春の足音が近づいてきましたね!冬眠中のライダーさんも、ウズウズし始めているのではないでしょうか。
春のツーリングといえば桜は外せませんが、愛車と桜をいっしょに撮りたいとき、他のグループやライダーがいると、焦ってうまく撮れないことってありませんか?
関西のどこかで、ゆっくり桜と愛車を撮影できる場所はないのでしょうか。
そこでこの記事では、関西に生まれ、関西で育ち、関西をバイクで走り回っていると気づけば全国を走り回っていたカゲモトが、京都府、兵庫県、奈良県の桜と愛車をゆっくり撮影できる穴場スポットと、ツーリングに欠かせない!近所のおいしいごはん屋さんをまとめてご紹介します。
この記事を読むだけで、桜見ツーリングのプランが完成してしまうので関西ライダーは必見です!
ぜひ、最後までお付き合いください。
「桜と写真を撮りたい」「旨いランチを食べたい」その欲望、叶えます
桜の名所として知られている場所は、観光地化していて愛車との撮影はむずかしいことが多いです。
そこで私が注目したのは、道ばたにある桜。
日ごろから木や立地をチェックしておき、春の桜ツーリングに向けてストックしています。
さすがに桜の名所ほどのインパクトはありませんが、ゆっくりと観賞や撮影ができるので私は大好きです。
そして、ツーリングではおいしいランチも大事ですよね。
「食欲の春」なんて言葉があるのかは知りませんが、春だってお腹は減るしおいしいものを食べたい!
ということで今回は、私が見つけた穴場な桜スポットとオススメのランチをセットにして京都府、兵庫県、奈良県の3ヵ所からご紹介します。
京都府|春の手打ちそばそばプラン
まずご紹介したいのは、大阪からもアクセスがしやすい京都府亀岡市の田園のど真ん中にある桜並木です。
そして、京都といえば、日本の伝統と文化が息づいていて和を感じる街。
ランチは風情のあるお店で手打ちそばはいかがでしょうか。
本梅川桜並木
本梅川桜並木は田園のど真ん中にあるので、周りに建物が少ないのがポイント。
愛車も桜も映えるので、とてもお気に入りのスポットです。
夏はご覧のようにただの並木ですが、これはこれでみずみずしくてイイ感じ。
近くにトイレなどはありませんが、バイクで3分ほどの場所にコンビニがあります。
隣接する田んぼでは作業をされているので、交通の妨げにならないように気をつけて撮影しましょう。
「いし田」で釜炊きご飯と手打ちそばに舌つづみ
寄り道せず17kmほど走ると「いし田」に到着します。
お店は味のある古民家なので、田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たような気分になります。
店内はアットホームな雰囲気で、表の看板に書いてある「ゆっくりくつろげるお店」に偽りはありません。
メニューはおそば単品と、ごはんと小鉢などがつく定食があります。
手打ちのおそばはツルツルしてのど越しが良く、そばの香りが優しく広がります。
おつゆも優しい味付けで出汁をしっかり感じました。
ご飯は自家栽培の釜炊き。
粒がしっかりしていてモチモチ!オコゲの香ばしさが良いアクセントになっています。
天ぷら、だし巻き玉子、小鉢、お漬物、どれもおいしくてペロッと完食できました。
ちなみに、生そばやお米はお土産として購入することも可能です。
現在は完全予約制なので、事前に電話予約が必要になりました。
いし田の店舗情報
電話番号 | 0771-27-2092 |
予 約 | 完全予約制 |
営業時間 | 平日 11:30~13:00 土日祝 11:00~13:00 ※おそばがなくなりしだい終了 |
定 休 日 | 月~木曜日 |
兵庫県|春の贅沢ハンバーガープラン
兵庫県で桜を楽しむなら、丹波篠山市の周辺が間違いありませんが、ご紹介するのは丹波篠山市より西にある丹波市。
気づけば桜が散ってしまっていた!そんな時には丹波市のここなら間に合うかもしれません。
ランチはツーリングめしの定番、かぶりつく系のハンバーガーです。
鴨庄川の桜堤
兵庫県道59号線と鴨庄川が交差するあたりには、4月中頃から八重桜が咲き始めます。
国道173号線と176号線を結ぶ区間は信号も交通量も少なく、走っていて気持ちがイイ快走路!
ただし、国道173号線と23号線を結ぶ区間は、道幅が狭くて急カーブが多いので注意してください。
「市島製パン研究所」で絶品ハンバーガーにかぶりつく
鴨庄川の桜堤から西へ1.5km進むと、右手に大きな看板と看板羊のHey Heyが見えてきます。
市島製パン研究所は古民家を改装していて、店内はかなりオシャレです。
レジ横のレトロなショーケースの中にはテイクアウトもできるパンが並んでいます。
私はソーセージデニッシュと牛すじカレーパンを買って帰りました。
オススメのハンバーガーは、アメリカの3大BBQ料理のひとつ「プルドポーク」がどーんと乗ったプルドポークチーズバーガーです。
バンズは外がカリッとしていて、中はモチモチで香ばしさと少し甘みを感じます。
主役のパティは粗目のミンチで肉汁が溢れはしませんが、パサついておらず肉肉しくておいしい。
気になるプルドポークはやや水気が少なく感じますが、スパイスが効いていてGood!
