年式や車種にもよりますが、純正のハーレーってなかなか乗りづらいんですよね💦今回は私がカスタムして快適性が向上したパーツをご紹介します。
最新のモデルではそんなことはないのかもしれませんが、私が今乗っている2008年式のFXDB ストリートボブは、中古で購入した当初乗れたものじゃないという状態でした。
『フロントサスペンションがフワフワ』
『リアサスペンションが硬い』
『ブレーキが効かない』
というのが一番気になったポイント。
快適性を向上させるために様々なカスタムを施してきました。
そして完成したのが今の状態。ここからは快適性向上のために施したカスタムをご紹介していきます。
前後サスペンション
すぐに変えたのはサスペンションです。
フロントはガツガツなにかに当たる感覚があり(伸びたときなのか縮んだときなのかは不明)、リアはちょっとした段差でも腰にダイレクトに衝撃が伝わって痛い、そんな状態でした。
「価格と性能のバランスがいいサスペンションはありますか?」
そう尋ねるとカスタムショップのオーナーが選んでくれたのが【プログレッシブ】でした。
【プログレッシブサスペンション】はサスペンションコイルの不等ピッチ(プログレッシブ・ピッチ)
を業界に先駆けて採用したメーカー。
スプリングの巻きが狭い部分と広い部分があり、高速用と低速用として分担しています。
この機構により、低速での突き上げを抑えながら高速での走行安定性を実現。
交換カスタム用にはスタンダードバネの他に、より強化されたヘビーデューティサスも用意されています。
長さも色々用意されていて、ローダウンや走行安定性の向上などのカスタムが可能です。
ビッグブレーキ フローティングローターキット
ブレーキのカスタムでは、キャリパーの交換が見た目にもすぐに分かるのでドレスアップとしてもおすすめですが、ショップと相談してフローティングローターを交換することに。
純正のものより大径のローターを選びました。
ローターを大径化すればするほど熱許容量が高まり、制動力を発揮させやすいうえに性能を一定に維持しやすくなります。
ただし、大径ローターは、初期のストッピングパワーが強く、制動力が高いと実感できるものの、軽くブレーキ操作しただけでもフロントが沈みすぎ、コーナーでのコントロールが若干難しくなることも。
効きすぎるブレーキは逆に操作の阻害になることもあり得るので、何を求めてブレーキローターを交換したいのかをよく考え、ショップと相談しながら適切なものを選びましょう。
軽量アルミホイール
純正ではスチール製のスポークホイールだったのですが、ローターの交換と同時にアルミキャストホイールに変更。個人的に最も違いを実感したカスタム箇所です。
足元が軽くなることでこんなにも操作がしやすくなるのかと驚きました。
今まで革靴で走っていたのがランニングシューズになったぐらいの変化です。(伝わるかな?)
取り回しも、峠道での車体の倒し込みも非常にらくらく!
また、ローターの大径化により増加した重量分を相殺して余りある軽量化になったので運動性能にも良い影響がありました。
すべてのカスタムパーツに当てはまりますが、同じ商品でも型番によって対応する年式や車種が異なるので注意してください。
オイルクーラー
ハーレーのエンジンってどうしてあんなにも熱くなるんでしょう?
