ライダーに限らず、ココは良いぞ!というフォトスポットを知っている方は多いですよね!
私も、”あっ!ココ良いな!”というフォトスポットを色々と訪れたりはしているのですが、バイクと景色が一緒に写せるフォトスポットって、意外と少ないんですよね!
そこで今回は、首都圏でのツーリングで私が撮り溜めたフォトスポットの中からフォトツーリングに連れて行くと喜ばれるスポット8選について、その詳細な場所と注意したいポイントなどを紹介していきたいと思います!
なお、今回ご紹介するスポットは撮影対象が”自然”であるがため、良い写真が撮れるか否かについては、タイミングや天候、季節、時間帯など、様々な要素に左右されます。このため、自分が納得できる写真を撮るには、計画性はもちろん、運とあきらめない心も重要となる事を忘れないでください。また、各撮影スポットは、撮影時には立ち入りが許されていても、タイミングや時期によっては車両の乗り入れ等が規制されている場合もあります。そうした場合には、現地の指示に従い、かつ周囲の迷惑にならないように注意してください。
山中湖:平野の浜(山梨県)
まず最初は、山中湖の平野の浜です!
内緒にしたいと書いておきながら、比較的有名なスポットなので、この画角の写真を見た事がある人も多いかもしれませんね。バックに柵などを写り込ませる事無く、バイクと富士山の撮影ができるナイスなスポットです!
こちらのスポットは、写真を見て解るように、足元が砂地です。踏み固められていて、スタンド等も埋まりにくくなっているとは言え、水際に近づくにつれて砂の締まりが緩くなっていたりしますので、湖面に近づく場合には注意してください。また、場所によっては、砂地の凸凹や轍が存在するため、レーサータイプやアメリカンタイプなど、最低地上高が低いバイクに乗られている方は、走る場所にも注意が必要かもしれません。
写真のように富士山を撮影するためには当然、晴れの日を狙って訪れる必要があります。また、気温が高くなり過ぎると水蒸気で雲が出てしまうため、朝の早い時間帯や、夕方以降の時間帯の方が、綺麗な富士山を撮影できる可能性が高いような気がします。
東沢大橋展望台駐車場(山梨県)
次に紹介するのは、東沢大橋展望台駐車場です。
この場所は、小淵沢方面から清里へと抜ける八ヶ岳高原ラインを走る際の休憩スポットでもあります。とても走りやすく気持ちの良い道にも関わらず交通量が少ないため、広い駐車場が貸し切り状態となる事も多く、ゆっくりと撮影できる癒しスポットでもあります。静かな場所なので、一人で行くとちょっと寂しく感じる場合もあるため、マスツーでの撮影スポットとしてオススメです!
雄大な景色をバックに、複数台のバイクを並べて撮影することができる場所は意外と少ないため、マスツーには嬉しいスポットになるのではないでしょうか?
写真のように、雪が積もった南アルプスを撮影するためには、4月中旬から下旬位に山梨県北部を走る必要があります。しかし、その位の季節だと、標高が高い場所を通る道路沿いには雪が残っている場合もあるため、走行自体に注意が必要になる事もまります。また、寒さ対策も心がけるようにしましょう!
浅草雷門(東京都)
次に紹介するのは、言わずと知れた東京の観光名所の1つ、浅草の”雷門”です。
この写真撮影したのはコロナ禍よりも前なのですが、観光客の姿が殆ど無く、ちょっと違和感を覚えるような感じがしませんか?
そう、写真の場所は、正真正銘、浅草の雷門なのですが、日中は観光客でごった返す雷門でも、人が写り込まない写真を撮る事ができるのです(上の写真は1人写っちゃってますが・・・)!
さて、どうやって撮ったのでしょう?答えは簡単です!ズバリ、観光客が動き出す前の時間帯に撮ればいいのです!
