雪が少ない関東地方では、寒くてもバイクに乗りたい!そんなライダーも多いのではないでしょうか?特に、バイクに乗り始めて1、2年という方は、乗りたくて仕方ない!そんな気持ちかもしれませんよね。
冬のツーリングでは、温かい時期と比較して注意しなければならない点もあります。その代表的なものが、時間や走行距離に余裕を持つという事です。冬場は陽が落ちるのが早い一方で、凍結などの懸念から出発時間を遅めに設定しがちです。このため、走行距離に無理があると、焦りから危険予知がおろそかになってしまう事もあるからです。
そんな関東地方での冬のツーリングといえば、南側の半島である、房総半島や三浦半島が定番ですが、今回はちょっと趣向を変えて、冬でも走れる北関東として、茨城県のツーリングを提案してみたいと思います。
茨城ツーリングスポット①地図に無い湖(稲田石採掘場跡)
第1の目的地(立ち寄り場所)としてご紹介したいのが、“地図に無い湖”です!この“地図にない”という言葉だけでも、ライダーにとってはかなりのパワーワードなのではないでしょうか?
まぁ、実際のところは、ばっちり地図に乗っているのですが、
「地図に無い湖行こうぜ!」
って言ってツーリングを企画するのって、ちょっとカッコよくありませんか?

そして、名前負けしないのがその景色です!実はここ、石切山脈と呼ばれる、稲田石の採掘場で、知る人ぞ知る映えスポットでもあるんです。まるで古代遺跡のように見える湖自体が地下65mまで掘った採掘現場に水が溜まってできたものだというのも驚きですよね!
ツーリングの最中では難しいかもしれませんが、予約をすると、採掘現場の見学もできるそうですよ。
さらに場内では、笠間名物の栗を使用したモンブランも売られています!


地図に無い湖(稲田石採掘場跡)=石切山脈
■住所:〒309-1635 茨城県笠間市稲田4260-1
■営業時間:
【見学】9:00~16:00(最終入場15:30)
【カフェ】9:30~15:00
■定休日:木曜(祝祭除く)、年末年始
■入場料金:大人300円 中学生以下無料
プレミアムツアー:大人1,000円、中学生以下500円
※プレミアムツアーは要予約 (実施時間 / 9:30~、11:00~、13:30~、15:00~)
※15:00のツアーは冬季は実施しておりません。
※プレミアムツアー料金の他に別途300円の入場料が必要です
WEBサイト:https://www.ishikiri-sanmyaku.com/
都心部からは、高速道路を利用して約1時間半といったとこでしょうか。マスツーリングを行う際には、常磐自動車道の友部サービスエリア(下り)あたりを集合場所とすると、ちょうど良いかもしれませんね。
また、石切山脈の近くには石の百年館という小さな博物館もあるので、立ち寄ってみるのも良いでしょう。


石の百年館
■住所:〒309-1635 茨城県笠間市稲田2307番地(JR水戸線稲田駅隣接)
■開館時間:
(4月~9月)午前9時から午後5時
(10月~3月)午前9時から午後4時
■休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
■入館料:無料
茨城ツーリングスポット②七ツ洞公園
次にご紹介したいのが、地図に無い湖から約30kmの距離にある“七ツ洞公園”です。こちらも映えスポットが多く存在しており、映画、“テルマエロマエ”の撮影場所になった事でも有名な井戸(井戸としては使われていない)がありますよ。

他にも、レンガ造りのアーチや、サーペントをかたどった噴水像、大きな貯水池などもあり、写真好きにはたまらないスポットだと思います。走り回りたい夏のツーリングよりも、ゆっくり楽しみたい冬のツーリングに適した立ち寄り場所とも言えるのではないでしょうか?

ちなみに、映えスポットを連続して紹介するようなかたちになってしまいましたが、この順番にも意味があるんです!最初に紹介した“地図に無い湖”から“七ツ洞公園”までの間の県道61号線は、車通りも少なく、ゆるいワインディングもあるため、かなりの快走路となっていますよ。
七ツ洞公園
住所:〒311-4205 茨城県水戸市下国井町2243
TEL:029-244-2888(一般財団法人水戸市公園協会)
茨城ツーリングスポット③大洗漁港
さて、写活、そして走りを堪能した後は、美味い物が食べたくなりますよね!
そんなタイミングで立ち寄ってもらいたいのが、“大洗漁港”です!七ツ洞公園からの距離は、20kmちょっとと言ったところですね。寒い時期でも、これくらいの移動距離なら耐えられますよね。

そして、冬の大洗というえば鮟鱇(アンコウ)!ツーリングで冷えた体をアンコウ鍋で内側から温めてもらいたいですね。アンコウ鍋って高いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、お店によって、一人前2500円くらいから食べる事もできるんです。この値段なら、漁港で海鮮丼を食べるのと変わらないか、場合によっては安いくらいですよね!

