数あるバイクの楽しみ方のひとつ、それはズバリ「峠・ワイディングロードの走りを楽しむこと」です!
次から次へと迫り来るコーナーに対して車体を傾けて、から〜の、アップダウンに対してギアを上げ下げして、から〜の、時折訪れる直線で加速する…そして、そんな自分に酔いしれる…そう、それがライダーってもんです。
だからと言って軽くサラッと流したいだけの日もあるし、ガチでコーナーを攻めたい日もあると思うので…今回は関東圏で日帰りで行ける難易度別の峠・ワインディングロードをまとめてみました。
初級:アネスト岩田 ターンパイク箱根(神奈川県)
おそらく関東圏のライダーなら知らない人はいないであろう、小田原市と湯河原町を結ぶ全長約15.5 kmの有料道路が「アネスト岩田 ターンパイク箱根」です。
富士山が見える絶景ワインディングロードとして知られているターンパイク箱根は、全体的に道幅が広くカーブが緩めなので「初心者でも走りやすい」という特徴があります!
加えて有料道路ゆえに路面状況も良好なので、走りはもちろん景色を楽しむ余裕もある「THE ツーリングロード」です。
ターンパイク箱根のバイクの通行料は650円となっており、現金に加えてETCのシステムを利用したキッシュレス決済「ETCX」を使うこともできます。
注意点としては自動車専用道路なので、残念ながら125cc以下のバイクは通行不可となっています…が!言うまでもなく箱根は日本屈指のツーリングパラダイスなので、原付ライダーは他のスポットをエンジョイしましょう。
ちなみに余談ですが「アネスト岩田 ターンパイク箱根」の「アネスト岩田」とは、横浜の産業機器メーカーの社名で、2015年からスタートしたネーミングライツによって社名が使われています。
アネスト岩田 ターンパイク箱根
〒250-0021 神奈川県小田原市早川2-22-1
TEL:0465-23-0381
料金:650円(現金・ETCX)125cc以下のバイクは通行不可
バイクOKの駐車場:数カ所あり(無料)
公式HP:https://www.htpl.co.jp/
初級:金精峠(群馬県・栃木県)
群馬県と栃木県の県境に位置する、標高2,000mオーバーの「金精峠」を貫くワインディングロードが国道120号線です。
ターンパイク箱根よりコーナーの鋭さと難易度は多少上がってはいますが…しかし路面状況が良好かつ雰囲気がとても良い道なので、ゆったりのんびり走るにはうってつけの道です(=初級レベル)
ちなみに金精峠の周辺は関東屈指の観光スポットやレジャースポットの宝庫なので、走り以外の楽しみも無限大です。
実は金精峠の頂上はトンネルになっており、その名も「金精トンネル」は「日本で一番標高の高い場所にある国道トンネル」だったりします。
これが群馬県側から侵入すると、トンネルを出た瞬間に「男体山×中禅寺湖=THE 日光」な絶景が目に飛び込んでくるので、思わずテンションが上がってしまうこと間違いなしです!
なお、トンネルの出口にはちょっとした駐車スペースがあるので、ここで絶景を堪能することができます…が!トイレが無いのでお急ぎの方(?)はそのまま公衆トイレのある「湯ノ湖」まで走ってください(極めて重要な情報)
金精峠
〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川
TEL:0278-58-3222(片品村観光協会)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:金精トンネル駐車場(無料)
公式HP:https://gunma-kanko.jp/spots/684
中級:奥多摩周遊道路(東京都)
東京都にある峠道!というウルトラパワーワードで今も昔もライダーに大人気の道が「奥多摩周遊道路」です。
もはや説明不要の関東を代表する走り屋のメッカで、週末ともなれば首都圏ライダーやクルマ好きがこぞってココを走りにやってきます!
