これからの季節でも比較的走りに行きやすい南房総には、定番のツーリングスポットから、ちょっとマニアックな珍スポットまで、ライダーのワクワク感を刺激するスポットが沢山あります。今回はさらに、グルメスポットも含めてお勧めのツーリングスポットを厳選してご紹介していきたいと思います。
定番ツーリングスポット
ライダーの中には、バイクを降りて歩くのが嫌いだ!という人も多いような気がしています。このため今回は、定番観光スポットでありながら、あまり歩く事なく形式等を堪能する事のできる定番のツーリングスポットを紹介します。
明治100年記念展望塔
富津岬の先端にある展望塔で、展望台からの眺めは関東富士見百景にも選ばれているそう。独特な形状の展望台は、盆栽で良く見られる五葉松を模しているそうです。そう言われれば、複数の展望台がそれぞれの松の葉の塊をイメージし、それが全体として山形のような形状をしているあの形状ににているような気もしますよね。展望台に登る事もできますが、見た目よりも体力を使います。
大山千枚田
都心から一番近い棚田とも言われています。山間部が多い地域ならば珍しくは無いと思うのですが、比較的山が少ない房総半島においてこのような傾斜を利用した田んぼ作りというのは面白いですよね。棚田としての見ごろは、収穫期である9月下旬より少し前、8月後半位から9月前半あたりですが、今の時期(冬場)でも広大な棚田がどのようなものであるかを見る事はできます。
濃溝の滝(亀岩の洞窟)
太陽の光の当たり方により、ハート形に見えるとして有名になった場所。”滝”という名称が付いていますが、”亀岩の洞窟”という名称があるように、一般的な滝のイメージとは違い、なだらかな傾斜を流れる川といった感じです。駐車場からは、板張りの遊歩道を歩いて滝の近くまで行くことになります。有名な観光スポットだけあって、駐車場はかなり混雑している事が多いです。訪れる場合には、早めの時間帯が良いかもしれません。
燈籠坂大師の切り通しトンネル
千葉県で最も有名な素掘りトンネルの1つです。どうやって掘ったのだろうと思うほど天井の高いトンネルで、反響音がすごいです。灯篭坂大師の入口は、少し急な坂道を登っていく感じなので、気を付けましょう。
定番ツーリングルート
もみじロード(県道182号)
気持ちの良いワインディングが続く約10kmの道。道沿いに約1000本のもみじが植えられているため、季節が良いと紅葉も堪能する事ができます。道路沿いには地蔵堂の滝や、志駒不動様の霊水を汲める給水所などもあります。地蔵堂の滝は、見上げる滝では無く、どちらかというと見下ろす感じになります。志駒不動様の霊水は、富津側に位置する水室山というところで湧き出た水を引いてきているそうですよ。
安房グリーンライン
房総の先端側において南北に延びる約17kmの広域農道です。最南端は、フラワーラインに接続されています。比較的直線が多い道で、アメリカンタイプのバイクなどでゆったりと走るのに向いているような気がします。道路沿いには、道の駅グリーンファーム館山などもあり、千葉県の特産物などを購入することもできますよ。
フラワーライン
春先になると、道路沿いに花が咲く気持ちの良い道です。寒い時期は、さすがに茶色い風景が続くこととなりますが、南国をイメージした建物も多い海沿いの景色はとても良いです。道路沿いには、千倉港指向灯や、安房白浜港灯台、野島埼灯台、洲埼灯台など多くの灯台が存在しているため、灯台マニアにもお勧めです!また、内房側には、後述する”漁港食堂だいぼ”などもあるので、ランチタイムに通るのも良いですね。
房総スカイライン
内房側と外房側とを繋ぐ約20kmの快走路です。元々は一部が有料道路であったため、道路沿いの立ち寄りスポット等は少ないのですが、とにかく気持ちよく走れる道です。北側からのアクセスですと、元有料道路区間の終点地点の近くに道の駅ふれあいパーク・きみつもあるので、気持ちよく走った後、ゆっくり休む事もできますよ。
ちょっとマニアなツーリングスポット
原岡海岸の桟橋
”海に続く道”のような雰囲気を味わえる桟橋がある海岸です。現在は確認が必要ですが、昔は桟橋までバイクを押し入れる事ができました。砂浜は固められていないため、調子に乗って砂浜を走ろうとすると、タイヤが砂に埋もれてスタックしてしまうので気をつけましょう(経験談)。
隧道巡り
千葉県には素掘りのトンネル(隧道)が沢山あります。その多くは旧道や生活道路などに設けられており、車幅の大きな車などでは行き辛い場所も多いです!このため隧道巡りは、バイクならではの機動力を生かすにはもってこいのスポットだと思います。
共栄・向山トンネル
比較的行きやすい隧道スポットです。向山トンネルと共栄トンネルという2つのトンネルが交わった事で、世にも珍しい二階建てに見えるトンネルが出来上がっています。コチラは、車両停車禁止のスポットであるため、バイクを停めての撮影は絶対にやめましょう!