大洗漁港
■住所:〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8253-10
■TEL:029-266-2165
■公式WEBサイト:https://www.jf-oarai.com/
ちなみに、“食”に重きを置いていない!というライダーさん達も、ご安心ください!
1パック750円でたっぷりカニが入った激安のカニ飯が食べられるところもありますよ!(カニ与)
カニ飯とは別料金になりますが、そこのカニ汁も、体が温まります!こちらも、コレでもか!ってくらいカニが入っているのでお勧めです!

かに弥
■住所:〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8253-22
■TEL:029-266-2141
■定休日:水曜日
■Instagram:https://www.instagram.com/kaniya_oarai/
茨城ツーリングスポット④鹿島灘海浜公園
お腹を満たして、体も温まった後は、大洗漁港から約20kmほど南下した“鹿島灘海浜公園”で大海原を見ながら静かに潮風に当たるのはいかがでしょうか?夏場は海水浴客が多くて近寄れない鹿島灘海浜公園ですが、この時期だったら眼前に広がる太平洋をゆっくり眺めることができますよ。

海だったら、大洗漁港でも見たじゃないか!
と、思うかもしれませんが、コンクリートで整備された漁港の岸壁から望む海と、砂浜に打ち寄せる波を見渡せる海とは違うのです。陽が短い今の時期、午後になると太陽は既に傾きはじめます。そんな太陽の西日を浴びて、砂浜に延びる影と海を見ながらのんびりするというのも良いのではないでしょうか。
鹿島灘海浜公園
■住所:〒311-1513 茨城県鉾田市大竹390
■公式WEBサイト:http://www.hokota-k.jp/
茨城ツーリングスポット⑤茨城空港
自衛隊の百里基地が併設されていて、飛行機好きにはたまらないスポットです!
飛行機と愛車の写真を撮影してみるのもおすすめです。


茨城空港
■住所:〒311-3416 茨城県小美玉市与沢1601番55号
■公式WEBサイト:https://www.ibaraki-airport.net/
茨城ツーリングスポット⑥手接神社
勿論飛行機だけじゃなく周辺には、ツーリングには欠かせない?珍スポットも存在します。その代表各が、日本で唯一カッパを祀る“手接神社(てつぎじんじゃ)”です。神社って、神様祀るところですよね・・・って事は、このあたりの人にとって、カッパは神様みたいな存在だったのかな?と思いますよね?


そこで、併せて訪れてもらいたいのが、“カッパの死骸漂流の地(説明看板有り)”です!神様として祀っていたかと思いきや、一方では死骸って・・・隣接している珍スポットなのに、落差があり過ぎますよね。
こんな、次の日の話題として「何それ!?」と言われるようなスポットをついでに周ってみるのも、ツーリングの楽しみ方の1つではないでしょうか?
手接神社・カッパの死骸漂流の地
【手接神社】
■住所:〒311-3416 茨城県小美玉市与沢1112
【カッパの死骸漂流の地】
■住所:〒311-3416 茨城県小美玉市与沢1568
まとめ
いかがでしたか?茨城のツーリングルートとしては、“ビーフライン”が有名ですが、今回はあえてそこを外し、いつもと違う視点で楽しめるツーリングルートを考えてみました。
下道での走行距離は100km弱ですが、走りを楽しむ場所、写真活動を楽しめる場所、美味い物!そして珍スポットなど、冬の楽しみ?を盛り込んでみた一風変わったツーリングルート、皆様の参考になれば幸いです。
投稿者プロフィール
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BMW F900XRとDucati MonsterS2Rでチョイノリからロングツーリング、サーキット走行まで楽しむリターンライダー。
リターン後のツーリングは首都圏内での日帰りをメインとして、美味しい物や良い景色を堪能している。
ご当地"グルメ調査隊"と称してマスツーリングの企画運営なども手掛けることから、バイクの様々な楽しみ方を伝えて行く事を目標としている。
若い頃は、日帰りで埼玉-青森間を往復したことがある、 "自称"やれば出来る男。











