近年の夏の異常な暑さにより事情が変わっているかもしれませんが、一般的にライダーが最もバイクに乗るのに億劫になるのは「冬」です。
仮に「今週末は絶対バイクに乗るぞ!」と意気込んでいても…いざ走り出すとあまりの寒さに「やっぱり家でヌクヌク過ごそうかな?」なんて思ってしまうのが冬です…
そこで!今回は極寒のライディングを極めし北海道民の僕が「冬に負けない防寒対策の優先順位」と、それに基づく「防寒アイテム」を解説させていただきます!
なお、この記事はあくまで「初めての冬を迎えるバイク乗り」を対象としているので、決して北海道の極寒を耐え抜くハイスペックな防寒アイテムではなく、極力リーズナブルかつ本州の冬なら十分通用するものをセレクトしています。
優先順位1:防寒対策はインナーから

一般的にバイク乗りが防寒対策をするとなると、やはり冬用ライディングジャケットやパンツといった目立つものから手をつけていきますが…ところが防寒対策で最も大切なのはインナーです!
…というのも冬用ライディングジャケットやパンツの主な役割は「冷気や寒風の遮断」であり、大前提として「ライダーの体が暖かく保温されていること」が条件となります。
そして、その保温の役割を担うが上下のインナーで、おすすめはネット通販を主流とするスポーツウエアブランド「テスラ(某EVメーカーとは無関係)」の防寒インナーです。
これが上下セットで2,000円〜3,000円台と実にリーズナブルな価格設定で、しかも冬用インナーとしては比較的薄手で伸縮性にも優れているので、まさにバイク乗り向けの逸品です!
優先順位2:一番最初に冷えるのは「手」

冬のライディングで一番最初に冷えてくるのはズバリ「手」で、しかもかじかんでくるとバイクの運転に影響を与えかねないので厄介です…
逆に言えば手の防寒対策をしっかりと施せば「寒さを感じるスピード」が確実に遅くなり、しかも安全運転にも繋がる!…ということで、予算があればいくらでも高性能な冬用グローブを選べますが…個人的にはスペック的にも価格的にもそこそこの冬用グローブと「コミネのインナー電熱グローブ」の組み合わせをおすすめします!
これが「車載バッテリー給電」の電熱グローブなので「モバイルバッテリー給電」のようにバッテリー切れの心配がなく、しかも実売1万円を切っている、スーパーコストパフォーマーだったりします!
優先順位3:手の次に冷えるのは足(つま先)

お次は手の次に冷えを感じやすい足!具体的にはつま先の防寒対策ですが、これは「おたふく手袋の5本指防寒ソックスとインナーソックスの組み合わせ」をおすすめします。
実は5本指ソックスには「保温性が高く蒸れにくい」という嬉しい特徴があり、これに防風効果の高いインナーソックスを被せることでつま先が冷えにくくなります!
何よりどちらもリーズナブルであることが大変ありがたく、これを試すと僕のように「おたふく信者」になること間違いなしです(入信お待ちしてます)
優先順位4:首が冷えると全身が冷える

首には全身に血を巡らせる太い血管が集中しているので、ここが冷えてしまうと全身の血流が悪くなる=必然的に体が冷えてしまいます(メンタルにも影響)
例えばバイクのスクリーンは走行風のシャットアウトが主な役割ですが、個人的には首を冷やさない…つまりは首に寒風を当てない役割も大いにあると思っています。
そして、その理屈で首の防寒対策として有効なアイテムがネックウォーマーで、またしても信者の僕としては「おたふく手袋製のネックウォーマー」をおすすめします。
これは暖かい3層構造の中間に防風フィルムが仕込まれているネックウォーマーで、しかも表面の模様がリフレクターになっている、もはやバイク用品顔負けの逸品となっております(しかもお安い)
優先順位5:防寒ジャケット・パンツ

ここまで紹介してきたアイテムを最大限活用するという前提で、いよいよ防寒対策の花形の防寒ジャケットとパンツの紹介ですが、これはまさかのバイク用品メーカーものではなくワークマン製品をおすすめします!
具体的にはWEB限定商品(WEB注文→店舗受け取り)の「イージス防水防寒スーツ リミテッドブラック」で、これがライダーのために開発された「ライディング専用モデル」となっております。
もともとはライダーの口コミで火がついた、ワークマンが誇るイージスシリーズの中でも特にあたたかい特別仕様品で、しかもライディング姿勢用に最適化されている逸品(コストがかかっているはず)なのに…まさかの上下セットで税込4,900円!という常軌を逸した価格設定には驚くばかりです…

ちなみに実際に北海道の秋のツーリング(本州の冬レベルの寒さ)で試してみたとこ「ぶっちゃけ下手なバイク専用品より暖かいのでは?」と感心してしまった次第で…これはマジで自信を持っておすすめできます!
なお、上下ともにプロテクター類は付いていないので、プロテクター入りのライディングジャケットとパンツ、もしくは最近流行のインナープロテクターの上から着用することをおすすめします。
【WEB限定】イージス防水防寒スーツ:https://workman.jp/shop/g/g2300068550539/
優先順位6:ライディングブーツ

防寒対策の最後にキメるべきはアイテムはライディングブーツで、先に紹介した5本指靴下+インナーソックスと組み合わせることが前提です。
おすすめはパンツの裾から寒風が侵入しにくい「ミドル〜ロング丈のブーツ」で、しかも冬の凍てつく雨の影響を受けにくい防水透湿仕様!から〜の、コスパに優れたもの!…となると、もはやコミネの「ウォータープルーフプロテクトツーリングブーツ」以外の選択肢がございません!
僕は仕事としてこれまで数々のライディングブーツをレビューしていますが、このスペックとデザインで実売15,000円前後のブーツは他にありません(きっぱり)
冬も走れば世界が広がる!

バイクは暖かい時にしか乗らない!寒くなってきたら冬眠する!…確かにそれは至って合理的かつお金もかからない方法ですが…だがしかし!冬も走れば世界が広がることを僕が自信を持ってお約束します!
夏とは段違いの透明度の高い景色、凛とした空気、太陽の温かさと日差しの柔らかさ…などなど、冬のツーリングでしか味わえない世界が確かに存在しています。
今回紹介したアイテムはリーズナブルで効果抜群のものばかりなので、あなたの冬ツーリングデビューの参考になれば幸いです(冬の世界で待ってますね)
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投稿者プロフィール

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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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