皆さんがバイクに興味を持ったきっかけにはどんなエピソードがありますか?映画やドラマ、友人の影響など様々なものがあると思います。
もしくは、漫画に影響された方もいるのではないでしょうか?そこで今回は私、筆者こと「だるま」がおすすめする・・・
読んでみたくなること間違いなし!「おすすめのバイク漫画と名シーン、見どころ」と共にご紹介いたします。
今回の記事はこのような方におすすめ!
・バイクが登場する漫画を読みたい
・どんなカスタム車両が登場するのか知りたい
・有名バイク漫画のあらすじを知りたい
バイク漫画が再燃!?
実は、漫画がバイク界隈に与える影響には大きいものがあります。アニメ化と実写映画化もされた大人気コミック「東京卍リベンジャーズ」を例にしてみましょう。
この作品の人気キャラクターがホンダ「CB250T」に乗っていることから価格が高騰したとも言われており、合わせて他の登場車種もプレミアがついている状態となっています。
他にも、芸能人のバイクブームにも漫画の影響があり、当時を思い出して「憧れの一台」を購入する方もいるようです。
ということで、そんな影響を与えた作品や思わずバイクに乗りたくなってしまう漫画をご紹介します。
GTO
高校中退、補導歴83回の元暴走族が教師に!?
二度のドラマ化、アニメ化を果たした名作「GTO」をご紹介します。湘南では誰もが知っている伝説の不良「鬼塚英吉」がなんと教師になってしまいました。
彼が過ごした暴力的な学生時代とは違い、複雑な家庭環境やいじめ、引きこもりなど問題化。最終的には「力で」解決してきた人生の彼が、まさに真逆の世界に放り込まれてしまいます。
首都高を時速200kmで二人乗り
見どころは、生徒を助けるために愛車のカワサキ「Z2(750RS)」で首都高を駆け巡るシーンがおすすめです!
時速はなんと200kmを越え、ヨシムラのショート管の乾いた音と追いかけるパトカーのサイレンが首都高に響きます。
しかも、後ろには生徒を乗っけて走る無茶苦茶なシーンですが、ここのZ2がとにかくかっこいい!
湘南純愛組
GTO 鬼塚英吉の壮絶な過去が明らかになる!
ということで次は、「GTO」の前作にあたる「湘南純愛組」の紹介です。「鬼塚英吉」の学生時代を描いた作品で、湘南地域の暴走族の抗争に巻き込まれてしまいます。
この作品では数多くのバイクが登場し、旧車から当時の最新のバイクまで幅広く登場します。さらに、鬼塚が何故カワサキ「Z2(750RS)」に乗っているのか、その理由が明らかになります。
西湘バイパスを封鎖、Z2 VS ZZR1100のバトル
非常に迷いましたが、この作品の名シーンといえば西湘バイパスを封鎖しての「Z2」対「ZZRターボ」の死闘でしょう。
最新の「ZZR」にターボを装備したモンスターマシンに対するは、AMA仕様にカスタマイズされ1105ccまでボアアップされた「Z2」です。
しかし、それでも登場から20年近い差がある「Z2」、果たして鬼塚はこの怪物に勝つことはできるのでしょうか!?
あいつとララバイ
湾岸ミッドナイトの作者が送る走り屋達の青春
さて、ここまではカワサキ「Z2(750RS)」が度々登場していましたが、こちらの作品も「Z2」で有名な作品と言えるでしょう。
ストーリーは大きく3シーズンほどに分かれており、初期はラブコメ要素が強く、その後は暴走族との抗争編に繋がります。暴走族と言ってもヤンキー漫画のようなものではなく、走り屋同士の抗争ですね。
絶版車が駆け巡るストリートレース
なんと言っても魅力は、カスタムされた絶版車のストリートレースです。高額なカスタムを施された様々なカスタム車両で登場し、そのどれもがかっこいいです!
やんちゃなカスタムというよりも「走り」に重点を置いてあるため、カスタムの内容が詳しくバイク好きにはたまりません。
湘南爆走族
主人公が手芸の部長!?ヤンキー青春漫画の金字塔
こちらは伝説のチーム「湘南爆走族」の活躍を描いた青春コメディです。ヤンキー漫画ではありますが、暴力シーンも少なく皆に愛されるおバカな高校生達という印象が強いです。
笑いあり、涙ありの作品ですが、なんといっても主人公が手芸部というギャップがたまりません。また、普段はおちゃらけた感じですが、意外にも深いシーンや心が温まるエピソードが多いです。
江口洋介のGS400がかっこいい!
本作の人気キャラクター「江口洋介」はその生き様や考え方もとても魅了的ですが、なんといっても愛車のスズキ「GS400」がかっこいい!
青にピンクのファイヤーパターンのタンク、キャンパス生地のシートにショート管とかなり渋めのカスタムです。未だに根強い人気のことから再現したい方も多いでしょう。
ホットロード
少女漫画原作のヤンキー漫画!?
