今年で5回目の開催を迎えた、一般社団法人 日本二輪車文化協会が主催する“日本バイクオブザイヤー2022”の受賞式が12月14日にホテル・グランドアーク半蔵門にて開催されました。
日本バイクオブザイヤーとは
今年(2022年)モデルのオートバイを対象に以下の選考基準にて選出され、全5部門(原付部門、軽二輪部門、小型二輪部門、外国車部門、電動部門)の受賞のほか、大賞としてその年最も投票の多かった1台が表彰されます。
◎選考基準
その年の人気・機能・デザイン等に優れたオートバイをWEBによる皆様からの投票(一般投票)と審査委員による投票の合計ポイントが一番高かった車両をその年のバイクオブザイヤーとする
大賞は納得のあの車両
今年の大賞はホンダ「ダックス125」が選出されました。2022年の大阪モーターサイクルショーで国内初公開された同車両は、特徴的な鋼板プレス製のバックボーンフレームに、アップタイプのマフラーや丸形ヘッドライト、二人乗りにも配慮した形状のダブルシートを採用するなど、ホンダのプロダクトブランド「ダックスホンダ」の斬新なデザインと乗り心地を現代の技術で再構築した、原付二種クラスの新たなレジャーバイクです。
全5部門の受賞車両
各部門の最優秀金賞・金賞は以下の通りです。
原付部門
最優秀金賞 ホンダ「ダックス125」
金賞 ホンダ「スーパーカブ110」 ヤマハ「NMAX ABS
軽二輪部門
最優秀金賞 カワサキ「Ninja ZX-25R SE」
金賞 ホンダ「Rebel 250 S Edition」スズキ「Vストローム250 ABS」
小型二輪部門
最優秀金賞 カワサキ「Z900RS 50th Anniversary」
金賞 カワサキ「Ninja H2 SX SE」 ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」
外国車部門
最優秀金賞 ハーレーダビッドソン「スポーツスターS」
金賞 ハーレーダビッドソン「ナイトスター」 ドゥカティ「ストリートファイターV2」
電動部門
最優秀金賞 ホンダ「ジャイロキャノピーe:」
金賞 BMW「CE 04」 ヤマハ「E-Vino」
まとめ
大賞のDAX125は発売前からの話題性や発売後の人気共に編集部も納得の受賞でした。
軽二輪(中型)と小型二輪(大型)のZX-25R SEとZ900RS 50th Anniversaryは完全なニューモデルでないにも関わらず、金賞を受賞してくるあたり、実車の乗り味や性能を評価したユーザーが多かったのでしょう。Kawasakiは小型二輪部門でもう1台(Ninja H2 SX SE)が入る強さを見せました。
外国車部門では昨年に続きハーレーダビッドソンが二冠達成。2022年発売の新モデルナイトスターを超えるポイントを獲得して2021年発売のスポーツスターSが金賞になったのが印象的でした。
電動部門では商用車のジャイロキャノピーe:が金賞。国内では一般利用よりも一足早く電動化が進んでいる商用需要に今後他のメーカーがどのように参入してくるかも注目の部門です。
来年も金賞候補となりそうな車両が既に発表されておりますが、春の東京モーターサイクルショーでは更なるニューモデルが発表される事でしょう。
次の金賞を獲得するバイクは何なのか、来年の金賞バイクを予想してみるのも楽しいかもしれません。
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