あれは忘れもしない初めての北海道ツーリング「なんだか下界が白いなぁ…」と思ったら、実はそれは壮大な雲海だったのです!
しかし「当時はそれを撮影する」という選択肢が僕の中になかったことが悔やまれますが…実は日本には「雲海とバイク」つまりは「白米と卵」のような絶対に外さないゴールデンコンビの写真を撮れる場所が点在しているので、今回はそんな素敵な場所を紹介します。
1 北海道:神威岳 西雲海テラス

北海道には泣く子も黙る星野リゾートが誇る「雲海テラス」という超メジャー級の雲海スポットがありますが、ところが僕がおすすめしたいのは…超どマイナー雲海スポットの「神威岳 西雲海テラス」です。
まさかの僕が住んでいる北海道砂川市の隣にある「日本で一番人口が少ない市」の歌志内市にある雲海スポットで、その名も「神威(かもい)岳」の山頂から雲海を見ることができます!
ちなみに雲海の発生条件としては「春または秋の夜明けから早朝にかけて、湿度が高く充分な放射冷却があるとき…」と実にフワッとしていますが…要は自分の運を信じて秋の早朝にバイクでGOすればいいんです(春は早朝の気温がマイナス)
神威岳 西雲海テラス!なんてイケてるスポット名から察するに「きっとインスタ映えするカフェが併設されている、女子力の高いオシャレスポットなんだろうなぁ…」と期待が膨らむかもしれませんが…実際はただの細いクネクネ道の先にある「山頂の空き地」です(一同ズコっ)
一応寂れた展望台と眺めの良い場所に椅子とテーブルが設置されていますが、いわゆる「観光地っぽい雰囲気」は1mmもございませんし、あろうことかトイレもございません…
しかし、だからこそ純粋に雲海を撮影できるスポットであって、なんと言っても「誰もいないので雲海とバイクの写真が撮り放題」であることが最大のポイントです。
神威岳 西雲海テラス
〒073-0406 北海道歌志内市中村
TEL:0125-42-3215(歌志内市産業課)
料金:入場無料
駐車場:あり(ただの空き地)
公式HP:https://www.city.utashinai.hokkaido.jp/hotnews/detail/00003438.html
2 長野県:道の駅 美ヶ原高原
おそらくライダーなら知らない人はいないであろう、日本屈指の絶景ワインディングロード「ビーナスライン」の終点に位置する雲海スポットが「道の駅 美ヶ原高原」です。
言わずと知れたライダーの定番立ち寄りスポットで、標高約2,000mに位置する「日本一高い場所にある道の駅」だったりします。
…となると、当然のように雲海の名所としても有名で、主に9月〜10月下旬にかけての早朝が狙い目です。
道の駅 美ヶ原高原には目の前に広がる北アルプスの山々や八ヶ岳、富士山…そして雲海が見渡せる広い駐車場が完備されており、ここでそのまま「雲海とバイクの写真」を撮影できます。
さすがにツーリングのオンタイムは観光客も含めてそれなりに混雑していますが、ところが早朝は人がまばらなので思う存分撮影に没頭できます!
なお、道の駅なので24時間トイレが設置されていること、そして営業時間になると休憩スペースやレストランが使えることもポイントです(多くの雲海スポットは設備関連が薄いので)
道の駅 美ヶ原高原
〒386-0507 長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
TEL:0268-86-2331
料金:入場無料
駐車場:道の駅の駐車場(無料)
公式HP:https://m-utsukushigahara.jp/
3 滋賀県・岐阜県:伊吹山ドライブウェイ
滋賀県と岐阜県を跨ぐ標高1,377mの日本百名山「伊吹山」を貫く絶景ワインディングロードが「伊吹山ドライブウェイ」です。
全長約17kmの有料観光道路になっていて、終点の「スカイテラス伊吹山」が雲海スポットになっています!
ちなみに伊吹山ドライブウェイのバイクの通行料は2,300円となかなかのお値段で…残念ながら125cc以下のバイクは通行不可となっているのが玉に瑕です…
スカイテラス伊吹山で雲海を見るためには「3時~21時」の間に通行可能な「7月第3土曜日~8月」の期間内に伊吹山ドライブウェイを走る必要がありますが、例年秋(9月と10月)に設けられる「夜間滞在可能日」の翌日も朝6時から通行可能となるので、運が良ければ雲海に間に合います。
ここまで紹介してきた雲海スポットと同じく駐車場から雲海が見えるので「雲海とバイクの写真」をバッチリ撮影できます!
伊吹山ドライブウェイ
〒521-0307 滋賀県米原市大久保(スカイテラス伊吹山)
TEL:0584-43-1155
料金:バイク通行料 2,300円(125cc以下は通行不可)
駐車場:スカイテラス伊吹山(無料)
公式HP:https://www.ibukiyama-driveway.jp/
4 高知県:ゆとりすとパークおおとよ
標高777mに位置する高知県大豊町の人気レジャースポットが「ゆとりすとパークおおとよ」です。
キャンプやコテージでの宿泊も可能な天空のアウトドア・アクティビティ施設で、仮に施設を利用せずとも誰でも無料で入場できます!
特に秋~冬にかけては雲海スポットとしても有名で、誰でも駐車場で「雲海+バイクの写真」を撮影できます。
実は2025年9月28日に高知県では初!四国では2番目!となるオートバイ神社「ROUTE32 OTOYO」がゆとりすとパークおおとよ内に誕生しており、さらには雲海カレーうどんや雲海コーヒーなどを味わえるカフェレストランも敷地内にあるので…これはひょっとすると「雲海+カフェ+バイク神社」の最強トリオに加えてなんなら宿泊もできる…という「四国最強のツーリングスポット」が爆誕してしまったのかもしれません(ニヤリ)
ゆとりすとパークおおとよ
〒789-0315 高知県長岡郡大豊町中村大王4037-25
TEL:0887-72-0700
料金:入場無料
駐車場:敷地内にあり
公式HP:https://yutorisuto.jp/
5 熊本県:阿蘇スカイライン展望所
西のライダーの聖地こと「阿蘇」の知る人ぞ知る雲海スポットが「阿蘇スカイライン展望所」です。
阿蘇の顔とも言うべき超有名絶景スポット「大観峰」からバイクで10分くらいの場所にある「展望所というよりは展望駐車スペース」で、シンプルに絶景を堪能できる駐車スペースのみ…という実にシンプルな場所です。
逆に言えば設備が充実しているけど常に混雑していてる大観峰の「裏スポット」のような存在で、絶景度合いは大観峰に勝るとも劣らないのに空いているのが最大のポイントです!
阿蘇スカイライン展望所は雲海はもちろん日中の絶景も一見の価値があり、阿蘇五岳をほぼ中央に捉えることができます!
なんと言っても阿蘇を代表する絶景ツーリングロード「ミルクロード」沿いにある展望所なので、ここまでの走りも存分に楽しめる、まさにライダーにとって1粒で2度美味しい雲海スポットです。
阿蘇スカイライン展望所
〒869-2304 熊本県阿蘇市西湯浦
TEL:0967-34-1600(阿蘇市観光協会)
料金:入場無料
駐車場:敷地内にあり
雲海とバイクの写真は裏切らない!
おそらくどんなアングルで撮影しても、なんなら雲海が若干イマイチな日でも…きっと「雲海とバイクの写真」はアナタを裏切ることはありません!
秋の朝は肌寒くバイクに乗るのが億劫になるかもしれませんが、今度の週末は気合を入れて愛車と雲海を見に行きましょう。
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投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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