世の中のツーリングライダーは基本的に春・夏・秋の3シーズンがメインで、冬は乗る頻度が減るのが普通ですが…ところが僕のように「寒くなると俄然ヤル気が出るライダー」も少数ながら存在しています。
側から見れば「何故わざわざ冬にバイクに乗るのかな?」と奇妙に映るかもしれませんが、実は冬にバイクに乗るのはそれなりの理由があるんです!
…ということで、今回は夏より冬のツーリングを愛する僕が「敢えて冬にツーリングする理由」を独断と偏見成分多めで解説いたします(多分に個人的見解を含みます)
冬にツーリングする物理的な理由編
まずは敢えて冬にツーリングする「物理的な理由」を解説します。
ライダーの気持ちの面は一切考慮せずに、純粋に「冬だと〇〇だからいいよね」ってな物理的な部分にフォーカスしています。
1 夏に比べて混雑が少ない

なんとなくのノリで北海道の田舎に移住してからというもの「人混み・渋滞耐性がZERO」になってしまった僕の冬に走る最大の理由が「夏に比べてあらゆる面で混雑が少ないこと」です。
これは別に北海道でも本州でも、なんなら沖縄でも同じことだと思いますが、基本的にライダーのツーリングシーズンと一般的な旅行シーズンは夏(広く言えば春・夏・秋のスリーシーズン)なわけです。
となると冬は必然的に渋滞や混雑が夏より減るわけなので、例えば夏は渋滞している道をスムーズに走ることができたり、ガラガラの有名観光地をマイペースで楽しめたり、さらには行列必須の飲食店にすんなり入れたり…なんて素晴らしいメリットのオンパレードだったりします!
もちろんそれは純粋に「寒いから出かける人が減ること」が原因なんですが…逆に言えば寒さに強いライダーやむしろ寒い方が好きなライダー(僕のことです)にとっては、人混みと無縁の冬は最高のツーリングシーズンなんです!
2 空気が澄んでいて景色が綺麗

冬は気温が下がることで空気の対流が弱まる傾向にあるので、他の季節に比べて空気中の水蒸気やチリが減少します。
つまりは「冬は空気が澄んでいて景色が綺麗」というのは決して見間違えや感情論ではなく、ちゃんとした物理的な理由に基づく事実なのです。
だからこそいつも見ている景色であろうが、はたまたツーリング先の美しい景色であろうが、冬の景色は「物理的に」他の季節よりも綺麗に見えるので、これだけで冬にツーリングする価値があるってもんです!
ちなみ例えば「山が雪化粧する」ような冬しか見れない景色があることも、冬にツーリングに行きたくなる理由のひとつです。
3 オーバーヒートする可能性が低い

これは主に旧車や特定の輸入車、それから古い空冷エンジンのバイクに乗っているライダーのメリットですが、当然ながら冬はオーバーヒートする可能性が極めて低くなります。
そもそも近年の夏の異常な暑さは、仮に最新のバイクでもオーバーヒートの可能性がゼロとは言えない状況ですので…冬にツーリングするのはそれだけで愛車に優しい行為と言えます(極端に寒い日はオーバークールのリスクあり)
4 令和は防寒用品が充実している

僕がバイクに乗り始めた頃は、たとえどんなに良い装備を揃えたところで…結局は「気合い」こそが最大の防寒対策でしたが…ところが令和の現代には例えば電熱ジャケットや電熱グローブ、それからハイテク繊維を用いた高性能な防寒インナーなどが出回っており、以前よりも格段に「冬ツーリングのハードル」が下がってきてきます。
そもそも冬にツーリングするライダーが少ない理由は、単純明快に「寒さ」なので、その対策アイテムが以前よりも充実していれば「冬に走る大きな理由のひとつ」になりますよね?
ちなみに「そりゃ〜いい装備を揃えれば暖かいだろうけど、でも…お高いんでしょ?」と思うかもしれませんが…それこそワークマンのイージスなどに代表される低価格で暖かい商品が出回っている事実もまた、令和の冬ツーリングのハードルが低い理由のひとつです。
冬にツーリングする心理的な理由編
続けて敢えて冬にツーリングする「心理的な理由」を解説します。
ぶっちゃけ僕のような冬ツーリングを好むライダーは「心理的な理由が9割」だったりします。
1 温泉が最高に気持ちいい

