ネットで「バイク」と検索すると、ときどき「バイク マナー 悪すぎ」という言葉が出てきます。
バイクを心から愛するライダーとしては、正直あまり見たくない言葉です。
一部のライダーの迷惑行為が目立っているのは事実です。
しかし、全てのライダーのマナーが悪いわけではありません。
この記事では、昭和の時代から40年以上にわたり無事に走り続けてきた私(むらなす)が、次の世代へ残したいバイク文化と安全の習慣をお伝えします。
【この記事でわかること】
✅ヤエーやお礼でつなぐバイクの挨拶文化
✅アナログメーターとハロゲンライトの魅力
✅右後方確認とグローブで命を守る習慣
✅無事故40年超のベテランが実践する安全意識
| 【免責事項】 本記事の内容は、筆者の経験をもとに記述した「筆者個人の見解」です。実際に走行する際は自己責任で安全運転に徹しましょう。 |
ヤエーとお礼の合図!次世代につなぎたいバイクの挨拶文化

バイクに乗っていると、道路上でのちょっとした意思表示が大切だと感じます。
それは挨拶と感謝。たったそれだけで、その場の空気が少しやわらかくなります。
すれ違い時の挨拶!ライダー同士で交わすヤエーの魅力
対向車線を走るライダー同士が、すれ違いざまに手を挙げる挨拶。
今では「ヤエー」と呼ばれています。
僕が若い頃(1980年代)は「ピースサイン」と呼んでいました。
知らないライダー同士でも、すれ違う瞬間に軽く手を挙げる。
ただそれだけなのに、なんとなく嬉しいものです。
「お互い、無事に帰ろうな」
そんな気持ちが込められているように感じます。
もちろん、交通量が多い場所やカーブの途中で無理に手を振る必要はありません。
安全が最優先です。
でも、余裕のある道で軽く挨拶を交わす文化は、これからも残ってほしいと思います。
【プチコラム:ヤエーでほっこり】
僕の地元熊本の「阿蘇」を走っていると、ヤエーをしてくれるライダーにたくさん出会います。
スタイルは色々。
・「ハイタッチ」っぽく手のひらを挙げる
・昔ながらの「ピース」
・「バイバイ」みたいに手を振る…などなど。
心が「ほっこり」する「嬉し楽しい」瞬間です。
道を譲られた時のお礼!感謝を伝えるありがとうサイン
クルマに道を譲ってもらったとき、僕はできるだけお礼の合図をします。
・左手を軽く挙げる。
・少し頭を下げる。
・停車中なら会釈する。
たったそれだけ。
でも、その一瞬の合図で、その場の雰囲気が和む感じがするのです。
道路はライダーだけのものではありません。
クルマ、自転車、歩行者、すべての人と共有しています。
だからこそ、ありがとうサインのような意思表示は、次の世代にも残したいですね。
アナログメーターとハロゲン!今も残したいマシンの魅力
最近のバイクは、本当に進化しました。
液晶メーター、LEDライト、電子制御、ライディングモード…などなど。
一方で、昔ながらのアナログな仕組みにも、僕は今でも魅力を感じています。
針の角度で速度を把握!アナログメーターの視認性

