大型バイクに憧れて免許を取ったはいいものの
「私、小柄だし大型バイクに乗れるか不安」
「足つきが良いバイクとは何を基準に選べばいいの?」
といった悩みをお持ちではないでしょうか。
足つきを気にされている方は、恐らく低身長の方や小柄な方が多いのではと思います。
この記事では、そういった方へ足つきのいいバイクを選ぶポイントや、
国産メーカーの新車で買える足つきのいい大型バイクを各種オーナーさんの声を参考にまとめました。
それではいってみましょう!
そもそも足つきが「良い」、「悪い」とはどういった状態のことをいうの?
バイクを選ぶときの条件として挙げられるのは、スタイルやカラーリング、メーカーそして足つきなどでしょうか。
バイクでいう足つきとは、バイクに跨った状態で足の裏が地面に着く度合いのことをいいます。
ライディングの体勢になり、地面に足が着きバランスを取ることができていれば「足つきがいい」となり、逆に「足つきが悪い」とは、その逆をさします。
足つきが悪いと何がいけないのか?
1番に立ちゴケのリスクが高くなります。
一例をあげると渋滞時の間欠運転のときですね。
当たり前ですが低速走行などのシーンでは「止まって」「動いて」を繰り返します。
足つきが悪いとストレスに直結し、バイク自体嫌いになってしまうかもしれませんよね。
そのため、足つきの良いバイクを選ぶことが重要になります。
足つきのいいバイクを選ぶときのポイント
同じ身長でも股下の長さや体格が関係しており、これからお伝えする条件がみなさまに当てはまるわけではありません。
あくまでも参考程度にしてくださいね。
①シート高が800mm
“足つきのいい大型バイク”と検索すると、たいていの記事で身長160㎝を基準にシート高は「800㎜」を目安にするといいですよ。と書かれています。しかし、これから紹介するバイクは800㎜越え多数です…。すみません…。しかし安心してください!しっかりリサーチを行い、足つきに定評のあるバイクを厳選していますので!
今回は便宜上800㎜を基準としましたが、実際に800㎜以下の大型バイクは数少なく、またシート高が低い=足つきがいいとは言い切れず、そこにはバイクのスタイルやシートの形状などが密接に関係しています。逆に、高すぎると物理的に届かないので、そこは注意が必要ですね!
②シートの形状(幅)、車幅、ステップの位置
こちらも足つきに大きく影響します。
シートの形状が前方に絞られたものはその分膝を曲げなくていいですし、ステップの位置が足を自然に下ろした状態で干渉するとその分ロスが発生します。
③車両重量が軽いもの
両足の裏が着くほど足つきがよければ、車重はそこまで気にする必要はありませんがつま先が着く程度のバイクはバランスを崩しやすく、立ちごけのリスクが高いので車重の軽いものを選ぶといいでしょう。
国産メーカーの足つきがいいバイク
今回は身長160cmの方と仮定し、最低限片足または両足のつま先が着くものを厳選しました。
※調査した結果、紹介するバイクがメーカーにより偏りがあることをご承知ください。
前述した通りシートの形状やエンジン幅によっては、シート高は低いのにつま先しか着かない車種もありますので、自分の気になるバイクが見つかったら試乗してみることをおすすめします。
メーカー | 車種 | シート高 | 車両重量 | 価格 |
ホンダ | CB1300 SUPER FOUR | 780mm | 266kg | 1,562,000円 |
CB1300 SUPER BOL D’OR | 780mm | 272㎏ | 1,672,000円 | |
レブル1100 | 700mm | 223kg | 1,100,000円 | |
CRF1100L Africa twin | 830㎜/810㎜ | 229kg | 1,639,000円 | |
CBR650R | 810mm | 206kg | 1,056,000円~ | |
ヤマハ | XSR900 | 810㎜ | 193㎏ | 1,210,000円 |
MT-07 | 805㎜ | 184㎏ | 814,000円 | |
BOLT | 690㎜ | 252㎏ | 1,045,000円 | |
スズキ | SV650 | 785㎜ | 199㎏ | 803,000円 |
GSX-S1000 | 810㎜ | 214㎏ | 1,430,000円 | |
カワサキ | W800 スタンダード | 790㎜ | 226kg | 1,199,000円 |
Z900RS | 800㎜ | 215㎏ | 1,430,000円 | |
Ninja 650 | 790㎜ | 194㎏ | 913,000円 |
ホンダ
CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR
言わずと知れたホンダCBシリーズのフラッグシップモデル。
バイクの基本要素となる”走る”、”曲がる”、”止まる”に忠実でまさに質実剛健といった言葉がぴったり!
車重は266㎏、車体も大柄ですが、シート高は780㎜と足つきの良さが車重を感じさせない優しい設計になっています。
レビューにも足つきを指摘する声は少なかったように感じました。
CB1300 SUPER FOUR | CB1300 SUPER BOL D’OR | |
シート高 | 780mm | 780㎜ |
車両重量 | 266kg | 272㎏ |
価格 | 1,562,000円 | 1,672,000円 |
レブル1100
クルーザータイプでありながら、ネイキッドのような力強さを持ち合わせていると話題のこちら。
1100の他に、250と500がラインナップされており、人気の高さが伺えますね!
シート高は700mmと低く、いくつか見たオーナーのレビューに、足つきを指摘した記事は無かったです。
シート高 | 700mm |
車両重量 | 223kg |
価格 | 1,100,000円 |
CRF1100L Africa twin
どんな悪路でも走破できそうなアドベンチャーバイク。
最大の特徴はシートの高さを2段階(830mm/810mm)に調整できるアジャスタブルシートを採用しているところ!
