トライアンフから新しいスクランブラーが発表されましたね!
最近良く見るスタイルのバイクです。
2023年6月28日、トライアンフから普通自動二輪免許で乗れる排気量398ccの新型車が発表されました。
そのうちの1台が【スクランブラー 400X】です。
普通自動二輪で乗れる輸入車は選択肢が少ないだけに注目ですね!
また、ホンダにもCL250やCL500がラインナップに加わったりと、国産車でもスクランブラーバイクの選択肢が増えました。
今回はスクランブラーバイクについてまとめていくので、今スクランブラーに興味を持っている皆さんにご満足いただけると思います!
スクランブラーとは?
スクランブラーとは、オンロードバイクをベースにオフロードでも走れるように装備がオン・オフのハイブリッド仕様になっているスタイルのバイクを指します。
大きな区分けではデュアルパーパスとも言えるでしょう。
60年代にはオフロードバイクが無く、スクランブラーがオフロードバイクという位置づけでした。
その後、オフロードバイクが登場してからは下火になりましたが、近年のネオクラシックブームと同時に再び注目を集めています。
スクランブラーの定番スタイル
スクランブラースタイルの定番としては、まずサイドから出てサイレンサーまで上にマウントされたサイドアップマフラーが特徴的です。
そしてオフロードでタイヤをグリップさせるために必要なブロックタイヤ、オンロードモデルより高めのシート高、コントロールしやすいよう幅広のアップハンドルというのが定番スタイル。
スクランブラーはオンロードのツーリングもでき、出先でちょっと面白そうな林道を見つけても気軽に入っていける、そんな遊び方ができるバイクです。
国産のスクランブラーバイク
国産メーカーのスクランブラーは、現状ホンダから発売されているCL250、CL500の2車種だけです。あえて上げるとすれば、ハンターカブもスクランブラーに分類できるでしょうか。
ホンダは次の流行を見越して最速で投入してきたとも言えます。
CL250
CL250は、2023年5月18日に発売された新型モデルです。
タンクからシートまでの水平調のラインや、アップマフラー、セミブロックパターンタイヤにより“スクランブラー”スタイルに仕上げられています。
価格は税込621,500円です。
主要諸元 | CL250 |
車名・型式 | ホンダ・8BK-MC57 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 |
シート高(mm) | 790 |
車両重量(kg) | 172 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 34.9(クラス 2-2)〈1名乗車時〉 |
総排気量(cm³) | 249 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 18[24]/8,500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 23[2.3]/6,250 |
燃料タンク容量(L) | 12 |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
CL500
CL500は、2023年5月25日に発売されたCL250の兄弟車です。
デザインはCL250とほぼ同じでエンジンが単気筒から180度クランクを採用した直列2気筒になっています。
価格は税込863,500円です。
主要諸元 | CL500 |
車名・型式 | ホンダ・8BL-PC68 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒 |
シート高(mm) | 790 |
車両重量(kg) | 192 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 27.9(クラス 3-2)〈1名乗車時〉 |
総排気量(cm³) | 471 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 34[46]/8,500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 43[4.4]/6,250 |
燃料タンク容量(L) | 12 |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
CT125 ハンターカブ
ハンターカブは、野山にも都会にも映えるトレッキングスタイルのカブです。
アップマフラー、高めのシート高、アップハンドルというスタイルがまさにスクランブラーの定番スタイル。シート高は800㎜で、CLシリーズよりも10㎜高くなっています。
価格は税込440,000円です。
主要諸元 | CT125 |
車名・型式 | ホンダ・8BJ-JA65 |
エンジン種類 | 空冷4ストロークOHC単気筒 |
シート高(mm) | 800 |
車両重量(kg) | 118 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 63.7(クラス 1)〈1名乗車時〉 |
総排気量(cm³) | 123 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 6.7[9.1]/6,250 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 11[1.1]/4,750 |
燃料タンク容量(L) | 5.3 |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン |
輸入車のスクランブラーバイク
輸入車ではスクランブラーの選択肢は更に広がります。
今回は5車種ピックアップしてご紹介していきます。
【BMW】R nineT Scrambler
