みなさんこんにちは。
ツーリングの際、荷物は何に入れていますか?
荷物の収納にはいろいろな方法がありますが、その中でも手軽に使えて便利なのがタンクバッグです。
バイク歴40年の私「むらなす」はタンクバッグをバイクに乗り初めた頃から使っていて、とても重宝しています。
今回は、便利に使えるタンクバッグの紹介です。
タンクバッグとは
その名の通り、バイクの燃料タンクの上に置くような形で装着して使うバッグです。シートやリアキャリアにベルトや固定バンドなどで装着するバッグに比べ、装着が比較的簡単で中のものを取り出しやすいのが特徴です。
歴史は古く、1957年(昭和32年)にコロナ産業が世界で初めてタンクバッグを開発し販売したのが始まりです。コロナ産業の「コロナツーリングバッグ」は大ヒットしました。
1980年代バイクブームの際、当時のライダー達に支持された「JTCタンクバッグ」も往年のライダーには懐かしいところですね。
タンクバッグの特徴
タンクバッグの魅力は何と言っても、その手軽さです。簡単に取り付けて使用できます。
工具がいらない
取り付けるための特別な工具は必要ありません。
特にマグネット式は取り付け簡単(金属製タンクの場合)
最近主流のマグネット式は、磁石の力を利用して燃料タンクに取り付けるタイプです。
タンクの上に乗せてマグネットで固定するだけ。簡単に使えます。
樹脂製のタンクにはベルト式が使える
タンクが非金属(樹脂製など)の場合は、ベルト固定式のタンクバッグが便利です。マグネット式ほどの手軽さはありませんが、マグネット式に比べてホールド感が高いのが特徴です。
スマホや地図をはさめる
タンクバッグの多くのモデルには上部に透明の小物入れがあります。これはスマホや地図などを入れて走行中に見るようにするための装備です。
中にはタブレットが入るモデルもあります。スマホやタブレットを入れるときは直射日光による過熱(オーバーヒート)に注意しましょう。
常に視界の中にある
タンクの上に装着するので、目線を下に向ければそこにタンクバッグがあります。後部(シートやキャリア)に積載する場合と比べて、常に見ることができるので安心です。
また、中に入れた小物などを取り出す際も簡単にすぐ取り出すことができます。
タンクバッグの選び方と注意点
タンクバッグは、タンクの種類や形状、使用目的などをよく考えて選びましょう。
金属? 非金属? タンクの素材を調べる…マグネットを使えるか否か
購入する際は、バイクのタンク素材を確認しましょう。金属製の場合はマグネット式を使えますが、タンクが非金属(樹脂など)やアルミ製の場合はマグネット式を使えません。
バイクの燃料タンクに小さい磁石などを付けて、確認してください。付かなければタンクの素材は非金属製でマグネット式は使えません。ベルト式を選びましょう。
タンクに傷を入れないように装着する
特にマグネット式は、磁石の部分にクリップや鉄くずなどの異物が付いてないことを確認してから装着しましょう。
タンクバッグに異物が付いたまま装着して使い続けると、タンクに傷が入ります。
防水性能に注意
防水のレベルを確認しましょう。モデルにより完全防水ではない場合があります。
完全防水でないタンクバッグを使用する際は、雨天時に中のものが濡れないようカバーをかけたり、濡れたら困る物をビニール袋に入れるなどの工夫が必要です。
タンクの形状に注意…特にオフロードバイク
細い形状のタンクにはタンクバッグを取り付けにくい場合があります。オフロードバイクなどです。
オフロードバイクなどタンク形状が細いバイクには、細い形状のタンクに特化されているタンクバッグをチョイスしましょう。
おすすめタンクバッグ5選
バイクのカテゴリーやタンク形状など、使用状況に合わせて選べるタンクバッグを五種類、厳選しました。
GIVI(ジビ)バイク用 タンクバッグ 6L マグネット/ベルト固定 EA138 32552
1978年創業のバイクブランド「GIVI」から販売されているタンクバッグです。レインカバー付属で雨の日も安心。
容量:6L
固定方式:マグネット式、ベルト式 両方可能
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD) タンクバッグ BWP(ボトムウォータープルーフ)テーパードタンクバッグ ブラック 10L RR9211
バイクウェアなども多く手がける「ラフアンドロード」のタンクバッグです。
ポーチ部分の中にあるコインホルダーは、料金所などでの支払い時に重宝します。
容量:10L
固定方式:マグネット式、ベルト式 両方可能
タナックス(TANAX) MOTOFIZZ タンクバッグ ライト スポルトタンクバッグ ブラック MFK-258
バイク用品をたくさん展開しているタナックス「MOTOFIZZ」ブランドのタンクバッグです。スマホを入れる透明窓部分には、熱を逃すためのベンチレーション機能があります。
薄くてスリムな形状なので見た目がスポーティです。
容量:2.3L
固定方式:マグネット+セーフティベルト(ベルト固定方式ではありません)
[KOMINE] バイク用 ツーリングタンクバッグ 5.2〜7.8L SA-214 814 09-214 Black
総合バイク用品メーカー「KOMINE」から販売されているリーズナブルなタンクバッグ。
サイドジッパーを開閉することで、荷物の量に合わせて容量を変えられるのが最大の特徴です。
お土産などを買って荷物が増えても安心ですね。
容量:5.2〜7.8L
固定方式:マグネット式、ベルト式 両方可能
エンデュリスタン サンドストローム 4X オフロード用完全防水防塵防砂タンクバッグ/ENDURISTAN SANDSTORM 4X TANKBAG
オフロードバイクに完全防水タイプのタンクバッグを使いたいのなら「エンデュリスタン サンドストローム 4X」がおすすめです。
防水製品に関しては定評のあるエンデュリスタン。完全防水ですが、取り付け方法は「ベルト式のみ」なので注意が必要です。
容量:3.5L
固定方式:ベルト式 のみ
やっぱ、タンクバッグは手軽で便利
今回の記事は「一周回って結局便利…」というタイトルですが…
私の場合、一周どころか数周回っています。私が今も使っているタンクバッグは、1986年から使い続けているものです。
結局、タンクバッグが便利なので、ツーリングにはタンクバッグを選んでしまいます。
ツーリングの前日、持っていく物をタンクバッグに詰めながら…ワクワク、るんるん。
まるで遠足前の小学生状態…(笑)
ツーリングに とても役立つので、タンクバッグは持っていると便利なアイテムですよ。
この記事がタンクバッグをチョイスする際のお役に立てば幸いです。
みなさまのバイクライフを応援しています。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。
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