実際に試乗してみたが、身長160㎝で両足のつま先の付け根が着くぐらいです。
他社を含め、アドベンチャーバイクの中では足つきが良いといった声が散見されました。
シート高 | 830㎜/810㎜ |
車両重量 | 229kg |
価格 | 1,639,000円 |
CBR650R
フルカウルに乗りたいけど、リッターバイクは…。という方はこちら。
シート高は高すぎず、低すぎずといったところ。
しかし、車重は約200㎏と比較的軽くシートの幅も絞られているので160㎝あれば、両足の足裏半分を地面に着けることが可能といった声も見受けられました。
シート高 | 810mm |
車両重量 | 206kg |
価格 | グランプリレッド 1,089,000円 マットバリスティックブラックメタリック 1,056,000円 |
ヤマハ
XSR900
MT-09から派生し、ベース(フレーム、エンジン、足回り)が共通となっています。
このバイクの特徴は3気筒エンジンを採用しているところ!
足つきに関しては兄弟車のMT-09(シート高825㎜)に比べると低めに設計されていますが、シートとタンクの間口が広がっているとの声があり若干の不安がある一方、足つきの良さを主張している声も散見されました。
シート高 | 810㎜ |
車両重量 | 193㎏ |
価格 | 1,210,000円 |
MT-07
今回は取り上げないMT-09との大きな違いは、エンジンの種類と排気量です。
MT-07は688ccの2気筒エンジン、MT-09は888ccの3気筒エンジンが搭載されています。
シート高は比較的低く、シートの形状も絞られており、何より車重も200㎏以下なので足つきは良好でバランスも取りやすいと好評の1台です!
シート高 | 805㎜ |
車両重量 | 184㎏ |
価格 | 814,000円 |
BOLT
クルーザータイプの利点は何といっても腰低なところ!
シート高は690㎜と低く、小柄な方でも両足の足裏が着くほどの足つきの良さとなっています。ルックスもかっこいいですよね!
シート高 | 690㎜ |
車両重量 | 252㎏ |
価格 | 1,045,000円 |
スズキ
SV650
シンプルなルックスと装備からなる、無駄のないバイク!
シート高の低さや、シートの形状から足つきを心配する必要はなさそうです。
比較的お値打ちな価格も嬉しいですよね!
シート高 | 785㎜ |
車両重量 | 199㎏ |
価格 | 803,000円 |
GSX-S1000
このバイク最大の特徴は加速中、スロットルを捻ったままシフトアップすると自動的に出力をカットし、スロットルを戻した状態を疑似的に作り出して、シフトアップさせるといった「双方向クイックシフトシステム」が搭載されているところ。足つきに関しては、シート高がやや高い印象だがシートが絞られた形状をしているおかげで、そこまで気にならないといった声が見受けられました。
シート高 | 810㎜ |
車両重量 | 214㎏ |
価格 | 1,430,000円 |
カワサキ
W800 スタンダード
ワイルドな見た目が好きならこれ。
ネイキッドのような機敏さは得られないが、ゆったりツーリングすることに適したバイク!
シートがワイドタイプかつ厚みがあるので、足つきに影響があるかと思いきや、やはりシート高の低さから、そういった声は見受けられませんでした。
ただ、個人差はあるので足つきに不安がある場合、オプションでローシートといった選択も可能です。
シート高 | 790㎜ |
車両重量 | 226㎏ |
価格 | 1,199,000円 |
Z900RS
レトロ感漂うバイクが好きならこれ。
まず第一印象でルックスの良さに惚れ惚れしますよね!
身長160㎝であれば、両足のつま先が着く程度だが車重の軽さや、バランスの良さに乗りやすく扱いやすいとの声が多い印象。
その一方でステップの位置が悪いとの声も聞かれた。
シート高 | 800㎜ |
車両重量 | 215㎏ |
価格 | 1,430,000円 |
Ninja 650
Ninjaの見た目は健在!ミドルクラスタイプのフルカウルならこれ。
まさにカワサキを象徴するようなスタイルとルックスに惚れ惚れしてしまいました!
やんちゃそうな見た目とは裏腹にシート高は優しめの790㎜。スリムなボディも相まって足つきは良好とのことですよ!
シート高 | 790㎜ |
車両重量 | 194㎏ |
価格 | 913,000円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的にはホンダCB1300SBが欲しいです…。かっこいい!
話が逸れますが、令和2年排ガス規制が50cc以下の原付バイクを除く、国内で販売されているすべてのバイクに適用されます。
あのみんなに愛されたホンダのロングセラー、CB400SF/SBがこの対象となり今年10月に姿を消します。誰がこんな結末を想像していたでしょうか。
今回記事に取り上げたバイクは現時点では対象となっていませんが、いつ販売中止になるかわかりません。
欲しいバイクがあれば、前向きに検討したほうがいいかもしれませんね。
ありがとうございました!
小柄なバイク女子のこつぶさんが紹介する足つき対策もあるので、気になる方はぜひこちらもチェックして見て下さい!
また、小柄な方むけのライディングシューズ特集で足つきのよい靴を見つけてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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徳島県出身、30歳のしょへと申します。
現在は会社員として働きながら、ライターとして活動しています。
初めて手に入れたバイクはホンダのリトルカブ。水曜どうでしょうに影響された1人です。
そこからモンキー50とCB400SBを乗り継ぎ、現在はグロムであちこちをツーリングしています!
これまでの経験を活かして、みなさまにとって有益な情報を発信できればと思っています。よろしくお願いいたします!
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