みなさんこんにちは。
バイクで日本一周体験記を発信しているこつぶです。
前回は山形県の絶景やツーリングスポットを巡った3日間の様子を紹介しました。
前回の記事はこちら↓
さて、庄内平野を駆け抜け日本海沿いに出たこつぶ、ついに秋田県へ突入します。
今回は、秋田県の爽快ツーリングルートを紹介します。
三崎公園キャンプ場〜日本海の夕暮れを眺められる絶景キャンプ場で虫と大格闘〜
日暮れ前ギリギリ、秋田県へ入りました。
近場の温泉でゆっくり入浴したあとにやって来たのですが、私以外誰もいません・・・!
ついに、旅を始めてから初めてのひとりきりのキャンプを経験することになりました。
キャンプ場と言いながら、雰囲気は峠の道路脇のちょっとした芝生スペースという感じで、ここに至るまでは、人気のない並木道を通ってきて、行きどまるところで海岸絶壁の上という立地なので、女性一人きりの宿泊にはハードルが高い場所でした。
しかしこの日の夕陽はとても美しかったです!
そういえば、水平線に沈む綺麗な夕陽を見ることができるのは、日本海側を北上してきている往路だけだということに気づきました。
いまのうちに綺麗な夕陽をみておかなきゃ!
美しい夕暮れ時はあっという間に過ぎ、日が沈むと一気に雰囲気が怖くなりました。
なによりも、ここ、フナムシが大量にいたのです。
テントにもカサカサよじ登るし、シート裏にも張り付いているし、翌朝の撤収もかなり時間がかかりました。
公衆トイレは今までにないくらい虫の楽園と化していて、超巨大足長バッタが個室の扉をはい回っているわ、手洗い場はカナブンが猛スピードで飛び回っているわで、虫が苦手な自分には散々でした。
夏の絶景ポイントの裏には避けて通れない苦労がありました・・・
この後の宿泊場所選びの勉強になりました。
皆さんも夏の無料キャンプ地には注意です!
鳥海ブルーライン〜地元ライダーに100%おすすめされた絶景ワインディングロード〜
虫と格闘した夏前回のキャンプ場の撤収を乗り越え、朝イチで向かったのは鳥海ブルーライン。
雲は多いですが、途中まではなんとか綺麗な地上の様子が見えていたのに・・・
頂上駐車場に到着すると見事真っ白でした。
駐車場の反対側の景色は雲がなく美しかったのですが、バイクと一緒に景色を収められる場所にはことごとく分厚い雲が・・・
ほんとはあんな真っ白な景色じゃないのにー!!と思いながら、下りながら展望台がいくつかあるだろうとたかを括っていたらあまりなく、やっとバイクを停められそうな場所をみつけたときにはほぼ地上付近でした。
田んぼの緑がとても綺麗な地上の写真です。
この辺りの天候は夏空で不安定なので、山間のツーリングスポットはガスと雲との戦いです。
仁賀保高原~土田牧場〜休憩スポットにぴったりの場所〜
鳥海ブルーラインから続けて気持ちのいい高原に入りました。
風車がたくさんあってとても美しい場所です。
もう少し晴れていれば最高なんだろうなあ・・・
高原の途中にある土田牧場で朝ごはんをいただくことにしました。
牛乳はあんまり好きではないのですが、ここに来たからにはジャージー牛乳を飲んでおかなければ!という義務感で注文してしまいました。
結果・・・おいしかった!!!
やっぱりちゃんとおいしい牛乳は特別なのだなとびっくりしました。
牛乳とパンなんて朝ごはんの中の朝ごはん!
貧乏節約旅の途中にこのような朝ごはんはとても贅沢気分です。
裏手のほうに、乳搾り体験のできる牛のオブジェがありました。
絞ったら冷水が出てきて気持ちよかったです(主旨が違う)
この辺りはぜひ晴天の日にリベンジしたい場所です!
TDK歴史みらい館〜こつぶ的マイナースポット!たまには趣向を変えてこんな施設を見学してみては?〜
TDK製品を中心に、歴史ゾーン・未来ゾーンと別れて、様々な電子機器の過去から現在までの移り変わりや仕組み、これからどうなっていくのかをとてもわかりやすく学べる無料施設です。
ここが無料とは驚きです。
あまり世代ではありませんが、昔の機器ってなんだか懐かしいなと感じます。
家族連れの親たちが子どもに、
「あーこれこれ!ママたちが子供のころはこれだったんだよー!こうやって使って、、」
と一緒にはしゃいでる姿が微笑ましかったです。
自分がいま当たり前に使っている色んな機械も、未来ではこの施設に歴史として展示されるようなものになっているんだろうなあと思うと、技術の進歩のスピードはすごいなとしみじみ感じさせられました。
みらいゾーンでは、タクトを振るだけで電気がついたり、カーテンが閉まったりするスマートハウスを体験できたり、VRでオーロラが超リアルに見れたりします。
個人的に好きなプロジェクションマッピング企業「チームラボ」のエリアがあったりして、1人でかなり楽しみました。
映画のファンタジーのような世界観がほんとに実現されるのかもしれないというリアリティ、ちょっとゾッとします。
駐車場ではTDKの社員さんたちが話しかけてくれて、激励していただきました。
この施設といい世に送り出す製品たちといいすごいぞTDK!
