カーボンヘルメットと言えば、価格が高いというのが常識でしたよね?当然、レース仕様のカーボンヘルメットで何十万円というヘルメットは現在でも多数あります。
しかし、ツーリング仕様のカーボンヘルメットなら、お手頃価格なモノも多数存在しています。今回は、10万円以内で購入できるカーボンヘルメットにスポットをあてて紹介していきます。
カーボンヘルメットを知ることで、ヘルメット選びの幅が広がりますよ。
カーボンヘルメットとは
引用:unsplash
カーボンヘルメットとは、炭素繊維とプラスチックの複合材である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)や、炭素繊維強化炭素複合材(C/Cコンポジット)などの素材から製作されたヘルメットです。
同じカーボンでもCFRPは、炭素繊維で強化されたプラスチックで、C/Cコンポジットは炭素繊維で強化された炭素を意味します。CFRPを強化したものがC/Cコンポジットであり、曲げ・衝撃にも強く、耐熱性もあります。C/Cコンポジットはもともと、宇宙・航空機部品用に開発された素材なのです。
このようなカーボン繊維素材を採用し製作されているものがカーボンヘルメットと呼ばれています。
カーボンヘルメットの特徴
カーボンヘルメットの1番の特徴は、重量にあります。カーボンヘルメットはとにかく軽いです。そして軽いにもかかわらず強度は高く、そのため充分な安全性も確保されています。
もうひとつの特徴に、カーボン柄といわれる基本黒を基調とした模様が入っています。このカーボンの模様が高級感を醸しだしています。
カーボンヘルメットおすすめ商品
ASTONE(アストン)GT-1000F
ASTONE(アストン)はフランスのブランドで、元々は他のヘルメットメーカーの製品のOEM生産をしていたので、その技術力は自社製品の企画・製造にも十分に活かされています。
脱着式の内装はフランスブランドながらアジアンフィットを採用しているので、多くの日本人の頭にもしっくりフィットします。
そんなASTONEの製品のハイエンドモデルがカーボン製フルフェイスのGT-1000F。一番の特徴は驚きのこの価格ですが、これは卸売業者、流通業者を介さずに、ユーザーに商品をダイレクト販売することでコストの圧縮に成功したからです。
GT-1000Fのカラーラインナップの中でも特に人気が高いのが、見る角度によって色が変わる「イリジウムカラー」ですが、このモデルで価格は3万円台前半とFRP製ヘルメット並みの価格で、コストパフォーマンスといった点でも飛びぬけています。
参考価格:¥31,900(イリジウムカラー)
NOLAN (ノーラン) X-lite X-803
NOLAN(ノーラン)は、1972年にイタリアで創業したヘルメットメーカーです。安全性・機能性・デザイン・品質・コストとバランスの取れた商品は、80カ国以上のライダーから愛されています。
X-liteブランドは「X」から始まる型番のモデルで、カーボンなどのハイスペック素材を使用したラグジュアリーモデルです。
「X-803」は、フラッグシップモデルX-802RR UCの後継モデルで、高速走行時の安定性や、エアインテークの大型化、3Dメッシュ採用でヘルメット内部の快適性が大幅に向上しています。
参考価格:¥71,030
godblinc ZEALOT(ジーロット) NV Road Racer(NV ロードレーサー)
godblinc(ゴッドブリンク)は、品質の高い商品をリーズナブルな価格で提供することにコンセプトをおいた、安心の日本製ブランドです。
godblincの中でZEALOT(ジーロット)は、フラッグシップモデルを揃えるブランドで、「ジーロット=熱狂者」という意味から由来し、ライディングに夢中になるライダーをサポートしたいという思いから名付けられました。
この「NV ロードレーサー」は、ビンテージフルフェイスの原型をカーボンで具現化し、帽体はカーボンを採用し、内側にファイバーグラスを採用したハイブリッド製法でリーズナブルな価格を実現しています。
参考価格:¥37,526
PREMIER(プレミア) TROPHY CARBON NX
PLEMIER(プレミア)は、1956年にアメリカでスケートボードを生産するメーカーとして創業しました。1970年になるとバイク用ヘルメットの製造販売も開始します。その後イタリアに拠点を移し、現在は完全なイタリアのメーカーとなっています。
こちらの「TROPHY(トロフィー)」は、クラシックなスタイルで非常にお洒落なデザインとなっています。軽さと強さを併せ持つカーボンシェルを採用した、ヴィンテージスタイルのフルフェイスヘルメットです。
参考価格:¥78,800
SHARK(シャーク) SPARTAN(スパルタン) carbon skin
引用:Amazon
SHARKは、1991年に世界初のカーボンヘルメットを開発し、フランスで創業したメーカーです。高いパフォーマンスと安全性を保持し、MotoGPチャンピオンのホロヘ・ロレンソをはじめ、有名プロライダーにも愛されています。
こちらは、特徴的なカタチと多くのグラフィックモデル、レプリカモデルで人気の「SPARTAN」で、上位モデルのカーボンモデルになります。
参考価格:¥53,900
WINS JAPAN(ウインズジャパン) WINS A-FORCE RS FLASH
2009年に日本で誕生したメーカーで、国内でも新しいメーカーですが、インナーバイザーが搭載されたシステムヘルメット を初めて国内で販売したのはこのWINS JAPANなのです。
こちらは、WINSが誇るフラッグシップモデルの「A-FORCE RS」で、ドライカーボンシェル製となっています。
参考価格:¥45,500
godblinc ZEALOT(ジーロット) FlyboyJet(フライボーイジェット)
上記で紹介したgodblincのZELOTブランド、「Flyboy Jet」です。ジェットヘルメットのシルエットにこだわり、BELL500タイプの縦に長いシェル形状を採用しています。
こちらもカーボンとFRPファイバーグラスのハイブリット製法で、軽くても丈夫な構造となっています。ホワイトのセンターラインでクラシカルま雰囲気に仕上げてあります。
参考価格:¥22,700
BELL(ベル) Custom 500
上記のBELLの「Custom 500」、ジェットヘルメットです。BELLの創業第一作目として作成されたのが「500」でした。こちらは「500」の現代モデルであるCustom 500です。
カーボン複合シェル構造で軽くても丈夫な作りになっています。
参考価格:¥67,800
まとめ
「最高級素材!カーボンヘルメットおすすめ8選」という事で紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
カーボンヘルメットは、軽いうえに強度もあり、ヘルメットの素材として最上級の素材になります。ヘルメットの重量が軽ければ、それだけ首への負担が軽減されます。そのためロングツーリングになるほど、その効果の差が実感できると思います。
カーボンとファイバーグラスのハイブリット製法やカーボン複合シェル構造など、技術と開発の進歩により、今までよりも低価格でのカーボンヘルメットの販売が可能となったのです。
ヘルメット購入の際には、カーボンヘルメットも視野に入れて検討されてみてはいかがでしょうか?
この記事を読んで今までよりも「カーボンヘルメット」に興味を持っていただけたのであれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
モトコネクトでは他にもヘルメットに関する記事が公開されているので、ぜひチェックして見て下さい!
投稿者プロフィール
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バイク大好きで30年近く乗っています。
バイクのメンテナンス・カスタムは、ほぼ自分ですべてやります。
愛知県在住でツーリングも大好きです。
◇バイク保有経歴
ゼファー400(マフラーはモリワキのワンピース搭載)
⇒ボルティ(カフェレーサーフルカスタム)
⇒Roiyal Enfield Bullet350
⇒エストレヤ(カフェレーサー・CRキャブ搭載)
⇒GN125H(カフェレーサカスタム進行中・現在所有)
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よろしくお願いします。
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