皆さん、こんにちは。
読者の皆さまは、愛機の盗難対策や防犯対策は大丈夫でしょうか?
SNSを見ていると…悲しいことに、バイクパーツが盗難に遭ったという投稿があとを絶ちません。バイクパーツやバイク本体の窃盗は、この世から無くならないと思って対策をすることが重要です。
今回は、バイクパーツが盗難に遭わないようにするための対策を紹介します。
この記事で紹介する方法が完璧とは言い切れません。しかし、盗難に対する一定の抑止効果はあります。
読者の皆さんの大切な愛機が盗難に遭わないよう、対策を打ちましょう!
泥棒の心理を知る
バイクやバイクパーツを盗もうとする泥棒には特有の心理があります。その心理を知り、泥棒に「簡単に盗めない」と思わせる工夫が必要です。
盗むのが面倒と思わせる
泥棒は「盗めそう」と思うバイクやパーツを狙います。逆に「盗むのが面倒だな…」と思うと狙いません。
泥棒が嫌がるのは時間が掛かることです。泥棒は狙ったバイクやパーツを短時間に素早く盗むことを優先します。時間が掛かれば、人に見つかる(見られる)確率が高くなるからです。
たとえば…バイクにカバーをかけて、前輪と後輪それぞれにチェーンロックをセットしておけば、泥棒は「面倒」と思うことでしょう。
面倒と思わせるだけで、盗難に遭う確率を下げることができます。
明るいところに駐輪する
泥棒は暗いところに駐輪してあるバイクやパーツを狙います。暗いところは目立たないから盗みやすいのです。
バイクは夜間に明るい照明がある駐輪場に置きましょう。自宅の駐輪場が暗い場合は、人感センサー式の照明をつけるのも良い方法です。
人目に触れるところに駐輪する
泥棒は人に見られることを嫌います。ということは、バイクを目立つ場所に駐輪するのもひとつの方法です。
私が住むマンションは大きな国道に面しており、バイク専用駐輪場は車や歩行者からよく見える位置にあります。20年以上住んでいますが、マンション住人のバイクやパーツが盗まれた話は一度も聞いたことがありません。
余談ですが…私が住むマンションの自転車専用駐輪場は敷地内の奥まった暗いところにあり、そこに駐輪していた自転車が盗まれた…という話は聞いたことがあります。
つまり…泥棒は簡単に盗めそうで、暗く人目につかない場所に駐輪してあるバイクやパーツを狙います。
簡単に盗めない工夫をして、明るく人目につく駐輪場に愛車を置きましょう。
バイクパーツや部品の盗難対策
最近、増えているのが有名メーカーの高級マフラー(サイレンサー)盗難。通常、マフラー(サイレンサー)はボルトやナットなどで固定してあるだけです。
ボルトとナットだけでは、慣れている窃盗犯の手にかかれば簡単に取りはずして持ち去られてしまいます。
ナットとボルトをセキュリティボルト(盗難防止ボルト)に付け替えれば、窃盗犯は簡単にはずせなくなります。専用の工具がないと、はずせないからです。
マフラーに限らず、カスタムしたバイクの部品のボルトとナットをセキュリティボルトに交換して盗難を防ぎましょう。
セキュリティボルトに交換する際は、適合サイズを確認してくださいね。
セキュリティボルト(盗難防止ボルト)
セキュリティ効果の高いボルトと専用工具のセット商品です。取り付け、取りはずしには専用の工具が必要です。簡単に取りはずせないセキュリティボルトは、一定の防犯効果があります。
バイク本体の盗難対策
バイクパーツを盗難から守るためには、バイク本体の盗難対策をすることが有効です。泥棒が嫌がる盗難対策をされたバイクに、泥棒は近づきません。
バイク本体の盗難対策は、パーツ盗難の対策にもなります。「盗難対策しているんだぞ!」と アピールすることも大切です。
音が出るタイプの「振動感知型アラーム」がついた防犯グッズも効果があります。
泥棒が嫌がるように、防犯グッズを二重三重に組み合わせた盗難対策をしましょう。
ちなみに私の盗難対策は…
①バイクカバー
②極太チェーンロック(リアタイヤ)
③チェーンロック(フロントタイヤ)
④ディスクロック
この4つです! この方法で、愛機を購入した2009年以来、バイク本体やパーツの盗難に遭ったことがありません。
