です。
頑丈なキャリアにキャンプ道具を積んで、近所の阿蘇周辺でソロキャンプツーリングに出かける。
そんな夢を叶えてくれる一台だと筆者は考えます。
大型バイクでは躊躇するような林道や未舗装路にも気軽に踏み込める機動性。
手軽に、そして自由に、自然の中での冒険を楽しみたいライダーにとって、これほど頼もしい相棒はいないでしょう。
ハンターカブも、ぜひ欲しい!
仕事、頑張らなきゃ…
なぜこの3台?「最後のバイク」に込めた【むらなす式】ライダーの哲学と選び方
「人生最後のバイク」を選ぶということは、単に一台のバイクを選ぶ以上の意味があります。
それは、これまでのバイク人生を振り返り、これからの未来に何を求めるかを問う、ライダーにとっての深い哲学ともいえるでしょう。
バイク歴40年超の「むらなす式バイク哲学」に、なぜあの3台が選ばれたのか、その理由と選びの根底にある想いを語ります。
若かりし日々の「速さ」から「快適さ」へ
筆者のバイク人生は、ヤマハ XJ400Dやカワサキ GPz900Rといった、当時の高性能バイクと共にありました。
若かりし頃は、とにかく速さやパワー、そして「尖った」性能に魅力を感じていたものです。
しかし、歳を重ね、多くのバイクと旅を共にする中で、バイクに求めるものは自然と変化していきました。
今、筆者が「終のバイク」として最も重視するのは「楽しさと快適さ」そして「無理なく乗り続けられる」こと。
ハイパワーで体を酷使するより、自然なポジションで、景色を楽しみながら、どこまでも走り続けられる楽しさと心地よさが何よりも大切です。
この価値観の変化こそが、今回選んだ3台に共通する哲学の根底にあります。
「軽さ」と「扱いやすさ」がもたらす究極の自由
バイクの「重量」は、ライダーの疲労度や取り回しのしやすさに直結します。
「軽いバイク」を探すライダーの気持ちは痛いほどわかります。
筆者もさまざまなバイクを経験する中で、とくに歳を重ねてからは、この「軽さ」と「扱いやすさ」こそが、バイクに乗る「究極の自由」をもたらすと感じているからです。
たとえば、現在の愛機250TRは、まさに「軽さと扱いやすさ」の象徴です。
Uターンでの立ちごけの不安、信号待ちでのふらつき、駐輪する際の押し引き…。
こうした日常の小さなストレスがなくなるだけで、バイクに乗る喜びや楽しさは格段に増します。
低速走行でも楽しく、どこへでも臆することなく走り出せる。
それが、軽くて扱いやすいバイクがくれる「自由」なのです。
「軽さ」について触れている過去記事も、ぜひご覧ください。⬇️
バイクに宿る「物語」と「魂」
「人生最後のバイク」を選ぶ上で、スペックだけでは測れない「物語」や「魂」も非常に重要な要素です。
長年連れ添った愛機250TRへの深い愛着、ロイヤルエンフィールド ヒマラヤの「空冷」エンジンが奏でる鼓動感、そして「バイクでヒマラヤ山脈を駆け抜ける」というコンセプトに惚れ込んだロマン。
これらは、単なる機械では終わらない、バイクが持つ特別な魅力です。
独特の「味」や「個性」を持つバイクは、ライダーの心を惹きつけてやみません。
そのバイクと共にどんな思い出を作り、どんな人生の物語を紡ぐのか。
所有する喜びだけでなく、その背景にある文化や哲学まで愛せるバイクこそ「終の相棒」にふさわしいと筆者は考えます。
「終のバイク」は一台じゃない?賢い多頭飼いの哲学
多くのライダーが「人生最後のバイクは一台に絞るべきか?」と悩むかもしれません。
しかし、筆者の哲学は「終のバイクは1台じゃない」というものです。
現代のバイクライフは多様化しており、1台ですべてのニーズを満たすのは難しい時代になりました。
今回の3選が示すように、長距離の旅に出たい時のヒマラヤ、日常の相棒であり続けたい250TR、そして近場のソロキャンプや冒険に気軽に出かけられるハンターカブ。
それぞれのバイクが持つ得意分野を活かし、シーンに合わせて使い分ける「賢い多頭飼い」こそが、ライダーとしての喜びを最大限に引き出し、最期までバイクに乗り続けるための最適な選択だと筆者は考えています。
よくある質問(FAQ)
ここでは「人生最後のバイク」選びに関してライダーの皆さんが抱きやすい疑問についてお答えします。バイク歴40年超の筆者の経験と哲学も踏まえ、あなたの疑問を解消します!
