冬をバイクのオフシーズンにしてしまうのはもったいない!ライダーたるもの、寒さに負けずに走り続けていたいですよね。
そこでこの記事では「冬でも安心して走れる場所」「冬に走るからこそ最高なツーリングスポット」を全国より紹介していきます。
※冬の気温が低くて雪の多い北海道や東北地方、甲信越地方は今回省略しました。
真冬のツーリング「3つの心得」
防寒対策を万全に
バイクは風をダイレクトに受けるため、風速が1メートル強くなるごとに体感温度も1度ずつ下がります。
特に指先、首元、重ね着の難しい足が冷えやすいことは痛いくらいに分かるのではないでしょうか。余裕があれば、ヒートグリップやインナーなどで防寒を万全に整えましょう。
雪道はできるだけ避ける
バイクでの雪道の走行は危険。始めから雪道だと分かっているなら、ツーリングコースからはできるだけ外しましょう。
「まだそこまで積もってないし…」と走りたくなる気持ちは分かりますが、道路に雪が見えた時点で引き返すことも大事です。
路面凍結に注意
山道などの標高が高い場所は要注意。標高が100m上がるごとに気温は0.6度下がると言われているからです。
したがって、冬場は高い山へのツーリングは避けるのが無難でしょう。なお、気温が−3℃を下回ると路面が凍結する可能性が高いので慎重な走行を。
真冬におすすめ!全国のツーリングスポット
ここからは、真冬でも走りたいライダーにおすすめのツーリングスポットを紹介します。第一は安全。その上で、各地の観光スポットやグルメなどを堪能してくださいね。
関東:江の島(神奈川県)
関東なら、湘南のシーサイドツーリングがおすすめです。
江ノ島から東へ国道134号線を走り、鎌倉や三浦半島へ行けば観光スポットも!
海沿いのライディングを楽しみつつ、バイクを停めて日本三大弁財天を奉っている江島神社や展望台があります。
冬はイルミネーションを見ながらのツーリングを楽しめるのも、江の島の冬の醍醐味といえるでしょう。
おすすめグルメ:しらす問屋とびっちょ 江の島弁財天仲見世通り店
引用元:公式サイト
ワンランク上の海の幸に舌鼓!名物しらす丼を目当てに行列ができるほどの人気店です。
並ぶ価値は充分なので、ぜひツーリングで立ち寄りたい!
関東:房総フラワーライン(千葉県)
南房総のツーリングロードといえば、館山市から洲崎・野島崎を継ぐ「房総フラワーライン」。千葉県の房総半島の南部にある約46kmの道路です。
沿道には四季折々の花で彩られ、潮風を感じながら海岸線に沿って走れる絶景スポットともいえます。1月~春頃は、菜の花とマリーゴールドが見頃です。
おすすめ観光地:渚の駅たてやま
引用元:公式サイト
館山の人気観光スポット「渚の駅たてやま」は、さかなクンのイラストが目印。水槽を遊々と泳ぐ魚を見られる「海辺の広場」や展望デッキなど、ツーリングで疲れた体と心を癒やすのにぴったりです。
関東:西伊豆スカイライン(静岡県)
静岡県道18号修善寺戸田線の戸田峠から南へ伸び、国道136号の土肥峠の西伊豆の山稜を走る延長約10.8kmの山岳観光道路。
交通量が非常に少なく、絶景を拝みながらワインディングできる穴場スポット。真冬とはいえ、比較的気温の高い日のツーリングがおすすめです。
おすすめ休憩スポット:戸田駐車場
標高880m。達磨山の山頂近くにある戸田駐車場では、遠くにそびえ立つ富士山と、眼下に広がる駿河湾を何も遮らない絶景が眺められます。
休憩も兼ねて、ぜひこの美しい景観をカメラにおさめましょう。
所在地 〒410-3402 静岡県沼津市戸田
駐車場 10台程度
公式サイト なし
関西:淡路島 国道28号線沿い(兵庫県)
冬でも比較的温暖な淡路島はツーリングもさかん。125cc以下のバイクであれば、大阪や兵庫からは高速旅客フェリーの「淡路島ジェノバライン」を利用しましょう(荷重制限に注意)。
海沿いにぐるりと道路が周回していることから、バイクで一周するだけでも価値アリ。
