どうやら今年も夏が暑いらしい…ってか既に暑い…こんな暑い時にバイクなんて乗ってられないけど、それでもやっぱり乗りたくなるのがライダーのサガってもんですよね?
しかし、どうせバイクに乗るなら涼しいところに行きたい!つまりは標高の高い場所に!しかも日帰りで!
…はい!そんなアナタのワガママな条件を満たす、関東圏の日帰りOKな標高1,000m以上の絶景&避暑ツーリングスポットをまとめてみました。
道:志賀草津道路(長野県・群馬県)
国道最高所の2,172m付近を通過する、まさに避暑にぴったりの絶景ワインディングロードが「志賀草津道路」です。
言わずと知れたライダーに絶大な人気を誇る日本屈指の名道で、全長約50kmとボリューミーであること、刻一刻と変化する景色に目を奪われること、国道(292号線)なので通行料が無料であること、そして長野県の渋温泉と群馬県の草津温泉という人気温泉地を結んでいることが人気の理由です!
ちなみに僕が6月初旬にここをセローちゃんで走った時は、山頂付近にまだまだ雪が残っており…それはそれは色々な意味で涼しかったです(意味深)
志賀草津道路を走るなら絶対に押さえておきたい場所が「渋峠ホテル」で、ちょうど長野県と群馬県の県境に位置しています。
なんといっても標高2,152mの高地にあるので夏でも涼しく、しかもたった100円で「日本国道最高地点到達証明書」を発行してくれる大変ありがたい場所です(宿泊関係なし)
ちなみにここからちょっと進むと「日本国道最高地点の碑」が設置してあるライダー定番の撮影スポットがありますが、あくまで証明書をゲットできるのはここだけです!
志賀草津道路
〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町入山
TEL:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:所々にあり
公式HP:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/kankou/1008.php
道:富士山スカイライン(静岡県)
日本が世界に誇る「Mt.Fuji」の五合目!なんと!その高さ標高2,380m付近までバイクで行ける道が「富士山スカイライン」です。
先に紹介した志賀草津道路はあくまで「国道の最高所」を通過する道ですが、こちらは正真正銘の「バイクで行ける日本最高所へと続く道(国道ではない)」となっており、ある程度上がると「雲が下に見える」という実に神々しい非日常体験ができます!
具体的には静岡県の富士宮市と御殿場市を結ぶ「県道23号線・152号線・180号線」が富士山スカイラインと呼ばれており、山麓を走る「周遊区間」と五合目を目指す「登山区間」で構成されています。
標高2,380m付近の「富士宮口五合目」まで行ける「登山区間」の入り口には分かりやすい案内表示が出ています。
無論、ライダーとしてはそのまま行ってみたい衝動にかられると思いますが…そこは一旦落ち着いて冷静に判断することをおすすめします。
なんせ下界との気温差が半端ない道ですし…まるで日光のいろは坂のようにヘアピンアーブが永遠と続く「少なくても初心者には1mmもおすすめできない道」ですので…ここは心と体と装備が整っている時にチャレンジしましょう!
富士山スカイライン
〒417-0801 静岡県富士市大淵
TEL:054-221-2752(交通基盤部道路局道路保全課)
料金:周遊区間・登山区間ともに通行無料
バイクOKの駐車場:所々にあり
公式HP:https://www.fujiyama-navi.jp/entries/oBrZj
道:つまごいパノラマライン(群馬県)
まるで北海道のような広大で美しい丘陵地帯を貫く群馬県の絶景ロードが「つまごいパノラマライン」です。
その名も「嬬恋村(つまごいむら)」の国道でも県道でもない「広域農道」がつまごいパノラマラインで、標高800~1,400m付近の涼しげな高原地帯をのんびりと走ることができます!
ちなみに総延長は約35kmとなかなかのボリュームを誇っており、しかも信号も交通量も少ないことから近年関東圏ライダーの注目の的になりつつある道です(以前は知る人ぞ知る道)
個人的なつまごいパノラマラインのおすすめスポットが「愛妻の丘」で、実は嬬恋村はその名前から「愛妻家の聖地」としても知られています。
そして、愛妻の丘はまさに「聖地の中の聖地」と呼ぶのにふさわしい場所で、まるで僕のように絵に描いたような愛妻家のライダーは、ここで奥様に向かって「愛してるよぉぉぉ〜!!!」と叫ぶことが義務付けられています!
