バイク好きにとってツーリングは最高の楽しみですよね。ツーリング好きの方の中には連休を使って北海道を一周してみたり、休みのたびに100キロ以上のロングツーリングを楽しむ人もいるでしょう。
しかしロングツーリングは意外と体に負担がかかるもの。手がしびれたり、腰が痛くなったりとなかなか過酷な状況になることもあるでしょう。
そんなときに強い味方となるのが痛み軽減グッズの存在です。
「ロングツーリングは楽しいけれど、疲労が大きいから大変」という方はぜひ一度疲労軽減グッズを試してみてはいかがでしょうか?
ツーリング中の痛みや疲れは集中力が途切れる原因に
そもそも楽しいツーリングも、痛みや疲労をこらえて無理に続けていては楽しみ半減です。疲労は集中力を低下させ、判断の遅れやライディングミスを誘発。最悪事故につながる恐れもあります。
ツーリング中に痛みがでてきたり、疲労を実感するようなことがあれば無理せず休息するようにしましょう。
もしくは最初から1時間おきに寄れるチェックポイント的な休憩場所をあらかじめ決めておくのもいいかもしれませんね。
基本は疲れを感じる前に休憩するのが鉄則
人の集中力は最大で2時間といわれています。なので、疲労を実感するときには既に体は集中力が切れている状態と考えていいでしょう。
安全運転を心がけるなら、疲れを感じる前に休憩を取るのが理想です。できれば1時間走ったら15分くらい休憩を取るのが理想とされていますが、ツーリング中の時間はあっという間に過ぎるもの。長くても2時間に1回くらいは休憩を取るようにしてくださいね。
ロングツーリングが多いときは疲労軽減グッズを使うと効果的
こまめに休憩を取っていても少しずつ疲労は蓄積します。クラッチを握る左手は痛くなってくるでしょうし、スポーツツアラーバイクだと前傾姿勢がつらくなってくるでしょう。
そんなときに利用してほしいのが疲労軽減グッズ。この疲労軽減グッズ、決して侮ってはいけません。効率的に使えばロングツーリングの負担をかなり軽減してくれます。
ここからはヨシキがおすすめする疲労軽減グッズ5選をご紹介します。
疲労軽減グッズ5選
姿勢を正して疲労を軽減:リアキャリア
バイクは車と違って荷物を積むところがありません。そのため皆さんリュックをしょったり、タンクバックを付けるなどして荷物を持ち運んでいることでしょう。
特にリュックは荷物が多いほど重たくなり、疲労の原因となります。重たいリュックをしょってのツーリングは肩が凝ったり重心移動がしにくかったりと思ったより負担が大きいですよね。
そんなときは素直にキャリアバックを装着して重たい荷物を背負わないようにしましょう。
そうすることで姿勢が良くなり、体も軽くなるのでライディングの負担がグッと軽くなります。ロングツーリングでは必須のアイテムかもしれませんね。
おしりの痛みから解放:シートクッション
長くシートに座っているとおしりが痛くなってきますよね?これはツーリング好きの方なら誰でも経験があるでしょう。
そんな方にはシートクッションがおすすめ。以前は明らかに“クッション”というデザインのものが多く、正直ちょっとカッコ悪かったのですが、今は薄手のゲルクッションが主流で、見た目もスタイリッシュです。
ショートツーリングでも効果を実感できるので、バイクによく乗る方は試してみてはいかがでしょうか。
手首の痛みにはこれが効果的:スロットルアシスト
ツーリングをしているとアクセルをひねる右手首がどうしても痛くなってきますよね。こんなときはスロットルアシストを使ってみてはいかがでしょうか。
スロットルアシストを装着すると手首の重さでスロットルの開け具合を保持できるようになるので手首に負担がかからず痛みが軽減します。
慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、慣れてしまえば非常に便利な優れものです。
ただし、注意点が一つ。アクセルにパーツを取り付けるので不意にハンドルを握り直すと突然アクセルを開けてしまうことがあります。
もちろんアクセルを固定する道具ではないので、すぐにアクセルから手を放せば全く問題はありませんが、念のため慣れないうちは注意しておくと良いでしょう。
ステアリングポジションの見直しで方や腰の痛み対策:ハンドルバー
ネイキッドバイクやスポーツツアラーは車両によっては前傾姿勢が強いバイクがあります。まして小柄なライダーであればハンドルが遠く、前傾姿勢がさらに強くなることでしょう。
そんなバイクの乗車ポジションに悩んでいる方は、ハンドルバーの変更が効果的かもしれません。
社外のハンドルバーの中には高さを出しているものや脇を閉めやすいポジションに曲げられているものなど、ライダーの好みの形状に加工されているものが多数販売されています。
ハンドルバーを変更するだけで乗車姿勢が一気に変わり、体が楽になることはよくあります。
「お気に入りのバイクだけれど乗車ポジションがきつい」こんな悩みを抱えている方は、バイク屋さんでハンドルバーの変更を相談してみましょう。
ちなみに、セパレートハンドル、いわゆる“セパハン”はハンドル交換をしてもそれほど効果が期待できないので注意してくださいね。
目の疲れの解消に:シールドやゴーグル各種
ツーリングは目の疲労も大きいですよね。目の疲れは体の疲れに直結します。ロングツーリングのときは目の負担を軽減するカラーシールドや、ゴーグルの予備を備えておくと良いでしょう。
例えば、よく晴れている日はスモークシールドを装着すると眩しさ緩和になりますし、曇りの日にはブルーレンズを着用するとコントラストがはっきりして道路の凹凸が見やすくなります。
天候に合わせて複数の種類のシールドを持ち歩くのは荷物が増えてしまいますが、出発前の天気に合わせてシールドカラーを変更しておけば、予備を一枚持っていくだけで快適なツーリングができるでしょう。
【まとめ】疲労を軽減して快適なツーロングライフを楽しもう
楽しいツーリングも、疲労と戦いながらでは楽しみが半減してしまいます。特にロングツーリングでは“疲れるもの”と諦めずに、積極的に疲労軽減グッズを取り入れたいものです。
疲れを軽減して、安全に、楽しくツーリングを楽しんでくださいね。
投稿者プロフィール
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元モトクロス国際B級ライダーのヨシキです。
趣味は林道探検、オフロードバイクでどんな山道も散策します。
今は整備士として活躍しているので、メンテナンス、DIYでできる整備など、お役に立てる情報を発信していきたいと思います。もちろんレーサーならではのライテク記事も執筆していくのでおたのしみに。
【愛車たち】
SUZUKI RM-Z250,HONDA CR125,SUZUKI RM80L
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