オイルクーラーをつけるまでは、15分間の通勤時間でもふくらはぎを火傷しそうなくらい熱さを感じていました。
カスタムショップのオーナーは、オイルクーラーの効果に懐疑的でしたが、「ものは試しに」と装着。
結果は、劇的に改善したと実感しています。
渋滞にハマらない限りは数時間程度なら『火傷しそう』なんてことはなくなりました。
『たったこれだけの追加装備でここまで変わるものかな?』と逆に疑問も湧きますが、体感としてはそれぐらいの変化があります。
デメリットとしては、オイルクーラーの本体とホースの分オイル量が増えるのでオイル交換費用が若干高くなることです。
サドルバッグ
バイクの収納の無さは皆さん周知の事実でしょう。
バイクの見た目の美しさが若干損なわれるのでできれば何もつけたくないという気持ちもあるのですが、その気持ち以上に利便性が向上するので私は毎回付けています。
今回のダイナ ストリートボブにつけているのは、【レザー プロス】レトロV3 デタッチャブル・サドルバッグ ダイナ 1991〜2017 ダイナ用
Leather Pros製のナイロンサドルバッグは、アメリカで高い評価を得ています。
デタッチャブル式で簡単に取り付け・取り外しが可能。荷物量に合わせて容量の拡張が可能。
素材は頑丈なバリスティックナイロン(1050デニール)とABS製で、蓋は10オンスレザーを採用。
特許取得の車体マウントシステムによりしっかり固定され、新しいブラケットでさらに安全性が向上しています。
ダイナモデル専用設計で、高いデザイン性、耐久性、機能性を兼ね備えています。
フェアリング
クラブスタイルカスタムには、フェアリングの取り付けが定番です。
そしてこのフェアリング、最初につけたときは「大きすぎるかな?」と思ったのですが見慣れるとこれしかありえないと思えるほどに馴染みました。
防風効果も非常に高く、ヘルメットのシールドを上げて走っていても走行風で目が開けられないということもありません。
たまに車検などのときに代車として125ccのスクーターを借りたりするのですが、時速40km程度で走っていても目を開けているのがつらいので、やはりフェアリングの防風効果は絶大です。
カウルやスクリーンのないバイクにはもう戻れません。
シート
シートのカスタムも定番ですね。大柄なアメリカ人が跨ることを想定して設計されているので、純正シートでは日本人の体型に合わないことがあります。
娘とタンデムすることも考慮して、ソロシートではなくデュアルシート。その中でもカタログを見て一番しっくり来るものを選びました。
シートは実際に座ってみないと着座位置や座り心地がわからないのでほとんど賭けのようなものですが、カスタムショップのオーナーもおすすめしてくれただけあってすごく良いシートです。
ハンドル周り
ハンドルの高さ、前後の位置も快適性に大きく影響します。
自分の体にあった位置にハンドルがないと、運転中に変な力が入ってしまい、肩が凝ったり背中が痛くなったりしませんか?
そのような悩みを解決してくれるのがハンドルポストやハンドルバーです。
私が選んだのはストレートタイプですが、プルバックしていてより身体に近い位置にハンドルを持ってくる事もできます
ご自分の体格や、見た目の好みに合わせて最適な長さやプルバック量のものを選びましょう。
インジェクションチューニング
インジェクションチューニングとは、エンジンの燃料噴射システムの調整を行い、性能を向上させるカスタマイズのことです。
見えない部分なのでイメージできないかもしれませんが、最適な状態にチューニングされたバイクは全くの別物に生まれ変わります。
他メーカーのバイクでインジェクションチューニングを施したという話はあまり聞いたことがありませんが、ハーレーオーナーの間ではメジャーなカスタムのひとつ。
新車のハーレーは日本で販売される際、日本の排ガス規制に則った仕様に調整されています。
優先されるのは、乗り心地やパワー・サウンドではなく、あくまで排ガス規制をクリアすること。
つまり、インジェクションチューニングは状況に応じた適切な燃料供給、適切な点火タイミングになるよう調整する事で、ハーレーをよりハーレーらしくする為のカスタムです。
ちなみに私のバイクの場合は、純正状態のままだと1,700回転あたりで馬力とトルクが一時落ち込むようになっており、加速が不自然でした。
それがインジェクションチューニングを施すことによってグラフがきれいな放物線を描き、75.5HPから83.6HPにパワーアップ。最大トルクも11.4Nmから12.9Nmに向上しました。
まとめ
今回は、ハーレーの快適性が上がった私のおすすめカスタムということで私のバイクに施したカスタムを10個ご紹介しました。
ハーレーの快適性が上がった私のおすすめカスタム【10選】
- フロントフォークロワリングキット
- リアサスペンション
- フローティングローターキット
- アルミキャストホイール
- オイルクーラー
- サドルバッグ
- フェアリング
- シート
- ハンドルポスト(ライザー)
- インジェクションチューニング
これから冬になりバイクに乗ることも減ってくるかもしれませんが、暖かくなるまでバイクを眠らせておくならこの機会にカスタムしてみてはいかがですか?
すべてを完璧に自分好みにカスタムしようとするとお金がいくらあっても足りませんが、気になる部分からカスタムを楽しんでください。
快適性が向上すると、ツーリングがより楽しくなり、バイクに乗る頻度も多くなると思います。
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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