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Moto Connect(モトコネクト) > 記事 > 試乗記 > 【QJMOTOR】「中国製=安かろう」はもう古い?話題のバイクに試乗してみた
試乗記レビュー動画

【QJMOTOR】「中国製=安かろう」はもう古い?話題のバイクに試乗してみた

えも
最終更新日 2026/02/18 11:03
えも
Published: 2026年3月8日
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えも

「Rebel 250もいいけど、他人と被りすぎるのはちょっと…」

そんな悩みを持つライダーの間で、今密かに話題になっているメーカーがあります。それが「QJMOTOR」です。

「中国メーカーのバイクなんて、品質は大丈夫?」と警戒する方もいるかもしれません。しかし実はこのメーカー、世界的なビッグブランドと深い関わりがある巨大企業なんです。

今回は、世界的な巨大メーカーの実態と、注目のミドルクルーザーの試乗インプレッションをお届けします。

目次
  • QJMOTORとは?ハーレーも認めた巨大メーカー
  • 中型クルーザーが熱い!注目ラインナップ紹介
    • SRV125
    • SRV250
    • SRV250A
    • SRV400VS
  • 【試乗インプレ(SRV250)】
    • レブル250一強時代に風穴を開ける、クラスを超えた本格クルーザー
    • 試乗インプレ
  • QJMOTORのメリット&デメリット
  • まとめ

QJMOTORとは?ハーレーも認めた巨大メーカー

画像引用元:QJMOTOR

QJMOTORは、怪しいコピー品を作るメーカーではありません。「世界の名だたるブランドがパートナーに選ぶ」巨大企業です。

実はQJMOTORは、イタリアの老舗ブランド「Benelli(ベネリ)」の親会社。 さらに、あのハーレーダビッドソンと協業し、中型モデル(X350/X500)の生産を請け負っているのも、実はQJMOTORなんです。

日本に上陸してきたのは2025年のこと。広島県に本社を置く株式会社バルコムモータースが正規輸入元となり、全国にディーラーを展開しています。

中型クルーザーが熱い!注目ラインナップ紹介

画像引用元:QJMOTOR

QJMOTORの日本ラインナップの中で、特に注目すべきは「SRVシリーズ(クルーザー)」

「Rebel 250もいいけど、街中で被りすぎる…」 そんな悩みを持つライダーの間で、今急速に注目を集めています。 ここでは、世界的な巨大メーカーの実態と、注目の4車種について徹底解説します。

SRV125

画像引用元:QJMOTOR

SRV125は、SRVシリーズの末弟で、250や400とは違いVツインエンジンではありませんが、125ccとは思えない「本格的な車格」を兼ね備えた、原付二種免許のアメリカン・クルーザーです。

メーカー希望小売価格は税込み508,000円

SRV250

画像引用元:QJMOTOR

現在の250ccクルーザーの多くが「単気筒」や「並列2気筒」を採用する中、SRV250はクルーザーの王道であるVツイン(V型2気筒)エンジンを採用しています。

Vツイン特有の心地よいパルス感があり、回せば高回転までスムーズに伸びます。最高出力は20.5kW(約28PS)。ライバル車(Rebel 250は約26PS)を上回るパワーを持ち、高速道路でも余裕のある巡航が可能。

メーカー希望小売価格は税込み648,000円です。

ライバル車種比較QJMOTOR SRV 250Honda Rebel 250
エンジン形式水冷V型2気筒 SOHC 4バルブ水冷単気筒 DOHC 4バルブ
排気量249cc249cm³
最高出力20.5kW / 9,000rpm19kW / 9,500rpm
最大トルク23.0N・m / 8,000rpm22N・m / 6,500rpm
シート高700mm690mm
車両重量167kg171kg
燃料タンク容量13.5L11L
全長×全幅×全高2,110×850×1,100mm2,205×810×1,090mm
メーカー希望小売価格(税込)648,000円638,000円

SRV250A

画像引用元:QJMOTOR

SRV250Aは、兄弟車のSRV 250をベースに、「AT限定免許で乗れる」という画期的な特徴を加えたモデルです。

最大の特徴は、「クラッチ操作もギアチェンジも不要」なオートマチック機構を搭載している点。スクーターのような手軽さと、本格的なクルーザーのスタイル・走行性能を両立した、クラス唯一無二の存在と言えるでしょう。