観光客が動き出す前の時間帯というと、仲見世通りのお店が開店する前の時間帯ですね!より確実には、電車が動き出す前の時間帯が良いです。電車が動き出す前となると、かなり早いので、夜明けが早い夏場などに訪れるのにオススメのスポットです。ちょっと変わった写真を撮りたい場合には、早起きする気合と、写真を撮るんだ!という情熱が必要かもしれませんね!
人が少ない時間帯とはいえ、ココは有名な観光地です。撮影に至っては、マナーやルールをしっかり守るように心がけましょう!
原岡桟橋(千葉県)
お次は、千葉県南房総市にある原岡海岸の原岡桟橋(岡本桟橋とも呼ばれている)です。
砂浜とバイクや車というと、石川県の千里浜なぎさドライブウェイが有名ですが、景色を撮るだけなら首都圏にも、千里浜に負けないフォトスポットがあるんです!
桟橋の先端が水平線と重なる事で、桟橋がどこまでも続いているような不思議な印象を与えてくれますよね。青空と白い桟橋、そして砂浜と海!こんなシチュエーションにバイクを入れるとなると、”夏!”といった印象を受けますが、写真の撮影時期は海水浴シーズンが過ぎた10月頃なのです。
ここは海水浴場であるため、海水浴シーズンには人が大勢きます。そんな中、砂浜にバイクを持ち込むのは周りの人の迷惑になってしまうため、絶対にやめましょう!趣味の世界は得てして自己満足になりがちです。このため、自己満足のために周囲に迷惑をかけたり、不快感を与えたりしてしまうと、その場所が使えなくなったり、立ち入りが禁止されてしまう事もあるからです。撮影時には、乗り入れ禁止等の看板や表示はありませんでしたが、もし、そういった表示がある場合には、それに従い、ルールやマナーを守るようにしてください。
なお、こちらの砂浜は、千里浜のように踏み固められた砂浜では無いため、バイクに乗車したまま走ろうとすると、リアタイヤが埋まってしまう危険性があります。また、停車する際にもスタンドが砂に刺さってしまい、バイクが倒れる危険性があるため、注意が必要です。
聖天宮(埼玉県)
続いてのフォトスポットは、埼玉県坂戸市にある道教のお寺、”聖天宮”です。
埼玉県では割と有名なフォトスポットなので見たことはあるけど、詳しい場所や名前は知らないという方もいるのではないでしょうか?
観光地として有名な寺社仏閣の多くは荘厳な門構えの場所も多く、フォトスポットとしても有名だったりしますよね?しかし、日本の寺社仏閣の場合、門前まで長い参道があったり、車両の乗り入れが禁止されていたりする事が多く、バイクと門や建物を一緒に撮影するという事が難しい場所が殆どですよね。
それに対してここ、聖天宮は、周囲に目立つ建物も無い街道沿いに、いきなり現れる絢爛豪華な建物なのです!門前は広場になっており、駐車場でも無いため、乗り入れても良いのか?と躊躇してしまいますが、聖天宮の拝観窓口の係の方に聞いたところ、参拝客の邪魔にならなければ、車両の乗り入れも、撮影も行って良いとおっしゃられていました。
5000匹の龍が飾られているという絢爛豪華な建物は、バイクのカッコよさを引き立ててくれますよね。私も一度寺院内部を拝観させていただいたのですが、門構えに負けない素晴らしい作りになっていますので、併せて拝観する事もお勧めします。
浮島工場夜景(神奈川県)
次にご紹介するフォトスポットは、ガラリと時間帯を変えた川崎の浮島にある工場です!
一般的なツーリングでは、”景色×バイク”を撮影しようとすると、昼間の撮影になりますが、夜に撮った方が映える景色もありますよね!その代表が”工場夜景”です!昼間の工場も無骨感があって、それはそれで良さはあるのですが、夜の工場地帯は、光と影が作り出す不思議な世界観がとてもカッコよく感じられます。
そして、全体的な光量が少ない夜の撮影ではシャッタースピードを遅くした撮影が行われることとなるのですが、こうした撮影技術の恩恵により、光や雲、煙の動きが作り出す帯(おび)など、人の目では見る事のできない画を映し出してくれるのも魅力の1つです。
”自然×バイク”ももちろん良いのですが、”機械であるバイク×幾何学的な人工物”というのも、一体感があって良いですよね。そしてここに、光と影が加われば、カッコよさを表現するにはうってつけの条件になるのではないでしょうか!
