『オンロードもいいけどたまには軽いオフロードも楽しみたい!』そんなあなたにはスクランブラーがおすすめです!
皆さんはスクランブラーというバイクのカテゴリをご存知ですか?
スクランブラーとは、オンロードバイクをベースにオフロードでも走れるようにカスタムされたバイクを指します。
スクランブラーはクラシックでおしゃれな見た目と実用性の高さが特徴。どんな道でも気軽に楽しめるため、アウトドア派のライダーにもぴったりです。
この記事では、そんなスクランブラーバイクの魅力を徹底解説し、2024年の注目モデルをご紹介します。スクランブラーの世界に一歩踏み出してみませんか?
スクランブラーとは
スクランブラーは、オンロードとオフロードの両方を楽しむことができる万能なバイクとして、幅広いライダーに支持されています。
そのデザインや性能は、未舗装路でも安定した走行が可能で、ツーリングや街乗りにも最適。
元々、スクランブラーは1960年代初頭に、未舗装路が多かった時代の需要に応えるために登場しました。オンロードバイクをベースにカスタマイズされ、未舗装路での高い走行性能を実現したことが特徴です。
そのため、スクランブラーには以下のような特長的な装備が備えられています。
スクランブラーの特徴
- サイドアップマフラー:障害物が多い路面でエキパイやマフラーを傷つけないため
- ブロックパターンのタイヤ:未舗装路での高いグリップ性能を確保するため
- 幅広のアップハンドル:安定した操作性と快適な姿勢を維持するため
- フラットシート:乗車ポジションの自由度向上のため
- 高めの最低地上高:障害物の多い地形での走破性を確保するため
これらの特徴により、オンロードとオフロードをシームレスに楽しむことが可能です。
スクランブラーの魅力
スクランブラーの魅力は、多様な用途に対応できるオールラウンダーとしての性能と、クラシックな魅力を兼ね備えていることです。
スクランブラーは、サイドアップマフラー、ブロックパターンのタイヤ、高めの最低地上高などの特徴により、未舗装路でも安心して走行できます。
スクランブラーは多用途にわたって活躍できるため、一台で多くのニーズに応えることができる、非常に魅力的なバイクです。
現行スクランブラー【10選】
スクランブラーはその多用途性で、都市部での通勤通学から自然豊かなオフロードまで、あらゆる環境に対応できるバイクとして多くのライダーに人気です。
2024年現在、市場には様々なスクランブラーが登場しており、各メーカーから独自の技術やデザインが施されたモデルが販売されています。
これらのバイクは、性能だけでなくデザインにおいても優れており、ライダーの個性を引き立てることができる点も大きな魅力です。
スクランブラーと名の付くバイクはたくさんありますが、今回は一番のデザイン的特徴であるサイドアップマフラーを採用した車種に絞ってご紹介します!
ホンダ|CL500/250
ホンダのCL500は、クラシックなスタイルと現代の技術が融合したスクランブラーです。このモデルは、都市部の通勤から週末のオフロードまで、様々なシーンでの使用に適しています。
471ccのパラレルツインエンジンを搭載し、力強い走りを実現。特徴的なサイドアップマフラーや、幅広ハンドル、フォークブーツなどのスクランブラー的デザインが特徴です。
CL500は、スクランブラーらしい個性的なルックスと素直なハンドリングが魅力で、初心者からベテランまで幅広いライダーに適したバイクと言えるでしょう。
CL500 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,175×830×1,135 ㎜ |
シート高 | 790 ㎜ |
車両重量 | 192 ㎏ |
総排気量 | 471 ㏄ |
最高出力 | 46 PS / 8,500 rpm |
最大トルク | 43 Nm / 6,250 rpm |
燃費(WMTCモード値) | 27.9 ㎞/L |
燃料タンク容量 | 12 L |
メーカー希望小売価格 | 863,500 円 |
ホンダCL250は、レブル250をベースにした250ccスクランブラーモデルで、2023年5月18日に発売されました。このバイクは、スクランブラーとしての特性を持ちながら、日常の使い勝手にも優れています。
都市部の通勤や週末のレジャーにも適しており、様々な用途で活躍するバイクとして人気です。比較的手頃な価格であるため、バイク初心者からベテランライダーまで幅広いユーザーに支持されています。
CL250 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,175×830×1,135 ㎜ |
シート高 | 790 ㎜ |
車両重量 | 172 ㎏ |