メーカー希望小売価格は税込み698,000円

ライバル車種比較QJMOTOR SRV 250 AHonda Rebel 250 E-Clutch
エンジン形式水冷V型2気筒 2バルブ水冷単気筒 DOHC 4バルブ
排気量249cc249cm³
最高出力20.5kW / 9,000rpm19kW / 9,500rpm
最大トルク23.0N・m / 8,000rpm22N・m / 6,500rpm
変速機AMT(自動変速)E-Clutch(電子制御クラッチ)
シート高700mm690mm
車両重量167kg174kg
燃料タンク容量13.5L11L
全長×全幅×全高2,110×850×1,100mm2,205×810×1,090mm
メーカー希望小売価格(税込)698,000円693,000円

SRV400VS

画像引用元:QJMOTOR

SRV400VSは、普通二輪免許(中型)で乗れる400ccクラスにおいて、「V型エンジン × ベルトドライブ」という本格的な構成を持つ、非常に貴重な一台です。

Rebel 250/500やエリミネーター(Kawasaki)が人気を博す中、それらとは一線を画す「重厚感」と「独自のメカニズム」が魅力。

排気量385ccから最高出力25.0kW(約34PS)を発揮。高速道路での追い越しや長距離巡航も余裕です。400ccクラスでは絶滅危惧種となりつつあるV型エンジンで、独特のパルス感とトルクフルな走りを楽しめます。

チェーン駆動が一般的な中・小型クラスにおいて、ハーレーダビッドソンなどの大型モデルで採用されるベルトドライブを標準装備。チェーンのような注油や張り調整の頻度が少なく、メンテナンスも楽です。

メーカー希望小売価格は税込み778,000円

ライバル車種比較QJMOTOR SRV 400 VSHonda Rebel 500Kawasaki Eliminator
エンジン形式水冷V型2気筒 DOHC 8バルブ水冷直列2気筒 DOHC 4バルブ水冷並列2気筒 DOHC 4バルブ
排気量385cc471cc398cc
最高出力25.0kW / 8,000rpm34kW / 8,500rpm35kW / 10,000rpm
最大トルク35.0N・m / 5,000rpm43N・m / 6,000rpm37N・m / 8,000rpm
変速機6速, ベルトドライブ6速, チェーン6速, チェーン
シート高734mm690mm735mm
車両重量184kg191kg176kg
燃料タンク16L11L12L
全長×全幅×全高2,210×830×1,100mm2,205×810×1,090mm2,250×785×1,100mm
価格(税込)778,000円924,000円858,000円

【試乗インプレ(SRV250)】

昨年夏、福岡にもディーラーができたのでSRV250に試乗しました。

結論から申し上げますと、このバイクは「人とは違う個性を持ちたい、本物志向のライダーにとっての最適解」です。

レブル250一強時代に風穴を開ける、クラスを超えた本格クルーザー

SRV250は、現在日本の250ccクラスで圧倒的なシェアを誇るHonda「Rebel 250」に対し、「V型2気筒エンジンの鼓動感」と「所有欲を満たす重厚な質感」という明確な武器を持った、非常に魅力的な選択肢です。

特に、「レブルは街に溢れていて被るのが嫌だ」と感じている方や、AT限定免許だけど本格的なクルーザーに乗りたい方にとっては、これ以上ない相棒となるでしょう。

SRV250が“推せる”理由

  • 希少な「水冷Vツイン」エンジン
    現行250ccクラスでは珍しいV型2気筒エンジンを搭載。単気筒のレブルとは異なる、Vツイン特有のパルス感と高回転の伸びを両立しています。
  • クラスを超えた「質感」と「装備」
    倒立フォークや金属パーツを多用したボバースタイルは、リッタークラスのような重厚感を放ちます。溶接や塗装のクオリティも日本車に引けを取りません。
  • AT免許で乗れる「SRV250A」の存在
    HondaのE-クラッチはMT免許が必須ですが、SRV250には完全オートマチック(AMT)仕様の「SRV250A」があり、AT限定免許で乗れる本格クルーザーという唯一無二の立ち位置を確立しています。

