バイク界隈で最近よく耳にするワード「DCT」どうやらHONDAが世界で初めてバイクに搭載したらしい?
しかし、聞けば「ギアチェンジ不要のオートマチックシステム」らしいけど、ぶっちゃけそれって前からあるよね?
、、、結論から言うと、DCTはスクーター的なオートマチックではなく「オートマチック・ギアチェンジシステム」なんです!
ということで、DCTとは一体何か?そして、DCTを搭載したバイクをまとめて紹介します。
DCTとは?
DCTとは「Dual Clutch Transmission」の略で、ギアチェンジを自動で行う変速システムのことです。
スクーターにおけるオートマチックは「無段変速」つまりはギアチェンジが存在しないシステムですが、あくまでDCTはギアチェンジがあり、それをマシンが自動的に行なってくれるシステムです。
つまりは「オートマチック・ギアチェンジシステム」がDCTであり、それを世界で初めてバイクに搭載したのがHONDAというわけです。
実際、DCTのバイクで走り出すと「ガシャン、ガシャン」ときちんとギアチェンジが行われており、初めてだと不思議な感覚に陥るかもしれません。
DCT搭載車にはクラッチがなく、それに伴いエンストすることがありません。
ライダーがアクセスをひねるだけで「1→2→3…」とバイクが勝手にシフトアップをしてくれて、スピードを落とすとシフトダウンをしてくれます。
つまりはライダーはアクセル操作だけに集中できるので、ライディングに余裕が生まれます。
しかもDCTはチェンジショックがほとんどなく、ライダーがハンドルのボタンで任意にギアチェンジすることもできます(MTモード)
DCT搭載車のある意味最大の特徴は、ビッグスクーターのように「AT限定免許」で乗れることです!
しかもラインアップが年々増えているので、AT限定免許のデメリット「乗れるマシン(主にスクーター)が少ない」が解消しつつあります。
DCT搭載バイク まとめ
2022年9月時点のHONDAのDCT搭載車を全て紹介します。
X-ADV
どちらか言えばマイナーな存在だったDCT搭載車を、一気にメジャークラスへ引き上げたのが「X-ADV」です。
まるでスクーターとスポーツバイクの中間のような独特なデザイン、ガジェットライクなメーターパネル、その気になれば未舗装路も走れるスポークホイール+ブロックパターンのタイヤなど、HONDAの遊び心が満載のマシンです。
X-ADV |
エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 排気量:745cc シート高:790mm、重量:236kg 車両価格:1,320,000円(税込) |
NC750X DCT
教習車に選ばれるほどの抜群の乗りやすさを誇る、人気のミドルクラスアドベンチャーの「NC750X」には、MTモデルとDCTモデルがあります。
ライディングモードセレクトやトラクションコントロールなどの電子制御を導入しており、どんなシチュエーションでもツーリングを楽しめます!
しかもこれだけの機能とDCTを盛り込んで、100万円を切るコストパフォーマンスの高さも魅力のマシンです。
NC750X DCT |
エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 排気量:745cc シート高:800mm、重量:224kg 車両価格:990,000円(税込) |
Rebel1100 DCT
抜群の人気を誇るRebelシリーズのフラグシップモデルが「Rebel1100」で、NC750Xと同じくMTモデルとDCTモデルが用意されています。
ゆったりと走るクルーザーとDCTの組み合わせは相性が良く、もともとの足つきの良さもあって、DCT初心者におすすめのマシンに仕上がっています。
また、クルーズコントロールなどの快適装備も備わっているので、高速道路を駆使したロングツーリングも楽々こなせます。
Rebel1100 DCT |
エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 排気量:1,082cc シート高:700mm、重量:233kg 車両価格:1,210,000円(税込) |
NT1100
Rebel1100やアフリカツインのエンジンをベースとした、スタイリッシュなオンロードスポーツツアラーが「NT1100」です。
MTモデルは用意されておらず、DCTモデルのみを展開しており、HONDAのDCTへの自信が伺えるマシンです!
大型の液晶パネル、ライディングモードセレクト、トラクションコントロール、グリップヒーターなどの各種装備が充実しており、ロングツーリングの強い味方になってくれます。
NT1100 |
エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 排気量:1,082cc シート高:820mm、重量:248kg 車両価格:1,683,000円(税込) |
アフリカツイン DCT
言わずと知れたHONDAのフラグシップアドベンチャーマシン「アフリカツイン」にもDCTモデルが用意されています。
オフロード走行においては、クラッチレスはかなりのアドベンテージとなるので、ライダーはより一層車体コントロールに集中することができます!
ちなみにRebel1100、NT1100、そしてアフリカツインは同じエンジンとフレームをベースとしたバリエーションモデルです。
アフリカツイン DCT |
エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 排気量:1,082cc シート高:830mm、重量:240kg 車両価格:1,749,000円〜(税込) |
ゴールドウイング
1,800ccの水平対向6気筒をエンジンを搭載した、HONDAのグランドツアラー「ゴールドウイング」もDCTモデルのみのラインアップです。
ツーリングに必要な装備、それからライダーの疲労を軽減する装備を「正真正銘、全部盛り込んだマシン」で、車顔負けのラグジュアリーな乗り心地を誇ります。
しかし、300kgオーバーの車重や、専用の駐輪スペースを必要とする大きさなど、決して誰もが気軽に所有できるマシンではありませんが、その分オーナーの優越感は計り知れないものがあります。
ゴールドウイング |
エンジン:水冷4ストロークOHC水平対向6気筒 排気量:1,833cc シート高:745mm、重量:366kg 車両価格:2,948,000円〜(税込) |
DCTを体験してみよう!
DCTを体験したライダーは、皆口を揃えて「DCTって良いじゃん!」と笑顔で答えます。
ギアチェンジは自分でやりたい!それがバイクの楽しみだろ?という人にこそ、ぜひDCTを味わって欲しいです。
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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