あれ?このバイクどっかで見たことあるな。でもメーカー違うし…?
っていうそっくりなバイクありますよね。今日はそんなバイクたちを探してみました。
世の中には、まるで双子かのようにそっくりなバイクが存在します。特に知識がなければパッと見ただけではわからないほどに!
今回はその中から5組のそっくりさんをご紹介していきます。
ホンダ|スーパーカブのそっくりさん
ホンダのスーパーカブは、1958年の発売以来、世界中で愛され続けている象徴的なバイクです。
そのシンプルで実用的なデザインは、時代や国境を超えて多くの人々に支持されています。
スーパーカブは、信頼性の高いエンジンと燃費の良さで知られており、都市部での通勤や短距離の移動に最適なバイクです。
そんな世界中で愛されるスーパーカブには、各社からそっくりさんが発売されました。
1973年にスーパーフリーF50/80の後継モデルとしてスズキが製造開始したビジネス用バイク【バーディー】と、1960年代半ばに発売され、親しみやすいコマーシャルソングが特徴的だったヤマハの【メイト】をご紹介します。
スズキ|バーディ
【バーディー】の車名の由来は英語の「小鳥」に由来し、街に住み着く小鳥のように生活の場に適した愛されるバイクとして命名されました。
1983年に、50ccではスズキ初となる4サイクルエンジンを搭載し、低燃費と静粛性を追求。
優れた乗り心地や操縦安定性も実現したビジネスバイクとして開発され、マイナーチェンジでフューエルインジェクションを採用した2009年モデルが最終モデルとなりました。
ヤマハ|メイト
メイトは、ヤマハが1965年から2008年まで製造販売したアンダーボーンフレームのビジネスバイクです。
ヤマハはペットネームを一般公募するキャンペーンを国内外で展開し、21万5,000通の応募があり、最終候補の中から、和歌山市在住の会社員男性が応募した「メイト」(Mate)に決定。
CMソング「ヤマハメイトの唄」や山口県徳山市立動物園で収録したチンパンジーが運転するテレビCMでも広く知られ、40年あまりにわたってヤマハを代表するモデルのひとつとなりました。
メイトのCMソングは有名な作曲家に委嘱したものの、1番をつくる予算しかなく、宣伝担当のスタッフが広告会社と相談して2、3番の歌詞をつくったというエピソードも残っています。
ホンダ|ハンターカブのそっくりさん
ホンダのハンターカブ(CT125)は、2020年6月に発売された原付2種のレジャーバイク。
ベース車両のスーパーカブC125から、不整地路の走行にも対応するために、C125のフレームに対し、ヘッドパイプの補強やリアアームの延長などを施してあります。
カブシリーズの特徴である4段リターン式なので、クラッチ操作要らずで初心者も扱いやすいバイクです。
ヤマハ|PG-1
タイヤマハで発売されている【PG-1】は、2023年11月にタイ市場で発表されたレジャーバイクです。日本では未発売ですが一部で取り扱っているショップもあります。
タイでは64,900バーツ(269,390.83 円 1バーツ=4.15円換算)で、国内で取扱いのあるショップでは支払い総額40万円弱で購入可能。
ハンターカブとクロスカブの中間といったデザインです。排気量も114ccと、クロスカブの110cc、ハンターカブの123ccの中間。
ホンダ|CBR250RRのそっくりさん
圧倒的なかっこよさを誇るホンダの『250ccスーパースポーツ』それがCBR250RRです。
13,500回転で41馬力ものパワーを捻り出す高回転型のエンジンで、サーキットに持ち込めば250ccとは思えない速度を出すこともできます。
アシスト&スリッパークラッチが標準装備で、クラッチレバー操作荷重の軽減に貢献するとともに、シフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを軽減。
オプションでアップ/ダウン対応クイックシフターも用意されています。
ホンダが作り込んできたバイクとあって価格は税込869,000円と高め。
シート高790㎜で、車重168kgと足つき良好で軽量なため女性ライダーにもおすすめのバイクです。
GPX|Demon GR200R
『CBR250RRのデザインはかっこいいけど、高いし、パワーがありすぎて扱いきれるかどうか不安!』という方は、GPXの【Demon GR200R】はいかがでしょうか?
