道路上には危険がいっぱい。
事故に遭う確率を下げるためにも常に『かもしれない運転』を心がけましょう。
道路上には、「歩行者」「自転車」「クルマ」「バイク」最近では「電動キックスクーター」など様々な移動手段の人々がいます。
そんな人々の中には、予測不能な行動をする人たちが存在します。それらを未然に避け、安全に運転するためには、どこを見て、何に注目すべきなのでしょうか?
今回の記事では、ベテランライダーたちがどのように危険を見つけ出し、それを避けているのか「危険を予知するための観察ポイント」について解説します。
皆さんもベテランライダーの視点を学んで、より安全なライディングを実現しましょう!
【歩行者も自動車も】ながらスマホ
今やスマートフォンは生活になくてはならないガジェットですが、歩きスマホやながら運転など不都合なこともたくさんあります。
歩行者も自転車も、クルマのドライバーでさえも、『YouTubeを見ながら』『ソーシャルゲームをしながら』『SNS投稿しながら』歩いたり運転したりする人たちが後を絶ちません。
バイクで走っていて『ながらスマホの歩行者』と接触することは少ないかもしれませんが、車道を走る自転車や前方を走るクルマがながらスマホをしていたら非常に危険です。
濃いスモークがかかっていなければ、リアウィンドウ越しに前方のドライバーの目線や手元がある程度確認できます。
そういった車両からはいつも以上に車間距離を空けて、可能であれば追い越してしまった方がいいでしょう。
【急な動きが多い】タクシー・自転車
タクシーはお客さんから呼び止められたり、「ここで止めてくれ」といった指示を受けたら『そこは危ないでしょう!?』というような場所でも突然に止まったりUターンしたりします。
”急”停車や、”急”な車線変更、”急”な右左折に備えて、タクシーとは他の車両よりも車間距離を空けて”急”な動きに対応できるよう動きをよく観察しながら運転しましょう。
また、自転車も同様に危険な運転をする人が多くいます。
特に運転免許が不要ということもあり、道路交通法などを把握していない学生さんたちも当たり前のように公道を走っています。
一時停止をしないのは当たり前、道路の横断や逆走、車線変更や右左折の際に安全確認もしている人は少ないのではないでしょうか。
交差点でカーブミラーに自転車が写っていたら、止まることなく交差点に進入してくるものと思って徐行したほうが無難です。
【ふらふら運転】ミラー越しに目線を確認
初心運転者やサンデードライバーは、右左折時に反対方向へ大きく膨らんで曲がっていったりなど、変わった動きをすることが多いです。
ナビを注視しながら運転していたり、キョロキョロと周りを見ながら運転していることもあり、突然車線変更をしたり右左折したりすることもあります。
リアウィンドウ越しにドライバーの目線や、車体の動き、タイヤの向きなどに注意しながら相手の動きを予測しましょう。
こういったドライバーは周囲の安全確認にまで意識が及んでいないことが多いので注意してください。
どんな動きをしてきても対応できる距離を保ちつつ、可能なら追い越して離れたほうが安全です。
【死角注意】見通しの悪いカーブや車列からの飛び出し
見通しの悪い交差点やカーブで、速度を落とさずに駆け抜けていませんか?
「その速度で通過して、死角になっているその先にクルマや人がいたら対応できるのか?」といつも疑問に思います。
対向車線からもセンターラインを割って曲がってくるバイクやクルマもいるので、できる限り速度を落として曲がりましょう。
カーブミラーは必ず確認し、カーブの先に対向車や障害物がないかどうか確認することを忘れずに。
最悪の場合、バイクを捨ててでもご自分の命を守ってください!
また、渋滞中・信号待ちの車列などからの歩行者や自転車の飛び出しにも注意が必要です。
影、頭、足など『物陰に何かがいる』ヒントを見落とさないように視野を広く持って運転しましょう。
なんのヒントも前触れもなく、急に現れることもあるので対応できる速度で走るようにしてください。
すり抜け中のバイクなどを観察していると、危ないシーンをよく見かけるので合法な場合でもすり抜けはしないほうが無難です。
【新たな脅威】電動キックスクーター
最近は地方都市の福岡でも電動キックスクーターやフル電動自転車を見かけるようになってきました。(ナンバーのない違法なものも含めて)
きちんとナンバー登録されているものに関しては、ちゃんと運転マナーを理解して乗っているように感じますが、未登録の車両は非常に危険です。
かなりの速度が出る上に、ヘルメットも被らず逆走したり、安全確認をせずに交差点に進入したりと、とんでもない運転をしている方がいます。
こちらができる安全対策は、歩行者や自転車に対するものと同じですが速度が早いのでより注意が必要です。
まとめ
ベテランライダーたちがどのように危険を見つけ出し、それを避けているのか「危険予知のためのポイント」について解説しました。
事故を起こすと、相手だけでなく自分も命を落とす可能性が高いのがバイクという乗り物です。
道路上には危険が溢れています。いつでも『かもしれない運転』を心がけましょう。
投稿者プロフィール
-
バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
最新の投稿
- コラム2024年11月20日【夜間の街乗り攻略法!】初心者でも安心して走るためのマナーや注意点を解説!
- コラム2024年10月31日【疑問】「オービス」と「Nシステム」ってどう違う?知っておくべき取り締まり装置の役割
- メンテナンス2024年10月24日【バイクのサビ取り完全ガイド!】簡単サビ取り法と長持ちパーツの選び方
- コラム2024年10月22日【これで安心!】バイクで煽られないための運転術と万が一の対処法