バイクは定期的なメンテナンスが必要な乗り物ですが、中途半端な知識でいじるとトラブルの原因になります。
しかし、事前にポイントさえ押さえておけば、ほとんどのトラブルは回避できるので、特に初心者がやりがちなミスを紹介します。
メンテナンスに適さない格好で作業する
ガッチガチの作業用ツナギを着用して、ゴツい安全靴を履いて…とは言いませんが、さすがに「半袖短パンビーサン」で作業するのは考えものです。
シンプルにケガの元になりますので、最低でも長袖長ズボン、ちゃんと足全体を覆う靴、それから軍手を用意しましょう。
家にある安い工具で作業する
家の中にある、例えば100円均一で揃えた文房具レベルの工具で、バイクを触ることは避けましょう。
一度でもちゃんとした工具を使えば分かりますが、作業効率が雲泥の差です!
できればバイクショップなどで売っている、有名メーカーの工具が望ましいですが、ホームセンター工具もある程度は使えます。
ネジやボルトをなめて(潰して)しまう
バイクのメンテナンスをする上で、誰でも必ず通る道ですが、ネジやボルトは意外と簡単になめて(潰れて)しまいます。
それと防ぐためにはネジやボルトの溝や形に合致する工具を使うこと、そして回す力より押し付ける力を重視、具体的には3:7くらいの力配分で作業するとなめにくくなります。
外したネジやボルトをそのまま地面に置く
せっかく外したネジやボルトをそのまま地面に置くと、いつの間にか転がって旅に出てしまいます…
しかも、再び取り付け際に「どれがどこのネジやボルトだったっけ?」と分からなくなるので、小分けできるトレイを準備してから作業することをおすすめします。
余分なオイルをそのままにする(特にチェーン)
バイクは定期的に注油するべきポイントが数カ所ありますが、注油後は必ず余分なオイルを拭き取りましょう。
特にチェーンに注油をした後は、走行中に余分なオイルが飛び散りタイヤに付いてしまい、最悪スリップして転倒…なんて大惨事にも繋がりますので、必ず拭き取りましょう!
その際メンテナンススタンドをかけた状態で、エンジンを始動してチェーンを回した状態で拭き取る行為は絶対にNGです(タイヤを手で回しながら拭き取りましょう)
何故なら最悪ウエスごとチェーンとスプロケットに指を挟まれて、そのまま切断する可能性があるからです。
調整ダイヤルの初期位置をメモしない
例えばクラッチの遊び調整ダイヤル、車種によってはサスペンションの硬さを調整するダイヤルなど、バイクには様々な調整ダイヤル(ネジ)がありますが、これらを回す際は必ず初期位置をメモしましょう!
初期位置が分からなくなると、ノーマルな状態に戻せなくなるので、回す前にあらかじめ印を付けたり、スマホで写真を撮ることをおすすめします。
エンジンオイルの種類を間違う
バイクのエンジンは大きく分けると、2ストロークと4ストロークエンジンの2つに分類されますが、それぞれ構造が全く異なります。
そして必要なエンジンオイルもそれぞれ異なるので、必ず2ストロークには2ストローク用、4ストロークには4ストローク用のエンジンオイルを入れましょう。
ちなみに2ストロークエンジンは、現在一部外車のオフロードバイクのみに採用されていますが、中古車市場では国産車にも採用されているケースがあります(特に旧車)
サイドスタンドでオイル量を点検する
エンジンオイルの量を確認する際は、必ず車体が水平な状態である必要があります。
サイドスタンドをかけた状態では、エンジンオイルが車体の左側に寄ってしまうので、正しい量を確認することができません。
故にセンタースタンドがあるバイクはセンタースタンドを、無いバイクは例えばサイドスタンドの下に板を敷くなどして、極力車体を水平に保った状態でオイル量を確認しましょう。
バッテリー端子を外す順番を間違える
車体からバッテリーを取り外す必要がある場合は、必ずマイナス端子(黒ケーブル)から外しましょう。
プラス端子(赤ケーブル)から外すとショートする可能性があるので、十分注意する必要があります。
ちなみにバッテリーを取り付ける際は、反対に「プラス端子→マイナス端子」の順番で取り付けます。
ブレーキ周りをいじる
結論、メンテナンス初心者は絶対にブレーキ周りをいじってはいけません!
言うまでもなく、ブレーキは命に関わる最重要パーツの一つなので、信頼できるショップに任せるのが最高のメンテナンスです。
どうしても自分でチャレンジしたい場合は、少なくても経験者にレクチャーを受けながら作業しましょう。
最初は誰でもメンテナンス初心者
愛車のメンテナンスを自分でやりたい!これはライダーとして実に素晴らしい心構えです。
最初は誰でも初心者なので、ミスしやすいポイントを頭に入れた上で、とにかく手を動かして経験を積みましょう。
なお、愛車のサービスマニュアル、それからパーツリストを入手するとスムーズに作業を進められます。
両者はメンテナンスに必要な情報や、パーツの取り付け方法などが記載されています。
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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