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【元バイク屋が解説】(2022-23年版)バイクの冬眠方法と裏技!

はい!
元バイク屋のフォアグラさんです、こんにちは。

北海道や東北ではすでにバイクを片付けたという人もいると思いますが、雪が降らない地域の人でも、冬は全く乗らないという人少なくないと思います。
そこで今回は、バイクにしばらく乗らないという時に行うべき作業を解説していきたいと思います。これは冬に限らず、長期の出張で数ヶ月間乗らないときなんかにも共通して言えることです。
お得な情報も紹介しているので、「自分は真冬でも乗るから関係ない」なんて言わずに、ぜひ最後までご覧ください。

長期保管時に行うべき作業

長期保管時に行うべき作業は、その作業する順番に下記の通りです。

色々と面倒くさそうって感じるかもしれませんけれども、大した時間はかからないので安心してください。

タイヤのエアの補充

まずタイヤのエアの補充と調整ですが、これはガソリンスタンドの中で作業できます。
タイヤの規定の空気圧よりも少し高めに調整しておくといいでしょう。春先に乗り出すときまでに少し抜けるのを見越して、高めに入れておくってことですね。

春に乗り出した時には、またすぐにエア調整をするので、あまり固く考える必要はありません。1割くらい高めに入れておけば十分です。

ガソリンを満タンに

そしてガソリンスタンドに来たついでに、ガソリンタンクを目一杯満タンにしましょう。こうすることでガソリンタンクの中の空気の体積を極力小さくすることができます。
ガソリンタンクに空気が多く存在していると、保管中の日々の気温差などでタンク内に 結露が発生して、その水分がガソリンタンクの底に溜まってしまいます。
溜まってしまった水分によってサビが発生し、その発生したサビというのはフューエルホースを通って燃料噴射装置、いわゆるインジェクションやキャブレターを詰まらせてしまう原因になるのです。

フューエルホースにフィルターを挟むという方法も有効ですけれども、そもそもサビを発生させないということが一番です。この際に錆止め効果のある燃料添加剤WAKO'S(ワコーズ)の「フューエル1」を添加しておくとサビの発生を防ぐだけでなく、ガソリンの固着を防いで、キャブレターやインジェクションが詰まるリスクも下げてくれます。さらに春に始動させる際の始動性も良くなりますね。

画像引用元:WAKO'S公式サイト

キャブ車の場合は、後述の様にキャブレター内のガソリンを抜くので、キャブの固着のリスクは低いのですが、タンク内のサビ取り等の意味でも添加剤との併用をおすすめします

なお、この添加剤が入ったガソリンが燃料噴射装置に到達した状態で保管したいので、できれば自宅からガソリンスタンドに行く前にタンクに入れておくといいでしょう。

洗車と注油

そして満タンにしたら次は洗車です。
車体については、汚れや油を落とすことで各部の固着を防いで、メッキ部分のサビやくすみはボンスターに水をつけて落としておきましょう。
洗車や磨きが終わったら、塗装面にはワックスをかけ、さびやすい箇所には注油をしておきましょう。この時、屋外保管の場合はいつもより多少多めに注油しておくというのも一つですね。

ただチェーンに関しては、あまり塗りすぎるとドライブスプロケットを固着させてしまったりもするので、注油した後はきちんと拭き取ってください。もし不安で厚塗りをしたいっていう場合は、春に再始動する際には、きちんと一度拭き取るようにしてくださいね。

キャブレターのガス抜き

これはキャブ車に限った話なのですが、キャブレターから溜まったガソリンを排出してください。この作業はガソリンを扱い危険性が高いため、次の章で詳しく作業手順を解説します。

バッテリー外し

そして次はバッテリーの取り外し。こちらも外す手順を間違えるとショートを起こす可能性があるので、こちらもガス抜きと同様に次の章で詳しく解説をします。

湿気対策

最後に湿気対策ですが、屋外で一冬過ごさせる方は特に注意が必要です。春になって、カバーを取ったら錆だらけだった!なんてことがないように対策をしましょう。
具体的な方法ですが、いつものバイクカバーだけでなく、内側に毛布などをかけておくのがおすすめです。ホームセンターなどで売っている安いもので大丈夫です。
またバイクカバーも基本的には普段使っている物で良いのですが、もし買い替えを検討しているというタイミングであれば、生地の厚い物、さらに言うとベンチレーションが付いている物などが理想ですね

