とにかく愛車と日本一周に行きたい!お金と時間はなんとかなりそうだし、既に周りの理解も得ている!
あとは「持っていくもの」を決めるだけだけど、意外とこれが一番難しいタスクかもしれない、、、だって、荷物が多いと身軽じゃなくなるし、少なすぎると不安だし、何より日本一周の経験がないからサッパリ分からない、、、
結論から言うと日本一周の持ち物は人それぞれですが、一応2回経験している僕の「日本一周必要なものリスト」が参考になるかもしれないので、今回はそれを包み隠さずジャンル別に説明しますね。
貴重品
まずは貴重品の必要なものリストですが、これはズバリ「財布、免許証、健康保険証、クレジットカード、キャッシュカード、少額の現金」以上となります!
財布はアウトドア用のコンパクトなものを選び、バッグからすぐに取り出せるようにしましょう(幅があると取り出しにくい)
日本一周中にも行きそうな店のポイントカードや会員カードは、アプリ化できるものはアプリ化して、極力枚数を少なくしましょう。
免許証と健康保険証は「有効期限が少なくても旅の日程+2〜3ヶ月くらいの余裕があること」を確認しておきましょう。
クレジットカードはVISAとMASTERの2枚持ちが基本で、キャッシュカードは47都道府県、しかも小さい田舎町にもATMがある「ゆうちょ銀行のキャッシュカード」一択なので、口座を持ってないなら日本一周用に作ることをオススメします。
現金は万が一の紛失・盗難リスクを考慮して、常に持ち歩くのは多くても5,000円くらいに留めておき、基本はキャッシュレス決済を使いましょう。
そうすれば旅の出費を記録する際に、支払いの履歴を簡単に追えるというメリットもあります。
ライダーの装備
お次は経験がないとセレクトが難しい、ライダーの装備ですが「防寒インナー付き3シーズンジャケット、バイク用パンツ、バイク用シューズ(ブーツ)、レインウェア、メイングローブ、レイングローブ、ボディバッグ」が必要なものです。
日本一周は長期間・広範囲に及ぶツーリングなので、季節や地域による気温差が大きいことを考慮して、防寒インナー付きの3シーズンジャケットを用意しましょう!
それからパンツは必ず「バイク用のもの」を履くべきで、普通のパンツは長期間のツーリングに耐えられません(破れます・壊れます←経験者は語る)
同じ理屈でシューズ(ブーツ)も必ずバイク用のものを履くべきで、できれば防水・透湿仕様のものを選びましょう。
日本一周中に一度も雨に降られないなんてあり得ない(きっぱり)ので、レインウェアとメイングローブの他にレイングローブも必ず準備しておきましょう。
ちなみにレインウェアは防寒着としても使えるし、歩いて観光したりキャンプする時のウインドブレーカーとしても使えるマルチアイテムです。
最後にボディバッグですが、こちらもレインウェア同様に普段使いもできるように「肩掛けができるもの」を選ぶのがオススメで、ウインドブレーカーもボディバッグも「わざわざ普段使い用を別に用意すること」は荷物が増えるので避けましょう、
ちなみにウエストバッグはバイクに乗ってる時はいいですが、歩く時に邪魔になるので日本一周には向いていません(個人的にはショルダーバッグ一択)
バイクの装備
愛車のタイプにも左右されますが、日本一周をするなら「USB電源、スマホホルダー、キャリア、ヘルメットロック、トップケース・シートバック・サイドバッグ、防犯ロック、スタンドホルダー(エクステンション)、工具、チェーンオイル、汎用グリス」これだけ用意すれば十分です。
一部のセレブライダーを除けば、日本一周は基本キャンプ生活が中心となるので、バイクにUSB電源がないと充電難民に陥る可能性があります。
もちろんスマホホルダーも必須で、後から説明しますが地図やガイドブックは荷物になるので、スマホをマウントしてGoogle先生を駆使しましょう。
キャリアは必須ではありませんが、やはりそれなりの荷物を積む以上は、あった方がパッキングしやすいですし、ヘルメットロックは無いと相当面倒なことになります(ヘルメットを持ったまま歩くのは辛いですよ…)
トップケース・シートバッグ・サイドバッグは荷物の量によりますが、大切なのは全てのバッグが「満杯になることを避けて」だいたい7〜8割くらいで荷物が収まるように調整することです。
防犯ロックは例えば市街地に停車をする時、それから漫画喫茶や健康ランドに泊まる際は必須で、バイクが盗まれたらそこで「日本一周 完」となるので、くれぐれも注意しましょう。
サイドスタンドが地面に埋まることを防止するスタンドホルダー(エクステンション)は、少なくても北海道に行くなら必ず準備しましょう!
