本サイトのご利用にあたっては、プライバシーポリシーにご同意いただいたものとさせていただきます。
了承
Moto Connect(モトコネクト)Moto Connect(モトコネクト)Moto Connect(モトコネクト)
  • バイクニュース
    バイクニュースもっと見る
     「大阪/東京モーターサイクルショー」×「モンスト」コラボ決定!キービジュアルは、タケウチリョースケ氏による描き下ろしイラスト!
    2025年12月23日
    【スズキ】「GSX250R」のカラーリングを変更して2026 年 1 月 9 日より発売
    2025年12月23日
    【SHOEI】NEOTEC 3にグラフィックモデル「SHARPEN」(シャープン)が新たにラインナップ 2026年3月発売予定
    2025年12月23日
    【SHOEI】X-FifteenにMotoGPライダーMarc Marquez選手ほかの新レプリカモデル・グラフィックモデルが登場
    2025年12月23日
    【カワサキ】Sugomiスタイリングの新型「Z1100」「Z1100 SE」を2026年2月14日発売開始
    2025年12月20日
  • アイテム
    アイテムもっと見る
    【元バイク屋が伝授】失敗しない!!バイク用冬グローブの選び方
    2025年12月30日
    【2025年ベストバイ】今年買ってよかったバイクグッズ【モトコネライター厳選】
    2025年12月25日
    【SHOEI】NEOTEC 3にグラフィックモデル「SHARPEN」(シャープン)が新たにラインナップ 2026年3月発売予定
    2025年12月23日
    リアボックス対応「バイクカバー」厳選10選!サイズ選びのコツも解説
    2025年12月5日
    バッテリー上がりの救世主!バイク用モバイルジャンプスターターおすすめ商品 まとめ
    2025年11月30日
  • コラム
    • お役立ち
    • 知識
    • まとめ
  • 整備
    整備もっと見る
    【保存版】バッテリー上がり防止!リチウムバッテリーの選び方&おすすめモデルまとめ
    2025年11月24日
    納車から一か月!必ずチェックしておきたいポイントをプロが解説
    2025年11月22日
    【チューブタイヤ交換方法と手順】完全ガイド!整備士ライダーヨシキが解説!
    2025年8月18日
    【本当にあったバイクのヤバい整備ミス10選!】プロが語る失敗とその代償
    2025年6月12日
    冬季にガレージで長期保管されたバイク
    冬眠明けのメンテナンスは?長期保管したバイクの整備項目を紹介
    2025年5月2日
  • 動画
  • ライディング
    • ツーリング
    • テクニック
  • Moto Connectとは?
Search
© 2022 Moto Connect . All Rights Reserved.
閲覧中: 【元車両開発関係者が解説】バイクは傾けたら傾けただけ曲がるのか?
シェア
通知 もっと見る
フォントリサイザーAa
Moto Connect(モトコネクト)Moto Connect(モトコネクト)
フォントリサイザーAa
  • バイクニュース
  • アイテム
  • コラム
  • 整備
  • 動画
  • ライディング
  • Moto Connectとは?
Search
  • バイクニュース
  • アイテム
  • コラム
    • お役立ち
    • 知識
    • まとめ
  • 整備
  • 動画
  • ライディング
    • ツーリング
    • テクニック
  • Moto Connectとは?
フォローする
  • バイクニュース
  • アイテム
  • コラム
  • 整備
  • 動画
  • ライディング
  • Moto Connectとは?
© 2022 moto-connect.com. All Rights Reserved.
Moto Connect(モトコネクト) > 記事 > ライディング > テクニック > 【元車両開発関係者が解説】バイクは傾けたら傾けただけ曲がるのか?
コラムテクニックライディング知識

【元車両開発関係者が解説】バイクは傾けたら傾けただけ曲がるのか?

NTMworks
最終更新日 2023/09/13 16:10
NTMworks
Published: 2022年3月31日
シェア

バイクは傾けて曲がる乗り物です。当たり前ですよね。傾けて曲がるのは理屈抜きで楽しいです。ヒザなんか擦りながら曲がったらもう楽しさの頂点です。サーキット限定ですけどね。

目次
  • バイクは傾けないと曲がらない?
  • バイクが曲がるメカニズム
  • ハンドルはきる?きれる?
  • バンク角が深い=速く曲がれる?
  • 上手く曲がる極意とは
  • まとめ

でも、バイクってなんで傾けると曲がるのでしょうか?当たり前だと思っていたことほど、なぜ?と聞かれると答えるのが難しいもの。今回はそんな当たり前を、フルバンク大好き、ヒザ擦り大好きな私が、出来る限りわかりやすくお話してみようと思います。

バイクは傾けないと曲がらない?