最近は、液晶メーターを採用するバイクが増えました。
情報量が多く、見た目も先進的です。
ただ…あくまで個人的な見解ですが、「数字」を表示するデジタルメーターよりも、「針」でスピードを表示するアナログメーターの方が僕は好きです。
理由は単純。
針の角度で、だいたいの速度が一瞬でわかるからです。
走行中、メーターを長く見つめるのは危険です。
前方から目を離す時間は、できるだけ短くしたい。
アナログメーターなら、針の位置をチラッと見るだけで感覚的に速度をつかめます。
デジタルメーターの場合は、数字を見て、それをスピードに脳内処理するのにちょっぴり時間がかかる…昭和のオッサンの正直な気持ちです(笑)
もちろん、デジタルメーターにもよさはあります。
正確な数値がわかるし、燃費や航続距離など便利な情報も表示してくれる。
でも、昔ながらの針が動くメーターには、機械としてのわかりやすさがあります。
「時代に逆行している」と言われるかもしれないけど、残してほしいですね。
断線しても片方は点灯!ハロゲンライトの安心感
現代のLEDライトは明るく、消費電力も少なく、寿命も長い。
これは大きな進化です。
一方で、昔ながらのハロゲンライトにも、僕は安心感を覚えます。
ハロゲンバルブは構造がシンプルだからです。
ロービームが切れたとしても、バルブの構造によってはハイビーム側が残っている場合があるので、応急処置をすれば走れます。
以前、LEDライトの基盤が壊れたことが原因でヘッドライトが全消灯したことがありました。
幸い夕方でまだ明るかったけど、かなり怖かった…
その点、基盤などないシンプルなハロゲンバルブには、捨てがたい魅力を感じます。
もちろん、すべてのLEDが危険という話ではありません。
現代のLEDライトは性能も信頼性も高く、夜間走行の安全性を高めてくれます。
ただ、古い仕組みにも「直しやすい」「交換しやすい」「構造がわかりやすい」というメリットがあります。
最新装備を否定するつもりはありません。
でも、昔ながらのシンプルな部品が持つ実用性も、忘れたくないですね。
【プチコラム:優しい光】
あくまで僕の主観ですが…ハロゲンの方が「優しい光」に見えます。
温かみがあるというか…
好みの問題ですが、個人的にはハロゲンの光の質が好きです。
右後方確認とグローブ!命を守るバイクのマナーと習慣
バイクの安全は、テクニックだけで守れるものではありません。
大切なのは、基本です。
地味な基本の習慣が事故を遠ざけます。
発進時の事故を防ぐ!白バイも徹底する右後方確認の習慣

発進するとき、ミラーだけで後方を見て、そのまま動き出すライダーを見かけます。
でも、僕は違う。
必ず首を振って右後方を確認します。
ミラーには死角があります。
少しの見落としが事故につながるかもしれません。
白バイ隊員の発進動作を見ても、右後方の目視確認を徹底しています。
形式的なものではありません。
本当に必要だからやっているのです。
右後方確認は、周囲へのマナーであると同時に、自分の命を守る作法です。
究極のプロである白バイは自分を守るためにも右後方確認をやっています。
「右後方確認」は、マネて残していくべき習慣だと思います。
転倒や飛び石から手を守る!グローブ着用という最低限の安全装備

夏になると、素手でバイクに乗っている人をよく見かけます。
気持ちはわかります。
暑いですからね。
でも、素手でバイクに乗るのはおすすめしません。
万一転倒したとき、人間は反射的に手をつきます。
その手が素手だったら、路面で皮膚を削られます。
想像するだけで痛い。
それだけではありません。
走行中に飛び石や虫が手に当たることもあります。
僕は過去に、カナブン系の硬い虫が手の甲にぶつかったことがあります。
グローブをしていたから助かりましたが、素手だったらかなり痛かったはずです。
痛みで操作を乱す可能性もあります。
手は、アクセル、ブレーキ、クラッチを操作する大事なところです。
そこを守らないのは、かなり危険です。
グローブ着用は、法律上の義務ではありません。
でも僕の中では、ヘルメットに次ぐ必須装備です。
暑い日でも、グローブをして走りましょう。
バイクへの偏見を払拭!限定解除ライダーが実践する安全意識
バイクへの偏見をなくすには、ライダー自身の行動が大切です。
無茶な走りや迷惑行為が目立てば、世間からの目は厳しくなります。
一人ひとりが安全に、丁寧に、周囲へ配慮して走り、バイクの印象をよくしていきましょう。
大型初心者の事故を防ぐ!安全対策と教習の重要性

僕は昭和の時代に限定解除しました。
当時の限定解除は、運転免許試験場で大型二輪でコースを走って検定を受ける、合格率が低い厳しい試験でした。
だから偉い、という話ではありません。
むしろ、あの時代を知っているからこそ、今のライダーにも安全意識を大切にしてほしいと思っています。
現在は、指定自動車教習所で大型二輪免許を取得できます。
昔に比べると、大型バイクに乗りやすくなりました。
これはよいことです。
多くの人がバイクを楽しめるようになったのですから。
ただし、大型バイクはやはり重くて速い。パワーもある。
アクセルを少し開けただけで、想像以上に前へ出ます。
免許を取った直後は、技量よりもバイクの性能が上回っていることがあります。
だからこそ、納車後すぐは、無理をしないことが大切です。
最初は近場で慣れる。
Uターンや取り回しを練習する。
安全運転講習にも参加する。
疲れたら早めに休む。
大型に乗ること自体は悪くありません。
でも「大型に乗っている自分」に酔ってしまうと危ない。
実は…20代前半の頃、GPz900R Ninjaに乗っていた僕は、自分に酔ってました。
今にして思えば、恥ずかしいし、かなり危なかった。
バイクの性能ではなく、自分の今の実力に合わせて走る。
これが大切だと思います。
昭和の限定解除ライダーがつなぐ!無事故40年超の交通安全意識