BMWのR nine TシリーズにラインナップされているR nineT Scrambler
アップライトなポジションで自然な体勢で走りを楽しむことをができます。
価格は税込2,230,000円
主要諸元 | R nineT Scrambler |
エンジン種類 | 空油冷水平対向2気筒4ストローク |
シート高(mm) | 790 |
車両重量(kg) | 223 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 19.6 |
総排気量(cm³) | 1,169 |
最高出力 | 80 kW(109PS)/ 7,250 rpm |
最大トルク | 116 Nm / 6,000 rpm |
燃料タンク容量 | 約17 L |
変速機形式 | 常時噛合式6速ギヤボックス |
【DUCATI】Scrambler
DUCATIにはそのまま【Scrambler】と言う車種名のバイクがラインナップされています。
イタリアのメーカーらしく鮮やかなカラーでおしゃれなデザインです。
価格は税込1,278,000円。
主要諸元 | Scrambler |
エンジン種類 | 空冷L型2気筒 |
シート高(mm) | 795 |
車両重量(kg) | 185 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 19.2 |
総排気量(cm³) | 803 |
最高出力 | 73 ps (53.6 kW) @ 8,250 rpm |
最大トルク | 65.2 Nm (6.7 kgm) @ 7,000 rpm |
燃料タンク容量(L) | 13.5 |
変速機形式 | 常時噛合式6速ギヤボックス |
【TRIUMPH】Scrambler 400X
トライアンフが2023年末に新たに発売するScrambler 400X。
スクランブラー伝統のシルエットと味わいのあるリブ付きベンチシート、上質なフィニッシュなど一目でトライアンフと分かるスタイリングに仕上がっています。
価格はまだ未定です。
主要諸元 | Scrambler 400X |
エンジン種類 | 水冷単気筒DOHC4バルブ |
シート高(mm) | 835 |
車両重量(kg) | 179 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 非公開 |
総排気量(cm³) | 398.15 |
最高出力 | 40 PS (29.4 kW) @ 8,000 rpm |
最大トルク | 37.5 Nm @ 6,500 rpm |
燃料タンク容量(L) | 13 |
変速機形式 | 常時噛合式6速ギヤボックス |
【FANTIC】CABALLERO Scrambler 500
CABALLERO Scrambler 500は、イタリアメーカーのFANTICのバイクです。
水冷4ストローク単気筒 SOHC4バルブの449ccエンジンを搭載。兄弟車で125ccもラインナップされています。
価格は税込1,190,000円です。
主要諸元 | CABALLERO Scrambler 500 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク単気筒 SOHC4バルブ |
シート高(mm) | 820 |
車両重量(kg) | 150 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 非公開 |
総排気量(cm³) | 449 |
最高出力 | 40HP/7500rpm |
最大トルク | 43Nm/6000rpm |
燃料タンク容量(L) | 12 |
変速機形式 | 常時噛合式6速ギヤボックス |
【SWM】OUTLAW 125
SWMもイタリアのオートバイメーカーで125ccのバイクが販売されています。
その中の1台であるOUTLAW 125は、小型軽量でちょい乗りのサブバイクにうってつけ!
価格は税込550,000円です。
主要諸元 | OUTLAW 125 |
エンジン種類 | 水冷DOHC4バルブ単気筒 |
シート高(mm) | 720 |
車両重量(kg) | 130 |
燃料消費率WMTCモード値(km/L) | 非公開 |
総排気量(cm³) | 124.7 |
最高出力 | 11kw/10,500rpm |
最大トルク | 11Nm/7,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 16.5 |
変速機形式 | 常時噛合式6速ギヤボックス |
まとめ
今回はスクランブラーというカテゴリのバイクについてまとめてきました。
トライアンフから398ccのScrambler 400Xが発表されたり、ホンダからCLシリーズがラインナップに加わったりとこのジャンルのバイクが増えてきています。
オンロードも軽いオフロードも楽しめるレトロでおしゃれなスクランブラーは今人気が高まっているカテゴリです。
とはいえ、実際にスクランブラーでオフロードを走ろうという需要が少ないためか、定番スタイルからは少しズレて普通のネイキッドっぽいスタイルのバイクも多いです。
エキパイが普通にエンジン下を回っているものもあれば、もはやマフラーも下についているものも。これでオフロードを走ると飛び石などで傷つきかねません。
本格的にオンロードもオフロードも走りたいと考えている方は、そのあたりも含めて正統派スクランブラーを探したほうがいいでしょう。
そういう用途でないのであれば、バイクは自分が気に入ればそれが正解!誰になんと言われようとも好きなバイクに乗ればいいと思います。
この記事でご紹介した8車種を始め、紹介しきれていないメーカーのバイクもまだまだあります。是非お気に入りの1台を探してみてください!
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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