二輪免許がなくても、車の免許があれば乗れる50ccバイクは、日常の移動手段としてとても便利！
そこで今回は国産のスクーターを中心に、50ccの原付バイクを紹介していきます。女性の心にも刺さるよう、デザイン重視でおすすめをまとめました。
原付バイクの魅力
原付バイクの魅力は、以下の3点。
- バイクに比べ免許を取得しやすい
- 価格・維持費が安い
- 積載能力がある
1つずつ、解説していきます。
バイクに比べ免許を取得しやすい
「普通運転免許」を取得すればセットで原付免許もついてきます。16歳以上であれば原付き単体での教習が受けられるので、早い人は誕生日を迎えてすぐに教習所を申し込むそう。
原付きのみ免許を取りたい場合は、適性検査と学科に合格し、3時間の原付き講習を受ければ最短1日で免許を取得できます。
費用相場は受験料が1500円、講習料が4500円、交付手数料が2000円ほど。費用も1万円以下に収まるので、ちょっとバイトを頑張れば講習料はすぐに用意できるでしょう。
価格・維持費が安い
まず車検がないので、車検代が不要です。単車そのものも20万円以下で購入できるものもたくさんあり、51cc以上の車体と比べると安く抑えられるでしょう。
さらに税金や自賠責保険料、原付にかかるガソリン代や各パーツなど総合的に見ても、51cc以上の排気量バイクより安いところが魅力です。
積載能力がある
原付やスクーターにはシート下に収納スペースがあり、書類や工具しか入らない二輪車と比べると積載能力が勝ります。
足つきもよく扱いやすいことも手伝って、買い物などに重宝する乗り物ともいえるでしょう。
原付の弱点も知っておこう！
魅力がたくさんある一方で、原付には以下の弱点もあります。
- 制限速度が30Km以下
- 右折レーンを含む片側3車線以上の道路では二段階右折が必要
- 二人乗りができない
パワーやスピードを求める人や遠方にツーリングしたい人、タンデムがしたい人には物足りないかもしれません。
50cc原付バイクはあくまで、ご近所用やチョイ乗りのためのアイテムとして利用するのがセオリーです。
おしゃれでかっこいい！50cc原付バイクを紹介！
コンパクトながら、おしゃれでかっこいい50ccの原付バイクをまとめました。
おしゃれな女性ライダーにおすすめの、素敵なデザインのものを厳選してご紹介していきます。ぜひ、原付選びの参考にしてくださいね。
【YAMAHA】イービーノ
引用元：YAMAHA公式サイト
コンセプト通り「レトロでポップで可愛い」と、女性に人気の車種。
新型50Vリチウムイオンバッテリー搭載で、手軽に充電可能です。ガソリンや排出ガスの匂いもなく、静かな走りも自慢！
充電1回あたりの電気代は約15円と経済的で、エコロジーかつエコノミーが実現しました。
1充電での走行距離は32kmです。(メーカー発表値）
| イービーノのスペック | |
| 価格 | 314,600円 |
| 全長 / 全幅 / 全高 | 1,675mm／660mm／1,005mm |
| シート高 | 715mm |
| 車体重量 | 68kg |
| エンジン | ZAD-SY11J／Y809E |
| 最高出力 | 1.2kW（1.6PS）／3,760r/min |
| 最高トルク | 7.8N･m（0.80kgf･m）／330r/min |
【HONDA】クロスカブ50
引用元：HONDA公式サイト
空冷4ストローク単気筒エンジンにより、快適かつパワフルな走りが実現。
スタイリッシュなデザインで、両足を載せて乗るよりも跨いで乗りたい人にぜひおすすめしたい車種です。
視認性を追求したメーターパネル。背景にカモフラージュ柄をあしらってアウトドア感を出しています。
くまモンとコラボした「くまモンバージョン」にも注目。
| クロスカブ50のスペック | |
| 価格 | 308,000円 |
| 全長 / 全幅 / 全高 | 1,840mm/720mm/1,050mm |
| シート高 | 740mm |
| 車体重量 | 100kg |
| エンジン | AA04E空冷4ストロークOHC単気筒 |
| 最高出力 | 2.7［3.7］/7,500（kW［PS］/rpm） |
| 最高トルク | 3.8［0.39］/5,500（N・m［kgf・m］/rpm） |
【HONDA】Dunk
引用元：HONDA公式サイト
50ccスクーターのDunk。
モダンな外装で男性を中心に人気で、2022年にカラーバリエーションを変更して再リリースされました。
省燃費のエンジン「eSP」搭載で、日常生活の相棒として活躍してくれるでしょう。後輪ブレーキをかけると前輪にもほどよく制動力が配分され、安定感も抜群です。