結論からお話すると、バイクは傾けなくても曲がれます。バイクを押して取り回す時、ハンドルをきれば傾けなくてもバイクの進行方向は変わりますよね。
例えば1速アイドリング付近で、バイクを全く傾けず、ハンドルを目一杯きって円を描くように走るという動き、大抵のバイクでできるはずです。
単純に、フロントタイヤが転がって行く方向に車体も進んでいくのが理由です。

そこから速度を上げていくと、遠心力によって車体は外側に倒れようとしますが、上体を内側に入れて体重移動(リーンイン)し、バランスを取ることによってかなりの速度まで車体を傾けずに曲がることができます。おそらく制限速度くらいまでなら全く傾けなくても曲がれるのではないでしょうか。危ないので試しちゃダメですよ。

これは、サイドカーを運転するとよくわかります。サイドカーは側車の方向に傾けることはできませんが、側車の方向にも曲がることが可能です。速度を上げて旋回すると、側車は浮き上がり、内側に傾けられない二輪車となります。その状態でも体重移動で遠心力と釣り合いをとれば旋回することが可能なのがよい例でしょう。

バイクが曲がるメカニズム

ハンドルきり、フロントタイヤを行きたい方向へ向ければ、バイクはそちらに向かいますが、速度が上がるにつれて、ハンドルをきったほうに向かいたいフロントタイヤ、真っ直ぐ進みたい車体の間でせめぎ合いがおき、その中間の方向へと車体は進みます。
ハンドルをきった方向に進んでいるように見えますが、実際にはタイヤの向いている方向とは少しズレた方向へ進みます。この角度のズレをスリップアングルといいます。

実際に進んでいる方向にズレが生じているため、タイヤは自分の向いている方向へ車体を進めようと頑張ります。この力をコーナリングフォースと言い、このコーナリングフォースによってバイクはタイヤの向いている方へ進もうとします。スリップアングルが大きいほど、コーナリングフォースも大きくなるためよく曲がります。
しかしスリップアングルが大きく付き過ぎるとグリップ力の限界を超えてしまい、向きが変わらずに直進してしまいますので注意が必要です。これがバイクが曲がるためのひとつめの要素です。

バイクが旋回している最中は、遠心力によってバイクは外側に倒れようとします。そのままでは転倒してしまうので、通常は遠心力と対抗し、釣り合いが取れるところまで車体を内側に倒します。
ではバイクを傾けるのは遠心力に対抗するためなのかというと、それだけではありません。

バイクのタイヤの断面形は曲線になっています。四輪のような四角形のタイヤでは車体を傾けることが難しいのもひとつの理由ですが、断面が曲線になっていることによって、タイヤの中央と外側では外周の長さが変わっています。中央が一番外周が長く、外側に行くにしたがって外周が短くなります。
これによってタイヤ一回転で外側と内側で進む距離が変わってきます。車体を傾けることによりタイヤの外周が左右で違う状態で旋回すると、外周が短いタイヤの外側を使っている方向(旋回している方向)へと曲がっていきます。この動きをキャンバースラストと言います。

バイクは大まかに、コーナリングフォースと、このキャンバースラストによって曲がります。

ハンドルはきる?きれる?

状況によって色々なパターンがあるのですが、基本的には車体を傾ければハンドルは勝手に必要な分だけきれます。そうなるように造ってあります。
キャスター角とフォークオフセットによりトレールが発生し、バンキングモーションによって接地点が云々、という呪文のような専門用語を使って説明することもできますが、それらを理解するのはサスセッティングを極めたいとか、バイクの設計者になりたいと思っている人だけでよいでしょう。

しかし、その呪文のような専門用語達によって、バイクには車体を傾ければハンドルがきれ、しかも荷重を大きくかけるとハンドルの舵角は大きくなるという特性が与えられているということだけ頭に入れておいてください。もちろん荷重を大きくかけすぎればグリップの限界を超えてしまいますし、荷重をかけるタイミングや大きさを的確にコントロールできなければこの機能を上手く生かせません。

また、キャンバースラストも、タイヤに荷重を大きくかけることによってより強く働きます。これも詳しく説明するとたくさんの専門用語が並ぶ説明になってしまいますので、ここでは荷重が大きくかかるとタイヤは潰れて接地面積が大きくなり、よりタイヤの内側と外側の距離が大きくなる、くらいに理解しておいてください。これでも理解しにくいですよね。

しかし、これらの機能を理解していたり、ぼんやりとでも知っていればバイクの乗り方が全く変わってきます。よりタイヤの能力、バイクの性能を引き出すためには、ただ傾けるだけでは不十分だということは知っておいてください。

バンク角が深い=速く曲がれる?

