本サイトのご利用にあたっては、プライバシーポリシーにご同意いただいたものとさせていただきます。
了承
Moto Connect(モトコネクト)Moto Connect(モトコネクト)Moto Connect(モトコネクト)
  • バイクニュース
    バイクニュースもっと見る
    【DUCATI】スクランブラー「ナイトシフト」に、新たなエメラルドグリーンが登場
    2025年10月1日
    【カワサキ】「MEGURO K3」、カラー&グラフィックを継続し2025年11月1日発売
    2025年10月1日
    【カワサキ】Wブランドのスピリットを継承する「W800」、新たなカラー&グラフィックで2025年11月1日発売
    2025年10月1日
    【カワサキ】「Ninja H2 SX SE」が新しいカラー&グラフィックで登場│2025年11月1日発売
    2025年10月1日
    【ホンダ】純正アクセサリー「“Honda × Kuromi” モンキー125用タンクサイドパネル」を受注期間限定で発売
    2025年10月1日
  • アイテム
    アイテムもっと見る
    ライダー必見!ガレージや部屋に飾りたくなるバイク系インテリア9種31点!
    2025年10月2日
    【クシタニ】防寒テキスタイルジャケット&パンツ、2025-2026FWモデル発売
    2025年9月22日
    【バイク用品】これだけはケチらない!格安パーツの良し悪しを整備士ライダーが解説
    2025年9月17日
    【ベテラン直伝】バイク用品は「コメリ」で買え!ホムセンの「使える」神アイテム5選と「使えない」NG品
    2025年9月13日
    【カワサキ】2025年秋冬カワサキプラザ新作アパレル販売開始!
    2025年9月12日
  • コラム
    • お役立ち
    • 知識
    • まとめ
  • 整備
    整備もっと見る
    【チューブタイヤ交換方法と手順】完全ガイド!整備士ライダーヨシキが解説!
    2025年8月18日
    【本当にあったバイクのヤバい整備ミス10選!】プロが語る失敗とその代償
    2025年6月12日
    冬季にガレージで長期保管されたバイク
    冬眠明けのメンテナンスは?長期保管したバイクの整備項目を紹介
    2025年5月2日
    バイクを調整してみよう!体にマシンを合わせて快適ライディング
    2025年2月26日
    バイクの整備で便利なメンテナンスツール5選!現役整備士がおすすめ
    2025年1月9日
  • 動画
  • ライディング
    • ツーリング
    • テクニック
  • Moto Connectとは?
Search
© 2022 Moto Connect . All Rights Reserved.
閲覧中: 【元車両開発関係者が解説】特殊なフレーム構造のメリットと狙いとは
シェア
通知 もっと見る
フォントリサイザーAa
Moto Connect(モトコネクト)Moto Connect(モトコネクト)
フォントリサイザーAa
  • バイクニュース
  • アイテム
  • コラム
  • 整備
  • 動画
  • ライディング
  • Moto Connectとは?
Search
  • バイクニュース
  • アイテム
  • コラム
    • お役立ち
    • 知識
    • まとめ
  • 整備
  • 動画
  • ライディング
    • ツーリング
    • テクニック
  • Moto Connectとは?
フォローする
  • バイクニュース
  • アイテム
  • コラム
  • 整備
  • 動画
  • ライディング
  • Moto Connectとは?
© 2022 moto-connect.com. All Rights Reserved.
Moto Connect(モトコネクト) > 記事 > コラム > 知識 > 【元車両開発関係者が解説】特殊なフレーム構造のメリットと狙いとは
コラム知識

【元車両開発関係者が解説】特殊なフレーム構造のメリットと狙いとは

NTMworks
最終更新日 2023/09/04 15:55
NTMworks
Published: 2022年4月25日
シェア

バイクのフレームにはいろいろな形式があります。完成車の状態ではそれほど見た目に違いはありませんが、全ての部品を取り外してフレーム単体にすると、その形状は驚くほど個性豊かです。
エンジンの付いた自転車の時代から現代のバイクに至るまで、並べて比べるとその進化が明確に見えて面白いものです。
しかし、その進化の系統から外れたところにあるちょっと変わったフレームもあります。オーソドックスな手法を良しとしない開発者の心意気が強烈な個性を放つ、今回はそんな変り種フレームの一部を解説してみましょう。

目次
  • モノコックフレーム
  • プレスバックボーンフレーム
  • オメガフレーム
  • ピボットレスフレーム
  • フームレス
  • まとめ

モノコックフレーム

まずはモノコックフレーム。特殊な形式の中では比較的耳にすることが多い形式だと思いますが、実はこの形式、定義はかなり曖昧です。
もとはフランス語の造語でひとつの殻(貝殻)、という言葉がモノコックの意味です。これが英語になるとフレームレス、日本語になると応力外皮構造などと呼ばれたりします。言語が変わると微妙に意味が変わってしまうのが定義を難しくしている原因でしょう。