なお、道としては全長約19.7kmの山岳ワインディングロードで、複合コーナーやタイトコーナーが程よく点在する中級レベルの道となっております。
奥多摩周遊道路を走った後のクールダウンスポットとして最適な場所が「麦山の浮橋」です。
いわゆる「ドラム缶橋」と呼ばれている奥多摩エリアを代表する観光スポットで、昔はガチでドラム缶の上に板を並べただけのヤバイ橋でしたが…現在は安定した「浮き橋」になっているので安心して渡れます。
なお、麦山の浮橋を渡る際は公衆トイレのある「峰谷橋無料駐車場」にバイクを停めることをおすすめします(徒歩10分程度)
奥多摩周遊道路
〒190-0200 東京都西多摩郡檜原村
TEL:0428-83-3634(東京都建設局西多摩建設事務所)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:数カ所あり(無料)
公式HP:https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/nishiken/Okutama-Hp/Okutama-Hp-Top.html
上級:碓氷峠(群馬県・長野県)
かつて江戸と京都を結ぶ「中山道」の一部だった「碓氷峠」は、群馬県と長野県を結ぶ「国道18号線」として現存しており、なんと!合計184ものコーナーが迫り来る!超テクニカルなワインディングロードになっています!
現在はおなじく国道18号線の「碓氷バイパス」がメインロードとなっているので、あくまで184コーナーの18号線はは「旧道」という扱いではありますが…無論ライダーなら旧道の方を走るべきです!
ちなみに常にあれこれ気になってしまう「HPS気質」な僕としては、ここを走ると運転に集中せざるを得ないので…ある意味マインドフルネス(=目の前のことに集中)に通じる道だと思っています。
碓氷峠を走るライダーの82.3%(適当な数値)が立ち寄る観光スポットが「めがね橋」で、かつて日本初のアプト式鉄道が導入された際に建造された「日本最大のレンガ造りのアーチ橋」です!
現在は第二橋梁から第六橋梁までの5基が残っていますが、そのうち第三橋梁が通称「めがね橋」として歩いて渡れるようになっています。
ちゃんと公衆トイレ完備の駐車場も用意されているので、全神経を運転に集中させる碓氷峠の「息抜きスポット」としてぜひ立ち寄ることをおすすめします。
碓氷峠
〒379-0307 群馬県安中市松井田町坂本
TEL:027-382-1111(安中市役所)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:めがね橋の駐車場(無料)
公式HP:https://gunma-kanko.jp/spots/145
上級:椿ライン(神奈川県)
先に紹介したターンパイク箱根から接続可能な、標高差約875mのワインディングロードが「椿ライン」です。
道としては「県道75号線」の一部区間が椿ラインとなっており、全長約18kmのコーナーとアップダウンが絶えない上級コースになっています。
特にSS系バイクオーナーなら最高に走りを楽しめる道ですが、その難易度ゆえにセンターラインを割ってくる車両がちらほらいるので(笑えない)…くれぐれもスピードを抑えて安全運転でお願いいたします。
なお、椿ラインの沿道にはその名前通り「ツバキ」がたくさん植えられており、毎年2月〜4月が見頃となっております。
椿ラインとターンパイク箱根を走るライダーの定番の立ち寄りスポットが「アネスト岩田スカイラウンジ」で、富士山を一望できる絶景スポット兼カフェになっています(入場するにはターンパイク箱根の通行料が必要)
バイクライター界を代表するカフェマニアの僕としてはここでコーヒーを飲むことは当然として、インスタ映えってぃな「箱根のぶらんこ」に揺られることもまた当然の行いです。
ちなみに2人乗りができるブランコではありますが、間違っても男性ライダー同士での2人乗りはいけませんので…どうしても2人乗りがしたい場合は彼女か奥様か「気になるあの娘」を連れて行きましょう(グッドラック)
椿ライン
〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:アネスト岩田スカイラウンジ、椿台(無料)
公式HP:https://trip.pref.kanagawa.jp/ja/destination/tsubaki-line/1481
くれぐれも安全運転で!
僕もライダーなので分かります!痛いほどよく分かります!気持ちの良い峠道やワイディングロードを走ると、思わずアクセルを思い切り開けたくなりますよね?
しかし、今回紹介した道は全て走りはもちろん景色も楽しめるので、くれぐれも安全運転かつ景色を楽しめるペースで走ってくださいね(ニコニコ)
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投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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