ヤシの木の立ち並ぶ海沿いの国道28号線は、交通量こそ多いものの爽快なライディングロードとして人気です(私が走った頃には例の観音様がまだありました…遠い日の思い出です)。
国道28号線の果てにある「道の駅あわじ」は、トイレ休憩や食事を兼ねてぜひ立ち寄っておきましょう。
おすすめ観光スポット:灘黒岩水仙郷
1月中旬には水仙が咲き乱れる海沿いの絶景スポット。満開時には約500万本もの水仙に出会えます。
かつて私がツーリングに訪れた時はここには書けないような下ネタ博物館「謎のパラダイス」なるものがあったんですが、今はバイカーの心を癒やす極楽のような場所に様変わりしましたね。
所在地 〒656-0551 兵庫県南あわじ市灘黒岩2
TEL 0799-56-0720
アクセス 国道28号 と 県道76号 経由で41.7kmほか ※有料区間有り
公式サイト https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/suisenkyou/
中国:岡山ブルーライン(岡山県)
引用元:Wikipedia
区間距離約32.4㎞の、岡山市東区と備前市を結ぶ県道397号の通称(04年に無料化)。
岡山市側からは、君津ICから接続。水田の広がるのどかな風景が続きます。さらに行くと、ヘアピンやアップダウンなど変化に富んだワインディングロードに変わり、寒さを突っ切って気持ちよく走れるはずです。
西側からは一直線の平野、東側からはカーブの多い山がちな道(私は備前市方向へ向かう西側スタートが好き)。
交通量はやや多いですが、混雑はしていないのでスイスイと快走できるでしょう。
おすすめ休憩スポット:道の駅 一本松展望園
引用元:公式サイト
瀬戸内海の多島美が臨める絶景で、ミニSLが走る珍しい道の駅。
ミニ鉄道公園を散策しながら休憩しましょう!レストランや農産物の直売コーナーも充実しています。
四国:足摺サニーロード(高知県)
年間を通して気候の温暖な四国は、冬でもツーリングを楽しめる場所がたくさんあります。
四国の最南端「足摺岬」を周遊できる国道321(サニイ)号は足摺サニーロードと呼ばれ、四国有数のバイク乗りの聖地です。
潮風と海を感じながら、爽快に走れる冬のおすすめツーリングスポット。
おすすめ寄り道スポット:足摺岬
冬に行くと海辺に咲く椿が可愛く花を咲かせています。
国内最大級の灯台のひとつ「足摺岬灯台」も必見。大正時代から海を行き来する船を見守り続けてきた岬のシンボルで、寒空にりんと立つその姿はムード満点です。
ジョン万次郎の像もぜひ写真に納めて帰りましょう。
所在地 高知県土佐清水市足摺岬1349(足摺岬観光案内所)
TEL 0880-82-1212
アクセス 土佐清水市役所より約15km
公式サイト https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_ashizurimisaki.html
まとめ
冬でも天候と気温が許せば、できるだけバイクに乗りたいもの。
各地の温泉やグルメを堪能するなど、冬だからこそ味わえる目的があれば寒い道中もライディングを楽しめるでしょう。
一方で路面凍結や雪など、冬のツーリングは危険を伴うもの。天気予報や道路情報をこまめにチェックし、無理をせず正しい判断をすることが大切です。
投稿者プロフィール
- 愛媛県今治市在住のママライダー。フリーランスのWEBライターです。主に文章を書き、趣味でイラストを描いてます。CB400SSに10年乗ったのち、2023年秋よりHONDAのグロムに乗り換え。田舎の下道や海沿いを、気の向くままにのんびり走るソロツーリングを好みます。地図と数字と冬が苦手。好きなのは旅、東京、コーヒー。初心者や女性ライダーさんに優しい記事をお届けできればと思います。
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