試乗インプレ

実際にバルコムスクエアワールドバイク福岡空港店様で試乗した感覚と、市場の評価を交えて具体的に見ていきましょう。

  • 見た目は重厚、走りは軽快
    実車を前にすると、マッシブで筋肉質なタンクやエンジンの造形に圧倒されます。しかし、跨って引き起こすと驚くほど軽い。車両重量は約167kgと、見た目の重厚感からは想像できない軽さで、取り回しも楽々。
  • Vツインの鼓動とスポーツ性能
    エンジンを始動すると、控えめで歯切れの良いサウンド。走り出しはトルクフルで、高回転までフラットに伸びていきます。 特筆すべきはコーナリング性能。倒立フォークと剛性の高い車体のおかげで、まるでスポーツバイクのように安定して曲がってくれます。
  • 快適性と足つき
    シート高は700mmと非常に低く、足つき性は抜群。シート自体も肉厚で座り心地が良く、長時間のクルージングでも疲れにくい設計になっています。 身長164cm前後のライダーからは「ハンドルが少し遠い」という声もありますが、170cm以上の方であれば自然で快適なポジションと感じられるでしょう。
  • 「SRV250A(AMT)」という選択
    個人的に素晴らしいと感じたのは、ATモデルの存在です。左手のレバーがリアブレーキになり、クラッチ操作から解放されます。景色を楽しみながらより運転に集中できるでしょう。
※サムネの価格は当時のもの

QJMOTORのメリット&デメリット

QJMOTORは、「国産車にはない豪華装備と個性を、手の届く価格で手に入れたい」というライダーにとって非常に魅力的な選択肢です。

一方で、「長期的な維持・サポート体制」については、国産4大メーカー(ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ)や輸入二輪車大手とは異なる現状を理解して購入する必要があります。

最大のメリットは、日本の免許制度やトレンドに合わせつつ、国産車がコストカットで採用しなくなった「リッチな仕様(V型エンジンや豪華な足回りなど)」を標準装備している点。

対してデメリットは、日本市場へ参入したばかり(2025年本格始動)であるため、「ディーラー網の少なさ」や「長期信頼性のデータ不足」が挙げられます。

✅ メリット(選ぶべき理由)

  • クラス唯一の「本格メカニズム」
    例えばライバルの「Rebel 250」が単気筒エンジンであるのに対し、「SRV250」は、V型2気筒を採用。鼓動感や高回転の伸びは、このクラスの国産車では味わえない魅力です。また、倒立フォークやLEDライト、フルカラー液晶など、上級モデル並みの装備が標準で付いてきます。
  • AT限定免許でも乗れる「SRV250A」
    クラッチ操作不要のオートマチックモデル(AMT)をラインナップしており、AT限定免許で乗れる本格クルーザーという、他社にはない独自の価値を提供しています。
  • 高いコストパフォーマンス
    豪華装備でありながら、価格はライバル車と同等か少し高い程度(約65〜70万円)に抑えられています。

⚠️ デメリット(注意すべき点)

  • ディーラー網とパーツ供給の課題
    全国に正規ディーラー(バルコム、MFDなど)が増えていますが、まだ多くありません。近所にディーラーがない場合、故障時のレッカー搬送やメンテナンスに苦労する可能性があります。また、パーツが国内在庫にない場合、中国からの取り寄せとなり、修理に時間がかかるリスクがあります。
  • リセールバリュー
    日本に参入してきたばかりのブランドのため、数年後に手放す際の買取価格(リセールバリュー)は、Rebel 250などの人気国産車に比べて低くなる可能性があります。
  • 情報の少なさ
    「実燃費」や「5万キロ走った後の耐久性」など、ユーザーによる長期的なデータがまだネット上にほとんどありません。

QJMOTORは、「人と同じバイクは嫌だ」「スペックや装備にこだわりたい」という方には、リスクを補って余りある満足感を与えてくれるブランドになりえるでしょう。

逆に、「とにかく壊れず、どこでも直せて、高く売れるバイクがいい」という保守的な考えの方には、まだ時期尚早かもしれません。

購入を検討する際は、「近くに信頼できる正規ディーラーがあるか」を最優先で確認することをお勧めします。

全国のディーラーを検索

まとめ

今回、QJMOTORのクルーザーラインナップを詳しく見てきましたが、かつての中国製バイクのイメージとは一線を画す、非常に高い完成度を感じることができました。

特に、希少な「Vツイン」を搭載するSRV250や、最新技術の「AMT」を採用したSRV250A、そしてミドルクラスで本格的なベルトドライブを備えたSRV400VSなど、ライダーのニーズを的確に突いたラインナップが魅力です。

「人とは違う個性的なバイクに乗りたい」「最新の技術をリーズナブルに楽しみたい」という方にとって、QJMOTORは間違いなく有力な選択肢の一つに食い込んできたと言えるでしょう。

まずは一度、お近くの取扱店でその質感に触れ、試乗を通してその「本気度」を体感してみてはいかがでしょうか。これからの日本のバイク市場に、QJMOTORがどのような新しい風を吹き込むのか、今後も目が離せません。

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