こんにちは。日本一周バイク旅の体験記を発信しているこつぶです。
今回は、旅に出発してから29〜31日目の山形県の記録です。
前回の旅の記事はこちら↓
新潟県を抜け、いよいよ東北エリアへやってきました。
九州民にはなかなか行く機会の無い地域にワクワクです。
ライダーの聖地!總宮神社

ここで訪れたのはバイク神社。
全国に、オートバイにまつわる神社はたくさんありますが、東日本は「バイク神社」、西日本は「オートバイ神社」と名称が異なり、それぞれ流派のようなものが違うようです。
今回は初めての「バイク神社」

残念ながらこの日は臨時休業で社務所は空いていませんでした。
しかし、境内をざっと見渡すだけですごい光景が目に入ります!

・・・刀が祀られています!!!

御神酒はもちろん「刀」
そして漫画「キリン」も置いてありました。
バイク乗りには面白いですが、一般参拝客の方からしたら、癖が強い・・・!
他にも、参拝記念のプラカードが自由に使っていいように置いてあったり、無料の麦茶が置いてあったり・・・
とにかくライダーに優しい仕様となっていました。
これはぜひ宮司さんがいるときに訪れたい!
ここで1人で記念撮影をしていると、優しい地元ライダーさんが「写真撮りますよ」と話しかけてくれました。
しかし、大変申し訳ないのですが、、、何を言っているか全くわからず、ただただ訛りが可愛いっ!!と感動しながらお話ししていました。
九州民には絶対に聞き取れない、耳慣れない訛り。
山形弁というのか定かではありませんが、東北に来た実感が猛烈に湧いた瞬間でした。
▼總宮神社の公式サイトはこちら
https://www.sohmiya.org/
トトロの森展望台

ここはネットで調べてたどり着いたマイナースポットです。
農地の真ん中にぽつんとある木のシルエット。
確かにトトロだ。

手作り感満載の展望台の周りは一面畑です。
周辺で農作業をしていたおじいちゃんたちが話しかけてくれました。
ここでも、強烈な訛りが・・・!
トトロシルエットのまるっとしたフォルムもさる事ながら、地元のおじいちゃんもかわいすぎます。
笑点Tシャツのセンスがおもしろく和んだので、一緒に記念撮影をしてもらいました。

米沢の田んぼアート

前日の夜、道の駅米沢の休憩室で近辺の観光地情報をなんとなく眺めていると目に入った、田んぼアートの文字。
予定にはなかったのですが、気になったので朝イチで行ってみました。
油断していると見逃してしまいそうな、何も無いところに突然展望台が現れます。
田んぼアートは初めてみたのですが、こんなに大きく正確にイラストが表現されているのかと驚きました。
米沢牛イラストがかわいい!
蔵王エコーライン、御釜
山形県上山市と宮城県蔵王町をつないで蔵王連峰を越える、全長約26kmの山岳道路「蔵王エコーライン」
ここは東北ツーリングの目玉とも言える定番絶景スポットではないでしょうか。
ここだけは、絶対に晴れた景色を見たい!と、祈りながら登りましたが・・・

残念ながら山頂付近は真っ白な世界でした。
ほんのちょっと下は晴れてるのに・・・
東北の山々は九州に比べて標高が高く、地上から見上げた時に「まさかあの雲まで登りはしないだろ」なんて思って走りだすと、本当に雲の中に入ってしまうことが多々あります。
蔵王では、御釜を見るのを楽しみにしていて、一瞬でもガスが晴れないかと粘ってみましたが、晴れる気配はありませんでした。

しかし今回は山形側からの走行。
蔵王エコーラインは宮城側に見所や広い峠道が多いとのことなので、必ず後日、宮城編にてリベンジすることを誓いました。
大自然をツーリングするライダーはほとんどの人が経験するであろう「霧による大敗北」を、この旅で初めて味わったのでした。
垂水遺跡

こんな不思議な洞穴の写真に魅せられて訪れた山寺の千手院。
ざっくり云うとここは超神秘的な修行宿跡です。
あまり宗教的な場所や歴史建造物に強い関心は無いのですが、この写真に絶景ライダー心をくすぐられ、よく調べもせず現地へ向かってしまいました・・・
神社の鳥居の前のスペースにバイクを置き、ちょっとした散策で見れると聞いていたのですが、これがとんでもなくきつい道のりだったのです。
登山口の神社の鳥居脇の看板には、少し面白いジンクスが書いてありました。

看板を見て、周りに人がいないことを確認し・・・
書いてある通りに左の柱に抱きついて「ついてる」10回!唱えました!
金運アップだ!!!!

鳥居をくぐるとすぐ線路というのも面白い光景です。
普段、街中で暮らしていると、遮断機のある踏切しか渡る機会がないので、なんだか線路に侵入しているような気分になって不思議な気持ちでした。

そんな最初のユニークな景色を後に、意気揚々と入山したこつぶ。
しかしここからは、舗装されてない狭い薮道をひたすら登り、大量の藪蚊に終始まとわりつかれ、餌食にならないように30度越えの気温の中長袖フードを被りノンストップで登り続けるという地獄の行程でした。
やっとたどり着いた垂水遺跡はとても神秘的なものでした。

普通こんなところに人は来ないであろう場所を歩き続けただけに、さらにそう感じさせたのかもしれません。
昔の人がたどり着いたらそりゃあここに何かしらの神様がいるって思うだろうな・・・
下山してからは、今までにないくらい身体が疲れきっていて「これはほんとに熱中症になる!」という危機感を初めて感じました。
これまでもっときつい登山をしていたはずですが、高所で涼しい山を心構えをして登っていたので、想定外に暑い中激しく運動することになるときつさのレベルが違いました。