なお、夜間でも煌々と光が灯っているという事は、工場は稼働しているという事です。このため、車両の出入りなどがある場合もあります。撮影を行う際には、周囲の安全に十分に注意を払うようにしてください。
箱根町支所下駐車場(神奈川県)
続いて紹介するのは、芦ノ湖畔にある”箱根町支所下駐車場”です。
1つの画角に色々な景色を収めたいという欲張りな方にオススメなフォトスポットがコチラ!この場所ではなんと、”富士山”、”湖(芦ノ湖)”、そして”鳥居(箱根神社)”を、バイクと一緒に写す事ができちゃうのです!
贅沢すぎますよね!
しかしこちらのスポット、結構”運”に左右される事が多いのです。
運というのは、天候の事ではあるのですが、普段でも、富士山が雲に隠れてしまう事が良くあるのに加え、ここ、箱根では、”霧”が発生してしまうと、富士山はおろか、眼前の湖さえも見えなくなってしまうことがあるのです。
コチラが、霧が発生した時の写真です。どうですか?同じ場所にも関わらず、富士山はおろか、湖も見えるか怪しいほど視界が悪いですよね!
コレはコレで貴重な写真ではあると思うのですが、富士山と湖、そして鳥居とバイクを一緒に撮れるぞ!と期待して来てみてコレだと、流石にがっかりしてしまいますよね。
芦ノ湖畔がこのような濃霧状態ですと、ここに至る箱根の峠も霧で視界が悪くなっている事が多いです。霧が発生してしまった場合には、運転に十分注意するようにしてください。
小山たんぼアート:美田会場(栃木県)
最後に紹介するのは、小山田んぼアートの”美田会場”です!
色の違う稲を植え、それが成長する事で完成する田んぼアートというのは、田んぼを画素化して、各ドット毎に植える稲の色を決めるという設計をコンピュータ上で行うため、実はデジタルアートでもあると思うんです。
そうして出来上がる田んぼアートは、そのディスプレイが田んぼという巨大スペースであるがために、橋や高台、あるいは塔の上から見下ろさなければ、ソレが絵である事を認識する事が難しいものでもあります。このため、田んぼアートをアートとして見る事ができる場所にバイクを停めるスペースがあるというのは、非常に珍しいと思うんです。
実際、小山市の田んぼアート会場は4箇所あるのですが、写真のようにバイクと田んぼアートを一緒に撮影する事ができるスポットは、美田会場だけでした。
アレ?こっちで合ってるのかな?というような土手を走ったりしながら向かう道なので、すれ違い走行などには注意が必要です。
今回は主に、季節や時間帯、及び天候などに左右されやすいスポットを多く紹介しましたが、ココで写真を撮ってみたい!と思えるスポットがありましたか?今回紹介したスポット以外にも、埼玉県秩父市の”雲海”なども魅力的なフォトスポットの1つなのですが、コチラは範囲が広く、”バイクと撮影するのにベストな場所”というのが特定できていないため、今回は紹介を控えさせていただきました。
紹介したフォトスポットの中に、良いな!と思うスポットがありましたら是非、”自分の中での良い写真”の撮影にチャレンジしてみていただければと思います。
投稿者プロフィール
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BMW F900XRとDucati MonsterS2Rでチョイノリからロングツーリング、サーキット走行まで楽しむリターンライダー。
リターン後のツーリングは首都圏内での日帰りをメインとして、美味しい物や良い景色を堪能している。
ご当地"グルメ調査隊"と称してマスツーリングの企画運営なども手掛けることから、バイクの様々な楽しみ方を伝えて行く事を目標としている。
若い頃は、日帰りで埼玉-青森間を往復したことがある、 "自称"やれば出来る男。
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