近畿地方の南部に位置する和歌山県は、紀伊山地などの山岳地帯が大部分を占め、走りごたえのある道が多いです。
豊かな自然に恵まれているので、息をのむような絶景もたくさんあります。
そこでこの記事では、関西に生まれ、関西で育ち、関西をバイクで走り回っていると気づけば全国を走り回っていたカゲモトが選んだ、和歌山県のオススメツーリングスポットと、ツーリングに欠かせない!近所のおいしいごはん屋さんをまとめてご紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いください。
「和歌山県を堪能したい」「おいしいグルメを食べたい」その欲望、叶えます
和歌山県は、雄大な山々や美しい海岸線を持つ自然豊かな地域です。
走りごたえのある道が多く、「高野龍神スカイライン」は関西屈指のワインディングロードといわれています。
迷い込んでしまうと、なかなか抜け出せない道も多く、中でも日本三大酷道の一つ「国道425号線」は、侵入注意です。
和歌山県ツーリングは少しコツが必要ですが、険しく長い道のりでも張り切って走りたい魅力が多くあります。
ということで今回は、カゲモトが厳選した和歌山県のツーリングスポットとオススメのランチをセットにしてお届けします。
記事を読めば簡単にツーリングルート作成ができる!
実は、この記事でご紹介しているスポットは、1日で立ち寄れるであろう範囲から厳選しています。
つまり、ご紹介するスポットを巡るだけで簡単にツーリングルートが完成します!
バイク乗りさんによって、スタート位置や心地のいい総走行距離は異なるので、お好みでカスタマイズしてみてください。
【ラーツー】和歌山ラーメンツーリング
まずは、和歌山県の西部を楽しみ、ご当地ラーメン「和歌山ラーメン」を食すプランをご紹介します。
リズムが気持ちいい|海南金屋線
370号線と国道480号線を結ぶ16kmほどのワインディングロードが和歌山県道18号「海南金屋線」です。
全体にわたって1.5~2車線でタイトなヘアピンや信号は無く、気持ちよく走ることができます。
展望は望めませんが、道のリズムが気持ちよく路面もきれいです。
下道を使って南下するなら、東側を並走する国道424号線も選択できますが、一部の区間はヘアピンが多く路面も荒れぎみです。
走りづらい区間は、海南金屋線を使用して回避することをオススメします。
Ω型のヘンな田んぼ|あらぎ島
変わった風景が楽しめる「あらぎ島」は有田川町のシンボルになっている人気スポットです。
あらぎ島展望所からは、Ω型に曲がりくねった有田川に囲まれた田んぼを眺めることができます。
四季折々の美しい風景を楽しめる、写真好きなら立ち寄りたいスポットです。
天空の花畑|鷲ヶ峰コスモスパーク
標高587mの鷲ケ峰の頂上にあるのが「鷲ヶ峰(わしがみね)コスモスパーク」です。
コスモスパークの名前通り、9月末~10月中旬にはコスモスが咲き乱れ、まるで天空に現れた花畑のような景色が広がります。
5月初旬~中旬にはツツジが満開になる花の名所として知られています。
開花の時期を逃しても、360度の大パノラマを堪能できる展望の良さも魅力です。
鷲ヶ峰コスモスパークまでの経路は、ほぼ1車線の寂しい道なので、ゆっくりのんびり走りましょう。
日本のエーゲ海|白崎海洋公園
青い海と白い石灰岩のコントラストが美しい「白崎海洋公園」は、和歌山ツーリングの人気スポットの一つです。
白崎海洋公園の日本とは思えないような景色から「日本のエーゲ海」と呼ばれています。
ゆっくりできるスペースや道の駅も併設されているので、休憩スポットにオススメです。
事前予約が必要ですが、園内のキャンプサイトを利用すれば、夕日や満天の星空を楽しむこともできます。
白崎海洋公園周辺の道も気持ち良く、絶景を眺めながら楽しみながらワインディングを楽しめます。
和歌山ラーメン|中華そば まるとく
和歌山ラーメンの中でも車庫前系に分離される、豚骨醤油ラーメンが食べられるのが「中華そば まるとく」です。
中華そば まるとくでは、和歌山ラーメンを地元スタイルで食べることができます。
お店の外観は、飾り気のない会社の事務所っぽい感じです。
もちろん店内も飾り気はなく、地元のお店感のある雰囲気にラーメンへの期待が膨らみます。
和歌山ラーメンといえば、机に置かれた早寿司(はやずし)とゆで卵で好きに取って食べるスタイル。
食べながら待つも良し、ラーメンと一緒に食べるも良しです。
和歌山ラーメンは、地元でご当地ラーメンという認識がなかったので、今でも「中華そば」と呼ばれて愛されています。
スープは一口飲んだ瞬間は醤油を強く感じ、後から豚骨の深みやコクがやってきます。
豚骨に臭味は無くコッテリもしていませんが、味は濃いめでごはんが進みそうです。
麺は中太ストレートで柔らかめ、中華そばらしい懐かしい感じがします。
チャーシューはしっかり煮込まれていて柔らかく、メンマは香り穏やかで食べやすいです。
ささずし(早寿司)は、手軽にペロッと食べられるサイズで、しっかり締められたサバと甘めのしゃりがよく合います。
サイドメニューにはギョーザやおでんもあるので、走り込んで腹ペコなバイク乗りさんにもオススメなお店です。
中華そば まるとくの情報
電話番号 | 0737-52-2516 |
予 約 | 不可 |
営業時間 | 11:30~13:00 17:00~21:00 |
定休日 | 毎週月・火曜日 |
公式サイト | – |
駐車場は店舗横に6台分あります。
バイクなら駐車できそうなスペースも多くあります。
【大自然】海と川と奇岩ツーリング
和歌山県の南部で、海や川、奇岩を楽しむ絶景プランをご紹介します。
バイクで渡る吊り橋|上瀞橋
スリル満点のゆらゆら揺れる吊り橋が「上瀞橋(かみどろばし)」です。
橋の重量制限は1トンで、バイクはもちろん軽自動車も渡れます。
正真正銘の吊り橋なので、橋の真ん中付近はかなり揺れます。
路面はグレーチングの網目になっていて、足元の景色もスリル満点!