| Dunkのスペック | |
| 価格 | 229,900円 |
| 全長 / 全幅 / 全高 | 1,675mm×700mm×1,040mm |
| シート高 | 730mm |
| 車体重量 | 81kg |
| エンジン | AF74E・水冷 4ストローク OHC 単気筒 |
| 最高出力 | 3.3[4.5]/8,000 |
| 最高トルク | 4.1[0.42]/6,000 |
【SUZUKI】レッツ
引用元：SUZUKI公式サイト
カラーバリエーションは4種類。傷が目立ちにくい材料着色を採用しているので、きれいな状態をキープしやすいのが一番の強みです。
燃費の良さ、軽量な車体（70キロ）で扱いやすさを追求し、いたずらに流行を追いかけないところがニクい！
コンビニ用フックとインナーラック、シート下のトランクスペースで積載能力に長けています。
| レッツのスペック | |
| 価格 | 178,200円 |
| 全長 / 全幅 / 全高 | 1,660mm / 615mm / 995mm |
| シート高 | 695mm |
| 車体重量 | 70kg |
| エンジン | A409・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ |
| 最高出力 | 2.7kW〔3.7PS〕 / 8,500rpm |
| 最高トルク | 3.4N・m〔0.35kgf・m〕 / 7,000rpm |
中古車も負けていない！おすすめ50cc
今は国内生産終了していながら、中古になってもなおクールでおすすめの原付を2台紹介します。運が良ければ中古のバイクショップで出会えるかも⁉
【HONDA】ズーマー
引用元：HONDA公式サイト
個性的な外観が目を引くズーマー。
2001年の発売以来、若い世代を中心に人気を集めました。メットイン形状の収納を切り捨て、潔いネイキッド仕様にて君臨。
遊び心に満ちたビジュアルは、一度見たら忘れられませんね。
| ズーマーのスペック | |
| 価格帯 | 10.98万円 ～ 39.8万円 |
| 全長 / 全幅 / 全高 | 1,860mm/735mm/1,025mm |
| シート高 | 735mm |
| 車体重量 | 87kg |
| エンジン | AF69E 水冷4ストロークOHC単気筒 |
| 最高出力 | 3.1[4.2]/8,500 |
| 最高トルク | 4.0[0.41]/5,500 |
【YAMAHA】YB-1
引用元：YAMAHA公式サイト
スポーツタイプの原付一種として1995年にリリース。
1990年代にレトロバイクブームに乗っかり、SR400を彷彿とさせるデザインが人気でした。
50ccエンジンにして17インチのロードタイヤ、4段ロータリー式のマニュアルミッション、カフェレーサーを思わせるシングルシート。
しかも原付免許で乗れるという魅力満載の車種。生産終了となったのが残念ですね。
| YB-1のスペック | |
| 価格帯 | 13万円 ～ 22.8万円 |
| 全長 / 全幅 / 全高 | 1,760mm × 665mm × 960mm |
| シート高 | 745mm |
| 車体重量 | 75kg |
| エンジン | 空冷, 2ストローク, 単気筒, 49cm³ |
| 最高出力 | 3.4kW（4.6PS）/ 6,000r/min |
| 最高トルク | 5.5N･m（0.56kgf･m）/ 5,500r/min |
50ccクラスが生産終了ってホント？
残念ながら、排ガス規制の関係で2025年の秋に、メーカー問わずすべての50ccが生産終了します。
排気量が小さい原付ほど排ガス規制に対応できるバイクの開発が難しく、やむを得ない結果ということでしょう。
現在50cc原付を愛用している人や購入を検討している人は、気になる点があればバイクショップに早めに相談するのがおすすめです。
投稿者プロフィール
- 愛媛県今治市在住のママライダー。フリーランスのWEBライターです。主に文章を書き、趣味でイラストを描いてます。CB400SSに10年乗ったのち、2023年秋よりHONDAのグロムに乗り換え。田舎の下道や海沿いを、気の向くままにのんびり走るソロツーリングを好みます。地図と数字と冬が苦手。好きなのは旅、東京、コーヒー。初心者や女性ライダーさんに優しい記事をお届けできればと思います。
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