画像引用元:Kaedear公式サイト

この厚さというのはオックス300D以上、欲を言えば420Dもあれば最高です。ただ420Dにもなると、厚くて丈夫なのは良いのですが、その分やはり重さもあって、かさばり、値段も上がってしまうというデメリットもあるので、自分は300Dのものを愛用しています。

これで一通り越冬準備は終わりです。
また、もしセンタースタンドが装着されている車両であれば、サイドスタンドではなく、できるだけセンタースタンドで立てておけば理想的です。

火気厳禁!キャブレターのガス抜きのやり方

ではキャブレターのガス抜きから解説をしましょう。

この作業をしないと、キャブレターの中にガソリンが固着してしまって、ガソリンの流れが悪くなって本来の性能を出せなくなってしまったり、最悪の場合はエンジンがかからなくなったりもします。

このガソリンを排出させるときは、キャブレターの真下にウエスなどガソリンを吸わせるための捨ててもいい布切れなどを置いて作業します。

キャブレターの下の方に小さなネジがあると思います。これをドレンスクリューと言って、これを緩めることで中に溜まったガソリンを排出することができます。

そして作業をする前に、必ず燃料コックをオフにしてください。これをオフにしないと、どんどんガソリンが流れ出てきてしまって、ガソリンタンクが空になるまでガソリンが出続きますから。

このガソリンコックなのですが、「OFF」という表記がなく、その代わりに「PRI」という表記があるバイクもあります。そのような場合は「ON」の位置のままで抜いていただいて結構です。ただし抜いた後は、コックをPRI(プライマリー)の位置にしないでください。一度PRIにしてしまうと再びキャブの中にガソリンが入ってしまいます。

画像引用元:エンジンオイル屋

春に再始動する際には、プライマリーにコックを合わせて、数秒待ってからONの位置に戻し、エンジンを始動させてください。

言うまでもありませんが、このキャブのガス抜きの作業をする際は、火気厳禁ですからね。うっかりタバコを吸いながらなんてことは、絶対にやってはいけませんよ。

ショート注意!バッテリーの取り外し方

次はバッテリーバッテリーの作業で注意したいのは、プラスとマイナスの端子を脱着する順番ですね。

取り外しをする際は必ずマイナス側の端子から外すようにしてください。マイナスを外してからプラスを外す、逆に取り付ける場合はプラスを取り付けてからマイナスを取り付けます。

先にプラスから外したり、マイナスから取り付けてしまうと、ショートしてしまう可能性がありますので、必ずマイナス側から外すようにしてください。

また、取り外したバッテリーですけれども、そのまま放置してしまっては、放電してバッテリーが上がってしまいます。そこでおすすめしたいのはトリクル充電器という種類の充電器を使って、常につなぎっぱなしにする方法。弱い電流を流し続けて、いつ取り外してもすぐに使える状態でスタンバイしてくれるのです。
特に自分がお勧めしたいのは、OptiMate(オプティメイト)という充電器。実はこれ、自分も10年以上愛用しているのですが、この充電器のいいところはただ充電するだけではなくて、サルフェーションの除去機能などがついていて、バッテリーの寿命を伸ばしてくれるのです。

画像引用元:テックメイトジャパン公式サイト

この充電器は1万円少々で買えます。安い充電器というのは5000円くらいでも売られているので、価格だけを見ると決して安くはないのですけれども、バッテリーを買い換える際の出費や、一度買ってしまえばずっと使えるということを考えると、コストパフォーマンスにすごく優れていると思います。
さらに機能を追加した上位グレードや新しい製品もあるのですが、バイク用として割り切って使うのであれば、価格の安いで十分です。自分も困ったことは今まで一度もありません。

出先でのバッテリーのトラブルと いうのは、もうお金だけで解決できないストレスやリスクというのもありますので、信頼できるこのOptiMateがいいと思いますね。
ちなみ自分が務めていたバイク屋でもこれを使っていました。店舗によって違うかもしれませんが、レッドバロンでも使っているのを見たことがあります。それだけ信頼性も高いものであると言えると思います。

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任意保険を安くする裏技

それでは、長期保管時の保険料を大幅に安くする裏技をお伝えしましょう。
それは、任意保険を毎月の分割払いにしている場合に限られますが、バイクに乗らない間は、任意保険の補償内容を最低限にするという方法です。「対人保証なし、対物10万円のみ」といった具合です。

