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カスタム 知識

走りを変える!シート&ステップのカスタム<ライポジ最適化計画2>

過去の記事ではカスタムに関するトピックをお届けしてきました。

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今回は「シートとステップ」についてお送りしましょう。

これまでの「総論」「ブレーキ」と続き、前回の「ハンドル」に関連するライディングポジション系のカスタムとなります。

そもそもシートとステップはどんな場合にカスタムするといいのでしょうか?

 ・ハンドルを変更して、シートとステップをより最適化したくなった場合

・足着き性をよくしたい、乗り心地をよくしたい、スポーツ性を上げたい→シート

・スポーティさをアップしたい、ノーマルで足を降ろしてステップが当たる場合→ステップ

シートは主に「快適さ」、ステップは主に「スポーティさ」をアップできるカスタムと言えるでしょう。

では、さっそく解説!

 

シート:丸ごとのほか、内部ウレタンだけ交換する方法も

ライダーとバイクが接している部分は実は少ない。その中でシートは体に触れる面積が最も大きく、乗り心地や走りを左右する重要パーツです。

乗り心地をよくしたい

バイクを長時間運転して、「お尻が痛くなる」のはよくあるケースです。

(こちらで“だるま”さんが執筆されています↓)

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シートは、車種によってはコストダウンするために、あまり品質のいいウレタンが使われてないケースもあります。また形状によっても痛くなりがち。

特にオフロード車は細身で重さが分散しにくく、キビシイです。私はD-トラッカーを所有しているのですが、座りっぱなしだと20分でシビれてきます……。

しかし、シートをカスタムすることで長時間乗ってもお尻が痛くなりにくいバイクに変更できます。

方法としてはシートを丸ごと交換するか、使用しているシートの表皮やベース部を再利用する方法があります。

後者は丸ごと交換より安価に済みますし、専用カスタムシートが発売されていない場合でも問題ありません。


ウレタンの交換で乗り心地は劇的アップ。
写真はカスタムシートで有名な「SEAT JOY SECOND」のシート(MT-09用)。
3つの基本コースから選べるメニューを用意しています。

足着き性を向上させたい

シートのモディファイで足着き性をアップすることも可能です。

スポンジを減らす「アンコ抜き」や、カドを落とすなどの形状変更によって、足が接地しやすくなります。

ただし、シート高が低くなるのでスポーティさはある程度下がってしまいます。

オーダーメイドの際は極端なアンコ抜きは操縦性や乗り心地の悪化につながるので、ショップとよく相談するといいでしょう。


写真は「K’sスタイル」のNinja1000用ローシート。
純正シートをベースに約20mmのアンコ抜きを施し、お尻の痛みを和らげる低反発素材も内蔵済み。


丸ごと交換するタイプとして有名なのがデイトナのCOZYシート。
適度にシートダウンでき、高密度ウレタンにより乗り心地も良好になります。

スポーティに走りたい

シートが高くなると重心位置が高くなり、バイクが倒れやすくなるなど車体姿勢が変わりやすくなります。

同時に、上体が前傾するため、フロントに荷重がかかりやすくなる効果も。よりスポーティな走りを求めるならシート高を上げるのも手です(その分、足着き性は悪化しますが)。

また、後述のバックステップを装着した場合、シートが低いと足の曲がりが窮屈になるケースがありますが、シートを高くすることで最適化できます。

CB1100ではリラックスしたライポジのEXと、ローハンドルでシートが5mm高いRSを設定。

EXに比べ、RSは重心位置が高く、上体が前傾気味になり、積極的に操りやすいキャラクターになっています。

また、ウレタンを適度に硬くすることでスポーティな乗り味にすることも可能。沈み込みが少なくなり、体重移動に対してダイレクトに車体が反応しやすくなります。

ワイズギア製のTMAX560用スポーツシート

ウレタンが硬めのスポーツシートは純正アクセサリーとして設定される場合も。

さらに、シート表皮を交換して、パイピングやタックロールなどを追加すればドレスアップも可能。

ライダーが乗っていない時じゃないと目立ちにくいですが、シートはバイクの結構な面積を占めるので、効果は高いです。


シート表皮の色、材質、模様などで印象が大きく変貌。
写真は、カスタムシート老舗「丸直」の加工実例です。

ステップ:バック化で“入力”しやすく、フォワード化でラクに

足を置くステップはライポジに大きく関わるパーツ。同時に、マシンを操る上で欠かせない“入力装置”でもあるんです。カスタムする効果はやはり絶大です。

スポーティに走りたい

カスタムの定番はやはりバックステップ。位置が後方+上方になるため、ステップが接地しにくくなり、単純にバンク角を増やすことができます。

上体が伏せやすく、腰をズラすなどの体重移動もカンタンです。

さらにポイントなのは、踏ん張りやすく、ステップ荷重が自由自在になること。スポーツランには欠かせない装備です。

また、多くの製品は「アルミ削り出し」などノーマルより剛性が高くなっており、入力に対して力を逃すことなく車体に伝えてくれます。

位置調整可能な製品も多く、好みや体格に合わせて細やかに位置を最適化できるのメリット。

デメリットとしては、ヒザの曲がりが強くなるので、日常走行やロングランででは疲れやすくなります。

また、車検に通らない製品や、リヤブレーキスイッチが付けられないタイプも。車検適合品で、車種専用品を選ぶといいでしょう。

アフターパーツのバックステップは、ノーマルより滑りにくいのもポイント。カラー付きはドレスアップ効果も高いです。

有名なブランドは、ベビーフェイス、BEET、OVER、アグラスなどです。

足を着くとステップが当たるので何とかしたい

ノーマルで足を降ろしてステップがふくらはぎなどに当たる場合、足着きに余裕があれば、足を大きく広げることでステップに当たることを回避できます。

しかし、足着きがギリギリの場合は、移設するのも選択肢の一つ。足着き性が向上できます。

ライポジの関係で、足を真下に降ろすとステップが当たる車種も。どうしてもジャマな場合はカスタムするのもアリです。

ロングランでラクに走りたい

ハーレーのようなクルーザーでは、通常のステップとは別に前方に足を置ける「ハイウェイペグ」を設置する車種もあります。

足を伸ばせるので、高速道路を延々と走るような長距離ツーリングではラクチンです。

エンジンガードに後付けできる汎用パーツが発売されているので、高速をラクに走りたい人にオススメです。

ただし、足を戻さないとリヤブレーキがかけられないことは覚えておきましょう。


エンジンガードに装着できる、キジマ製ハイウエイペグ。
ハーレー汎用ですが、クランプ(1~1/4インチ)が合えば他のバイクにも装着できるハズです。

 

まとめ

シートとステップに限りませんが、「足着きをよくしたい」「スポーティにしたい」など目的をハッキリするとカスタムしやすいです。

前者ならシート高をダウン、後者ならシートを上げたりバックステップを装着するといった具合です。

自分に最適な愛車を作り上げ、快適なバイクライフを送ってください!

 

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沼尾宏明

ふだんフリーランスとして、主にバイク雑誌の編集やライターをしている沼尾です。 1989年に2輪免許を取得し、いまだにバイクほどオモシロイ乗り物はないと思い続けています。フレッシュな執筆陣に交じって、いささか加齢臭が漂っておりますが、いい記事を書きたいと思っているので、ご容赦ください。趣味はユーラシア大陸横断や小説など。よろしくお願いします。

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