この中で応力外皮構造、外装部品がフレームを兼ねる構造に挑戦したのが79年にWGP500クラスに参戦した HONDA NR500です。楕円ピストンで有名なNRですが、参戦初年度はフレームも革新的なものでした。カウルがフレームを兼ね、エンジンやその他の部品がカウルに直接取り付けられるという驚きの構造です。フレームが存在しないことによって軽量化が可能なことは間違いありませんが、たった1年で通常のフレーム構造に変更されてしまいました。主に整備性が問題となったようですが、冷却性や転倒時の修復などにも問題がありそうですね。

引用元 左:ホンダ公式サイト 右:オートスポーツWEB

右の写真がフレーム単体です。通常のフレームとはかけ離れた形状をしていますね。

この応力外皮構造で最も成功しているのがべスパでしょう。市販車の場合は、フレームが存在しなくなることによるコストダウン、構造の簡素化によるトラブル発生率の低減などがこの構造のメリットです。反面、部品交換による部分的な修理が難しいなど一長一短ではありますが、何十年も独自の信念を貫いているぺスパは凄いですよね。

引用元:Vespa Piaggio Official Website

そしてメーカー自身モノコックとは呼びませんが、応力外皮構造という視点で見ればセミモノコックと言えなくも無いのがホンダのスーパーカブです。最新型は独立したフレームを持つ構造となりましたが、生誕以来永きに渡り、フレーム前半はパイプ構造、後半は外装を兼ねたプレス材のモナカ合わせという構造を採用し続けました。この独自の構造を何十年も前に完成させ、日本を代表する車種に育て上げたホンダは本当に凄いですね。

左 引用:ホンダ公式サイト

ホンダ スーパーカブC100 フレーム単体は右図のような形状です。

また、メーカーがモノコックフレームと公称しているものに、カワサキのZX-12RからZX-14R、ZZR1400と続いたフレームがあります。ただし、このフレームは応力外皮構造ではなく、モノコックの定義をフランス語のひとつの殻という解釈でとらえたものとなります。構造的にはモノコック、形状的に見ればバックボーンフレームと解釈できるフレームです。

引用元:カワサキUK公式サイト

モノコックフレームが構造的に抱える問題点は、軽量、高強度は実現できるのですが、狙い通りのたわみかたを作り出しにくい点です。剛性バランスに重点を置く現在のフレーム開発においては、なかなか採用されにくい形式となっています。

プレスバックボーンフレーム

ホンダがCS90やCL70、SS 、CDなど膨大な車種に採用したプレスバックボーンフレームも、モノコックと言えなくも無い構造です。プレス成型された板材をモナカ合わせに溶接することで構成されるプレスバックボーンフレームは、メーカーはモノコックと呼称してはいませんが、これこそ元となったフランス語、ひとつの殻を正確に体現したモノコックフレームではないでしょうか。

左 引用:ホンダ公式サイト

ホンダ ベンリィ50Sのフレーム単体は右図のような形状です。

オメガフレーム

通常のテレスコピック式ではなく、スイングアーム式のフロントサスペンションを持つ車種に、オメガフレームと呼ばれるフレーム形状が採用されることがあります。
正式にはヤマハGTS1000のフレームの名称ですが、それより以前に市販された、テージ1Dに始まるビモータのテージシリーズなども同様の形状を持ちます。

スイングアーム式のフロントサスペンションを採用することによって、ステムの支持剛性が必要無くなり、フロントサスペンションとリアサスペンション、エンジンを直接結ぶことによって独特のフレーム形状となっています。操舵機能とサスペンション機能が分離した構造であるため、ハンドルの支持部は最低限の強度を確保したサブフレームとなっていることが特徴です。

左:BIMOTA TESI 1D 引用元:ウィキペディア 右:YAMAHA GTS1000 引用元:バイクの系譜

スイングアーム式のフロントサスペンションをもつ車種は、構造が全く違うために通常の車種と乗り味が異なる場合が多く、なかなか受け入れられるのが難しいのが現実です。
バイクメーカーは適切な乗り方のPRまで含めて販売することが必要となるのですが、このあたりが不得意なメーカーが多いことが普及を妨げる要因のひとつともなっています。

ピボットレスフレーム

一見すると普通のフレームに見えますが、フレームにはスイングアームを取り付けるピボットが存在しておらず、エンジンに取り付けられたサブフレームや、エンジンそのものにスイングアームが取り付けられているのがピボットレスフレームです。フレーム剛性とスイングアームの取り付け剛性を分離して設計することができるメリットがあります。一時期はCBR929/954RR、VTR1000F、VFR800Fなど、ホンダが積極的に採用していましたが、現在はほとんど採用されていません。