なぜ解約ではなくてこのような方法をおすすめするのかというと、保険を解約せずに契約をし続けることで、翌年の等級を進めることができるからなのです。

毎月数千円払っていた保険料であっても、こうすることで数百円に抑えることができます。
20歳くらいの方であれば、毎月10,000円以上の保険料を払っているケースも多いと思います。冬の間の4ヶ月分保険料が節約できれば、かなりの節約になりますよね? 月に3,000円程度という人であっても、一冬で10,000円くらいの節約にはなるのではないでしょうか。

保険を契約した時に少し安くなるからといって、お店の人に勧められて、1年分とか3年分を一括で支払っていませんか?
冬の間絶対にバイクに乗らないという人の場合は、むしろ1ヶ月ごとの分割払いにした方が、保険料は圧倒的に安く済むのです。ぜひこれを機に分割払いに変更してください。そして保険の見直しも同時に行いましょう。

レッドバロンの任意保険のように、ロードサービスが距離無制限で受けられるというようなメリットがあるのなら、高い保険を払い続ける理由もわかりますけれども、今加入している保険会社でなければならない理由っていうのがないのであれば、是非一度見直しをしてみてください。

保険見積もり&バイク査定サービス

実はあまり知られていませんが、バイクでも任意保険の一括見積もりサービスというのがあるのです。といっても、自分が知る限りこの一社だけなのですけどね。
申し込み者が、平均で12,000円以上安くなったというサービスなので、是非一度申し込んでみてください。毎年12,000円が浮いたら、ちょっとした欲しい物が毎年買えますよね。

また、4輪についても同様です。というか、4輪はバイク以上にもっと大きな節約になります。こちらは平均で30,000円以上安くなったのですね。ちなみに自分も4輪はこちらで申し込んで、年間20,000円以上安くなりました。バイクで12,000円、車で30,000円も毎年保険料が節約できれば、めちゃくちゃ大きいですよね。

最低限の補償内容に変更する手間をかけるのであれば、もうこれを機に保険もそのものも、もう一度見直してください。
車もバイクもホントに大した手間ではなくて、数分でできることなので、どうせやるのなら一緒にやってしまってください。

インズウェブバイク保険見積りサービス

さらにもう1つサービスを紹介すると、次の春から違うバイク系の乗り換えに迷っているって方もいるかもしれません。そのような方にお勧めしたいのは、写真だけで査定価格が確定するオンライン査定サービスです。

もちろん無料である上、参加している業者が入札していくオークション形式なので、非常に高い値段がつきます。それでも価格に満足いかなければ、LINEのようなチャットで「今回は売却を見送ります」と一言打てばおしまいです。電話のタイミングなんかもなく、自宅に来てもらって査定するわけではないので、しつこく居座られて売却を迫られたり、わざわざ来てもらった上で断る気まずさもありません。

すぐに売却予定はなくても、自分のバイクの客観的価値を知っておくと、万一のもらい事故の際の賠償額を安くされてしまった時や、将来に乗り換えの際に購入店での下取り査定時に安く見積もられた時の交渉材料などにも使えるのです。
自宅で一杯ビールを飲んでいる間にできるようなことなので、ぜひ申し込んでみてください。

写真だけで最大10社の買取価格を比較できる!

まとめ

というわけで、今回はバイクの越冬準備・長期保管について解説をしましたが 、いかがでしたか?
バイクはある程度定期的に乗った方が調子が良い物です。冬に限らず長期間乗らないのであれば、また次に乗る時に困らないように、この記事を参考にしっかり準備をしてあげてください。

今回の記事は下記の動画で詳しく説明していますので、こちらもご視聴していただけると嬉しいです。
では最後までご覧いただいてありがとうございました。

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バイク大好きフォアグラさん

北海道在住・元バイク屋さんのYoutuberです。 職業としていたからこそ知り、引退しているからこそ本音で喋れる「バイクのお得な買い方やチェックポイント」。 そして知識と経験を生かした「バイクの構造や整備」などを、日本一わかりやすく解説しています。 さらに、3月からは「北海道ツーリング動画」の配信も開始!! 北海道ならではの絶景を中心に、バイクとドローンを組み合わせた新しいスタイルのモトブログです。 「バイクが好きだ!!」「バイクに詳しくなりたい!!」「フォアグラ食べたい!!」という方は、ぜひチャンネルもご覧ください!!

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