バイク移動だと、降りてから快適に過ごせるような持ち物を準備することもなかなかないと思うので、ツーリング先のスポットはどんな場所なのか、よく調べてから向かうようにしましょう。
チェリーランド寒河江

山形といえばさくらんぼですよね!
絶対にさくらんぼ系の名物を食べると決めていたので、さくらんぼで有名な寒河江地区の道の駅へ向かいました。
おいしいと評判のジェラートを食べました。
さくらんぼ味と、お米味!。山形名物2大巨塔です。

さくらんぼはもちろんですが、お米味の美味しさに驚きでした。
つぶつぶが入っていて新食感です。
ここはぜひまた食べに訪れたい休憩スポットです。
垂水遺跡の登山でヘトヘトになり、1度腰を降ろすと動けなかったので、このまま近くのキャンプ場へ行くことにしました。
東北に入ってから、安くて豪華な施設が増え始めて旅が快適になってきました。
銀山温泉
バイクを降りて情緒ある町並みをゆっくり歩こう

さあ、山形ツーリングも3日目。
この日はとても風情のあるお洒落な温泉街からスタートです。
まさしく映えな町の風景。
ここは宿が立ち並ぶ温泉街なので、基本的には宿泊者のための駐車場がほとんどで、街並みの近くに車やバイクを止める場所が少なく、探すのに難儀するかもしれません。
ぜひ事前に予約や下調べをしてから行ってください。
私は何も調べず突撃したため、駐車場探しにかなり苦労しました。
困っているところを、近くの旅館の駐車場係の方が声をかけてくれて、散策の間、特別に置かせてもらうことに。
「自分もバイクに乗ってるから大変なのわかるよ」
「バイク乗りはバイク乗りに優しいからね」
と、親切にしていただいた出来事はとても心に残っています。
素敵な温泉街を散策し、素敵なカフェに入ります。

朝からケーキセットで温泉街を眺めながらホッと一息・・・
出発してから1番贅沢な時間を過ごしたのでした。
スタジオセディック庄内オープンセット

山形ツーリング最後に訪れた場所は、少しマニアックなこちら。
映画の撮影のために建てられたセットをそのまま保存して一般公開している撮影所です。
月山山麓に位置する88ヘクタール(26万4千坪)という広大な敷地をもつオープンセットで、数々の映画やテレビドラマ等の撮影を行っています。
広大な敷地にそれぞれ農村エリア、漁村エリア、江戸の街並みエリア、などものすごいクオリティのセットが組まれていました。

ここはわざわざバイクで訪れる必要はない施設ではありますが、個人的に好きな作品の聖地であったので、東北旅の思い出として行ってみました。
映画好き(特に歴史物)なライダーさんなら楽しめるかと思います。
バイクで行く際は、敷地入り口から駐車場までの長い坂道と深砂利に気をつけてください。
しっかりコケました・・・

スタジオセディックの敷地は往復4キロもあるので、中はバスで移動します。
この日は私以外お客さんがおらず、バスは貸切、運転手さんが私専用ガイドさん模様になっていてラッキー(?)
ここにきた大きな目的は勇者ヨシヒコの聖地巡礼です!
ほとんどがこの中で撮影されたのだそうです。
「何を見に来たの」とスタッフさんに尋ねられ、ヨシヒコと答えると、特製ヨシヒコ巡礼マップを渡されました。
この施設の中でも特に人気のある作品のようです。

1作品だけではなく、さまざまな映画作品で使い回されているので、好きな作品が被っていたら、一度にたくさん聖地巡礼ができます(お得!?)
セットのクオリティはかなり高く、表だけのハリボテもあれば実際に武家屋敷が一見ちゃんとつくられて建てられていたりもします。
大本命のヨシヒコたちのお墓エリアは大満足でした!

そしてこちらの立派な武家屋敷の中庭・・・
なんだか見た事があるなと思ったら、実写版るろうに剣心で使われた場所でした。

お客さんが誰もいないのをいいことに、ひとりるろ剣ごっこをして思う存分遊んだのは秘密です・・・

気づけば3時間くらいたっていて、とても楽しめる施設でした!
▼スタジオセディック庄内オープンセットの公式サイトはこちら
https://openset.s-sedic.jp/
最後に

以上、山形での3日間のバイク旅ルートでした。
東北からは、人生で初めて訪れる場所の連続で、バイクで走っても、バイクを降りてからも、終始ワクワクしていました。
それが故に下調べが足りず時間や体力を使ってしまったり、コケてしまったり、気が抜けてしまう場面も増えてきました。
皆さんも長旅の際、行きたい場所がしっかり決まっているときは、事前に準備や下調べをしっかりして出発してください!
そして思い切り楽しみましょう!
もうすぐ夏本番がやってきます。この体験記はまさに夏真っ只中のバイク旅。
まだ状況は良くないですが、私の文章や写真で少しでも旅気分を味わっていただければ幸いです。
さて、聖地巡礼を済ませたこつぶは次にどこへ向かうのか・・・?
日本一周東日本編、次回もお楽しみに!
※日本一周 西日本編の様子はYouTube動画でアップしています!https://www.youtube.com/channel/UCX23v0voDwuLdlF7kNbfZFA
続きはこちら↓
投稿者プロフィール
- 
バイク旅のYouTuberとして活動している、こつぶと申します。
 2019年から愛車のCBR250RRで日本一周を開始し、一年半かけて達成しました。
 現在はその体験記をYouTubeやSNSに投稿しています。
 私の日本一周記を通して、全国のおすすめツーリングスポットや、
 ぜひバイクで走って欲しい日本の絶景道、キャンプ地、そしてバイクで旅する楽しさを、
 皆さんにお届けしていきます。
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