MotoGPなど、バイクのレースでは転んでいるのではないかと思うくらいに車体をバンクさせてコーナーを曲がります。これを見て、バンク角の深さはコーナーの速さを示すものだと勘違いしてしまうライダーは多いのではないでしょうか。

しかし実際には深くバンクさせたいと思って走っているレーシングライダーは1人もいません。レーシングライダーは常に可能な限りバンクさせる角度を減らし、バンクしている時間を短くすることを考えています。バンク角が深くなるということは転倒に近づくということでもありますし、深くバンクしているより直立に近い状態のほうが大きくアクセルを開けられますので、タイムの短縮に繋がります。
タイヤにかかる荷重をコントロールすることによってコーナリングフォースもキャンバースラストも最大限に発揮することを考え、それでも旋回力が足りない分を仕方なくバンクさせて補っているのが、あの常識外れなバンク角の真相です。

引用元:ヤマハ公式サイト

よく見かけるのは、荷重コントロールが上手くなく、舵角を適切につけられないライダーが、低いスピードでも深く寝かしてキャンバースラストに頼った走りをしなければならないケースです。公道を走るレベルのスピードでタイヤの端まで使ってしまうようなライダーはこのタイプです。

上手く曲がる極意とは

そもそも、公道をちょっと速いペースで走ったくらいでタイヤを端ぎりぎりまで使ってしまうような危険なバイク、バイクメーカーが販売するでしょうか。明らかに開発時に想定していない間違った乗り方をしなければ、そんなことにはなりません。

バイクメーカーは、ペースを上げる場合はアクセル、ブレーキ操作による荷重移動や体重移動による適切なタイヤへの荷重を想定した上で開発を行います。ライディングスキルが低いライダーがおかしな乗り方をしてペースを上げることは想定していません。

そしてその適切な荷重というのは、車種やタイヤによって異なります。バイクの反応から大きさ、タイミングを判断しなければならないのですが、そのスキルの無いライダーは、間違った乗り方をしていること自体理解できていないことがほとんどです。タイヤをどこまで使って走っているかという部分を、自分のスキルを判断するひとつの目安とするとよいでしょう。
公道を走るレベルのスピードで端まで使ってしまっているタイヤは、ライディングスキルの低さをハッキリと表してしまっているものですので、スキル向上に励むか、ペースを落とすかしないと危険ですよ。

まとめ

専門家の皆さんには怒られてしまいそうなざっくりとした説明ですが、もっと正確に理解を深めたいという場合は、信頼できそうな書籍などで勉強してください。インターネット上には正しい情報、間違った情報が入り乱れている危険な状況ですので注意してくださいね。

確かに、バイクは傾ければ傾けただけ曲がります。キャンバースラストの効果ですね。
ただし、バイクが曲がる要素はそれだけではなく、他にも様々な要素があります。それぞれの要素は単純な物理法則なのですが、それぞれが複雑に影響しあい、変化し続けるため、どの要素がどれくらい働いているのかを判断するのが難しくなっています。
しかし、最初はよくわからなくても、今バイクはどんな状態なのか、どこにどんな力がかかっているのかを常に想像しながら乗ることによって、だんだんと感覚が掴めてきます。
理屈を勉強することはとても大事ですが、今バイクがどんな状態なのかを理解するための感覚を身に付けないと、勉強した理屈も生かせません。想像力を働かせながらたくさん走ることは、スキル向上のためになによりも重要なことです。

何も考えずにただ走ることも、もちろんとても楽しいのですが、バイクの状態を感じ取りながら走れるようになると、乗るのがもっと楽しくなりますよ。

モトコネクトでは元車両開発関係者のNTMworksさんの様々なバイクに関する記事が公開されているので、ぜひチェックして見て下さい!

【元車両開発関係者が解説】足つき性って元々良くなるように設計できないの?

 

2023年10月19日

【元車両開発関係者が解説】色んな種類のブレーキがあるのはなぜ?

 

2023年09月01日

投稿者プロフィール

NTMworks
長年オートバイ業界を裏側から支えてきた、元、車両開発関係者。
バイク便ライダーの経験や、多数のレース参戦経験もあり。

ライダー・設計者、両方の視点を駆使して、メカニズムの解説などを中心に記事を執筆していきます。
実は元、某社のMotoGP用ワークスマシンを組める世界で数人のうちの一人だったりもします。