僕はこれまで日本全国の温泉に入りまくっている「無類の温泉好きライダー」ですが、冬の温泉の気持ち良さは夏のそれを遥かに上回っています!
そりゃ〜わざわざ冬にバイクで走れば体が冷えますので、温泉に浸かれば誰もが生き返るってもんですが…とにかく冬の温泉の気持ち良さはクセになる魅力があり、これぞまさにオアシス!むしろパラダイスって感じです!
なので仮にあなたが「風呂キャンセル界隈」の一員だったとしても…お願いですから、頼みますから、なんなら僕のせいにしてもらって構わないので…一度騙されたと思って冬にバイクで走った後に温泉に入ってみてください…飛ぶぞ?
2 非日常感がウルトラMAX

個人的にバイクでツーリングすることの最大の魅力は「非日常感」だと思っていますが…冬はそれが最大限ウルトラMAXまで跳ね上がります!
なんせ冬にバイクに乗ること自体が頭おかし…失礼いたしました!一般的には理解しがたい行為なわけですから、これはもう走り出すだけで非日常感が湧いてくるってもんです。
特に道の両側に雪が積もっている場所なんて、最高に非日常感に溢れておりますので…もちろん路面状況には最大限注意しながら冬ツーリングをエンジョイしております。
3 ライダーのナルシスト中枢が刺激される

ライダーという種族は誰もが多かれ少なかれ「ナルシスト」な一面を持っており…例えばツーリング先で夕日が登場しようものなら「夕日とバイクと俺とか最高に絵になるぜ…」とニヒルな笑顔を浮かべて、雨が降れば「雨の中バイクで走ってる俺って頑張ってるよな?マジでカッコいいぜ…」なんて自己陶酔に浸り〜の、さらには皆が車で来る場所に敢えてバイクで行っては「俺はバイクで来たんだぜ?バイクで来た俺を見てくれよ(心の声)」などと他から見れば実にどうでもいいナルシストっぷりを発揮してしまうものです。
そして、その観点から見れば「敢えて冬にツーリングする行為」なんてまさに「ナルシシズムの極み of 極み」だったりするので…つまりは冬に走るライダーは漏れなくスーパーナルシスターってことです(僕のことです)
…ってことで、寒いけど冬の澄んだ美しい景色を求めてバイクで走る僕って…最高に決まってないですか?(ドヤ顔)
4 好奇心・冒険心・チャレンジ精神が刺激される

例えば「年越し宗谷岬ツーリング」に代表される、一部のど変態…失礼いたしました!一部の頭のネジが外れたライダー達の思考回路は、実に理解し難いものがありますが…それは例えば好奇心だったり、冒険心だったり、あるいはチャレンジ精神が彼らを極寒の地へと誘っているのです。
そもそもバイクという乗り物は好奇心や冒険心、そしてチャレンジ精神を大きく刺激される乗り物なので、仮にそれの行き着く先が「極限状態の極寒ツーリング」でもなんら不思議ではないのです。
だって、バイクに乗ってる人って基本心が若いですよね?それこそ物理的な平均年齢は高い傾向にありますが…若い心、ワクワクする心、挑戦したくなる心を刺激するのがバイクであり、だからこそわざわざ冬に宗谷岬を目指すライダーがいるんでしょうね(遠くを見る目)
冬ツーリングは究極のバイク遊び
冬ツーリングはバイクという乗り物が提供してくれる、五感を刺激する感覚、感動、非日常、好奇心、冒険心、チャレンジ精神、そしてナルシシズムの全てを満たしてくれる、まさに「究極のバイク遊び」なのです。
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投稿者プロフィール

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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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