何故なら夏の北海道のアスファルトは柔らかく、荷物満載のバイクだとスタンドが地面にめり込んで、、、最悪バイクが倒れることがあるからです(見たことあります)
そして工具ですが、これは車載工具+アルファ、それからチェーンオイルと汎用グリスくらいに留めておきましょう!
よく「バイク屋さんですか?」というレベルの工具やケミカル、そして大量の予備パーツを持ってる人がいますが、そもそも特殊な工具が必要な修理、それから手間や時間のかかる修理が発生した場合は、任意保険のロードサービスを利用してバイク屋に持ち込みましょう。
何故ならバイクを修理するために日本一周をする訳ではないので、トラブルはプロに任せてスマートかつ短時間で解決すべきだからです(何より時間が大切)
キャンプ用品
これはあくまで僕の持論ですが、日本一周におけるキャンプは「キャンプを楽しむキャンプではなく、節約のための格安宿泊手段」です。
つまりは快適な居住空間を求める訳ではなく、最低限の寝床が確保できればOKという考え方です。
あれもこれも、、、と拘りはじめると、一気に増えてしまうのがキャンプ用品なので、目的を考えて「引き算の考え」でいきましょう。
なので僕は「テント、グランドシート、マット、シュラフ、テーブル、椅子、LEDランタン、ヘッドライト」これでだけで十分だと思います。
原則「調理はしないこと」を前提に、あくまで野外における寝床の確保というセレクトです。
ガジェット類
令和の日本一周は「ガジェットなしでは成り立たない」と言っても過言ではなく、分厚い地図やガイドブックがスマホやタブレットに変わり、モバイルバッテリーのおかげで宿に泊まらなくても充電できます!
ぶっちゃけ僕が初めて日本一周した2006年に比べて、ガジェットのおかげで日本一周はかなりイージー化されたと思います。
ってことで必要なものは「スマホ、モバイルバッテリー、2ポート以上のUSB充電器、インカム、イヤホン、カメラ類、各種ケーブル、タブレット or PC(必要なら)」となります
スマホは説明不要として、モバイルバッテリーは常にボディバッグで携帯するコンパクトなものと、容量の大きなものを2つ用意しましょう。
USB充電器は2ポート以上ないと時間がかかってしまうので、ワンポートの充電器しか持っていない場合は購入しましょう。
インカムはスマホと同じ必需品、イヤホンは充電物を減らすために、ワイヤレス式よりケーブル式の方がおすすめです。
各種ケーブルは断線を考慮して必要なものを2本づつ、タブレットやPCは必要に応じて用意しましょう。
ちなみに余談ですが、僕はガジェット類はAnker製のものを愛用しています。
日用品
経験がないと一番迷うのが、日用品のセレクトかもしれません。
例えるなら「日本一周はバイクに我が家を積んで走る行為」なので、日用品はある意味一番大切なアイテムかもしれません。
しかし、持ちすぎると荷物が多くなるので、なるべく厳選することをオススメします。
僕は「アウトドアサンダル、リラックスウェア、折りたたみバックパック、着替え3〜4日分、折りたたみ傘、洗面用具一式、タオル(速乾性のもの)、洗濯ネットと洗濯バサミ、蚊取り線香、100円均一雑巾、ウエットティッシュ」を持っていきました。
ちなみに日用品は全て解説する必要はないと思うので、僕なりのポイントがあるものだけをピックアップしていきます。
まずは折りたたみバックパック、これはキャンプ場から温泉に行くときや、バイクに乗らずに歩いて行動する日、それからトレッキングや登山をする時に役立ちます。
タオルは毎日乾かすのが面倒なので「セイムタオル」と呼ばれる速乾性の水泳用タオルがオススメです!