タイのバイクメーカーであるGPXが発売する【Demon GR200R】は、198ccの水冷4ストローク単気筒SOHCエンジンを搭載したフルカウルスポーツモデルとして、2020年に登場しました。
見間違えるほどのそっくりさんではないですが、CBR250RRに近しいかっこいいデザインだと個人的には感じます。
最高出力は14.3 kw(19.4PS) @ 9,000 rpm、最大トルクは17.5 Nm @ 7,500 rpmと、CBR250RRよりも扱いやすいスペックです。
シート高は815㎜と高めですが、月木レーシングから発売されているローダウンキットを装着すれば785㎜まで下げることができます。
メーカー希望小売価格は、税込み539,000円です。
ヤマハ|TMAX560のそっくりさん
TMAX560は、2020年の新型モデルとして、EICMA2019(ミラノショー)で発表。
2001年にTMAX(500)として登場し、2013年にTMAX530になり、シリーズ20年目の2020年に、さらにプラス30ccの排気量アップとなりました。
グリップヒーターやメインシートヒーター、電動スクリーン、クルーズコントロールなどを標準装備した上級仕様モデル【TMAX560 Tech MAX】も用意されています。
価格は、通常モデルの【TMAX560 ABS】が1,408,000円、上級モデルの【TMAX560 Tech MAX ABS】が1,600,500円です。
キムコ|AK550
キムコは台湾のバイクメーカーで、【AK550】はキムコの誕生50周年を記念して開発されました。
倒立式フロントフォークにラジアルマウントされたブレンボキャリパーをダブルで装備。コーナリング中の機敏性と安定性を維持し、必要な時にいつでも高い制動力を発揮します。
スマートメーター【Noodoe】を搭載しており、スマートフォンと接続することで、メーターデザインのカスタマイズはもちろん、天気予報などの情報や停車時にはSNSの更新情報などをリアルタイムで確認可能。
また、最後にエンジンを切って駐車をした場所を自動で記憶する「ファインドマイライドシステム」やNoodoe搭載車同士でリンクすることで、ツーリング時にそれぞれの走行位置を容易に把握することもできます。
すでに生産終了となっていますが、メーカー希望小売価格は1,100,000円でした。
DUCATI|916のそっくりさん
ドゥカティ916が誕生したのは1993年で、イタリアのオートバイ設計者であるマッシモ・タンブリーニの最も有名な作品です。
2014年に発行された『Motorcycle News magazine』で「過去50年間で最も美しいバイク」と評されました。
マッシモ・タンブリーニは、1973年に同僚のビアンキやモーリとともにビモータを共同設立し、タンブリーニが1983年にカジバに移るまでの全ビモータ車両は彼の設計です。
カジバに移籍した後、当時その傘下であったドゥカティやモト・モリーニ、MVアグスタなどの車両も設計しています。
CAGIVA|MITO125
CAGIVA(カジバ)はイタリアのオートバイメーカーで、1978年にカスティリオーニ兄弟によって設立されました。
CAGIVAの名前は創業家の名前「Castiglioni Giovanni Varese」の頭文字を取って名付けられています。
CAGIVAは他のオートバイブランドの買収で知られており、特に1985年にはドゥカティを買収。その後もMVアグスタやフサベルといったブランドを傘下に収めました。
そんなCAGIVAから発売されていたMITOは1989年に誕生。イタリア語で「神話」という意味を持ち、その名の通り、125ccクラスでは伝説的な存在でした。
1983年に移籍してきたマッシモ・タンブリーニによって1994年モデルがデザインされています。同じ人のデザインなのでDUCATI 916と見た目がそっくりなんですね。
まとめ
今回は見た目がそっくりなバイクを5組11車種ご紹介してきました。
バイク乗りの私達には見分けがついても、バイクに乗っていない方々にはおなじに見えるかもしれませんね。
他にもそっくりなバイクはたくさんあると思いますので、街なかで見かけたらぜひ調べてみてください!
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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