エンジンを降ろしての修理といった大規模な作業が必要になった際、エンジンからフレームやスイングアームを取り外し、車体をバラバラにする大作業になるという、実は結構バイク屋さん泣かせなフレーム形式です。

CBR954RR 引用元:ホンダ公式サイト

ピボットレスフレームではフレーム自体の長さが短いため、たわむ量を確保することが難しくなります。これがたわませて曲げる考え方が主流の現在では、採用されることが少ない形式になりつつある要因です。

フームレス

特殊もなにも、フレームと呼べるものが存在しないのがフレームレス構造です。

ピボットレスフレームはホンダだけではなく、多くのメーカーが採用してきました。そのメーカーのひとつがドゥカティです。
2009年のMotoGPに登場したデスモセディチGP9は、ピボットレスフレームを極限までコンパクト化した結果、フレームを兼ねたエアクリーナーボックスに、ステムの取り付け基部であるヘッドパイプを一体化してエンジンに取り付けることによって、フレームと呼べる部品が存在しなくなりました。フレームが存在しないわけですから、軽量化には圧倒的な利点がありますが、フレーム剛性のコントロールができなくなります。なにしろフレームが存在しないわけですから。そんなデメリットからMotoGPではすぐに姿を消し、通常のアルミフレームが採用されました。しかし現在でも市販車ではパニガーレV2やスーパーレジェーラV4などにこの構造を発展させたフレームが採用されています。

ドゥカティ デスモセディチGP9 引用元左:motoGP公式サイト 右:NEWS ATLAS

また、フロントにスイングアーム式のサスペンションを採用した車種で、フロントサスペンションとリアサスペンションを別々にエンジンに取り付けることにより、フレームと呼べるものが存在しないELF-eのような車種もありました。しかしこの形式はサスペンション基部の剛性確保が難しく、この問題を解消することがオメガフレームの誕生へとつながっています。

ELF-e 引用元: BAD TOYS FOR SPEED

まとめ

変わったフレームを持つ車種はまだたくさんありますが、今回はこのあたりにしておきましょう。
現在のフレーム開発は、軽量化や高剛性化よりもバランスのよいフレーム剛性が重視されています。

フレーム剛性とは、極論すれば横方向へ可動する基部のヘッドパイプと、縦方向へ可動する基部のスイングアームピボットの位置関係を、どんな状況でどの方向にどれくらい本来の位置からずらすか、ということになります。
そのために縦方向、横方向、ねじり方向の剛性を適度にバランスさせ、狙い通りのずれを作り出しやすいフレーム形式が多数派となっています。

しかし、これまでもフレーム開発のトレンドは変化し続けてきましたから、今後は現在とは求められるものが変わっていくかもしれません。そのときには今までは主流にならなかったフレーム形式が脚光を浴びるかもしれませんし、想像もしなかったフレーム形式が開発されるかもしれません。
フレームを含めたバイクの進化はまだまだ続いています。これからどんな開発のトレンドが生まれ、どんなフレームを持ったバイクが誕生するのか、楽しみで目が離せませんね。

なお、現在主流のアルミフレームと鉄フレームの特徴や、フレームの剛性・しなりといった事はこちらの記事でも説明しています。よろしければ併せてお読みください。

【元車両開発関係者が解説】アルミフレームと鉄フレームのメリット・デメリット

 

2023年09月29日

 

投稿者プロフィール

NTMworks
長年オートバイ業界を裏側から支えてきた、元、車両開発関係者。
バイク便ライダーの経験や、多数のレース参戦経験もあり。

ライダー・設計者、両方の視点を駆使して、メカニズムの解説などを中心に記事を執筆していきます。
実は元、某社のMotoGP用ワークスマシンを組める世界で数人のうちの一人だったりもします。