それと重宝するのが100円均一雑巾(複数枚入り)で、例えば濡れたテントを拭いたり、愛車の汚れを取ったりと大活躍するのですが「使った後は洗わずに捨てる」これがポイントです。
わざわざ100円で買った雑巾を洗う必要はなく「使い捨て用品として切れたら補充する」これが2度の日本一周で僕が導き出したアンサーです。
番外編:要らないもの
ここまで日本一周に必要なものをリストアップしてきましたが、最後に逆に「要らないもの」も解説させてください。
結論から言うと「大量の現金、地図・ガイドブック、普段靴、タープ、タンクバッグ、モバイルWiFi、空気入れ」これらが要らないものです!
まずは「大量の現金」ですが、これを財布に入れておくのは間違いです!ご存知の通り、現代は「スマホキャッシュレス時代」です。
お金は落としたら消えたも同然ですが、スマホは落としてもクラウド上にデータが残っていれば復元(キャシュレスデータを含む)できます!
そもそも現金で例えば「1,123円」とか細かい小銭を探す時間が勿体無いので、スマートにキャッシュレス中心で旅を進めましょう。
そしてお次は「地図とガイドブック」広く言えば本(小説とかも含めて)も不要です!理由は明白、とにかく荷物になるからです。
僕は何も紙の本を否定している訳ではなく「日本一周では荷物を減らすために電子書籍を活用しましょう」という提案をしているのです。
電子書籍であれば、ガイドブック一冊よりはるかに軽くて薄いタブレットに何十冊も保存できるので、これを利用しない理由が存在しません!
お次は「普段靴」これも不要です!何故なら濡れてもOK、靴下が不要、壊れても何処でも調達できる「サンダルが最強」と結論が出ているからです。
ということで、日本一周における靴はバイクシューズとサンダルだけで十分です!
たとえば仮に登山をするときはレンタル品があるなら借りる、または近場のイオンやワークマンでお安いやつ現地調達しましょう。
続いて「タープ」ですが、前述のように日本一中におけるキャンプは「格安宿泊手段」であって、それ自体をエンジョイするものではないのです。
そして仮に雨が降ったら、潔くキャンプは諦めて、宿で久しぶりのベッドをエンジョイしましょう!
つまりは「はじめから雨の日はキャンプをしない」と決めておけば、タープは不要になるんです。
お次は「タンクバッグ」ですが、これはもう僕は前時代のものだと思ってます。。。
何故ならタンクバッグはもともと「地図が見れることがメリット」だったのですが、ところが今は神様仏様スマホ様がいるので、わざわざガソリンを入れる際に外す必要があるタンクバッグを使う意味がないのです。
そして、いよいよ出ました「モバイルWiFi」タブレットも使いたいし、PCも使うし、、、それならスマホのテザリングを使いましょう!
プラス旅の間は契約ギガ数をアップしておきましょう(もしくは無制限プランがあるキャリアに変更)
下手にモバイルWiFiを契約するくらいなら、スマホのプランを上げてテザリングをした方が経済的ですし、何より荷物が増えなくて済みます。
最後は「空気入れ」ですが、、、給油の際にスタンドで入れて下さい(笑)以上です!
結論:荷物は少ない方がいい!
これはわざわざ僕が言わずとも、ライダーなら誰でも直感的に理解していると思います。
バイク旅は極力荷物が少ない方が良い、どう考えても絶対に少ない方が良いです(きっぱり)
憧れの日本一周、、、だからこそ失敗したくない、あれもこれも持っていきたい!、、、結論、それが失敗への序曲となります。
「大は小を兼ねるもの、1つで2つの役割を果たすもの、使い捨てできるもの、アプリ化・電子化できるもの」これを頭に入れて必要なものを整理すれば、自ずと答えが見えてくると思います!
大丈夫です、ここは日本です!仮に「あれを持って来ればよかった…」と思ったら、コンビニに行きましょう、イオンに来ましょう、ワークマンに行きましょう、気がついた時に足せばいいんです。
そして気がつかなかったら「やっぱり要らないものだった」ということです。
この記事が全ての「日本一周をしたいライダー」の何かの参考や気づきになれば幸いです。
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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