ツーリングにおいてヘルメットとは、まさにライダーにとって欠かせない物の一つです。ライダーの安全を守るための物ですが、実は快適さや楽しさを提供してくれる物でもあります。それが”多機能系”ヘルメットです。今回はそんな多機能系ヘルメットについて国産から海外のユニークな物まで紹介します。是非購入する際の参考にしてみてください。
【こんな人にオススメ】
・ツーリングの時にサクッと水分補給をしたい
・スモークシールドもいいけど夜間走行を考えたら選べない
・ツーリングで便利なヘルメットが欲しい
・おすすめのモジュラー、システムヘルメットを知りたい
多機能系ヘルメットとは?
走行時の安心感と、停車時の便利さを揃えた、まさにツーリングのためのヘルメットです。大きく2種類のタイプに分けることが出来ます。
①チンガード開閉するシステムヘルメット
②パーツの差し替えで変形するモジュラーヘルメット
そして、代表的な機能として以下のようなものがあげられます。
日中の眩しさを軽減してくれるインナーサンバイザー
水分補給や、停車時に使える開閉式、脱着式のチンガード(顎の部分)
Bluetoothインカムに対応した設計(スピーカー用の溝、インカム取付スペースなど)
選ぶポイント
購入する際のポイントですが、大きく3つに絞ってみました。
重さ
これは、どのヘルメットにも言えることですが、重さは軽いに越したことはありません。コツとして、被った際に前傾姿勢なって首を左右に振りましょう。ツーリングにおいて左右確認のシーンは多いです。実際にバイクの乗ったような姿勢で確認し、その重さでもツーリングに耐えられるか想定してください。
操作性
こちらは、素手ではなく、ご自身が使っているグローブを着けた状態で行うといいでしょう。特にインナーサンバイザー、チンガードの開閉の操作性を確かめてください。
インカムとの相性
最近の多機能系ヘルメットにはインカムを取り付ける場所が予め設けられています。インカムをお持ちの場合は相性を確認してから購入した方がいいでしょう。
予算
多機能系ヘルメットと言ってもお値段はピンキリです。7千円程度の物から数万円を超える物まであります。ご自身の予算と、欲しい機能に合わせた物にしましょう。
おすすめ多機能ヘルメット
SHOEI NEOTEC II
これぞ最強、正真正銘の超高性能国産システムヘルメットです。システムヘルメットとは思えない軽さ、なめらかな操作性、インカムとの相性も抜群です。そしてなんと言ってもその空力性能を生かした静粛性が素晴らしいです!ネックとしては値段が高めなところでしょうか。それでも、性能においてこちらのヘルメットを上回る物はないと言っても過言ではありません。
OGK KABUTO RYUKI
驚くべき軽量化、被り心地、コストパフォーマンスに優れたシステムヘルメットです。3万円代で購入できる物とは思えない仕上がりで、販売店ではかなり売れ行きがよく、予算が2~3万円代なら迷わずコレと言われているほどです。風切り音がネックとされていますが、それでもこの値段で考えたらかなり優れたヘルメットです。
NEO-RIDERS FX8 W
ザ・入門!1万円を切る価格のベーシックなシステムヘルメットです。流石に1万円を切ると心配なところがありますが、なんとこちらのヘルメット、PSCマーク・SGマークを取得しています。重さがネックとの評判もありますが、とりあえず「どんな物なのかな~」と入門を考えているならおすすめです。
Nolan N40-5GT/N70-2GT
引用:Nolan公式サイト
Nolanとはイタリアの老舗ヘルメットメーカーです。こちらは脱着式のモジュラー式を採用、特徴としてジェットタイプのような大きめのシールドを採用することにより、かなり広い視覚になりました。そして最大の特徴として、部品を付け替えることによってフルフェイスタイプからオフロードタイプまで変形できます!お値段もお求めやすい価格なので是非参考にしてください。
Simpson Simpson Darksome Solid
なんとSimpsonのシステムヘルメットです。Simpsonといえばゴツい攻撃的なデザインのヘルメットで有名ですが、こちらはその雰囲気を壊さずにシステム化された一品です。装備に関しても従来のシステムヘルメットとして十分な機能が見られます。Simpsonのデザインが好きならおすすめしたいですが、なんと日本未発売モデルでした・・・。一応通販では購入可能のようです。
Shark Evojet Blank Dual Helmet / Evo-ES
引用:motardINN
特撮ヒーロー!?ダフトパンク!?こちらSharkが販売しているシステムヘルメットです。Sharkはフランスの老舗ヘルメットメーカーでユニークなデザインで有名です。一見モジュラーヘルメットにも見えますが、どちらも開閉式を採用しています。
また、開閉した顎の部分が180°後ろに回る仕掛けや、近未来なデザインなど、他人と被りたくない変わり種をお求めなら是非おすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?国産のヘルメットは質実剛健、まさに機能を重視したモデルが多いですね。対照的に海外の物はユニークさやデザインなど機能と面白さを追求したモデルが目立ちました。
ヘルメットからツーリングの新たな楽しさを見出してどうでしょうか?これを期に多機能ヘルメットデビューを飾ってみて下さい。
また、モトコネクトでは他にも様々なヘルメットに関する記事を公開しているので、ぜひ読んでみて下さい!
投稿者プロフィール
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神奈川県出身。バイク歴は15年。1日で下道400キロとか走る猛者です。
好き:コーヒー、洋ロック、お喋り、ケツが四角いバイク、水曜どうでしょう。
苦手:集中すること、単調作業。
愛車:ジェイド250、スーパーカブ110プロ
風と寒さと匂いと危険を感じながら、今日もだるまを乗っけて走ってます。
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