随分前の投稿ですが、アライヘルメット(@araihelmetjapan)がこんなツイートをしていました。
ヘルメットをバイクのミラーに掛けている人をよく見かけますが…ヘルメットの内部には緩衝ライナと呼ばれる発泡スチロールが入っています。ミラーに掛けるとヘルメットの重みでライナがへこみ、本来の衝撃吸収能力を発揮できなくなります。短時間であっても、ミラーには掛けないでくださいね。 pic.twitter.com/Z0wJXca0gC
— アライヘルメット Arai Helmet (@araihelmetjapan) March 10, 2017
じゃあ、どうすればいいの?ミラーやハンドルが一番かけやすいんだよ。
気持ちはわかります。
ついついミラーにスポッとヘルメットを被せちゃうんですよね。。。
ヘルメットロックやヘルメットも入るケースの付いたバイクなら良いですが、そういった装備が何も付いていないということもあると思います。
では、ミラーにかけちゃいけないのなら他にどういう方法があるのか一緒に探っていきましょう!
なぜミラーにかけちゃいけないのか?
ヘルメットをミラーにかけてはいけない理由は、アライヘルメットのツイートでも言われていましたが、衝撃吸収ライナー(発泡スチロール)が変形して本来の安全性能を発揮できなくなるからです。
事故の衝撃から私達の頭をあんなにも頼もしく護ってくれるヘルメットですが、中に入っているのは発泡スチロール。
皆さんも経験があると思いますが、発泡スチロールってちょっとしたことですぐ変形しますよね?
その柔らかさで衝撃を吸収してくれているわけですが。。。
ヘルメットをミラーにかけると、ミラーの先端があたっている部分のライナーが変形してしまうのです。
私の場合、『ミラーは短いので実際にはハンドルに乗せているだけ!』と言い訳をしたいところですがそんなの関係ないんでしょうね。(;´д`)トホホ…
僕はハンドルにあごひもを引っ掛けているから内装の劣化は関係ないもんね!
という方はいらっしゃいますか?
確かに内装へのダメージはないかもしれませんが、ちょっとしたことで落下する危険があるので止めたほうが良いでしょう。
ハンドルの高さから落下するとかなりの衝撃が加わりますので、ミラーにかけるよりもヘルメットが受けるダメージは大きなものになります。
対策①:ヘルメットホルダーを活用する
皆さんのバイクには、【ヘルメットホルダー】付いてますか??
私のFXDB ストリートボブには付いていません。
それでいつもミラーに引っ掛けたり、シーシーバーに引っ掛けたり、シートの上に置いたりしてしまっています。
この記事を執筆するにあたって、意識を変え、ヘルメットホルダーを購入してみました。
まだ取付けを行っていませんが、そのうちYouTubeなどで使用感のレビューをしてみようと思います。
純正でヘルメットホルダーが付いているバイクは便利ですよね。
付いているのと付いていないのとでは大違いです。
しかし、車種によっては微妙な位置についていたり、角度が悪かったりして使いづらいこともあります。
ヘルメットの【Dリング】って顎紐の根元についていてヘルメットホルダーに通すのが大変なんですよね。
そういう時には、【ヘルロックアシスト】という商品が便利です。
この商品を使うだけでヘルメットロックの使い勝手がかなり向上しますよ♪
すでに純正でヘルメットロックが付いているという方はヘルロックアシストだけで十分かもしれません。
ヘルメットホルダーやヘルロックアシストは、最も一般的なヘルメット盗難対策用品です。
安価で手軽にヘルメットとバイクをつなぎとめてくれます。
対策②:ワイヤーロックを活用する
純正のヘルメトロックが付いていない、もしくは使いにくい。
『追加でもう一つヘルメットをロックできる装備がほしい!』
という方にはワイヤーロックもおすすめです。
長さがある分汎用性が高く、様々なところで使えます。
その他にも様々なメーカーから同様の商品が発売されていますが、不安な点を上げるとすればワイヤー自体の強度がどれくらいあるのかということ。
簡単に切断されてしまっては元も子もありません。
そこで私が実際に愛用している商品は、ミツバサンコーワの【バイスガード エア】です。
警察の防刃ベストに採用される特殊繊維とステンレスワイヤーの組み合わせで、高強度と靭やかさを両立した防犯用品です。
携帯性に優れ、出先でも自宅でも様々な用途で使えます。
2021年7月上旬に発売されたばかりで、発売直後は売り切れが続出してしばらく買えませんでした。^^;
3種類の長さと、南京錠の有無で合計6種類がラインナップされています。
ヘルメットロックとしてだけでなく、バイクロックとしても十分な強度を誇るのでおすすめです。
軽くて強くて持ち運びやすいので重宝しています♪
ワイヤー系のヘルメットロックは、使う場所を選ばないのがメリットです。
ヘルメットホルダーは基本的に取り付けた位置でしか使用できませんが、ワイヤー系のものならワイヤーを通す場所さえあればどこでも使うことができます。
対策③:バイクから離れるときには持ち歩く
しかしなんだかんだ言っても、防犯という観点で言えば持ち運ぶのが一番確実でしょう。
大切なものを手元から離すというのは不安ですよね。
モトブログなんかをやっていると、ヘルメットにも撮影機材を付けていたりするので、そちらの盗難も心配です。
かと言って、手で持ち歩くのは非常に邪魔!!
それならヘルメットも一緒に持ち運べるバックパックなんていかがですか?
ヘルメットの大きさや形状によっては入らなかったりするかもしれないので、サイズの確認は必須ですがヘルメットを持ち運びながら両手がフリーになるのは大きなメリットです。
価格も意外とリーズナブルで、下記商品は1万円以下で購入できます。
↑ 5,880円(執筆時点)
↑ 7,999円(執筆時点)
1万円以下で1泊ツーリング程度の荷物とヘルメットを固定して持ち運べるのでかなりコスパの良い商品だと思います。
まとめ
ということで今回は【やりがちなNG行為】として、ヘルメットをミラーやハンドルに掛けることによるヘルメットの損傷リスクとその解決策(用品)についてご紹介してきました。
ヘルメットをミラーにかけていると、ミラーの先端がヘルメットの衝撃吸収ライナーを圧迫して変形させてしまいます。
衝撃吸収ライナーに凹みや歪みが生じると、本来持っていた強度が発揮できなくなる可能性があり危険です。
ハンドルに引っ掛けているだけだとそもそも落下の恐れがあるので止めておきましょう。
強い衝撃の加わったヘルメットは、もうあなたの命を守る力は残っていないと思って下さい。
対策として以下の3つをご紹介しました。
ヘルメット盗難防止対策【3選】
今まで何の対策もせずにミラー掛けをしていたという方は、ぜひこの際にヘルメットロック用品のご購入をご検討下さい!!
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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