総排気量 | 249 ㏄ |
最高出力 | 24 PS / 8,500 rpm |
最大トルク | 23 Nm / 6,250 rpm |
燃費(WMTCモード値) | 34.9 ㎞/L |
燃料タンク容量 | 12 L |
メーカー希望小売価格 | 621,500 円 |
DUCATI|スクランブラー1100 スポーツプロ
ドゥカティ スクランブラー1100 スポーツプロは、パワフルなエンジン性能と快適な乗り心地を両立させた、多用途に対応できるモデルとして評価されています。
このバイクは、DUCATIのスクランブラーシリーズの中でも特にスポーティな走りが楽しめるように設計されており、都市部での通勤から週末のアウトドアまで、幅広い環境に対応可能。
洗練された外観を持ちながらも、クラシックなスクランブラーの雰囲気が魅力です。デザインと性能の両方で多くのライダーを魅了します。
スクランブラー1100 スポーツプロ 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,190×920×1,290 ㎜ |
シート高 | 810 ㎜ |
車両重量 | 206 ㎏ |
総排気量 | 1,079 ㏄ |
最高出力 | 88 PS / 7,500 rpm |
最大トルク | 88 Nm / 4,750 rpm |
燃費(WMTCモード値) | 19.2 ㎞/L |
燃料タンク容量 | 15 L |
メーカー希望小売価格 | 2,076,000 円 |
TRIUMPH|スクランブラー1200X/900
TRIUMPHのスクランブラー1200Xは、高性能とクラシックなスタイルを融合させたプレミアムなスクランブラーモデル。
力強いトルクとスムーズな加速でオンロードはもちろん、オフロードでの走行にも対応できます。デザイン面では、TRIUMPHの伝統的なスタイルで、レトロながらも洗練された外観が特徴です。
スクランブラー1200X 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | ‐ ×834×1,185 ㎜ |
シート高 | 820 ㎜ |
車両重量 | 228 ㎏ |
総排気量 | 1,200 ㏄ |
最高出力 | 90 PS / 7,000 rpm |
最大トルク | 110 Nm / 4,250 rpm |
燃費(WMTCモード値) | ‐ ㎞/L |
燃料タンク容量 | 15 L |
メーカー希望小売価格 | 1,862,000 円〜 |
トライアンフのスクランブラー900は、スムーズな走行性能と十分なトルクが魅力です。街乗りから軽いオフロードまで対応する汎用性の高さが特徴で、様々な環境で楽しむことができます。
クラシカルな要素が随所に見られ、レトロ感のある外観が評価されています。トライアンフのスクランブラー900は、その実用性とスタイルで、多くのライダーに愛され続けているバイクです。
スクランブラー900 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | ‐ ×835×1,180 ㎜ |
シート高 | 790 ㎜ |
車両重量 | 224 ㎏ |
総排気量 | 900 ㏄ |
最高出力 | 65 PS / 7,250 rpm |
最大トルク | 80 Nm / 3,250 rpm |
燃費(WMTCモード値) | ‐ ㎞/L |
燃料タンク容量 | 12 L |
メーカー希望小売価格 | 1,365,000 円〜 |
FANTIC|キャバレロ スクランブラー700/500/125
ファンティック キャバレロのスクランブラーシリーズは、レトロなスタイリングと現代的な性能を融合させたモデルラインです。
700cc、500cc、125ccの3種類のエンジンが用意されています。都市部での日常使いから、週末のオフロードまで異なるニーズや用途に合わせて選ぶことが可能です。
キャバレロ スクランブラー700は、689cc水冷並列2気筒のヤマハMT-07と同系のエンジンを採用。最高出力74PS/9400rpmを発揮します。
キャバレロ スクランブラー700 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,164 ×890×1,136 ㎜ |
シート高 | 830 ㎜ |
車両重量 | 175 ㎏ |
総排気量 | 689 ㏄ |
最高出力 | 74 PS / 9,400 rpm |
最大トルク | 70 Nm / 6,500 rpm |
燃費(WMTCモード値) | ‐ ㎞/L |
燃料タンク容量 | 13.5 L |
メーカー希望小売価格 | 1,750,000 円 |
