ライディングジャケット買ったけど、チェストプロテクターがついてない!やっぱり買っておいたほうがいいよね??
バイクにはシートベルトがないため、事故等によってバイクが急停車すると、慣性の力によってライダーの身体は前方に投げ出されてしまいます。
その結果、ハンドルやタンク、相手車両やその他構造物に激突し、頭部や胸部を強打することで死に至ることがあるのです。
警視庁が発表している2020年の二輪車の交通死亡事故統計によれば、全国で526人・東京都で40人の方が原付を含むバイク乗車中の事故で亡くなっています。
また、東京都での死亡者40名の致命傷部位を見ていくと、頭部の50%についで25%を占めていたのは胸部でした。これは過去5年間も同じような割合です。
ヘルメットは着用の義務があるのでバイクを買うときにまっさきに揃える装備だと思いますが、予算との兼ね合いからプロテクター関係は後回しになってしまいがちです。
ライディングジャケットにもチェストプロテクターは付属していないものが多いので、より忘れられがちな装備であると言えます。
そこで今回は、そんな見落としがちな重要装備である『チェストプロテクター』計6商品ご紹介します。
全てCE規格レベル2を取得しているので安心してご使用いただけますよ♪
セパレート型チェストプロテクター
お持ちのライディングジャケットにチェストプロテクター用のポケットなどがついているのであれば、汎用のセパレート式チェストプロテクターがおすすめです。
5,000円程度から購入でき、様々なモデルのライディングジャケットに装着可能。
ジャケットを買い替えてもポケットのサイズが合えば引き続き使用することができます。
デイトナ|SAS-TEC
こちらはデイトナから発売予定の胸部プロテクターで、発売日は2022年3月9日です。
ウレタン素材で普段は柔らかく身体にフィットしますが、強い衝撃が加わることで瞬間的に硬化しハードプロテクターのように高い衝撃吸収性能を発揮します。
JMCAも装着を推奨している胸部プロテクターです。
価格は4,290円でお買い求めやすいお値段です♪
この価格で怪我や死亡のリスクを下げられるなら安いものだと思いませんか??
ちなみに私も予約しちゃいました(笑)
alpinestars|ANTHRACITE NUCLEON FLEX PRO Ci
こちらはアルパインスターズから発売されている胸部プロテクターです。
素材はPVC(ポリ塩化ビニル)製で、メッシュ構造になっているので通気性に優れています。
夏場でも風が抜けるので快適そうですね。
価格は4,716円でこちらもお買い求めやすいお値段。
お手持ちのライディングジャケットに胸部プロテクター用ポケットがついているなら、このようなセパレート式胸部プロテクターがおすすめです。
ベスト型チェストプロテクター
ベスト型のプロテクターは、チェストプロテクターに加えて脊椎にもプロテクターが入っています。
その分お値段もセパレートタイプのプロテクター単体のものと比べると高くなり、7,000円〜10,000円程度のものが多く販売されている印象。
インナーウェアとして手持ちのライディングジャケットの下に着るイメージで、プロテクターが邪魔で袖が通らないということがないので着脱は容易です。
KIJIMA|4R RELIEVE VEST
こちらはキジマから発売されているベスト型プロテクターで、胸部のプロテクターは合成樹脂製のハードタイプ。
脊椎部と両肩、両脇にもソフトパッドが入っています。
ベスト自体は収縮性と速乾性に優れたポリエステルメッシュ。
走行風が抜けて涼しそうですが、レビューを見るとプロテクター部分は暑いとの意見が多いようです。
コミネ|SK-821 CE規格レベル2 プロテクター
こちらはコミネから発売されている胸部プロテクターです。
胸部、脊椎部ともにCE規格レベル2をクリアしたハードプロテクターを装備。
脊椎プロテクターには大型シェルを採用していて、3Dメッシュ製のクッションパッドで衝撃吸収性と快適性を向上しています。
胸部プロテクターはセパレート式ではないため広い範囲を全体的に保護することが可能です。
細身のライディングジャケットを使われている方は、ジャケットの下にこの商品を着用すると窮屈かもしれません。
フルアーマータイププロテクター
フルアーマータイプのプロテクターは、チェスト・脊椎のプロテクターに加えて肩・肘にもプロテクターが備えられています。
この上からライディングジャケットを着るためには、ジャケット自体のプロテクターを外す必要があるでしょう。
価格も10,000円〜50,000円とお高めの設定になっています。しかし、防御力の面ではピカイチです。
コミネ|SK-823 CEレベル2セーフティジャケット
こちらはコミネから発売されている商品で、先ほど紹介したSK821の強化版です。
CE規格レベル2の胸部・脊椎プロテクターに加えて肩・肘・脇腹にもプロテクターが装備されています。
脇腹まで保護できるプロテクターはあまり見ないので防御力という面ではピカイチではないでしょうか?
デメリットとしては、ピチピチ過ぎて着脱が大変なことと、嵩張るプロテクターのせいでジャケットサイズをアップさせないと更に上にもう一枚着ることは難しいと言ったところです。
夏場だと長袖の夏用インナーにこのセーフティージャケットを着るだけでもいいかもしれません。
希望小売価格は19,580円ですが、15,000円弱で販売されています。
ザンドナ|ACTIONジャケット
こちらはザンドナというイタリアのメーカーのプロテクションジャケットです。
1985年にイタリアで設立され、モーターサイクルやスキー、乗馬等に使用するボディプロテクターを専門的に研究開発を行ってきました。
100%メイド・イン・イタリアを掲げ、性能、素材、フォルム、デザインなどを徹底的に研究したプロテクター販売を行っています。
スタイリッシュで非常にかっこいいですね♪
ちゃんとプロテクターが入っているのだろうかと思うほどの細さですが、胸部プロテクターはCE規格レベル2認定、肩と肘のプロテクターはCE規格レベル1認定、および肋骨部分のパッドとバックプロテクターはCE規格レベル2認定品です。
胸部プロテクターは、ニトリルショックゴム製で、高い衝撃吸収力を備えつつ、体の自然な動きに追従するよう柔らかな構造になっている為、体の動きを阻害しません。
パッドの限りない薄さと軽さ、そして抜群のフィット感により、優れた安定性と快適性を両立しています。
しかもJMCA装着推奨プロテクターに認定されています。
かっこいいのですごく欲しいのですが、かなり高価で迷っています(汗)
Amazonではx6 5616のLサイズが残り1点で36,080円。
ただしx6サイズは身長160〜169cmようなので私には入りません。
サイズ表記がわかりにくいので、ぜひ購入前にサイズを確認しておきましょう。
おすすめのチェストプロテクターまとめ
今回は、忘れがちな重要装備であるチェストプロテクターを形状ごとに合計6つ紹介してきました。
おそらく皆さんもライディングジャケットはお持ちのことと思いますので、まずは気軽に単体のチェストプロテクターを購入してみてはいかがでしょうか?
セパレートタイプだけでなく、様々な形状のものがありますのでお手持ちのライディングジャケットの形状やお好みで選んでみてください。
できれば安全性能が見てわかるCE規格品や、JMCA推奨品を選んでおくと安心です。
少しでも死亡事故や怪我が減って、世の中のライダーが安全に楽しくバイクライフを送れることを願っています!!
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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