無料、手続き不要、申請不要、太平洋を目指してひたすら走る!そんな夢のようなイベントが開催されるという情報がTwitterで回ってきました。
皆さんはSSTRというラリーを知っているでしょうか?恐らく日本で一番有名なバイクイベントと言っても過言ではないかもしれません。日本海側、石川県の千里浜を目指してひたすら走るイベントで全国から数千台のバイクが集まります。
しかし、今回のイベントはその逆、ゴールは太平洋。しかも無料!?伊勢海老が食べられる!?労働者階級を代表するモトブロガーとして、これは見過ごせません。ということで、そんな噂のイベントに参加してきました。
ゴールは太平洋!「SJT」ってどんなイベント?
「例のイベント=SSTR」によって日本海側にライダーが集中し日本が傾いてしまう、そうだ!太平洋側にもライダーを集めよう!というコンセプトで行われた初のイベントです。なのでゴールは静岡県南伊豆町の石廊崎オーシャンパークです。
実は、普通のバイクイベントとは違い、かなりユニークなアイディア、取り組みがなされているようです。では、具体的にどのようなイベントなのでしょうか。
SJTのここがスゴイ!
スゴイポイント①無料
なんと参加費が無料!これだけの協賛と後援がありながら、タダで参加できます。しかも、一般の参加者は申請や連絡などの面倒な手続きは一切なし。
イベントとなると、メールや自分の生年月日、参加費の支払い方法など億劫なことが多いでですよね。ですが、無料な上にこの手続きがないので気軽に参加できます。
スゴイポイント②出発地点、時間、コースすべてが自由
出発地点、出発時間、コースも全てが自由です。時間までにゴール会場に向かえば問題ありません、ポイントや制限はないので、ルートも限定されることはありません。
スゴイポイント③後援が市町村
ここがスゴイ!バイクのイベントで市町村が協力することはかなり難しいことです。自動車関係のイベントで地域の理解を得るのに膨大な時間を有します。
ですが、商工会と観光協会の協力によって、ライダーはイベントと観光を楽しむことができます。両者にとってwin-winの関係に
「ライダー×地域観光」の架け橋となれば、バイクイベントが増えるきっかけになるでしょう。
SJTの楽しみ方
楽しみ方その① ルートはあなた次第で自由に決める
南伊豆までのコースはあなたの手にかかっている!近くには伊豆スカイラインや天城の「河津七滝ループ橋」など普段のツーリングでは味わえないスポットが盛りだくさん。
個人的には「河津七滝ループ橋」は絶対におすすめしたいスポットです。大自然の中に突如現る謎の人工物という雰囲気で、異世界のようなツーリングが出来ます。
楽しみ方その② その土地ならではのグルメを堪能
南伊豆は海・川・山・里などの恵みを受けた特産が多数あります。特に、海鮮に関しては鮑や金目鯛などの高級食材が有名で、中でも一番の人気は伊勢海老です。
普段中々食べられない伊勢海老ですが、なんとゴール先着150名には「伊勢海老汁」が振舞われます。しかも無料で!
さらに、海の幸と南伊豆をたっぷりと観光楽しめる仕掛けがもう一つ・・・
楽しみ方その③ 格安で現地のお宿を利用する
なんと地元の「伊勢海老祭り」と同時開催!これによって宿泊特別割引キャンペーンが使えます、最大5000円引きで1泊2食付きのプランを利用できます。
特設サイトの例で言うと、6000円近くでお宿と地元の海鮮を味わうことができます。
楽しみ方その④ さまざまな人との交流を楽しむ
仲間と合流して旅を楽しむのもよし、現地で合流するもよし、カスタムついて語るもよし、楽しみ方にこれと言った決まりはないとのこと。当日では同じ車両どうしでカスタムについて語ったり、普段会えないようなフォロワーとの会話を楽しんだり見られました。
また、協賛メーカーのブースが設営されており、普段見られない商品を直接見ることが出来ます。普段のツーリングでは中々こういったことは味わえないですよね。
実際に行ってみてみました!
ということで、筆者ことだるまは神奈川県の宮ケ瀬をスタートと、先着150名「伊勢海老汁」を飲むために、早朝に出発いたします。
続々と集まるライダー
「今日はレブルが多いな・・・」、南伊豆に向けて走っているとツーリングしているバイクがちらほら。
熱海を越えた辺りから、レブル、レブル、レブル!レブルが多い!そしていざ到着してみるとバイク!バイク!バイク!駐車場いっぱいに集まるライダー達、「これ無料なの!?」と、思わず口に出るほどの規模に圧倒されます。
話を聞くと、西は福岡から東は福島からと全国各地から集まっているとのことでした。レブルに関しては本当に多く確認できました。レブル乗りなら絶対に参加した方がいいでしょう。
イベントの熱気
ゴールの石廊崎オーシャンパークには立派な「ゴール」が設営されており、達成感があります。そして、テントには協賛のメーカーと、後援の南伊豆町の方達がカレーや伊勢海老汁を振舞っていました。さらに、トークショーでは主催された方々によるイベントの解説、豪華景品の抽選会など会場は熱気に包まれていました。
ローカルとは思えないクオリティ
立派なゴールが設営されており、達成感が嬉しかったです!着いたんだという実感がとても印象に残ります。設営されたテント、参加台数、スタッフの連携、非常にクオリティが高いイベントと感じました!また行きたい!そう思えるイベントですね。
まとめ
ライダーの力で地域の観光を盛り上げよう
SJTが普通のバイクイベントと大きく違う点として、「地元(地域)」が密接に関わっていることがあげられました。さらに、バイク系Youtubeと地元のコラボという点でも新たな試みであったと言えます。
このイベントの開催にあたって主催となったstonemakerさん、チビ女の大冒険さん、Rebel Channelさん、かなりご苦労されたと思います。そして、南伊豆町の皆さんご協力によってこのような素晴らしいイベントに仕上がったのでしょう。
来年も開催決定・・・!?
なんと、南伊豆町の観光協会や商工会、そして石廊崎オーシャンパークからも絶賛の声があったそうです。それもあり、すでに「SJT2023※」に計画がスタートしているとのこと、これは一層期待が高まりますね!
最後に、SJTのような成功例がもっと広まり「地域×ライダー」のイベントが全国に展開されれば嬉しい限りですね。なので、全国の観光協会と市町村の皆さん、バイク乗りが地元観光を盛り上げますよ!
※「SJT2023」は2023年10月7日に開催されたようです。果たして2024年度も開催があるのか、こうご期待!
投稿者プロフィール
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神奈川県出身。バイク歴は15年。1日で下道400キロとか走る猛者です。
好き:コーヒー、洋ロック、お喋り、ケツが四角いバイク、水曜どうでしょう。
苦手:集中すること、単調作業。
愛車:ジェイド250、スーパーカブ110プロ
風と寒さと匂いと危険を感じながら、今日もだるまを乗っけて走ってます。
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