スクランブラー500に搭載されている水冷単気筒エンジンは、中国のゾンシン製がベース。上位モデルのデラックスもあり、各部に専用色のパーツが使われています。
キャバレロ スクランブラー500 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,166 ×820×1,135 ㎜ |
シート高 | 820 ㎜ |
車両重量 | 150 ㎏ |
総排気量 | 449 ㏄ |
最高出力 | 40.6 PS / 7,500 rpm |
最大トルク | 43 Nm / 6,000 rpm |
燃費(WMTCモード値) | ‐ ㎞/L |
燃料タンク容量 | 12 L |
メーカー希望小売価格 | 1,190,000 円〜 |
スクランブラー125は、スクランブラー500と基本部分は共通です。エンジンはファンティック傘下のモトーリ・ミナレリ社製。専用色のデラックスもラインナップされています。
キャバレロ スクランブラー125 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,166 ×820×1,135 ㎜ |
シート高 | 820 ㎜ |
車両重量 | 150 ㎏ |
総排気量 | 124.45 ㏄ |
最高出力 | ‐ PS / ‐ rpm |
最大トルク | ‐ Nm / ‐ rpm |
燃費(WMTCモード値) | ‐ ㎞/L |
燃料タンク容量 | 12 L |
メーカー希望小売価格 | 990,000 円〜 |
F.B. MONDIAL|HPS300/125
1948年に創業したイタリアの老舗バイクメーカー「F.Bモンディアル」が製造するHPS300およびHPS125は、イタリアの伝統的なデザインと現代のテクノロジーが融合したモデルです。
HPS300は日本専用モデルとして登場しました。300という車名ながら、実際の排気量は車検が不要な249cc。
F.B. MONDIAL HPS300 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,025 ×710×1,050 ㎜ |
シート高 | 790 ㎜ |
車両重量 | 149 ㎏ |
総排気量 | 249 ㏄ |
最高出力 | 23.1 PS / 8,500 rpm |
最大トルク | 22.5 Nm / 6,500 rpm |
燃費(WMTCモード値) | ‐ ㎞/L |
燃料タンク容量 | 9.5 L |
メーカー希望小売価格 | 624,800 円 |
HPS125は、HPS300と共通の車体で外観や外装はほぼ同じで、エンジンがOHCではなくDOHCであることが大きな違い。
HPS300、HPS125ともにスクランブラー的な要素とカフェレーサー的な要素が含まれたクラシックネイキッドスタイルです。
F.B. MONDIAL HPS125 主要諸元
項目 | 数値 |
---|---|
寸法(全長×全幅×全高) | 2,025 ×710×1,050 ㎜ |
シート高 | 795 ㎜ |
車両重量 | 133 ㎏ |
総排気量 | 124 ㏄ |
最高出力 | 13.6 PS / 9,750 rpm |
最大トルク | 10.5 Nm / 8,000 rpm |
燃費(WMTCモード値) | ‐ ㎞/L |
燃料タンク容量 | 9.5 L |
メーカー希望小売価格 | 536,800 円〜 |
まとめ
この記事では、スクランブラーの汎用性とその魅力に焦点を当て、現行モデル10選をご紹介しました。
スクランブラーは、オンロードもオフロードも楽しめる汎用性を持ち、サイドアップマフラー、ブロックパターンのタイヤ、高めの最低地上高など、未舗装路でも安心して走行できる特長が備わっています。
このような特徴により、都市部での通勤からフラットダートでのアウトドアまで、幅広いシーンで活躍することが可能です。
スクランブラーはその多様な用途と独特のデザインで、ライダーにとって非常に魅力的な選択肢といえます。あなたのライフスタイルやライディングスタイルに合った一台を見つけてください。
投稿者プロフィール
-
バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
最新の投稿
- コラム2024年12月28日【オンもオフも楽しめる!】スクランブラーの魅力とおすすめ車種まとめ
- コラム2024年12月23日【AT vs MT あなたはどっち派!?】オートマとマニュアルのメリットデメリット
- コラム2024年12月19日【50ccを買うなら今!】駆け込み需要の背景と原付一種の現状を解説
- コラム2024年12月16日【バイクの免許不要】体力なくても気軽に乗れる!おすすめのトライクまとめ