Q1:そもそも「人生最後のバイク」って、どんなバイクを指すのですか?
A1:「人生最後のバイク」に決まった定義はありません。バイクライフの集大成であり、これからも長く楽しく乗り続けたいと心から願う1台を指します。排気量や車種を問わず、最終的にたどり着く、最も愛着を持てる特別な相棒といえるでしょう。そのバイクと共にどんな思い出を作り、どんな人生の物語を紡ぐのかが重要です。
Q2:ベテランライダーが「終のバイク」を選ぶ際、重視するポイントは何ですか?
A2:ベテランライダーは「終のバイク」選びで若かりし頃の「速さ」よりも「快適さ」や「扱いやすさ」を重視する場合もあります。具体的には、足つきの良さ、車体の軽さ、自然なライディングポジション、そして故障の少なさやメンテナンス性です。長年乗り続けるに足る「愛着」や「バイクらしさ」も、選定の重要なポイントです。
Q3:筆者(むらなす)のように「人生最後のバイク」を1台に絞らない選択も、ありですか?
A3:はい、筆者むらなすのように「人生最後のバイク」を1台に絞らない選択も十分に「あり」です。さまざまなバイクライフの楽しみ方を追求するために、複数のバイクを所有するのは賢明な選択といえます。日常使い、長距離の旅、ちょっとした冒険など、それぞれのシーンに最適な「相棒」を持つことで、バイクに乗る喜びを最大限に引き出せるでしょう。
Q4:空冷エンジンやクラシックなデザインのバイクが「終のバイク」として人気なのはなぜですか?
A4:空冷エンジンやクラシックなデザインのバイクは、現代のデジタル化されたモデルにはない独特の「味」や「個性」が魅力だからです。空冷特有の鼓動感、シンプルな構造、そして何よりも「バイクらしさ」を感じさせるアナログな体験が、長年バイクに乗り続けてきたベテランライダーの心をつかみます。所有する喜びや、そのバイクと共に紡ぐ物語を重視するライダーに人気です。
Q5:もし「人生最後のバイク」を選ぶとしたら、今すぐ乗り換えなくてもよいのでしょうか?
A5:はい、必ずしも今すぐ乗り換える必要はありません。「人生最後のバイク選び」は、深く、時間をかけて熟考するのもよいでしょう。現在の愛車に乗り続けながら、じっくりと情報を集め、試乗を重ね、自身のライフスタイルや体力の変化をじっくり見極めることが大切です。焦らず、最高の出会いを待つことも「終のバイク」を選ぶうえでの賢い選択といえるでしょう。
まとめ:あなたの「終の相棒」が見つかる!人生最後のバイクを楽しく選ぼう
今回の記事では、バイク歴40年超の筆者が「人生最後のバイク」に込めた哲学と、その「終の相棒」たる3台をご紹介しました。
若かりし頃の「速さ」から「快適さ」への価値観の変化、「軽さ」と「扱いやすさ」がもたらす自由、そしてバイクに宿る「物語」や「魂」を重視する、むらなす独自の視点をお伝えしました。
「終のバイク」選びは、単なる車種選びではありません。
これまでのライダー人生を振り返り、これからの未来を共に歩む「相棒」を見つける、特別な旅のようなものです。
筆者のように複数の「相棒」を持つ計画もまた、バイクライフを豊かにする賢い選択肢の一つです。
あなたの「人生最後のバイク」も、きっとどこかであなたを待っています。
急いで答えを出す必要はありません。
この記事で得たヒントを参考にして、あなたのバイクライフの集大成となる一台(あるいは複数台)をじっくりと、そして何よりも「楽しく」選んでください。
最高の「終の相棒」との出会いが、あなたのライダー人生をさらに輝かせることでしょう。
この記事がお役に経てば嬉しいです。
読者の皆さまのバイクライフを応援しています。
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投稿者プロフィール
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熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。