なお、残念ながら愛する奥様がいないライダーは、ここで未来の奥様に向かって「愛してるよ〜」と叫んでおくと良縁に恵まれる…かもしれません…(周りに人がいない時に叫ぶことを推奨)
つまごいパノラマライン
〒377-1611 群馬県吾妻郡嬬恋村
TEL:0279-82-1293(嬬恋村役場観光商工課)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:所々にあり
公式HP:https://tsumatabi.com/
絶景スポット:山中湖明神山パノラマ台(山梨県)
2024年11月にリニューアルされた富士山を一望できる山梨県の絶景スポットが「山中湖明神山パノラマ台」です。
標高約1,090mに位置する展望テラスで、高地の涼しさに包まれながら富士山と山中湖のゴールデンコンビを心ゆくまで堪能することができます!
なお、山中湖明神山パノラマ台は県道730号線沿いに位置していますが、入り口がそれなりのカーブの途中にあること、そして駐車スペースが車7台分と少ない点は要注意です。
山中湖明神山パノラマ台は富士山の四季折々の景色を満喫できるので、何度行っても新鮮な気分を味わうことができます。
特に初夏の新緑と秋のススキに囲まれた富士山はとにかく印象的で、1日の間でも特に夕日の時間帯は最高にドラマチックです!
しかし、先に説明したように駐車スペースが限られているのと、リニューアルの影響でただいま絶賛人気爆発中なので…少なくても週末に行くことは避けることをおすすめします。
山中湖明神山パノラマ台
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野
TEL:0555-62-3100(山中湖観光協会)
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:あり
公式HP:https://lake-yamanakako.com/spot/10348
トレッキングスポット:尾瀬(群馬県)
最後は僕のように「ツーリング先で歩くこと」が大好きなライダーには堪らない!…けれど歩くことが嫌いなライダーには1mmも関係ない場所が「尾瀬」です。
かの有名な童謡「夏が来れば〜思い出す〜はるかな尾瀬〜♪」でお馴染みの尾瀬は実は群馬県に入り口があるので、関東エリアなら十分日帰りツーリングが可能です。
もちろん標高1,400mの高地に位置しているので、夏でも涼しくトレッキングで汗ダラダラ…なんてこともございません!
ちなみに尾瀬とは福島県、新潟県、栃木県、群馬県の4県に跨る日本最大の山岳湿地帯です(えっへん)
群馬県の尾瀬の玄関口「鳩待峠(はとまちとうげ)」は残念ながらマイカー規制でバイクで行くことができず…戸倉エリアにある「尾瀬第一駐車場(もしくは第二駐車場)」にバイクを停めて乗合バスかタクシーでアクセスする必要があります。
ちなみに尾瀬第一駐車場はバイクなら駐車代が無料で、乗合バスの料金は1,300円となっております。
…と聞くと「そこまでして行く必要がある?ってかバイクでアクセスできないとかツーリングの意味がなくない?」と思うかもしれませんが…僕は時にバイクを降りて現地の交通機関を利用したり、それからトレッキングに興じるのもまたツーリングの楽しさの一つだと思っています(尾瀬は涼しいし)
尾瀬
〒378-0411 群馬県利根郡片品村戸倉(鳩待峠)
TEL:027-220-4431(公益財団法人 尾瀬保護財団)
料金:入場・トレッキング無料
バイクOKの駐車場:尾瀬第一駐車場(もしくは第二駐車場)
公式HP:https://oze-fnd.or.jp/
猛暑の現代こそ標高1,000mオーバーの世界へ
結論、暑いなら標高の高い場所に向かいましょう!少なくてもバイクに乗っている限りは、平地で涼しい場所は道の駅かコンビニくらいしかありません。
猛暑の現代だからこそ、夏のツーリングは標高1,000mオーバーの世界で決まりです!
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投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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