僕は昭和62年に運転免許試験場で限定解除し、1984年から現在までバイクに乗り続けています。
そして、40年以上の間、無事故を継続しています。
ただし、僕は特別に運転がうまいわけではありません。
むしろ、かなりビビりです(笑)
若い頃は、速いバイク仲間がたくさんいました。
腕に自信があるライダーもいました。
でも、当時の仲間の多くはバイクを降りてしまいました。
一方、今も乗り続けているバイク仲間を見ると、共通点があります。
・無茶しない
・疲れたら休む
・雨なら引き返す
・危ないと思ったらスピードを落とす
・自分の腕を過信しない
バイクで一番大切なのは「無事に帰ること」です。
ツーリングのゴールは、峠の頂上でも、目的地の駐車場でもありません。
家に帰り着くことです。
僕が次の世代に伝えたいのは、速く走る技術よりも、生き残るための考え方です。
・安全第一!
・無事帰る!
こういった考え方は、これからもずっと伝えていきたいと思っています。
よくある質問(FAQ)
ここでは、バイクのマナーや安全習慣について、初心者から寄せられやすい疑問に答えます。
Q1. バイクのありがとうサインとは何ですか?
バイクで走行中、道を譲ってくれたクルマや歩行者に対して、感謝を伝える合図です。
・左手を軽く挙げる
・軽く会釈する
・停車中なら頭を下げる
状況に応じて、無理のない範囲で感謝を伝えましょう。
相手に「ありがとう」が伝われば十分です。
Q2. バイクの暗黙のルールとは何ですか?
法律で決まっているわけではありませんが、ライダー同士が安全に、気持ちよく走るための共通認識のようなものです。
たとえば…
・すれ違い時のヤエー
・マスツーリング時の千鳥走行
・道を譲られたときのお礼
・無理な追い越しをしない配慮
こうした行動は、強制されるものではありません。
でも、周囲への気配りとして、よく見かけます。
Q3. バイクのマナーが悪いとどうなりますか?
一部のライダーの迷惑行為で、バイク全体の印象が悪くなります。
・騒音
・危険なすり抜け
・無理な追い越し
・集団での迷惑行為
こうした行動が増えると、バイクへの印象が悪くなります。
すると、二輪車の通行禁止区間が増えたり、ライダーが歓迎されない場所が出てきたりするかもしれません。
バイク文化を未来につなげるためにも、一人ひとりのマナーが大切です。
誇り高きバイク文化と安全な習慣を次の世代へ残すために
バイクの世界には、これからも残したい文化や習慣があります。
すれ違うライダー同士のヤエー。
道を譲ってくれた相手へのありがとうサイン。
発進前の右後方確認。
グローブを着けて走る安全意識。
無理をしない、無事に帰るという考え方。
どれも特別なことではありません。
でも、こうした小さな習慣の積み重ねが、バイク文化を守っていくのだと思います。
アナログメーターやハロゲンライトのような昔ながらの装備にも、今だからこそ見直したい魅力があります。
新しいものを受け入れつつ、古くからの良いものも大切にする。
僕はこれからも、安全第一で走り続けます。
そして、次の世代のライダーにも、バイクを長く楽しんでほしいと思っています。
速さよりも、安全。
見栄よりも、無事帰ること。
一人よがりではなく、周囲と気持ちよく道路を共有する。
こういったことが、長くバイクと付き合うための考え方だと思います。
誇り高いバイク文化と安全な習慣を、次の世代へつないでいきましょう。
この記事が読者の皆様のお役に立てば嬉しいです。
読者の皆様のバイクライフを応援しています。
投稿者プロフィール

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熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。










