バイクに乗るのが気持ちのいい季節になりましたね。ですが、気持ちのいい季節はあっという間に過ぎ去り、我々ライダーの憎き敵、『梅雨』がやってきます。梅雨が過ぎても、本格的な夏には、スコールが降り、そうかと思えば台風の季節になってしまいます。ベストシーズンのなんと短いことか…。
皆さんは、ツーリングに出かける際、レインウェアを常備していますか?
各メーカーから、様々なレインウェアが発売されていますが、今回はツーリングに適したコストパフォーマンスの良いレインウェアを厳選してご紹介します。
レインウェアの選び方
レインウェアは、服の上から重ね着するものです。とくに我々ライダーは、ライディングジャケットの上からレインウェアを着ることを考えて、2サイズ程度大き目のものを選ぶと、脱ぎ着もしやすく、バイクの操作性も損なわないでしょう。袖や裾のバタつきを抑えるため、アジャスター付きの商品がおすすめです。
雨天時のツーリングユースを考慮して、『耐水圧20,000mm以上』を目安に選びます。できれば、『透湿度5,000g/㎡/24h』以上のものだとレインウェア内が蒸れにくく、快適に着ることができます。
ワークマン 3レイヤー透湿レインスーツBikers(バイカーズ)
こちらは、ワークマンより発売されている商品です。上下セットになっており、耐水圧は20,000㎜、透湿度は2,000g/㎡/24hとなっております。耐水圧は申し分ないですが、透湿度は低めです。長時間着ていると不快感を覚えるかもしれません。首、袖口、ウエストにアジャスターが付いており、雨風の侵入やバタつきを抑えることができます。また、腕部分と腰部分には反射プリントが施されており、視界の悪い雨天時でもライダーの安全性を高めてくれます。
価格は5,800円(税込み)です。金額を取るか、快適性を取るかといったところでしょうか。
コミネ ブレスターレインウェア フィアート
こちらは、コミネから発売されている商品です。上下セットになっており、耐水圧は27,000mm、透湿度は10,000g/㎡/24hです。耐水圧、透湿度ともに申し分のないスペックです。もちろんアジャスターやリフレクターも装備されています。また、透湿性の高さに加えて背面にはベンチレーションも設けられており、蒸れに強い構造になっています。
価格は、10,890円(税込み)です。ワークマンと比較すると高額に感じてしまいますが、バイクウェアとしては良心的な価格帯であると言えます。
山城 ストレッチレインスーツ
こちらは、山城から発売されている商品です。上下セットになっており、耐水圧は20,000mm、透湿度は10,000g/㎡/24hです。ライダー専用設計で開発された、ストレッチ性のある素材で作られており、バイクの操作性を損なわない作りになっています。また、パンツにはヒートガードが付いていてマフラーの熱から生地を守ってくれるのもうれしいポイントです。
価格は、9,680円(税込み)です。10,000円以下の商品では、性能を考慮するとかなりコストパフォーマンスに優れていると言えます。
ミズノ ベルグテックEX ストームセイバー
こちらはミズノから発売されている商品です。バイク用品ではありませんが、登山を想定して作られており、ミズノ独自素材のベルグテックという生地が使われていて、耐水圧は30,000mm以上、透湿性は16,000g/㎡/24hという高スペックです。防水性を高めるシームレス仕上げになっているほか、ポケットがベンチレーションの役割を果たし、効率よくウェア内の換気を行うことができます。
価格は、15,950円(税込み)とリーズナブルとは言えませんが、性能と見比べた時にコストパフォーマンスという点では素晴らしい商品と言えるのではないでしょうか。金額を取るか、性能を取るか、ユーザーの価値観次第といったところです。
レインウェアのお手入れ
皆さんは、レインウェアのお手入れをきちんとしていますか?レインウェアを長く使い続けるためには、洗濯が欠かせないのだそうです。私は、レインウェアについて調べる中で初めて知りました。使用頻度が高くないので、使用後はいつも陰干しして乾かした後、畳んで片付けてしまっていました。洗濯による生地へのダメージが気になりますが、実は使用後に洗濯せずにそのまま保管することで受けるダメージの方が大きいそうです。
※今回ご紹介する「お手入れ方法」は一般的なものです。製品により適したお手入れ方法、乾燥・熱処理方法等は異なりますため、事前にお使いのレインウェアの洗濯表示を確認し、洗濯機や乾燥機、熱処理の使用が可能かどうかをきちんと確認しましょう。
洗濯の方法は、まず汚れがひどい場合には市販のクリーナーを直接塗布します。次に洗濯ネットに入れてデリケート洗いコースで洗濯機を回しましょう。生地に洗剤が残らないように通常の2倍程度長めにすすぎを行います。洗剤が残ってしまうと、撥水性の低下につながるからです。また、脱水はしないように注意しましょう。洗濯で汚れを落とすことができたら、乾燥機で乾燥させ、同時に熱処理で撥水性の回復を図ります(乾燥温度の目安は60℃以下)。
自然乾燥の場合、風通しの良い場所で陰干しし、乾燥後はあて布をして低温のアイロン又は、生地から10㎝ほど離して60℃以下のドライヤーの風で熱処理を施しましょう。
まとめ
今回は、個人的にコストパフォーマンスの優れていると思うレインウェアを4つご紹介しました。雨の中バイクで走行することを考えて、耐水圧は20,000mm以上のものを選んでおくと安心です。あとは予算に応じて透湿度をどの程度にするかですが、快適性を取るか金額の安さを取るか、皆さんの価値観次第でバランスを調整しましょう。
他にも梅雨対策の記事が公開されているので、参考にしてみて下さい↓
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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