サラダとフライドポテトが付いたコンボセットやドリンクセットがあるので、大満足のボリュームです。
テイクアウトも可能なので、近くの公園でピクニックをしてもいいですね。
市島製パン研究所の店舗情報
電話番号 | 0795-85-2520 |
予 約 | テイクアウトは可能 |
営業時間 | ベーカリー 9:00~16:00 カフェ 11:00~16:00 (L.O. 15:00) |
定 休 日 | 日~水曜日 |
奈良県|春の柿の葉寿司プラン
最後は奈良県、ゼッタイに満開を狙い人にはオススメのスポットです。
ランチは奈良県の郷土料理、柿の葉寿司をご紹介するんですが、もちろんただの柿の葉寿司ではありません。
あきつの小野公園と周辺の桜並木
あきつの小野公園は万葉集にも登場し、 春はソメイヨシノ、枝垂れ桜、八重桜が咲き乱れます。
意外と人は少なめなので、ヘルメットをかぶっていても怪しまれることはありません。
ゼッタイに満開を狙いたい人にオススメする理由は、あきつの小野公園にはライブカメラが設置されています!
いつでも開花状況をチェックできるので、まだツボミだった・・・なんてことはありません。
園内の遊歩道を少し歩けば、迫力のある「蜻蛉(せいれい)の滝」を見ることができます。
とはいえ、あきつの小野公園でバイクと桜をいっしょに撮るのは難しいので、撮影に向いている周辺の名もない並木道たちをご紹介しましょう。
吉野川の桜並木
ひとつ目は、あきつの小野公園から西へ2.6kmの地点にある、ひっそりとした桜並木。
この道は本線ではないので交通量はほとんどなく、広い駐車スペースもあって、じっくりと撮影が可能。
山の影に入りやすいので、時間や天気によって雰囲気がコロッと変わって面白い場所です。
津風呂湖の桜並木
もうひとつは、あきつの小野公園から北へ8.4kmの地点、津風呂湖周辺にある桜並木。
レジャースポットとしても人気のある津風呂湖は桜並木もきれいです。
桜の花もきれいですが、苔むした木の幹も味わい深く、歴史を感じます。
津風呂湖沿いの奈良県道256号線は道幅が狭く苔も多いので、引き返してもいいかもしれません。
道が少し狭く田畑もあるので、交通の妨げにならないように気をつけて撮影しましょう。
「大滝茶屋」の映えすぎる柿の葉寿司でピクニック
大滝茶屋は初めて柿の葉寿司を販売した元祖のお店といわれていて、今も昔ながらの製法で一つ一つ手作りされています。
場所はあきつの小野公園のすぐ近くで、距離にして1.7km。
現在は、店内での飲食は休止されているので、ピクニックができる公園から近いのはうれしいですね。
お寿司は鯖か鮭、鮭鯖半々から選ぶことができるので悩む必要はありません。
容器はリーズナブルなパック入りのほか、贈り物向けの折箱入りもあるのでお土産に最適です。
ピクニックにぴったりな、あきつの小野公園に戻ってまいりました。
パックにきれいに収まった紅葉した柿の葉寿司が映えます!
大滝茶屋の鯖寿司は少し変わっていて、鯖は酢ではなく塩で〆ています。
お店のある川上村では昔から塩で〆るのが定番なんだそう。
柿の葉に包まれたお寿司は、鯖も鮭も臭みはなく、しゃりは口の中でほどける絶妙な握り?具合。
サイズは大きすぎずちょうどいいので、パクパクと手が止まりません。
注意したいのは、大滝茶屋は12月初旬から3月中旬まで冬季休業。
そして、紅葉した柿の葉寿司が食べられるのは秋ごろですが、休業明けすぐなら桜と紅葉をまとめて楽しむことができるかもしれません。
大滝茶屋の店舗情報
電話番号 | 0746-53-2350 |
予 約 | 可能 |
営業時間 | 9:00~18:00(なくなり次第、販売終了) |
定 休 日 | 毎週水曜日 冬季(12月初旬~3月中旬) |
まとめ
今回は、桜と愛車をゆっくり撮影できる穴場スポットと、周辺のおいしいごはん屋さんをまとめてご紹介しました。
有名な桜スポットも華やかで良いのですが、ご紹介した穴場の桜スポットは、ゆっくりした時間が流れ落ち着いているので、思うままに楽しむことができます。
時間を忘れて桜を眺めたり、愛車と一緒に写真を撮ったり、小春日和にはピクニックもオススメです。
ご紹介した3つのプランが、ツーリングのヒントになればうれしく思います。
ではまた!
投稿者プロフィール
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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
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