今度の週末は愛車といつもより遠くに行きたいけど、ところが長距離を走ると首が、腰が、腕がどんどん辛くなってくる、痛くなってくる、、、
そんなツーリングライダーなら誰もが陥るジレンマを打ち破る、長距離走行で疲れない方法と便利アイテムの数々を紹介します!
ライディングポジションを意識する
まずはお金も時間も全くかからない、意識するだけで疲労軽減に繋がるライディングポジションを解説します。
一つ目は「シートの座る位置」ですが、これが意外と中央に座っているようで、実際は左右どちらかにずれていることが多かったりします。。。
これを修正するには両足をステップに乗せてスタンディングの姿勢をとり、そのまま真下に腰を下ろすという実にシンプルは方法で、その際タンクと股の間に「拳1個分のスペース」を作ることを意識すれば完璧です!
そして、実際に走る時は顎を引いてやや上目遣いになることを意識すると、いわゆる「背中で緩やかなS字を描く」という正しいライディングフォームを保つことができます。
次に「シートの座る位置」と同じくらい疲労軽減に繋がる「ハンドルの握り方」ですが、これはただ力任せに握っていると、痺れや握力の低下を招き疲労に繋がります。。。
そこで、グリップを斜めから優しく手を添える感じで握ると、自然と肘が外側に曲がった状態になるので、結果としてエンジンや路面の振動がダイレクトに手に伝わることがなくなり、更に状況に応じた前後の体重移動もスムーズに行えるというメリットも加わります!
左右のステップはなるべく「土踏まず付近で踏むこと」を意識して、なおかつ無意識下のシフトレバーやブレーキの引きづりを防ぐために「操作時以外つま先がペダルに触れないこと」も意識しましょう!
加えてつま先を若干内側に向けるように意識すれば、自然とニーグリップで車体をホールドできるようになり、これも結果として疲労軽減に繋がるポイントです。
停車時にストレッチをする
ツーリング中のトイレ休憩やコンビニ休憩、それから立ち寄りスポットやランチスポットでバイクを降りる際は、こまめにストレッチをすると疲労軽減に繋がります。
僕のおすすめはズバリ「首のストレッチ」で、まずは首を後ろに倒して真上を3秒間眺めて、それから頭の後ろに両手を添えて、そのまま首を下に倒して10秒間キープする方法です(首が伸びてる感を感じるはずです)
あとは一般的な腰回りや腕周りのストレッチ、それから疲労軽減系のツボ押しなども有効です!
レバーやペダル、サスペンションの調整
最近のバイクはクラッチレバーやブレーキレバー、それからサスペンションなどに調整機構が付いている場合が多く、これらを自分にとって最適化することは疲労軽減に繋がります!
特に最新の大型バイクの場合は「電子制御サスペンション」が装備されている場合もあるので、それだとディスプレイ操作で簡単に調整できてしまいます(=やらない理由がない)
スマートモニターを導入してみる
ここ1〜2年で一気に普及してきた感のあるスマートモニターですが、これを導入することも疲労軽減に繋がると「少なくても僕は」実感しています(完全なる主観です)
何故ならスマートモニターのディスプレイはスマホのそれより確実に大きく、基本的になるべく視線移動が少ないベスポジに設置するものなので、いわゆる「スマホマウント」より目の疲労が軽減されるからです!
加えてドライブレコーダーや安全運転支援システムなどが搭載されているスマートモニターもあるので、その場合は「心理的なセーフティマージン増加によるストレス軽減効果」もあると思います(実感してます)
ウインドスクリーンとハンドガードの導入
これはマシンの形状や「スタイル的に合う合わないの問題」もあるとは思いますが、可能であればウインドスクリーンとハンドガード、もしくはどちらか一方でも導入すると疲労軽減に繋がります。
言うまでもなく走行風はライダーを疲労させる大きな要因の一つですが、両者はこれを大幅に軽減してくれます!
それから寒い時期は「寒風をやらわげてくれる効果」もあるので、冬もツーリングをするライダーなら導入価値は無限大です。
疲労軽減系便利アイテムの導入
長距離走行における疲労軽減に繋がる便利アイテムの導入は、いわゆる投資案件として最も有効な方法の一つなので、特におすすめのものを紹介していきます。
腕の疲労軽減:アンチバイブレーショングローブ
まずは腕の疲労軽減に繋がる「アンチバイブレーショングローブ」を紹介します!
これはグローブ内に衝撃吸収素材を使うことで、グリップ越しに伝わるエンジンや路面の振動を軽減してくれる優れものです。
そして、この分野のパイオニアはゴールドウインで、その名も「アンチバイブグローブ」という商品を今でもリリースしています。
腕の疲労軽減:スロットルアシスト
ただアクセルグリップにはめ込むだけで、グリップを握らず手のひらだけでスロットル操作が出来る便利アイテムが「スロットルアシスト」です。
特に信号の少ない田舎道を一定速度で巡航する場合や、高速道路を使ったツーリングの疲労軽減に役立つアイテムで、この分野のパイオニアはラフアンドロードのその名も「スロットルアシスト(商品名そのまま)」です!
ケツ痛対策:ゲルザブ
全てのツーリングライダーの永遠の悩み「長距離走行に伴うケツ痛」を軽減してくれる魔法のような便利アイテムが「ゲルザブ」です。
エクスジェルと呼ばれる特殊な柔軟ゴムを使ったシートカバーを愛車のシートに被せることで、お尻とシートの間にかかる体の圧力を効率よく分散してくれます!
ちなみに多くの車種に装着できる汎用性の高い商品なので、もはや「ケツ痛対策ならゲルザブ」と言っても過言ではありません。
なお、商品の性質上、多少の足つきが犠牲になってしまうことだけは付け加えておきます。
腰痛対策:ウエストベルト
ケツ痛と並ぶレベルのツーリングライダーの大敵が「腰痛」ですが、これを劇的に軽減してくれる便利アイテムがウエストベルトです。
もともとはモトクロスなどのオフロードレース界隈で重宝されているアイテムですが、これを導入すると「腹圧を上げることなく腰をサポートしてくれる」ので、ツーリングでも大いに効果を実感できます!
そして、この分野のパイオニアはラフアンドロードの「ラフブーメランベルト」で、僕はかれこれ10年ほどこれを愛用しています(耐久性が高く未だに現役)
ちなみにこれとゲルザブを組み合わせれば「ケツ痛と腰痛というツーリング疲労界隈の2大巨頭」を同時に攻略できるので、特に距離ガバ勢は導入をおすすめします!
疲労対策で今よりもっと遠くへ行ける!
北海道まで行きたいけど腕が、、、阿蘇まで行きたいけど腰が、、、なんてせっかくのツーリングを疲労で諦めるのは実に勿体無いので、ちゃんと疲労対策を施して、愛車と今よりもっと遠くまで行きましょう!
関連記事:
投稿者プロフィール
-
バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
最新の投稿
- ツーリング2024年10月7日【日本2周ライダーが厳選】秋田県のおすすめグルメ・ツーリングスポット5選
- PR記事2024年10月4日ライダー専用設計!デイトナのキャンプ用品を北海道ツーリングで使ってみた(グッズ編)
- PR記事2024年10月4日ライダー専用設計!デイトナのキャンプ用品を北海道ツーリングで使ってみた(テント編)
- まとめ2024年9月19日【日本2周ライダーが厳選】旅を極める最強大型バイク10選!