ここ数年でバイク雑誌やWebメディア、それからYouTubeで「オフロードバイク」を目にする機会が増えてないですか?
どちらかといえば玄人向きの、ちょっと敷居が高いマシンのように思えますが、実は「バイク初心者にこそおすすめのマシン」なんです!
ということで、そんなオフロードバイクの魅力とおすすめ車種を紹介します。
オフロードバイクの5つの魅力
まずはオフロードバイクの魅力を5つ紹介します。
意外と食わず嫌いな、しかも初心者向けのマシンであることを理解頂けると思います!
軽量で扱いやすい
オフロードバイクはオンロードバイクに比べて、全体的に軽量な作りなっています!
例えば主力の250ccクラスにおいては、車重が120〜140kg程度であることが多く、初心者でも日常の取り回しが非常に楽です。
しかも、車体がスリムでハンドルの切れ角が大きいので、実は街乗りではスクーターに勝るとも劣らない機動力を発揮してくれます。
つまり、オフロードバイクは決して玄人向けのマシンではなく、実は気軽に乗れる日常の足として優秀なマシンです!
未舗装路を走れる
これはもうオフロードバイクの真骨頂ですが、未舗装路を軽々と走ることができます!
最初は誰でも恐怖心を抱きますが、いざダートに入ると想像以上に安定した走りを見せてくれます。
すると今まで見向きもしなかった、ツーリング中に見つけた横道、裏道、それから林道を走る機会が増え、気が付けばバイクで遊べるフィールドが一気に広がっています!
そしてオンロードを走った時に気付くはずです「前より走りが安定している」という事実に(オフを走ると一気に経験値が上がります)
傷が付いてもそれが味
オフロードバイクは多少傷があった方が「こなれてる感」があります。
そもそも未舗装路を走る前提のマシンなので、仮に転ばなくても飛び石などで傷が付くのが当たり前です。
これがオンロードバイクだと心が凹みますが、オフロードバイクなら「まぁいっか」という気持ちになるから不思議なものです。
しかし、だからと言ってさすがに新車を傷付けたら凹むので、初めてのオフロードバイクは中古車がおすすめです(必ず傷があります)
燃費が良い
大半のオフロードバイクは軽量且つ単気筒エンジンを搭載しているので、全体的にオンロードバイクより燃費が良い傾向にあります。
例えば主力の250ccクラスなら、少なくてもリッター30km前後の燃費は余裕で叩き出します!
しかも、オフロードバイクはガソリンタンクがスリムなので、満タンに入れても財布に優しいこともポイントです。
絶対的な航続距離はタンク容量の大きいオンロードバイクに軍配が上がりますが、そもそもオフロードバイクは長距離を走る目的で作られていません。
メンテナンス性が高くパーツが安い
オフロードバイクは構造がシンプルな傾向にあるので、メンテナンス性が高いことが特徴です!
そもそも「オフロードで倒してナンボ」のマシンですので、各種パーツ交換がしやすい造りになっています。
そして、その各種パーツがオンロードバイクのそれに比べて安く、僕の感覚では1/2〜2/3程度の価格であることが多いです。
つまりオフロードバイクは「メンテナンスを学ぶのに最適なマシン」とも言えます。
おすすめのオフロードバイク5選
現行車もしくは絶版車でも中古市場にある程度の玉数がある、おすすめのオフロードバイクを5車種紹介します。
※この記事の中古車の相場などは2022年12月時点の情報を元にしています
YAMAHA:XTZ125
YAMAHAが中国で製造、フィリピンなどの東南アジア圏で販売している原付2種オフローダーが「XTZ125」です(国内では主に中古車が流通)
フロント21インチ×リア18インチのフルサイズのオフロードバイクで、125ccとは思えない車格を誇っています。
しかし、車重が119kgと軽量な作りで扱いやすく、セルスターターとキッススターターをどちらも装備している珍しいマシンでもあります。
YAMAHA TZ125 |
エンジン:空冷4ストロークSOHC単気筒 排気量:124cc シート高:840mm、重量:119kg 車両価格:300,000円前後(中古車相場) |
KAWASAKI:KLX125
国内では2016年まで販売されていた、KAWASAKIの原付2種オフローダーが「KLX125」です。
フロント19インチ×リア16インチとフルサイズの車体ではないですが、その分車重が112kgとかなり軽量で、シート高も830mmとオフ車としては低く抑えられています。
当時のこのクラスとしては珍しいデジタルメーターを採用しており、どちらかと言えば普段使いや街乗りで真価を発揮するマシンです。
KAWASAKI KLX125 |
エンジン:空冷4ストローク単気筒OHCエンジン 排気量:124cc シート高:830mm、重量:112kg 車両価格:400,000円前後(中古車相場) |
YAMAHA:セロー250
オフロードバイク乗り、いや、オンロードバイク乗りでも知らない人の方が珍しい、YAMAHAが誇る名車 of 名車が「セロー250」です。
軽量で扱いやすく、シート高が低くて燃費が良く、メンテナンスがしやすくパーツ代も安い…というまさに「これがオフロードバイクです」という教科書のようなマシンです!
残念ながら2020年のファイナルエディションを最後に、惜しまれつつも生産終了となりましたが、今でも中古市場で人気が高く、新車価格に迫る高額で取引されています。
YAMAHA セロー250 |
エンジン:空冷4ストローク単気筒OHCエンジン 排気量:249cc シート高:830mm、重量:133kg 車両価格:500,000円前後(中古車相場) |
HONDA:CRF250L
今となっては貴重な、新車で買える国産250ccオフローダーが「CRF125L」です。
HONDAが現代の技術で作ったオフロードバイクで、ABSやアシストスリッパークラッチ、LEDのヘッドライトやデジタルメーターなどを装備しています!
シート高が830mmのノーマルモデルと、880mmのCRF250L<s>の2種類が用意されています。
HONDA CRF250L |
エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 排気量:249cc シート高:830mm、重量:140kg 車両価格:599,500円(新車税込価格) |
YAMAHA:テネレ700
ウインドスクリーンとハンドガード付きの大柄な車体、そして700ccという余裕の排気量から「アドベンチャーバイク」かと思いきや、実はピュアなオフロードバイクが「テネレ700」です。
フロント21インチ×リア18インチのフルサイズのオフロードバイクで、極力電子制御を排除した車体構成となっています。
さすがに車重は205kgもありますが、このクラスとしては十分軽量な部類で、ガチなオフロード走行をこなせるスペックを秘めています。
YAMAHA テレネ700 |
エンジン水冷4ストローク直列2気筒 排気量:688cc シート高:875mm、重量:205kg 車両価格:1,287,000円(新車税込価格) |
オフロードバイクはいいぞぉ〜
僕はかれこれ10年以上バイクに乗っていますが、それこそ日本を2周したり海外も走っていますが…ところがオフロードバイクの魅力を知ったのはつい最近です。
正直「なぜもっと早く乗らなかったんだ!?」とシンプルに後悔しています。
軽くて気軽!燃費が良くて傷が付いてもそれが味!メンテナンスを覚えられる、そしてオンロードバイクでは走れない道を走れる!これって控えめに言って最高じゃないですか?
ってことで、オフロードバイクはいいぞぉ〜♪
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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