あなたが乗っているオートバイの開発にも、私が携わっているかもしれませんよ。
最新の投稿

投稿者アーカイブ

  • コラム2024年7月3日【元車両開発関係者が解説】新しいバイクが出来るまで バイクの製造工程を紹介(前編)
  • コラム2023年12月26日【元車両開発関係者が解説】わかれば簡単!?ダンパー迷宮攻略法!
  • コラム2023年10月1日【元車両開発関係者が解説】チェーン!ベルト?シャフト!?バイクの駆動方式の謎を解説します
  • コラム2023年8月1日【元車両開発関係者が解説】納車ってなに?よくわかる「納車警察」撃退法!
タグ:コーナーリングパンクバンク角ライテク曲がる膝すり
この記事を共有する
Facebook Copy Link Print
ByNTMworks
フォローする。
長年オートバイ業界を裏側から支えてきた、元、車両開発関係者。 バイク便ライダーの経験や、多数のレース参戦経験もあり。 ライダー・設計者、両方の視点を駆使して、メカニズムの解説などを中心に記事を執筆していきます。 実は元、某社のMotoGP用ワークスマシンを組める世界で数人のうちの一人だったりもします。 あなたが乗っているオートバイの開発にも、私が携わっているかもしれませんよ。
前の記事 【2022年】中型バイクのおすすめランキング12選
次の記事 意外と簡単?海外ツーリング経験者が国際免許の取得方法をレクチャー

新着記事

【2025年バイク業界総決算】今年のバイク界はどう変わった?【話題のニュース10選】
コラム トピックス
【元バイク屋が伝授】失敗しない!!バイク用冬グローブの選び方
アイテム お役立ち コラム 動画
今年のうちにやっておきたい「バイクの大掃除&点検」チェックリスト
メンテナンス
【2026年・関西】バイクで行く初日の出&初詣ツーリングプラン3選
【2026年・関西】バイクで行く初日の出&初詣ツーリングプラン3選
ツーリング
【2025年ベストバイ】今年買ってよかったバイクグッズ【モトコネライター厳選】
アイテム まとめ
 「大阪/東京モーターサイクルショー」×「モンスト」コラボ決定!キービジュアルは、タケウチリョースケ氏による描き下ろしイラスト!
バイクニュース イベント イベント情報 トピックス
【スズキ】「GSX250R」のカラーリングを変更して2026 年 1 月 9 日より発売
バイクニュース トピックス
【SHOEI】X-FifteenにMotoGPライダーMarc Marquez選手ほかの新レプリカモデル・グラフィックモデルが登場
バイクニュース トピックス ヘルメット

この記事もおすすめ

アイテムまとめ

春ツーリングの服装選びの注意点とおすすめウェア

2023年3月25日
まとめコラム

【2024年度版】GS乗りが選ぶ注目のアドベンチャーバイク10選

2023年12月22日
まとめコラム

【原付&原付二種】足元が平らなスクーターまとめ!

2024年12月22日
コラム

【元バイク屋が解説】大型バイクは危ないのか?中型バイクと大型バイクの違いをデータで検証

2024年10月2日
アイテム知識

バイクカバーのおすすめ6選! 雨風からバイクを守ろう

2022年12月14日
ツーリングまとめ

【長崎ツーリング完全ガイド】おすすめのツーリングスポットとご当地グルメ【10選】

2024年9月9日
ヘルメットまとめ

【2025年最新版】アニメ・キャラクターのコラボヘルメットまとめ

2025年7月27日
アイテムまとめ

【楽天スーパーSALE】バイク乗りが買うべきアイテム11選【編集部おすすめ】

2022年9月5日

人気記事

ツーリング

【関東発】2025 年の“冬を楽しむ ” 日帰りツーリングルート考えてみた【茨城編】

2025年12月8日
コラムツーリング

寒さは敵か?最高の相棒か? 冬ツーリングにハマるライダーの理由を深掘り解説!

2025年12月2日
メンテナンスお役立ちコラム

【元バイク屋が徹底解説】マネするだけで簡単!安心‼ 愛車の冬季保管完全マニュアル 

2025年12月16日
まとめお役立ちコラム動画

【元バイク屋がおすすめ】15万円から買える!初心者・リターン向け250ccと注意点

2025年12月14日
ライディングお役立ちコラム

【総まとめ】冬のバイクに乗るベテランライダーがやっている「上級者の工夫」10選

2025年12月19日
コラムツーリング

バイク女子kanaeのハッピーモーターライフVol.28 冬におすすめのツーリング温泉スポット【東海・関西編】

2025年12月12日
バイクニューストピックス

世界限定25個!「DEEN TOOLS」×「ARAI」 ×「VEATON氏」のトリプルコラボヘルメット『RAPIDE-NEO DEEN 25th Anniversary Edition』発売

2025年12月3日
バイクニュースイベントイベント情報トピックス

【BMW】「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2026」2026年9月5日(土)・6日(日)開催決定

2025年12月9日
バイクニュース-モトコネクト
バイクニュース-モトコネクト
  • バイクニュース
  • アイテム
  • トピックス
  • コラム
  • ウェア
  • 動画
  • ツーリング
  • ライター紹介
  • ライター募集
  • 利用規約
  • お問い合わせ
  • Moto Connectとは?
  • 運営会社
フォローする
© 2022 moto connect. All Rights Reserved.
Welcome Back!

Sign in to your account

Username or Email Address
Password

Lost your password?