高いところが好きで、スリルを味わいたい人にオススメのスポットです。
そそり立つ岩壁|古座川の一枚岩
高さ約150m、幅約800mの壁のような巨岩が「古座川の一枚岩」です。
古座川の一枚岩は、国指定の天然記念物に指定され、大きさは日本最大級を誇ります。
岩の下を流れる川ではカヌーなどのアクティビティが楽め、奇岩を眺めながらのデイキャンプも可能です。
古座川の一枚岩の前には「道の駅 一枚岩 monolith(モノリス)」があり、特産品の購入やジビエ料理が食べられます。
長距離の運転で疲れたカラダにしみわたる、酸味が心地いい「じゃばらサイダー」はいかがですか?
約40本の岩柱|橋杭岩
和歌山県の南部をツーリングするなら、一度は見て欲しい場所が「橋杭岩(はしぐいいわ)」です。
岩が波の浸食によって、橋の杭のように残ったことから橋杭岩と名付けられました。
岩は大小40本もそそり立っていて、規則的に並んだ様子は奇岩オブ奇岩。
干潮時には、岩の近くを散策することも可能です。
橋杭岩の周辺には、道の駅や飲食店などが多くあるので、ツーリングの経由地としても最適です。
本州の最南端|潮岬
和歌山県南部の串本まで来たなら、「潮岬」に寄らない理由はありません。
潮岬は本州最南端に位置し、岬の先端には芝生の広場が広がっています。
「潮岬観光タワー」では、本州最南端訪問証明書を発行しているので、達成感が得られます。
目的地選びに悩んでいる、バイクライフがマンネリ化しているバイク乗りさんには最端巡りがオススメです。
鮮度抜群の海鮮料理|弁天前食堂
和歌山県南部のツーリングランチなら、海鮮料理を忘れてはいけません。
潮岬の東に浮かぶ島、紀伊大島にある「弁天前食堂(旧:樫野釣公園センター)」では、地元で獲れる新鮮な海鮮料理をリーズナブルな価格で食べられます。
天然物を使用しているので、仕入れ状況によって価格の変動やメニュー内容が変わる、お楽しみ要素もあります。
弁天前食堂では伊勢海老天丼が名物ですが、時期を逃していたのでイカを堪能しました。
私が訪れたのは少し昔なので記憶はあいまいですが、美味しかったことははっきりと覚えてます!
伊勢海老は10~1月の季節限定なので、今年こそはリベンジしたいと思います。
弁天前食堂は和歌山県の端のさらに端に位置していて、気軽には立ち寄りづらい場所ですが、訪れて間違いなしのオススメの絶品食堂です。
中華そば まるとくの情報
電話番号 | 0735-65-0002 |
予 約 | 不可 |
営業時間 | 10:00~16:00(L.O. 15:30) |
定休日 | 毎週木曜日 |
公式サイト | https://www.tsurikouen.jp/index.html |
駐車場は店舗横に広いスペースがあります。
まとめ
今回は、カゲモトが厳選した和歌山県のツーリングスポットとオススメのランチをご紹介しました。
和歌山県には走りごたえのある道が多く、関西のバイク乗りは何度もリピートしたくなる地域です。
ナビを使用すると、遠回りな案内に感じることもありますが、迂回する方が早く着く場合が多いです。
むやみに知らない道に入ると、抜け出せずに日が暮れることもあるので、道選びは慎重に行いましょう。
和歌山県では、ワインディングロードや絶景、絶品グルメが首を長くして待っています。
関西を訪れる際はぜひ、南の端っこまで足を延ばしてみてください。
ではまた!
投稿者プロフィール
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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
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