こんなところが秋田にあるなんて知りませんでした。
敢えてバイクで行く必要はないかもしれませんが、私は今回来て本当に良かったなあと思ったので、ご紹介しました!
秋田の道中に巨大藁人形〜集落の伝統?珍しいオブジェを走行中発見〜
秋田の海岸近くから一気に内陸の方へ向かいます。
道中たまたま通りかかった巨大な藁人形!
一体目は通り過ぎてから、「なんだいまの!?停まればよかった!」と思っていたところ、2体目が現れたので停車しました。
夜にみたら絶対怖い・・・だけど秋田っぽい!!
鹿島様と呼ばれる藁人形は、この土地の守り神らしいです。
こんなふうに、目的地ではなく、道中たまたま見つけたものがツーリング中いちばん面白かったりしますよね!
川原毛地獄〜異世界です〜
ここにたどり着くには、一瞬ひやっとするくらいのくさーいガスの匂いが充満している道路を通らないといけません。
着いたのが夕方で観光客が誰もおらず、なおさら怖かったです。
温泉街がすぐ下にありましたが、そこにも有毒ガス発生中という看板がありました。
問題ないのでしょうが、今までみたことのない異様な光景だったので、みんなここにいて大丈夫なの?と不安になってしまいます。
地獄につくと、やはりここにも有毒ガス注意の看板が!
「噴出口あり、立ち止まるな」という看板で恐怖感が増します。
景色もいきなり緑がなくなって、一面真っ白で異世界のようでした。
川原毛大湯滝という滝の温泉があり、水着はないけど足湯だけでも行けたら行こうと思っていたのですが、いざここから歩いてみると2キロ近くもあるようで、途中でこれは無理だと諦めて引き返しました。
大湯滝は、山を挟んで反対側から車で行けたようです。
夕暮れ間近でその日のリベンジは諦めましたが、後日大湯滝にリベンジして来たので、またレポを楽しみにしていてください!
この異世界な光景は、大湯滝側ではみられないので、どちらも行ってみるか、繋がっている遊歩道を頑張って往復歩いてみることをお勧めします!
終始ひとりきりで、とにかく異世界感でドキドキしていました。
とことん山キャンプ場&子安峡大噴湯〜秋田周辺ツーリングの拠点に最適!地元キャンパーとの楽しい交流に〜
ここは、800円という格安キャンプ場ですが、サイトも林間に山がひと区画ずつつくられていて綺麗に整備されており、何よりサイト内に自由に入れる露天風呂がついているのです!24時間入り放題!!
シンプルでこじんまりした温泉ですが、とってもよかったです!!
地元の方や、この周辺のツーリングや登山を行う方々に拠点として人気のキャンプ場のようです。
近くのテントの常連のおじちゃんがスイカをまるまる1個持ってきていて、まわりのテントの人達におすそ分けをしているようでした。
その隣のテントのご夫婦のお母さんにも声をかけていただいて、三人でスイカを食べて飲んで交流しました。
ご飯をまだ食べていないと話すと、お母さんが朝つくったというタコ飯とウィンナーをくれて、ビールまでいただきました!
とってもワイルドで元気なお母ちゃんで、お話が面白かったです!
スイカのおじちゃんもお母さんも、東北の山々が好きで遠いところから休みの度にキャンプをしにきているらしく、いろんな情報を教えてくれました。
こんなふうにキャンプ場でご近所さんと楽しく交流したのは初めてで、とても思い出に残りました。
みんないい人でよかった!
このキャンプ場のすぐ真下には、子安峡大噴湯という有名な自然の観光スポットがあるので、セットで訪れると楽しいです。
子安峡の大噴湯に向かう道はひたすら階段の下りなので、もれなく帰りは地獄の登りとなりますので、観光後はキャンプ場の温泉で疲れを癒しましょう(笑)
大噴湯の迫力はすごい!熱い!!
勢いよく吹き出しているので、歩道の上でも「あっつ!」となることがあります。
熱湯注意です⚠
秋田のこのあたりはとにかく異世界感がすごいの一言に尽きます。
山が生きていることを全身で感じることができる場所です。
最後に
以上秋田ツーリング前半でした!
大自然を満喫するコースから、少しマイナーな施設など、たくさんの魅力が詰まった秋田県。まだまだたくさんのスポットを訪れたので、次回も秋田編でお届けします。
お楽しみに!
日本一周西日本編は、YouTubeで公開しています。
こつぶの日本一周の続きはこちら↓
投稿者プロフィール
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バイク旅のYouTuberとして活動している、こつぶと申します。
2019年から愛車のCBR250RRで日本一周を開始し、一年半かけて達成しました。
現在はその体験記をYouTubeやSNSに投稿しています。
私の日本一周記を通して、全国のおすすめツーリングスポットや、
ぜひバイクで走って欲しい日本の絶景道、キャンプ地、そしてバイクで旅する楽しさを、
皆さんにお届けしていきます。
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