あなたが乗っているオートバイの開発にも、私が携わっているかもしれませんよ。
最新の投稿

投稿者アーカイブ

  • コラム2024年7月3日【元車両開発関係者が解説】新しいバイクが出来るまで バイクの製造工程を紹介(前編)
  • コラム2023年12月26日【元車両開発関係者が解説】わかれば簡単!?ダンパー迷宮攻略法!
  • コラム2023年10月1日【元車両開発関係者が解説】チェーン!ベルト?シャフト!?バイクの駆動方式の謎を解説します
  • コラム2023年8月1日【元車両開発関係者が解説】納車ってなに?よくわかる「納車警察」撃退法!
タグ:ELF-eNR500オメガフレームテージバックボーンピポットレスフレームフレームフレームレスプレスフレームベスパモノコック
この記事を共有する
Facebook Copy Link Print
ByNTMworks
フォローする。
長年オートバイ業界を裏側から支えてきた、元、車両開発関係者。 バイク便ライダーの経験や、多数のレース参戦経験もあり。 ライダー・設計者、両方の視点を駆使して、メカニズムの解説などを中心に記事を執筆していきます。 実は元、某社のMotoGP用ワークスマシンを組める世界で数人のうちの一人だったりもします。 あなたが乗っているオートバイの開発にも、私が携わっているかもしれませんよ。
前の記事 ホンダの原付代表車種【カブシリーズ全8車種】まとめ
次の記事 一般女子目線で選んだカッコいいバイクウェア【2022春夏】

新着記事

ライダー必見!ガレージや部屋に飾りたくなるバイク系インテリア9種31点!
アイテム コラム まとめ
【DUCATI】スクランブラー「ナイトシフト」に、新たなエメラルドグリーンが登場
バイクニュース トピックス
【カワサキ】「MEGURO K3」、カラー&グラフィックを継続し2025年11月1日発売
バイクニュース トピックス
【カワサキ】Wブランドのスピリットを継承する「W800」、新たなカラー&グラフィックで2025年11月1日発売
バイクニュース トピックス
【カワサキ】「Ninja H2 SX SE」が新しいカラー&グラフィックで登場│2025年11月1日発売
バイクニュース トピックス
【ホンダ】純正アクセサリー「“Honda × Kuromi” モンキー125用タンクサイドパネル」を受注期間限定で発売
バイクニュース カスタム トピックス
【スズキ】新型「DR-Z4S」、「DR-Z4SM」を日本で発売
バイクニュース トピックス
【関東圏 日帰り】10月〜11月が見頃のおすすめ紅葉ツーリングスポット5選
ツーリング

この記事もおすすめ

アイテムまとめ

個性あふれるドッペルギャンガーの魅力とおすすめ商品6選

2021年9月9日
ツーリングまとめ

ビワイチだけじゃない!滋賀県のおすすめツーリングスポット5選

2023年9月30日
おすすめ防寒パンツ
アイテムウェアまとめ

【2023-2024 冬版】最強の防寒パンツはどれだ!選び方&オススメ商品11選

2023年12月20日
コラムお役立ち

【涼しい時間にツーリング】まだまだ暑い初秋までは朝駆けが一番!【早朝レンタルも】

2023年9月5日
コラム

【バイク置き場がありません!】出先でバイク専用駐車場がない時の対処法

2023年6月15日
コラムアイテム

予算1万&3万!初ツーリングに挑む初心者が揃えるべきバイク装備教えます

2024年9月12日
初夏の道の駅で集合した4人のライダーがスマホでバイクナビのルートを打ち合わせている様子
コラムお役立ち知識

バイクナビアプリおすすめ5選|ベテランが教える選び方と使い方

2025年5月1日
コラム

旧車が資産に!? 価格が爆上がり中の名車10選:あのとき買っておけばよかった…

2024年12月15日

人気記事

バイクニュースアイテムウェアトピックス

【クシタニ】「46WORKS」とのコラボ!5つの新作ウェアを発売

2025年9月5日
ツーリング

【関西圏日帰り】難易度別おすすめ峠・ワインディングロード まとめ

2025年9月4日
ツーリング

【日本2周ライダーが厳選】山形県のおすすめグルメ・ツーリングスポット5選

2025年9月15日
ツーリングコラム

ソロツーリングとマスツーリング徹底比較!それぞれの「楽しみ」と「魅力」「メリット」をベテランが解説

2025年9月7日
ツーリング

【関東圏 日帰り】10月〜11月が見頃のおすすめ紅葉ツーリングスポット5選

2025年9月30日
コラムまとめ

【2025年最新版】カッコイイ原付二種が増殖中!【全10台まとめ】

2025年9月11日
メンテナンスアイテムお役立ち

【ベテラン直伝】バイク用品は「コメリ」で買え!ホムセンの「使える」神アイテム5選と「使えない」NG品

2025年9月13日
カスタムアイテム

【予算3万円以内】バイクを“ちょいイジリ”するプチカスタム【10選】

2025年9月9日
バイクニュース-モトコネクト
バイクニュース-モトコネクト
  • バイクニュース
  • アイテム
  • トピックス
  • コラム
  • ウェア
  • 動画
  • ツーリング
  • ライター紹介
  • ライター募集
  • 利用規約
  • お問い合わせ
  • Moto Connectとは?
  • 運営会社
フォローする
© 2022 moto connect. All Rights Reserved.
Welcome Back!

Sign in to your account

Username or Email Address
Password

Lost your password?