バイクカバー(チェーン通し穴ありタイプ)
カバーの役目は愛機を風雨から守るだけではありません。防犯上にも大きな意味があります。
カバーをかければ、外から見ただけでは中のバイクがわかりません。盗むためにはカバーをはずさなくてはならず、手間がかかります。
フロントとリアタイヤの位置に、チェーンロックを通すための穴を開けてあるカバーを選びましょう。
極太チェーンロックで地球ロックする
簡単に切断できない極太サイズが望ましいです。そして、できれば「地球ロック」(注1)できるよう、長いサイズを選びましょう。
(注1)地球ロック…建物の柱など、地球につながっている頑丈なものにつないでロックをすること。
U字ロック
簡単に切断できないのがよいところです。しかし、原付や軽いバイクにU字ロックを使った場合、バイクを持ち上げてバイクごと持ち去られる恐れがあるので、ほかの盗難対策も組み合わせましょう。
ディスクロック(振動感知アラーム内蔵型)
フロントブレーキのディスクプレート(ローター)の穴にガッチリ施錠するロックです。ディスクロックをされたバイクは、簡単に動かすことができません。
振動を感知してアラーム(警報)が鳴り響くディスクロックは、さらに防犯効果が高くなります。
しかし、ディスクブレーキでないバイクには使えません。また、軽量バイクに使用した場合、バイクを持ち上げてバイクごと持ち去られる恐れがあります。
ディスクロックもほかの盗難対策を組み合わせて使いましょう。
ブレーキロック(振動感知アラーム内蔵型)
フロントブレーキを握ってブレーキが効いた状態でロックしておく盗難対策です。フロントブレーキレバーにセットすれば、簡単にバイクを動かせなくなります。
不審な振動を感知すると、アラーム(警報)が鳴り響くタイプです。
防犯カメラ(トレイルカメラ)
あまり考えたくないけど…もしも、盗難に遭った場合のことを考えて、証拠映像を残すための防犯カメラ(トレイルカメラ)の設置も有効な方法です。
配線不要、乾電池式のタイプは簡単に設置できます。夜間も撮影可能で、人感センサー内蔵タイプがよいでしょう。
番外編:ツーリング先での盗難対策
悲しいことに、ツーリング先でヘルメットを盗まれた…などという話もよく聞きます。ツーリング先も用心に越したことはありません。
出先には出先用の持ち運べる防犯グッズを持って行きましょう。盗難対策していることをアピールするのは、盗難に対する一定の抑止効果があります。
私は…ツーリング先では、これ見よがしに盗難対策をアピールしています。
ヘルメットワイヤー+南京錠
ヘルメットロック
ヘルメットロックホルダーが付いてないバイクには、後付けキットを取りつけて盗難を防ぎましょう。
まとめ:二重三重の盗難対策を!
バイクやバイクパーツを盗難から守るためには、防犯対策の意識を普段から強く持つことです。今の時代、メインキーを抜いてハンドルロックをしただけでは簡単に盗難に遭ってしまいます。
盗難を防ぐためには、泥棒が嫌がる盗難対策をしましょう。泥棒が嫌がるのは盗むのに時間がかかること、人に見られる(目立つ)こと、面倒くさいことです。
二重三重の盗難対策をされたバイクは、泥棒が嫌がります。
この記事で紹介したような盗難対策を複数ほどこして、愛機を守りましょう。
こちらの記事もぜひご覧ください。
読者の皆様の大切な愛機やパーツが盗難に遭いませんように…
それでは、また。
投稿者プロフィール
-
熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。
最新の投稿
- ツーリング2024年11月14日【地元ライダーが選ぶ】熊本県のおすすめロードとツーリングスポット&グルメ7選
- お役立ち2024年11月9日秋冬のツーリングウェアはコレ!気温15℃前後の服装をベテランが伝授
- コラム2024年11月3日違うジャンルのバイクに乗り換えて良かったこと、しんどかったこと
- コラム2024年10月12日【好きを仕事に】未経験からでも始められるバイク系ライターの成功方法とスキル