奥米隧道
川沿いの道に設けられた古いトンネルです。素掘りトンネルとしては現在の状態でも結構長いと感じるのですが、崩落により従来よりも短いものになってしまっているそうです。トンネルのところどころには、どこに繋がっているのかよく解らない横穴があり、冒険心を掻き立ててくれます。
ツーリングめし
Bingoバーガー
道の駅三芳村鄙の里(みよしむらひなのさと)内に店舗を構える巨大バーガー屋さんです。和牛100%のパティは、従来180gだったものを200gにバージョンアップしているそう!ボリューム満点でジューシーなハンバーガーを堪能してみてください。道の駅三芳村鄙の里には、無料の足湯もありますよ。
所在地:千葉県南房総市川田82−2
営業時間:11:00~16:00(定休日:木曜日)
電話番号:0470-36-1234
道の駅和田浦WA・O!
従来庶民の食べ物だったクジラ肉ですが、現在は老舗の料理屋さんで出される高級料理のようなイメージになってしまっています。そんなクジラ肉を比較的リーズナブルに味わえるのが、道の駅和田浦WA・O!の食堂です。タイミングが良ければ、近くの和田浦漁港でツチクジラの解体を見学する事もできますよ。
所在地:千葉県南房総市和田町仁我浦243
営業時間:9:00~17:30
電話番号:0470-47-3100
木村ピーナッツ
濃い!とにかく濃厚なピーナッツソフトが味わえるお店です。ピーナッツは千葉県の名産なので、ピーナッツソフト自体は様々な場所で食べる事ができるのですが、コチラのお店のピーナッツソフトは絶品だと感じました。もちろん、他のピーナッツ製品も販売されていますので、お土産にも困りません。ライダーの義務(笑)を味わいに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
所在地:千葉県館山市下真倉236−3
営業時間:9:00~18:00
電話番号:0470-23-4823
漁港食堂だいぼ
内房の某有名海鮮屋さんは近年、作り置き料理になってしまっていて残念だなぁと感じながら立ち寄ったお店です。お料理はボリュームもあり、美味しくいただけました。開店直後に立ち寄ったためにすんなり席に着けましたが、実はかなりの人気店らしく、昼時ともなると、かなりの待ち時間になりそうでした。ちょっと昼時をはずれた時間にランチにしようと思う時などに立ち寄ってみると良いかもしれません!
所在地:千葉県館山市伊戸963−1
営業時間:11:00~16:00
電話番号:0470-29-1221
まとめ
いかがでしたか?冬場でも比較的安全に走れる房総半島!定番の立ち寄りスポットも沢山あるのですが、実はマニアックな珍スポットの宝庫でもあります。そう言った意味でも房総半島は、バイク初心者からかなりマニアックなベテランまで楽しめる場所だと思います。是非この冬、行ってみてはいかがでしょうか?
投稿者プロフィール
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BMW F900XRとDucati MonsterS2Rでチョイノリからロングツーリング、サーキット走行まで楽しむリターンライダー。
リターン後のツーリングは首都圏内での日帰りをメインとして、美味しい物や良い景色を堪能している。
ご当地"グルメ調査隊"と称してマスツーリングの企画運営なども手掛けることから、バイクの様々な楽しみ方を伝えて行く事を目標としている。
若い頃は、日帰りで埼玉-青森間を往復したことがある、 "自称"やれば出来る男。
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