ということで、こちらは別冊マーガレットで連載されていた作品となります。そうです、少女漫画なのです!主人公の春樹は家庭環境が複雑な少年で、自分の居場所を求めて不良の道に進みます。
そして、同じような境遇のヒロインもまた非行に走り、似た境遇の二人は惹かれあっていきますが・・・。ヤンキー漫画では珍しく、儚くも美しいどこか寂しい青春のストーリーです。
30年近く経ってから映画化
なんと連載から30年近く経ってから映画化されました。さらに作中に登場したホンダ「CBR400F」や、同社の「CB400F」が再現されています。
少女漫画でありながら、BEETテールやモリワキフォーサイトなどカスタム要素が含まれています。変わり種を読みたい方にはおすすめの作品です。
特攻(ぶっこみ)の拓
いじめられっ子が主人公、異色のヤンキー漫画
次は「ホットロード」とは打って変わり、「ザ・バイクが出てくるヤンキー漫画」と言えばこちら「ぶっ拓」です。個性的なキャラクターと、レーサータイプからカフェスタイルのバイクまで幅広く登場します。
わかりやすい暴力描写にも関わらず、主人公はいじめられっ子というギャップはある意味異色でしょう。この作品が与えた影響は大きく、東京リベンジャーズはその一つと思われます。
数多くの名言を世に残した
この作品では大型バイクを片手で持ち上げたりなど、「ありえないだろ!」と驚く描写も多いです。ですが、そんなインパクトを遥かに超える名言が数多く残されています。
特に有名なのがこちらのセリフです。「ぶっ拓」は知らなくても、こちらのセリフは知っている方も多いのではないでしょうか。
「”事故”る奴は‥‥、”不運”と”踊”っちまったんだよ‥‥」
さて、こちらの読み方は最後にご紹介いたします。(笑)
バリバリ伝説
頭文字Dの作者が描く、峠の走り屋が本格的なレースの世界へ・・・
「湾岸ミッドナイト」と並ぶ大ヒット作品「頭文字D」はご存じの方も多いのではないしょうか。
そんな「頭文字D」の作者が描く、峠の走り屋高校生が本格的なモータースポーツの世界で戦っていくストーリーです。
冒頭での主人公の駆るホンダ「CB750F」とライバルのスズキ「GSX750Sカタナ」との激しいバトルや、サーキットでの熱い駆け引きも見逃せません。
POPヨシムラ、ワイン・ガードナーが登場する!?
なんと実在する有名なチューナーやレーサーが登場します!80年代に活躍した選手らも登場し、なんとセリフまであります!実際に存在するチームとも戦うので、レースファンにはたまらないですね!
他にも、驚くべきこととして先に紹介した「あいつとララバイ」と同時期に同じ媒体である週刊少年マガジンで連載していました。
バイク漫画が二つも同じ少年誌で連載されていたなんて、今では信じられないですね!なんとも羨ましい時代です・・・
キリン
38歳、妻に見捨てられたバイク馬鹿のオジサンの話
ということで、38歳の髭が似合うダンディーなオジサンが主人公の「キリン」です。主人公の愛車はスズキ「GSX1100Sカタナ」。連載当時としても飛びぬけて速いバイクでありませんでした。
しかし、あえてそのカタナで「俺はまだやれるんだ!」と抗う様子を描いている作品です。そして、なぜそのおじさんが「キリン」と呼ばれているか・・・
おじさん(キリン)の美学を考察するのが面白い!
そして、こちらの作品はセリフというよりも、胸中を語るシーンが多いです。私が実際に読んでも「どういうこと?」と思うシーンが多かったです。
私は現在アラサーですが、「その年齢にならないとわからないのかな」と思わせてくれます。バイクを通して38歳というナイスミドルなおじさんの心に迫りたい作品です。
ちなみにですが、シーズンごとに分かれて主人公が入れ替わります。全ての話が「キリン(おじさん)」の話ではありません。
ばくおん!!
バイクと会話できる女子高生の話
バイク部に所属する女子高生の日常を描いた作品です。こちらの作品、個性的なキャラクターのオンパレードです。バイクと会話できる主人公、女子高生なのに大型バイクに乗る謎の先輩などなど・・・
ツーリングや合宿、整備などを通し、バイクと共に学校生活を豊かにしていくストーリーです。
バイクネタから雑学まで、かなりマニアックな知識も
最後にこちらの「ばくおん」を紹介したのには理由があります。それはバイクにまつわる「あるあるネタ」から、上記で紹介した「きりん」などのバイク漫画のネタまでてんこ盛りだからです!
特に、私が一番好きなエピソードは「すべてのバイクがスズキになる魔法の杖」です(笑)
まとめ
ということで、今回は「バイクの漫画」についての紹介でした。懐かしいと思う方や、まだ読んだことがない作品があれば是非読んでみてください。
ツーリングのモチベーションアップや、バイク熱が沸き上がること間違いなしの作品達です。
ただし!現実では「首都高逆走バトル」や「つるはし片手に暴走」などは絶対にやってはいけません。あくまで安全に楽しく、事故がないようにしましょう。でないと・・・
“事故”る奴は‥‥、”不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまうことになります。
モトコネクトでは他にもバイクのエンタメに関する記事が公開されているので、ぜひチェックして見て下さい!
投稿者プロフィール
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神奈川県出身。バイク歴は15年。1日で下道400キロとか走る猛者です。
好き:コーヒー、洋ロック、お喋り、ケツが四角いバイク、水曜どうでしょう。
苦手:集中すること、単調作業。
愛車:ジェイド250、スーパーカブ110プロ
風と寒さと匂いと危険を感じながら、今日もだるまを乗っけて走ってます。
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